マッチポンプ

登録日 :2011/08/29(月) 12:06:03
更新日 : 2016/10/18 Tue 14:03:20
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マッチ ポンプ とは何かしらの騒動等が起きた時、 その原因となった(原因を作った)のは自身であるにも関わらず、
何食わぬ顔で巧妙に立ち回り、 事態の収拾を担う役どころに立つ ことで 利益 を得ようとする行為を指す表現のことである。


これは「マッチで火をつけ火事を起こし、それを自分(ポンプ)で消す」という意味の比喩であり、実際にはこんな英単語はない日本独自の和製英語である。
この言葉が生まれたのは1966年頃で、当時政界の決算委員(長)のポジションに居座っていた田中彰治は「決算委員会の爆弾質問男」の異名を持っていた。
彼の投じる質問は大きな会社等の問題ばかりであったためだ。

しかしその事が言及されることはなかった…何故か?

それもそのはず、実は裏で田中が「国会で追及されたくなかったら…」と相手に脅しをかけ、金品を受け取った後にその問題を揉み消していたからなのだ。

( 表で問題提起裏で 金のやり取り表で問題消失(裏で揉み消し) )を
「金利目的で自分で火を付けといて自分で消してる」と例えたのがマッチポンプなのである。
なので本来は金品の不正取得を指す言葉だったが、転じて偽善的な自作自演を指す意味となったようだ。
では次にマッチポンプに似た例を紹介する。先ずは以下の例を見ていただきたい。


「今ここに俺が来なかったか!?」

「なんだと?」

「馬鹿野郎そいつがルパンだ!俺に化けて潜り込んだんだ!でっかい図体して変装も見破れんのか!!」


おなじみルパン三世。
彼は騒動を起こした犯人でありながら、銭形(警察)に変装して巧妙に立ち回ることでお宝を盗み、利益を得ている。
ざっくり解釈するとマッチポンプの例に見えるが、正しくは「火事場泥棒」のことになる。
火事場泥棒は火事などの災害で混乱した場所で盗みを行うことを言い、転じて 混乱 を利用して 利益を得るもの、 ことを指す。
つまりマッチポンプとは似て非なるものなのである。
ではなぜ今火事場泥棒の説明をしたのか?ここまでの話をちゃんと理解した人はもうお気付きだろうが、
マッチポンプと火事場泥棒の相違点は、その騒ぎを いかに 収拾するか というところにある。


火事場泥棒の場合、騒ぎが派手なるほど紛れるのが容易になる為、混乱した現場を収めることはない。
しかしマッチポンプの場合、混乱した現場を収拾づけることによって周囲から「あの人が火を消したんだ」といった形である一定の絶対的評価を得るのだ。
つまり消火作業こそマッチポンプの本質といえるのである。


では次にマッチポンプの特徴等を考察しよう。
まず『目的は何か』。これはマッチポンプを行う者の欲するモノによって大きく異なる。


例えば上記のような金品。
意図的に騒動の対象が決定されているので弱みを握って問題等を公にすることで脅しをかけ、金をむしり取った後に鎮静化を謀る。

例えば賞賛。
こちらは金品とは逆で、どう騒動を起こすかよりもいかに騒動を収拾するかがメイン。
悪事を自作し、鎮火を自演するだけで賛辞が貰えるわけだからやる者にとってはたまらんのだろう。

例えば好意。
自分を好きにならない奴は全て邪魔なので炎上の対象となる。
その目的から非常に巧妙な立ち回りをするが、自身は燃えずに灰となる。

例えば信者。
ブログを態と炎上させた後にうまく鎮火することでファンの心を掴む。


他にも色々あるので考えてみるといいだろう。
また『(社会的)地位・権力』というのもマッチポンプを行う上では重要なポイントとなる。
尚、西の某大陸国家はその歴史上で大規模なマッチポンプを幾度も行ってきているため、参考にしてみてもいいかもしれない。


そして最後にネットの中でのマッチポンプ。
そこは非常に匿名性の高い世界の為、程度の低いものから高いものまで幅広く蔓延っている。当然ながら集いの中でもそれは存在しているのだ。
何、IDあるから特定出来る?
否。特定されないように立ち回るからマッチポンプなのだ。


ただ、マッチポンプ行為を行う人間は概ね共通して後ろめたい噂がある上、最終的には必ず何らかの罰があたるようだ。


追記・修正お願いします(・∀・)

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