名古屋アベック殺人事件

登録日 :2012/03/30(金) 01:08:39
更新日 : 2017/06/24 Sat 18:59:11
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※警告※
この項目は暴力的な表現を含んでいます。
吐き気を催す、眠れなくなる、テンションが下がる等症状が現れる恐れがあります。
閲覧は自己責任で。








名古屋アベック殺人事件

◇概要
1988年2月23日未明~25日に渡り、理容師の男性と理容師見習いの女性の二人が犠牲となった強盗殺人、及び集団強姦事件。
女子高生コンクリート詰め殺人事件と双璧をなす、少年犯罪史で最も残虐と言われる事件の一つ。


◇現場
名古屋市緑区にある県営の公園「大高緑地公園」の第一駐車場。
敷地は広く、テニスコート、プール、パターゴルフ場等、様々な施設があり近隣の小学生の遠足先によく選ばれる場所でもある公園だ。
現在は深夜に行くとかなりホラー。

目と鼻の先には緑警察署があるのだが…この警察署は中学生の息子が恐喝されているという母親の相談を受けていたが「被害届けが出てない」と華麗にスルー。

結果少年は5000万円恐喝されているので…。


◇事件
デート中、大高緑地公園の駐車場内で車の中に居た被害者のカップルは、二台に分乗してきた男女6名の犯人グループに強盗目的で襲われる。

男達は木刀や鉄パイプを持ち、カップルが乗っている車を取り囲み、フロントガラスを叩き割り男性を車から引きずり出してはリンチを加える。

女達は女性を車から引きずり出して「裸になれ」と命令し上半身裸にさせリンチを加える。一頻り男性をリンチした男達。
今度は女性を藪の中に連れ込み集団でレイプ。
駐車場に連れ戻された女性は女達に強引に全裸にさせられてはタバコの火を押しつけられる。
陰部にはシンナーをかけられて、ライターで髪を燃やされ、殴る蹴る等の暴行を受ける。

その様子を目の当たりにした男性は女性の命の危険を感じ「彼女だけは助けて下さい」と懇願するも暴行を受ける。

ひたすら二人に暴行を加え金品を強奪した後に「警察に行かれるとヤバい」と犯人グループは二人を車に乗せて拉致する。

カップルを名古屋市内のホテルに連れ込み今後の方針を考える犯人グループは、またも女性をレイプ。

犯人グループの答えは、

男は殺して、女を売り飛ばす


しかし人身売買の確たるアテがない。
女性も殺害することを決める。

ホテルを後にして「逃がしてやる」と嘘を吹き込まれ、目隠しされたカップル二人は車に乗せられ、愛知郡長久手町の卯塚公園墓地に連れて行かれる。

犯人グループの男達は男性を車から降ろし「お前、今からどうなるかわかってるだろ?」と言う。
男性の両手を縛り、口を塞ぎビニールロープを首に巻き付けて左右から綱引きのように力一杯締め上げ殺害。

これは「苦しいか?」と問いかけながら、 わざと20分間もかける残忍なものだった。

この時、目隠しをされたまま車に残された女性は異変を感じ「彼はどこに行ったんですか?」と女性を見張っていた女達に問いかけたが、
口にガムテープを貼りつけられてしまう。

その後、男性の遺体をトランクに積み込み再び移動。

女性は「彼は殺されたの?それだけ教えて」と泣きながら口にするも「家の近くで降ろした」と犯人グループはごまかす。

犯人グループの男のアパートに移動。殺害するまでの時間を過ごす際に、またも女性をレイプする。

その後、三重県阿山群の山中に移動し女性に目隠しをしたうえで、男達は遺体を埋める為の穴を掘る。

その間、犯人グループの女が女性に「最期に何かして欲しいことはないか?」と問いかけると、
「彼が殺されたのわかってるから彼の顔が見たい。彼と一緒に埋めて」と女性は答えた。

要求を受け、女性の目隠しを外して彼の遺体を見せると、女性は泣きながら彼の遺体を見つめていた。

これを見た犯人グループは 「あはは、こいつ泣いてる」 と笑う。

この後グループのリーダーの男が「それじゃ殺ろうか」と宣言。

女達は「ほら、服脱ぎな」と命令し女性をパンティ1枚だけの裸体にさせ、脱いだ衣服を車のトランクに入れさせ、再び目隠しをした。

女性はこの時「こんなことしても無駄よ、きっと警察に逮捕されるわ」と叫んだ。
男達は女性を穴の側まで連行し、地面に座るよう命じ、女性は両膝を抱え込むようにして地面に腰を下ろした。

その後女性は男性と同じようにビニールロープで締め上げられるのだが、「やるなら早くして下さい。一気に殺して」との言葉を残す。

しかし 「綱引きだぜ、お前も引っ張りや」 と言いながら遊び感覚で 30分以上かけて殺害する 非道極まりないものだった。

遺体を埋めて様々な証拠隠滅を謀るも目撃証言から犯人グループは27日に逮捕。 


◇犯人

男A(当時19歳)
男B(当時20歳)
男C(当時17歳)
男D(当時18歳)
女E(当時17歳)
女F(当時17歳)

名古屋地裁はAに死刑、Bに懲役17年、Cに無期懲役、Dに懲役13年、EとFに懲役5~10年の不定期刑、の有罪判決を下すが、AとBはこれを不服とし即日控訴。
名古屋高裁は「矯正の可能性がある」とAを無期懲役に、Bを懲役13年に減刑。

ちなみにAは 「少年法があるから俺は絶対死刑にはならない」 と嘯いていた。


◇犯人のその後

Aは刑務所に入所後、遺族に作業賞与金と謝罪の手紙を送り続けている。

B、D、E、Fの四人は既に刑期を終えて出所しているが当人、及びその親達も誰一人として遺族に謝罪した者はいない。

賠償金については、Bは出所後にすぐに行方を眩ませ完全に未払い。EとFは一部払ったが完済せずに逃亡。AとEの親は完済。
Fの親は一部未払い。BとCとDの親は無関係の一点張りで支払い拒否、Bの親は親権放棄を決め込んでおり調停の席にすらつかなかった。
CとDの親は息子の公判に顔すら出さなかったという。

Dに至っては一円も払わない上に居場所を隠したまま妻子をもうけ平穏に暮らしているとか。

「賠償金は親が示談した。親とも連絡とってないから忘れてるってか、それで終わってる」
「事件にばかり引きずられてもアレでしょう、前に進めないと思う」
「娘が同じ目に遭ったら許せない」
「被害者の墓参り?行く時間ない」

と語る。

人を二人も殺害し反省するどころか開き直る様子は、正に吐き気を催す邪悪。
真性のクズっているんですね。

かつて放送されていた番組「暴露ナイト」にてジャーナリスト・中尾幸司は犯人の一人(誰かは不明だが、男性であることは明かしている)に取材したが、
本人はまるで生気が感じられなかったと述べており、
「反省はしているのか?更生したのか?」という質問に対しても 「覚えてないんです」 という回答が返ってきたという。
(中尾氏によればこれは犯罪心理の一つ、血の酩酊が原因だと語る)


◇被害者
二人は互いの両親公認の仲で「将来は二人で店を持とう」と誓い合っていた。働いて店を開く資金を貯めていたという。

また被害者男性の父親は家庭が崩壊し事件で追いつめられた末、1993年に窮死。
被害者女性の家族は父親は他の子供たち一家と暮らしているが、母は事件から9年後の1997年11月、59歳の若さで亡くなられた。



被害者の方のご冥福をお祈りします。


◇現在
大高緑地公園の近くにイオンショッピングモールができて、バイパスが開通。近隣は賑わい大高緑地公園の利用者数も増えた。

地元の若者は大半はこの事件を知らず、親から聞かされて知った人が僅かにいるのみとなっている。

しかし、大高緑地公園には「アベック」が死語となった今も「アベック注意」と書かれた看板が錆び付きながらもひっそりと立っているという―――。

取りあえず被害を受けたら被害届はちゃんと出そうな!







追記・修正は、事件に関する知識と良識を併せ持つ方にお願いします。

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