美剣咲夜(学園ハンサム)

登録日:2011/07/24(日) 14:10:08
更新日:2024/03/04 Mon 10:18:19
所要時間:約 7 分で読めます




※注意!
この項目には超展開やBL要素、理不尽な表現が存在します。
「まあ、学園ハンサムだからな」と納得できる寛容な心を持った上で閲覧してください。






『俺たちの秘密の部活はこれからだぜ……』





美剣咲夜 cv:江愚座イル、BBキング∞金×金∞(Revolution以降)、木村良平(アニメ版)


学園ハンサムの登場人物。
主人公の先輩で、3年生。 


わずか二歳でサッカーボールを蹴り始めたほど才能にあふれたサッカー少年であり、
その才能と弛まぬ努力で薔薇門高校サッカー部のキャプテンを務めている。

しかし反面、薔薇門高校一の不良生徒として恐れられており、
主人公が彼を最初に見たときも他の生徒につかみかかって喧嘩をしている真っ最中だった。
ただ、消しゴムを落とした主人公に普通に(顔以外)消しゴムを返してくれるなど、誰彼かまわず荒れているわけではないようである。

そんな彼であるが、サッカーをするときは誰よりも真剣である。
真剣すぎて絵柄が変わる。


……誰だお前。
そしてなぜ色が薄い。


サッカー部に入部しようとする主人公に入部テストを施し、主人公をただのパスで吹っ飛ばすが、自身も主人公に吹っ飛ばされる。
主人公にただならぬ才能を感じた美剣先輩は、快く主人公の入部を認め、主人公は晴れてサッカー部員となれた。

前述の通り有り余るサッカーの才能を持つ美剣先輩だが、それは常に孤高であるということであり、孤独であることだった。
上記の荒れた性格もそれによるものであり、主人公と出会うまではかなり荒んだ生活を送っていたらしい。
しかし部活を通して、切磋琢磨できるライバルであり、仲間である主人公という存在を得られたことで、
元々の刺々しさも成りを潜め(アゴ以外)、自分をそう変えてくれた主人公に深く感謝するようになる。

結構天然な性格で、主人公にナルシストと言われた際にも、
「言葉の意味は知らないが響きが気に入った」と、自らのシュート名にするほどである。

好きな食べ物は数の子。本人曰く、官能的な歯ごたえがたまらないらしい。

夏休みには彼を誘って海に行けるが、ビーチでサッカーの特訓をしようとした際、
誤って主人公を沖にまで吹っ飛ばしてしまい、主人公を溺れさせてしまう。
この時、美剣先輩が人工呼吸をしてくれるというBL的イベントがあるが、この時の先輩はなぜか最高にイケメン。


なぜこの絵で頑張らなかったし。


上記のように、(このゲームにしては)まともな動機付けがされている上、
部活帰りに主人公にコンビニで肉まんやヴェルタースオリジナルを奢ってくれたり、
わずか数ヶ月で自身と同じ実力を身に付けた主人公に嫉妬したりせずに認めて受け入れるなど、普通にいい先輩である。





しかし、そんな彼への評価を台無しにするのは、彼が巻き起こす数々の奇行である。

  • 部活帰り、真夜中の公園でいきなり踊り出す

  • 「色も形もパーフェクトなうんこがでた」と、自身のうんこの写メを主人公に送ろうとする

  • 上記の過去を主人公に打ち明けたあと、割といいことを言った主人公の話をガン無視して爆睡する。しかもアへ顔

  • 部室のロッカーに一時間ほど隠れ、主人公を脅かそうとする(髪がはみ出てるわ呼吸が荒いわで主人公にはバレバレ)

  • 主人公との特訓イベントでなぜか存在する『女子力を鍛える』選択肢。
    しかもこれを選ぶと美剣先輩が肉じゃがの作り方を特訓してくれる

  • いきなり主人公が数の子に似てると言い出す

  • 私服が残念とか言うレベルじゃない。そのぶっ飛びっぷりは西園寺先生とツートップを張る



これらの奇行に加え、彼の存在を不動のネタキャラに押し上げたのは、そのぶっ飛んだルートの結末であろう。






以下、ネタバレ













年が明け、サッカー部引退の迫る美剣先輩。
主人公はそんな彼に想いを打ち明けようとするが、なんと告白の言葉を一言一句先読みされる。
驚く主人公に対し、自分も5月頃から主人公のことが好きだったと告げる美剣先輩。
想いの通じ合った二人は、美剣先輩の『SEXYしようぜ』の一言で行為に及んでしまう……。

※sexyとは
俗にいうセックス。薔薇門高校の生徒はオシャレなのでこちらの方を使う


うん、もうなんかおかしいけど、学園ハンサムだから。学園ハンサムだからね。


ちなみに行為中のCGはモザイクが掛かってるのでかろうじて発禁は逃れているが、SEがパンパン言ってるのが生々しくて気持ち悪い。
つってもパンパン言ってる音はシンバルっぽかったり、互いの頭の位置やら距離が捻じれてるかの如く明後日の方向向いてたり、
色々おかしかったりする。が、そんなもんは些末なこと。

全ルートの中で、唯一攻略対象と肉体関係を持つルートである。


翌日、美剣先輩と結ばれたことを喜びながら部活に向かう主人公。
しかしそこで見たのは、初めて見た時のように部員の胸ぐらを掴み、喧嘩を売る美剣先輩の姿だった。




『だからあんこはこしあんだって言ってるだろうがコラァァァァァ!!!』


そう、美剣先輩は重度のこしあんフリークで、つぶあんを親の仇のように憎んでいたのだ。

……もう、おかしすぎて何もおかしくない気がしてきた……。

その場は主人公の説得で矛を収める美剣先輩。
しかし、その瞳には漆黒の意思が燃えていた……。

翌日、嫌な予感と共に部室へ向かう主人公。
しかし……。


「ウボァーー!!」


部室の中から聞こえた悲痛な悲鳴。そして部室の中で主人公が見たものはーー。




もういや。

なんとそこにはその鋭利なアゴで部員Aの心臓を一突きする美剣先輩の姿が……。

つぶあんを殲滅するーー、その妄執に取り憑かれた先輩は、精神の均衡を失い、殺人鬼と化してしまったのだった。 


部室を飛び出し、次々と生徒をその牙に……じゃなかった、顎に掛けていく先輩。

つぶあんを殲滅するため、街に飛び出した先輩を追う主人公。
満月の下、かつて多くを語り合った公園で二人は対峙する……。



「お前もつぶあん派なんだろ……?」

「来いよ、殺し合おうぜ……!」


一発攻撃を喰らえば即ゲームオーバー。
幾度となく「ウボァー」を見聞きする羽目になるという厳しい選択肢地獄の中、美剣先輩と戦う主人公。
しかしあと一歩のところで攻撃を受けてしまい、瀕死の重傷を負ってしまう。
死を覚悟する主人公だが、次に目覚めた時、そこは病院だった。

そして隣には正気を取り戻した美剣先輩の姿が。
なんでも、主人公にトドメを刺そうとした瞬間、主人公の愛の力で顎が光り輝き、正気を取り戻したらしい。

そして先輩は笑顔で言うのであった。
「人それぞれだよね」と……。


障害を乗り越えた二人。
互いに想いを確かめ合った二人は、多くの祝福のなか、結婚するのであった……。



殺人の罪は? とか、男同士で結婚できるの? とかはつっこんではいけない。
なぜならこれは学園ハンサムだからだ。






出典:学園ハンサム、チーム欲求腐満、2010年8月29日、
Copyright (C) 2009 Team YokkyuFuman All rights reserved.





先輩、追記・修正しましょう!
→でもこしあんはねーよ。

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最終更新:2024年03月04日 10:18