アイドライジング!

登録日:2012/07/22(日) 03:36:50
更新日:2024/01/06 Sat 20:50:57
所要時間:約 4 分で読めます





『今の時代のアイドルは、戦うものなのです。夢も未来も欲望も……望むものなにもかもをその手に掴むために!』



電撃文庫から発売されたライトノベル

著者は広沢サカキ。
イラスト担当はCUTEG。

電撃小説大賞17回金賞作品。
現在4巻まで発売されている。また、
  • アイドライジング!~モモのアイドル奮闘記~
  • アイドライジング!~オリンの“女王”への道~
の2本の掌編がそれぞれ電撃萌王と電撃文庫MAGAZINEにて連載中。
更に電撃G'sMAGAZINEに漫画版が連載される。


ジャンル的にはアイドルものというより、スポ根+能力バトルといった傾向のほうが強め。
ストーリーは萌えと燃えのバランスがよく文章も読みやすい。

このライトノベルがすごい!2012』にて9位を獲得。


【ストーリー】
アイドライジング。それはアイドルたちが己の夢と希望を懸けて戦う、新時代の一大エンターテインメント!
各企業の科学技術の枠を集めて作られたバトルドレスをその身に纏い、美少女たちは華麗にステージを舞う―!
『さぁて、本日は採れたてぴちぴち産地直送アイドルの登場です!名前はアイザワ・モモ!
そのファッションモデルもびっくりの体躯だけでなく、素朴で元気いっぱいな人柄を気に入られたモモちゃんは急遽株式会社ミニテックスのアイドルになったそうです!
彼女を支えるのは若手Pのオウダ・サイ!果たして凸凹二人三脚でどのような戦いを見せてくれるのでしょうか!?そして襲い来る難敵に打ち勝つことができるのか―!』。
(1巻紹介より引用)



【主な登場人物】

アイザワ・モモ
主人公。株式会社ミニテックスに所属する牧場育ちの元気な新人アイドルで高校1年生。身長181cmの桃色ガリバー。
「牧場で可愛がった家畜たちが何度親に泣いてせがんでも延々出荷されていく状況に嫌気が指し、売られそうな家畜を自分で買う」ための資金稼ぎとして衝動的に家出しアイドル志願したが、デビューを聞いた父がミニテックスへの手土産に買おうとしていた牛の肉を持ってきたため失敗。
最初は大金目当てでアイドルを選んだため試合の見せ場や定番も理解せずただ勝つために動いていたが、最初の理由が無くなった後も様々な事情や出会いによって、「アイドルである事の意味」を自分で探していくことになる。
バトルドレスは相手のアクセルスマッシュを一回無効化する《トリックアーツ》
女の子へのスキンシップがかなり激しい。でも自分が性的な意味で責められるのは苦手。

◆オウダ・サイ
モモを支える新人プロデューサー。
モモとは対照的に138cmとかなり小さい。でも胸は大きい。
1巻ではメインヒロインだったが2巻以降はオリンちゃんにヒロインの座を奪われたのか出番が減少してしまった。

◆ハセガワ・オリン
モモと同期の新人。モモとはクラスメートであり一番の親友であり最大のライバル
猫かぶりが得意な毒舌小悪魔系。
モモにミニテックスのアイドルの座を横から奪われ、紆余曲折の後、本人の意思に関係なくギャグアイドルとしての道を突き進むことになる。
2巻でモモとタッグを組んでからは徐々にツンデレの片鱗を見せ始める。
試合では空中浮遊ができるが、扱いの難しさから迷作となった(そしてそのせいで中小事務所に払い下げられギャグアイドルの代名詞的存在と化してしまった)《フェアリーテイル》を使いこなす。

◆タキ・ユウエン
先輩のヒール黒騎士系ベテランアイドル。
女の子好きで、よくモモにセクハラするがモモは生理的に無理らしい。
基本的に変態だが、頼れるお姉さん的な一面を見せることも。
特性は超高速移動の《ナイトライダー》
余談だが、彼女のシーンはやりすぎで編集から書き直しを食らうことが非常に多いらしい。

◆マツリザキ・エリー
美食家としても知られる、アイドライジングの頂点に立つクイーン。
不思議系自由人だが、「ある事情」もあり初期からモモをライバル視している。
[白][白]バトルドレスはバイザー越しに取得した情報により未来予測を行う《享楽天》

◆ミツキ・マリノ
実況解説を務めるアナウンサー。
豊富な語彙による台詞回しで試合を盛り上げてくれる。



【設定解説】

◆アイドライジング
本作に登場するエンターテインメント。基本的には女子プロレスのようなもの。
派手なエフェクトと披露される技術によって国民的とも言えるほどの人気を誇る。
試合のルールは一試合に三回限り撃てる《アクセルスマッシュ》を一発相手に当てれば勝利というもの。

◆バトルドレス
アイドライジングの試合の際に身に着ける衣装。
身体能力の増大とそれぞれ専用の「特性」をもっている。
特性はアイドルのスポンサーの企業によって開発された技術の応用となっていて、これを通して企業の宣伝をすることもアイドライジングの目的となっている。






《Wiki篭り・アクセルスマッシュ――――――追記・修正》

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ライトノベル
  • 電撃文庫
  • 広沢サカキ
  • CUTEG
  • アイドライジング!
  • 百合
  • このライトノベルがすごい!

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年01月06日 20:50