ストラクチャーデッキ(遊戯王OCG)

登録日 :2011/09/04(日) 08:17:14
更新日 : 2017/08/05 Sat 16:46:07
所要時間 :約 30 分で読めます





ストラクチャーデッキとは、遊戯王OCGにおける構築済みデッキ商品。
現在では良質な内容で知られており、初心者から上級者にまでオススメできるセットとして有名である。

ストラクチャーデッキを買って遊戯王OCGを始めた人も多いのではないだろうか。

概要

40枚以上のカードがデッキとして入っているセットであり、エクストラデッキやサイドデッキ用のカードが付いている場合もある。
デッキの構築に必要な枚数は揃っているため、買ってそのままの状態でデュエルが可能。

ただし、第6期以降からほとんどのカードがピン挿しで収録されるようになったため、1箱だけで勝負するというのはやや厳しい。
多くのストラクは明らかに 3箱買うことを前提 としている内容になっており、
キーカードをきっちり3枚揃えてデッキを構築することで真価を発揮するようになっている。

また、絶版カードやプロモカードなども積極的に再録されるため、初心者から上級者まで、パーツ取りとして重宝される。
強力なカードが手軽に入手できるまで、多くのプレイヤーにとってありがたい商品といえるだろう。


派生商品に、公式が「初心者向け」と銘打つ「STARTER DECK」があるが、
こちらはルールを覚えるためにシンプルなカードが選ばれている商品である。

その分デッキパワーも低めになっている商品が多く、 ルールを覚える ための商品という意味合いが強い。
なので、初心者でも最初からストラクをベースにしてある程度戦えるデッキを作っていった方が良い場合もある。

とはいえ、2017年発売のスターターデッキは内容がかなり豪華になっており、
「クリッター」「ヴェーラー」「ブラホ」「強謙」「死者蘇生」「強脱」「激流葬」「賄賂」など、汎用性の高いカードが多く入っており、パーツ取りとして優秀。
目玉となるのはリンクモンスターの「デコード・トーカー」や「リンク・スパイダー」であり、素材の縛りが少ないので様々なデッキで使用可能。
【スタンダード】に近い比較的シンプルな構成内容もあってオススメできる商品と言える。


利点


●構築済みである。
これはカードプールが分からない初心者にとってかなりの利点となる。
デッキ構築は上級者でも骨が折れるものであり、初心者が1からデッキを組むのはかなり難しい。
そのため、必要なパーツがある程度揃っているストラクの存在はありがたいだろう。

ただし、第4期から第5期のストラクチャーデッキには、見た目や雰囲気だけでデッキコンセプトとは掛け離れたカードが多少入っていたりする。
経験者に聞きながら内容をあらかじめ確認しておくといいだろう。


●全て同じ内容となっている。
ストラクチャーデッキ一種類は全て同じ内容である。
よって欲しいカードが入っていた場合に複数購入することによって、必要な分を確実に手に入れられる。

また、同じストラクチャーデッキ同士でデュエルを行えば、イコールコンディションで純粋に腕を競い合うことができる。
近年は単体でも質の高いストラクチャーデッキも増えているため、ストラク同士でも熱いデュエルを楽しめる。


●強力なカードや、絶版カードが収録される。
ゲームや雑誌の特典カードなど、その時にしか手に入らないものはタイミングを逃すことがあるが、
ストラクチャーデッキに収録されれば確実に手に入るため、新しく始めた人や、発売時に手に入らなかった人にとっては非常に嬉しい。
その手のカードは大体高額であるため複数枚欲しい人にも嬉しい。
カードショップやプレイヤーの資産を減らす事になる事もある為、高額カードがすぐに再録されるとは限らない。 


●安い
デッキ一つは1000円程度で買えるのであまりお金をかけたくない人にもオススメ。
3箱買っても3000円で収まる。
モノによっては、一つでも十分に決闘ができる。


大会に出るようなもっと本格的なデッキを使いたくなったら、同じストラクを買い足せばより安定性が上がり、
「何も考えず組んだデッキよりもストラク三つ買った方が強い」と言われる事も珍しくない。
ただし当然ながら、絶版になったストラクは高騰するので注意。

注意点としては、昔のデッキには現在の禁止カードが入っていてそのままでは決闘できなかったり、
エクストラデッキは基本入っていないので、エクストラの追加が必須のデッキは結局別に用意しなければならない場合がある。
その辺りは前もってリサーチしておこう。


変遷

ストラクチャーデッキが初めて登場したのは第2期。

第2期〜第3期は原作に登場したキャラのデッキを再現している。
プロモカードや当時の必須カードも収録されているが、ファンデッキのような内容のためデッキとしての完成度は低い。
DM時代のキャラクターは特定のカテゴリを使っているわけではなかったのでカード間のシナジーが薄く、
デッキとしてのまとまりに欠けてしまうのは無理のないことだった。

GX以降はキャラクターのデッキの再現というコンセプトをデュエリストパックに譲り、ストラクチャーデッキはテーマとしての完成度を重視するようになった。

第4期以降は原作キャラの再現デッキではなく、種族や属性などのテーマをもとに構成されている。
第6期以降は強力な新規カードが目玉となっており、ストラクをベースにしたデッキが環境に進出する事も多くなった。

第8期の「青眼龍轟臨」以降は上記のキャラデッキとテーマデッキを折衷し、
原作キャラのイメージに合うカードとそのサポートカード+汎用カードという構成になっている。
再録もエクストラデッキのカードや制限カードが含まれるなど豪華になった。

海外版でも同様のものが発売されているが、巨竜の復活以降は一部収録カードが変更される事がある。
なので海外版を買う場合は再録カードの変更に注意する必要がある。
海外では閃光の波動と暗闇の呪縛は発売されていない。
6期のストラクは日本の絶版プロモカードが入りやすい関係で、日本のプロモカードの収録が遅れる海外ではストラクでの収録が初登場となることが多かった。


【デッキ紹介(一例)】


+ デュエルモンスターズ期

+ GX期

+ 5D's期

+ ZEXAL期

+ ARC-V期

+ VRAINS期


その他

●Samurai Warlords
海外限定の六武衆ストラク。
ドラゴニック・レギオンから海皇の咆哮の間に出た。
師範やキザン、ヤリザ殿や門などの六武衆カードはほぼ全て収録されているが真六武衆-シエンと荒行がないのが惜しい。
六武衆とは関係ない未来サムライと不死武士が何故か収録されている。
カゲキと狼煙がスーレアとなっている。
六武衆の影-紫炎はこれが初出。

●Realm of Light
これも海外限定でライロストラク。機光竜襲雷の後に発売された。
内容としてはデュエリストセットのライトロードジャッジメントの未構築デッキに特典カードのミカエルなどを入れ再編成したもの。
日本ではランダム封入だったゼピュロスやブレイクスルースキルなどが確定で入っているのは羨ましい所。
海外先行カードとしてLightsworn Sanctuaryが収録されている。
フェリスは日本ではVJ付属のためか入っていない。

●Geargia Rampage
上記のライロストラクの後に発売されたギアギアストラク。
同じくデュエリストセットのマシンギア・トルーパーズの未構築デッキに特典カードの3枚とカードガンナーとギアギアングラーを加えたもの。
ライロストラクと違い新規カードはないものの日本ではVJ付属とフェリスと立ち位置が同じだったギアギアングラーが収録されている。



遊戯王を始めてみたい


そう思っている人は、まず近場のカード屋かスーパーのゲームコーナーに行って、自分の好きなデッキを一つ買ってみよう。 
それでデュエルして基礎を覚えたら、次は自分だけのデッキを作るのだ!

5D's以降のストラクチャーデッキは複数買いするだけでそれなりに強くなるものが多く、
例えば「ロスト・サンクチュアリ」なら、複数買い&改造でシンクロエクシーズの両方を無理なく使え、
なおかつ展開力と圧倒的制圧力を持った【代行天使】を組むことができ、大会でもかなり実績を残している。
その実力は声優の小松未可子も「最も安いガチデッキ」として太鼓判を押す。(やはりエクストラには金をかけることになるが)。

また青眼龍轟臨は一箱だけでも十分に戦えるだけのポテンシャルを秘めている。
さらにGS2014などで征竜を忍ばせるとメチャクチャな火力を発揮していた。 (征竜は現在禁止カードだが)

第9期には、HERO's STRIKEをベースにした【M・HERO】が環境に食い込んだ。
他にも【魔術師】【帝王】【DD】【ABC】【恐竜】など、ストラクをベースに組めるデッキが活躍している。

ますはインターネットで強い人のレシピを見て構築してみよう。
慣れてきたら今度は自分の好きなカードを入れて、自分だけの戦い方を模索してみるのもまた一興だ。


初心者「ストラクチャーデッキ『追記・修正』を三つ下さい!」


この項目が面白かったなら……\ポチッと/