ペルフェクティオ

登録日 :2010/06/16(水) 03:21:09
更新日 : 2017/08/09 Wed 10:31:27
所要時間 :約 7 分で読めます




スーパーロボット大戦Dに登場する存在。



【以下、重大なネタバレ注意】



















我は破滅、我は混沌……全てをただ消し去る。

無限に広がり続ける宇宙を、無限に原初の闇へと戻し続けるもの

我は全ての宇宙と共に存在するもの。

この肉体と同じ、自らを人と呼ぶ生命体よ。お前達の世界が破滅へと導かれる時が来た






『スーパーロボット大戦D』の登場人物にして、本作品のラスボス。
テーマ曲は「Despire」。

CV:関俊彦(OGシリーズ)


【概要】

南極遺跡から現出した謎の存在「ルイーナ」の長。
異世界との繋ぎ目である「門」、ファブラ・フォレースから出現したエネルギー体である。

作中では、主人公ジョシュア・ラドクリフの父であり、門を開けてしまった張本人でもあるフェリオ・ラドクリフの意識を取り込み、肉を持つ存在として実体化した。
フェリオの意識はそこで失われてしまったが、肉体はペルフェクティオの依り代として若く、強靭なものとなっている。
なので、作中のフェリオの顔は非常にジョシュアに似たものとなっていた。
ペルフェクティオとはこの仮初めの器に付けた呼称であり、本体は「破滅の王」と称される。

その正体はありとあらゆる次元と共にある破滅や混沌そのものであり、
無限に増え続ける宇宙を、無限に原初の闇へと還し続けるという、多元宇宙規模の自然災害みたいなもの。
死や滅びといった現象、憎悪・絶望・恐怖といった負の想念などを、負の波動として糧にできる。
本来ならば宇宙全体を破滅させる程のエネルギーの持ち主だが、フェリオが誤って門を開き、肉体に縛られた事で全力が出せなくなっているらしい。
それでも尚強大な力を持ち、ブルースウェアに絶望と恐怖を撒き散らした。

こういう存在なので、気の持ちようなど一切関係なく湧き上がる根源的恐怖に身体を縛られてしまう程だが、
熱気バサラや時祭イヴの歌、エンジェル・ハイロゥ、レース・アルカーナの共鳴などによって中和可能。

ズール皇帝やゲペルニッチ、早乙女博士さえも恐れ、警戒する程の存在で、ある意味存在自体が絶望。
もしも完全に現出したならば、あっさり宇宙を破壊する程の力を確実に持っている。
実際和解したゲペルニッチは「ブルースウェアがペルフェクティオ出現を止められなければ地球を破壊して止める」
と発言しブルースウェアのメンバーも特にそれを否定していない(絶対にそんな事態にはさせないという決意もあるだろうが)。

この存在を倒す……というか抑える為には、ペルフェクティオを倒して本体が現出する為の門であるファブラ・フォレースを破壊するしかないのだが、
倒してもすぐに復活するため何度倒しても無駄で、ブルースウェアはトレーズ・クシュリナーダがペルフェクティオに特攻した隙に、破壊決行した。
門を破壊されたペルフェクティオは、以後現出する事は無かった。

……つまり、結局 ペルフェクティオの本体自体は倒していない のである。
まあ、現出するには何らかの要因が必要なのでそうホイホイ出現するもんでもないだろうが、破滅の王は今もあらゆる宇宙と共にある事になる。


本体にあたる「破滅の王」は、本来は意思も知性もない、あらゆる宇宙や次元の「悪意」「恐怖」などの負の感情エネルギーの集合体であり、そもそも「破滅の王」という呼称自体が存在しない。
作中に登場するペルフェクティオとは、人間の肉体という受け皿を与えられたことで、全ての破滅のみを唯一目的とする仮初の擬似人格が形成され、エネルギー生命体として活動可能となった存在。
「破滅の王」という呼称もそれを本体とする認識も、その擬似人格による便宜上の定義に過ぎない。

「破滅の王」自体はどこまでも 「死」「破壊」「消滅」「無限」「混沌」 という事象を呼び起こす、ほとんど 現象 に近いものでしかないため、
『大規模な次元転移を可能とする何か』と『受け皿となる何か』の2つが存在しないと物質世界に現出することが出来ず、受け皿を破壊して門を破壊ないしは封じることで追い返すことが可能。
つまり、 滅ぼすことはほぼ不可能だが、方法を問わなければ対処するのは簡単 、という極端な特徴を持っている。

より正確に言うならば、「破滅の王」の対となる 「生きることを諦めない意志」「次代に命を繋いでいく意志」 が「破滅の王」を追い返す決め手となる。

本当に手段を問わずに「破滅の王」に対処しようとするなら、「破滅の王」自体はあらゆる宇宙や次元の負の感情エネルギーの集合体であるため、
全ての宇宙や次元を消し去ってしまえば「破滅の王」も存在しなくなるが、 本末転倒 である。

完全出現すればその時点で 終わり という無茶苦茶な背景設定から、
ラ・グースや時天空、天元突破などと共に「どちらが上か」という論議の的になっていることが多い *1

名前はそのままラテン語で「完全な」「完璧な」「無欠の」「完成された」などの意味を持つ(意味が似通った言葉がひとまとめにされるのはラテン語の特徴である)。英語だと「パーフェクト」。
綴りはperfectio(oの上にハイフン)
ファンの間では、主人公の親父の身体を使っているので「完璧親父」と呼ばれ親しまれている。
2ちゃんねるのD萌えスレでは結構愛されているバカ親父。


彼の専用BGM「Despire」はラスボス戦でしか聞けないが人気が高い。
しかし目覚ましに使用すると、悪夢や金縛り、足がつったり携帯がプッツン落ちたりと素敵な災厄が報告されている。
そういう時はジョシュアのテーマやHEATSで中和しよう。


恐らく、スパロボオリジナルの敵としては最強最大レベルの存在。
存在理念としては、増え続ける宇宙に歯止めをかけるUXのカリユガたんに近いのかもしれない。

しかし某ワカメや某失敗作や某修羅王などと違い、存在自体は匂わされているものの登場自体は最終話の最後の最後にポッと出。
そこ、ミルなんとかとか言うな。本当にヤバいんだから最後でいいんです。実際それで恐怖と威厳と格の違いの描写には大成功してるし。


そして第2次OGでついに登場。
出現場所が南極遺跡のクロスゲートになった。再生怪人はやらなくなったがド根性を2回使い実質ラスボス越えの体力を持つ。
そして、その武装も精神使用不可や行動不可などの状態異常攻撃であり一部ではラスボスよりも強いと言われている。
ちなみに BGMがあの『Trombe!』よりも優先される。
今回はイルイの力とウェントスの特攻、そしてユーゼス・ゴッツォのクロスゲートの出力調整というイレギュラーによりなんとか放逐できた。

ただしスパロボDのファブラ・フォレースとは違い、OGのクロスゲートは第2次OG時点ではあくまで追い返しただけである。
万一破壊出来ても南極大陸が消滅するレベルの大被害が想定され、そこから地球環境へと及ぼす影響は計り知れない。
存在自体が天災みたいなものであり再び現れない事を祈るしか出来ない状況である。

ハードルートではその後ガルベルスとアレス・ガイストと戦うことになる。勘違いされやすいがAI1はペルフェクティオそのものは取り込んではいない。
残されたクロスゲート自体がオーバーゲートエンジンみたいな使い方を出来るのでアレス・ガイストがエネルギー源として利用。
そのアレス・ガイストをAI1が取り込み、ユーゼスに再生されたAI1がクロスゲートを取り込んだだけである。

そして時は流れ『スーパーロボット大戦ムーンデュエラーズ』。
フューリーの母星にも出現し、フューリー達が地球圏に逃れる原因になっていた事が判明。さらに辿りついた地球におしてクロスゲートと再び遭遇、
その時対ルイーナ用の決戦兵器として投入されたのが他ならないグランティードであった事、そしてトーヤの父エ=セルダ・シューンはシャナ=ミアの父にあたる先代皇帝と共にグランティードに乗り込み、
多大な犠牲を払いながらもペルフェクティオ(に相当する存在)を撃退していた事が明かされた。
この時ペルフェクティオが現れたクロスゲートは後にリ・テクノロジストが発掘してしまう南極遺跡に封印されていた物であり、南極遺跡はフューリーがペルフェクティオの再来を阻むべく建造した監視施設の遺構だった。
その関係でルイーナ関連の物には彼ら独自の固有名詞が着けられており、ルイーナは「ヴァウーラ」、クロスゲートは「ル=クク・ヴォーデュ」或いは「ヴォーダの門」と呼んでいる。
ちなみにシュンパティアの原型となったオリジナルとされていた「鍵」とは この時地球圏に来ていたフューリーの機体が搭載していたサイトロンコントロールシステムである。 (恐らく地球での決戦で残された残骸を解析・修復した物)
より厳密に言うなら、原型となったサイトロンコントロールシステムはルイーナの行動を察知する狙いで、エ=セルダが彼らの機体から回収したシステムを解析して組み込んだ物で、ペルフェクティオの言う「鍵を歪めた物」に相当する。


【搭乗機】

ファートゥム

そう、見るがいい……我の機械の器を!

ペルフェクティオの駆る専用機動兵器。
機体名はラテン語で『宿命』を意味する。ペルフェクティオ本人は『機械体』とも呼んでいる。
男神と女神の顔面を象った青と赤の両腕と、その中央に複眼を持った頭部と長い胴体を持つ。
その顔面からドリルやレーザー、極太のビームをこれでもかと連発で発射してくる。
OG参戦に際し腕の顔面にも固有名称も設定。男側は 「絶望の男面」 、女側は 「恐怖の女面 」と名付けられた。

果ては本機最強の攻撃「エデッセサペレ」では、海老のような胴体に同じ顔面を持った子機を口から飛ばして、こちらのロボットを 食わせる などやりたい放題。
かつめちゃくちゃ気持ち悪い。第2次OGで「エデッセサペレ」は、ペルフェクティオがファートゥムからズルリッと出てきたり、メリオルエッセやフェリオの記憶がフラッシュバックしたりと演出が凄まじい。
しかもエネルギー体が実体化したものなので、 ファブラ・フォーレスからのエネルギー供給が途絶えない限りは何度でも再生可能。 悪夢の兵器である。
……しかし、何故かHP回復を持っていない。
これは敵改造度が上がりすぎると詰む可能性があるためわざとついてないのかもしれない。なら手前のコン太とウンブラをなんとかしてくれ。


◆武装

  • テネブラエ

滅びよ、人と名乗る生命体よ

ラテン語で「闇」。
両腕の人面の目と口からエネルギー弾を乱射する。

  • オルクス・テレブラー

其は絶望、其は恐怖……
受容せよ!

ラテン語で「死の錐」。
両腕の人面の口からドリルを突き出して敵を突き破る。
第2次OGでは攻撃前に煙幕を張るようになった。

  • ウルティムム

原初の闇へと戻るがいい
儚き命は、寂滅すべし!!

ラテン語で「究極」。
両腕の人面と本体の口から「轟哭」を放って敵を粉砕する。自機中心型のMAP兵器版あり。
第2次OGでは通常兵器が全体攻撃になり、演出が変更。
本体の口から「原初の闇」の津波を起こして敵を飲み込み、真っ黒になった大地ごと爆破する。
精神禁止効果があり、持続型の精神コマンドを無効化した上で使用を封じてくる。幸いMAP兵器版には特殊効果がない。


◆必殺技

我は無限、我は混沌……

全てを飲み込み……

そして!!



力と成して無へと還すもの!!


  • エデッセサペレ
ラテン語で「英雄を食らう」。
敵をゲッター空間に引きずりこみ、両腕の人面で挟み込んだ後レーザーで攻撃、その後口から飛び出した小型の人面で食い殺す。
第2次OGでは大幅に演出が変わり、

「轟哭」で攻撃

無数の手で混沌空間へ引きずり込む

「享笑」で固める

ペルフェクティオ自身が飛び出してきて敵を粉砕

というものになった。
本人の攻撃の部分で無数の連続カットインがあるが、これはメリオルエッセやその機体のイメージが立て続けに表示された後、最後にジョッシュとリム、そして南極基地のカットインとなっている。
モノクロなのは、これがあくまでフェリオの肉体に記録として残った彼の記憶の名残でしかないため。
戦闘不能効果があり、直撃すると何も出来ないまま撃墜されることになる。


  • パッシーオ
正確には武器ではなく第2次OGで追加された特殊能力。
「戦意高揚」の逆バージョンで、敵フェイズ開始時に味方全軍の気力を-3する。
「大激励」でカバーできるが、これは乱発が出来ないので、攻めあぐねているとどんどん追い込まれていくことになる。


◇余談

第2次OGに参戦したことで、ペルフェクティオは「冥王計画ゼオライマー」の木原マサキとの共通点が非常に多いことが判明した。
  • CVが共に関俊彦で芝居がかった口調。
  • 前後左右6マス、合計84マスのひし形状の広範囲のMAP兵器持ち(メイオウ攻撃)
  • 「破滅の王」と「冥王」
  • 手駒を自ら創造している
  • 笑みの顔グラのアングル
等々。それにしても、CVやMAP兵器は(メイオウ攻撃持ちの関俊彦CVキャラは複数いるため)ともかく、顔グラのアングルまでほぼ同じとは、ある意味「中の人ネタ」なのだろうか。
それとも制作時、実際にマサキのキャラクター性を参考にしてペルフェクティオのキャラを創ったのかは不明。
そのせいか新たに「冥王様」の仇名が加えられた。
ちなみにゼオライマーはスパロボDが発売された翌年に発売されたスパロボMXで初参戦している。
そしてファートゥムは「摂理」とも訳すことができる。


追記・修正はファートゥムに特攻してからお願いします。

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