バラガン・ルイゼンバーン

登録日:2012/07/29 (日) 01:59:12
更新日:2024/04/18 Thu 10:52:43
所要時間:約 12 分で読めます






我こそは"大帝"

バラガン・ルイゼンバーン

虚圏の 神だ!!!!


#2 バラガン・ルイゼンバーン        
Baraggan Louisenbairn

[種族]破面(アランカル)
[階級]第2十刃(セグンダ・エスパーダ)

 [司る死の形]老い
 [帰刃]髑髏大帝(アロガンテ)
 [解号] 朽ちろ「髑髏大帝」
 [虚の孔]胸
 [刻印]不明
 [CV]飯塚昭三


漫画BLEACH』の登場人物。

目次

 概要



破面の上位集団、十刃の一員にして第二刃。
身長/体重は166cm/90kg、誕生日は2月9日(みずがめ座)。
司るの形は老い。
風貌は王冠を模した仮面の名残とと右目を塞ぐ傷が特徴的なご老人。

 概要


その経歴故か「王」「神」を自称する高慢かつ豪胆な性格。
他の十刃とは異なり従属官達との間には絶対的な上下関係が存在し、「陛下」と呼ばれている。
従属官達には敬意をもって接されている他、藍染が動けない際には自らが指揮を執るなど、王を名乗るだけあってカリスマ性と指揮能力には目を見張るものがある。

主君たる藍染をボスと呼んではいるものの過去の因縁から敬意など一欠片も持ち合わせていない。



 能力




腐敗は我が友

夜は我が僕

鴉にこの身を啄ませながら

楡の館でお前を待つ

(BLEACH43 KINGDOM OF HOLLOWS)





◇─ 帰刃「髑髏大帝(アロガンテ)


人に死があり 鳥獣に死があり

草木に死があり 死神にも死がある

そして死あるものの前にはすべて 老いが存在するのだ

形状は巨大なバトルアックス。解号は「朽ちろ~」。
アロガンテはスペイン語で「傲慢な」という意味を持つ。

解放後は王冠に加え、骸骨姿にローブのような布というまさに一般的な死神像のような姿をしている。
解放前と解放後で最も姿が異なる。

万物を朽ちさせる"老い"の力を操ることができ、バラガン陛下が触れた体の一部を老朽化させ破壊したり、彼に近づいたものの動きを後らせるなどの技を使用する。

これらの技を使うことで刀剣解放前ながら砕蜂達を苦しめた。


  • セネスセンシア()

理解できまい 死というものはそういうものだ

解放前から使用。
あらゆる事象や物体の劣化を促進させて自身に接近する動きをスロー化させ、意志を持って触れた物体を老化・崩壊させてダメージを与える。
バラガンの老いの力全般の総称である。


  • 死の息吹(レスピラ)

さあ 滅びろ

解放後に使用する、バラガンの老いの力を周囲に飛散させる技。
十三隊屈指の速さを誇る砕蜂すら避けきれないスピードであり、また死の息吹が触れた部分を中心に老いの力が広がりあらゆるものを朽ちさせることができる。
この技を指先に受けた砕蜂は老いが広がる左腕を切り落とすことで対処した。
この『死の息吹』は防御にも転用可能。

◇─ 滅亡の斧(グラン・カイーダ)


お前には過ぎたギロチンじゃ

帰刃形態のバラガンの武器である、バラガン陛下御自慢の巨大な黒い戦斧。右腕から鎖に繋がれて出現する。
能力と関係なく、近接戦闘も行わなかったので、原作では最期以外全く使われなかったが、
アニメ版では戦斧を振るい「死の息吹」のような老いの力を発生させて、距離の離れた標的を切り裂き、朽ちさせた。
また、破面化前にも同様の武器を所持し、老いの力も宿していたが、前述のように飛ばすことはできず直接斬りつけて効果を発揮した。



 過去



破面になる前は虚圏でも指折り数えるほどの存在であり、数多の虚達を束ねる王として虚圏に君臨していた。
藍染の居城『虚夜宮(ラス・ノーチェス)』も元々は彼の居城で、天井も天蓋も存在しなかった。
自らの力に絶対の自信を持ち虚圏の神を名乗るほどであったが、藍染達の来訪によりバラガン陛下の時代は終わりを告げる。
藍染の圧倒的な力によって一蹴され、歯向かうこともできずに王の座を奪われ、屈辱のまま支配に降った。
このときバラガンの親衛隊であった「(エスパーダ)」を藍染が再編成し、「十刃(エスパーダ)」を組織している。
しかしながら、破面化した後も王としてのプライドは消えておらず、藍染への復讐の機会を狙っていた。
その為空座町決戦の際に砕蜂やハッチと戦闘を行った際にも「第2十刃(セグンダ・エスパーダ)」とは一度も名乗らなかった*1


 活躍


十刃集結シーンで初登場。
アーロニーロが敗北したことをしった際に「ガキが」と唾棄していた。
破面編後半にて他の上位十刃達や従属官と共に現世空座町に侵攻。
戦地に赴いくも、藍染らが元柳斎による炎の障壁で一時的に封じられてしまう。
藍染が動けないと理由をつけて指導権をにぎり、クールホーンらに四方の支柱を破壊するように命令して玉座に腰掛けて悠々と戦況を窺っていたが、
従属官達が全員倒された後その重い腰をあげ砕蜂達と交戦。
砕蜂を終始圧倒して帰号後は彼女の左腕を喪わさせ、大前田を囮にして発動した卍解を被弾する前に能力で朽ちさせて直撃を防いだりした。
護廷十三隊の味方に回った仮面の軍勢のハッチとの連携で、前述の卍解の攻撃を防いだ理由を見抜かれて縛道の障壁内に至近距離から再度ぶち込まれてしまい、頭部半分欠けてしまうダメージを受けた事に激昂。
怒りのままに死の息吹を連発してハッチを追い詰めるも、
ハッチに自身が老いの力で朽ちてしまわないよう体の表面に結界を張っていることに気付かれる。
そのことが仇となり、体内に『死の息吹』を受け朽ち果てている最中だったハッチの右腕を転送され、
自らの持つ防御不能の能力で朽ち果て、敗れることとなってしまった。



儂は王 儂は神

永久に死なぬ

永劫貴様を狙い続けるのだ

藍染惣右介


死の間際、藍染に一矢報いようと斧を投げ付けるものの願い叶わず、斧は彼の体と共に砕け散った。

死後、藍染が一護に負け、超越者としての力を失い、浦原さんの鬼道で封印され、尸魂界の四十六室に逮捕され、椅子に拘束され、藍染本人はまともに霊王様と対面させてもらえず、代わりに敵である一護や部下のグリムジョーハリベル、ネリエルが霊王様に藍染より先に対面してしまうなどちゃんと罪人としてそれなりに痛い目に遭っているのはせめてもの救いか。なお、彼の陛下の座は死後、ハリベルとネリエルに渡り、彼女達がバラガン陛下亡き後の虚圏の統治をすることになった。


 能力に対する評価



チートな老いの能力、砕蜂の超火力卍解「雀蜂雷光鞭」を受けても余裕で戦闘続行可能なタフさなどから、
時折基準となる殲滅能力では劣るだけで第一十刃であるスタークよりも強いのではないか…とも言われるが真相は作者のみぞ知る。
もっとも、ハッチの鬼道で少々の時間ならば拘束され、その上で封殺される形での近距離雀蜂雷光鞭だと戦闘続行可能だがかなりの大ダメージ(頭部破損)は受けている事実があるため意外とそこまでタフでもない可能性は考えられる。

浸食速度についても広がりきる前に(刀などの備えがあれば)切り落とす程度の猶予はあるため、大半の攻撃・妨害を無効化するが全ての攻撃・妨害を完全に無効化出来る程ではない。
そのため、遠距離攻撃且つ凄まじい威力をもつヤミーの巨大な虚閃(セロ)虚弾(バラ))と、それに加え凄まじい連射速度を兼ね備えているスタークの無限装弾虚閃(セロ・メトラジェッタ)ならば老いの力が追い付かずそのまま倒しきれる可能性は十分高い。
また、基本である老いの力に関しても、バラガンが反応できない速度で攻撃すれば老いの力が間に合わずに通じる可能性があり、スタークの場合はそれが出来る可能性がある。
流石、二人ともバラガンより上の階級を持つだけのことはある。

また、藍染は最終的に十刃全員まとめても自分より弱いと評していたため*2、藍染は何らかの対策を有しているか彼の弱点を突けるものだと思われる。*3
一方のバラガンもプライドが極めて高い・自身の能力を唯一絶対の"力"と評する・出会いが出会いということもあって藍染に明確な殺意を抱いていた…にも拘らず、
崩玉によって強化されても最後を迎えるまでは手を出さなかったこと・市丸ギンが藍染と十刃の関係について「藍染の強みが鏡花水月だけなら、例え死んでも従わない奴は沢山いるが、十刃が組織として形を成していたのは藍染の能力全てが十刃を超越していたから」と評していることから、藍染には勝てないことを痛感していたと推測される。
このことからも、チート能力で読者からも無敵に思われることもあるが"完璧"とまではいかないことがうかがえる。


自分の強さへの自信と、破面以前は部下同士の戦争で気を紛らわそうとしたほどの最強格ゆえの虚無感もあり、作中の戦闘では退屈をまぎらわすため、わざわざ砕蜂の限定解除や大前田が奥の手を出すどちらも特になかったのを待ったり、ハッチが仕掛けてくるかどうか少し様子をみたりと、明らかに慢心していた。
仮に慢心がなければ砕蜂と大前田はすぐにやられていただろう。

小説『BLEACH Can't Fear Your Own World』では、第3十刃ハリベルを凌ぐ実力者だと語られ、
太古のウェコムンドから君臨しており、後に『已己巳己巴(いこみきどもえ)』と呼ばれる最強格の虚とは、お互いの相性もあって不干渉だったという。
已己巳己巴はバラガンを生涯の好敵手と認めていたようで、度々彼の名前を口にしていた。



 陛下の愉快な従属官達


シャルロッテ・クールホーン
美しきオカマ。

〇アビラマ・レッダー
アニメでは反撃が追加されたがご免なさいすることになっちゃった鷲。

〇フィンドール・キャリアス
正解(エサクタ)

〇チーノン・ポウ
すごく…大きいです。

〇ジオ=ヴェガ
正統派イケメン…だった。

ニルゲ・パルドゥック
大前田より強いのか弱いのか…といったところのデブ。




バラガン「我こそは大帝、バラガン・ルイゼンバーン! アニヲタwikiの神だ!! このわしを越える追記・修正など存在せん!!」

(*冥∀殿)「…といつから錯覚していた?」

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • BLEACH
  • 十刃
  • 破面
  • No.2
  • 老い
  • 大帝
  • 陛下
  • 神(笑)
  • チート
  • ワイトキング
  • 飯塚昭三
  • 骸骨
  • バラガン
  • 髑髏大帝
  • エクスカイザーにこき使われるダイノガイスト
  • 暴君
  • 水瓶座
  • みずがめ座
  • バラガン・ルイゼンバーン
  • 声に出して読みたい人名
  • オサレネーム
  • 名言製造機
  • 迷言製造機

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月18日 10:52

*1 読者には薄々そう思われていたが、後に公式Q&Aによって確定

*2 護廷十三隊の後ろに控えている零番隊との戦いまでが目的だったので、実際に死神達と戦わせるまでは十刃全員まとめての戦力なら自分に相応するかそれ以上ぐらいを期待していた

*3 作戦としては恐らくバラガンが反応できない速度で攻撃するか、千年血戦篇でやったような霊圧のゴリ押しで老いの力を押さえ込むか、バラガンの体内に黒棺を出現させるなどのパターンと思われる。