迷宮壁-ラビリンス・ウォール-(遊戯王OCG)

登録日:2012/01/01(日) 12:20:41
更新日:2023/10/29 Sun 13:55:17
所要時間:約 2 分で読めます





遊戯王OCGに登場するカード。


英名:「Labyrinth Wall」

《迷宮壁-ラビリンス・ウォール》
星5/地属性岩石族/攻0/守3000
フィールドに壁を出現させ、出口のない迷宮をつくる。

初出は『Pharaoh's Servant -ファラオのしもべ-』。
フィールド魔法ではない。念の為。

壁モンスターの中でも群を抜くステータスが偏り具合で、正に壁として生まれたカード。名が体を表し過ぎである。

守備に数値を全振りした結果青眼な嫁すら崩せない程強固となった。
その極端さ故、上級モンスターでありながらサーチ、リクルート手段に優れ、岩投げアタックにも対応する。


欠点は通常モンスター故に何の耐性も無い事。
さらにステータスが極端過ぎて《エネミーコントローラー》や《最終突撃命令》などで攻撃表示にされれば確実に大惨事になる。
しかし、除去されても《メガロック・ドラゴン》の餌や《地球巨人 ガイアプレート》のコストになり、除外されても《化石岩の解放》で帰還出来る。


因みに、《千年の盾》とは種族以外が完全に一致している。
あちらは戦士族なので《最強の盾》で攻撃力3000になれる等、こちらよりもサポートに恵まれている。
しかし、《おもちゃ箱》からのエクシーズ召喚や《右手に盾を左手に剣を》などのコンボを狙うなら併用するのも良い。

原作では『王国編』のVS迷宮兄弟戦にて登場。
当決闘はかなり特殊なルール下で行われ、このカードもモンスターでありながら、フィールド魔法の様に扱われ(後述の様にこのカードはモンスターと融合している)、
戦術シミュレーションの様にこのカードの中を別モンスターが進んで行き、隣接したマスのモンスター同士が戦闘を行うと言う物だった。

ちなみに闇遊戯はこのカード出現時、当初「未知なる決闘!!」と冷や汗をかいたり、次の話で説明を徐々に聞いて攻略法を探しておきながら、
さらにその次の話からは「オレ達には見えないが実際には天井が覆っている闇のダンジョンって設定になっている」などとやけに詳しく語っていた。

真DMⅡでは原作通り(?)フィールド魔法として登場。
他と違って、1マスしか変更出来無いものの、一部カードの効果で除去しない限り、ほぼ突破・上書き不可能の壁である(しかし、一部モンスターは侵入可能)。
また、《シャドウ・グール》がこれに入ると、《ウォール・シャドウ》になる。


関連カード

《迷宮変化》
装備魔法
「迷宮壁-ラビリンス・ウォール-」に装備する。
「迷宮壁-ラビリンス・ウォール-」と装備したこのカードを生け贄に捧げる事で、
デッキから「ウォール・シャドウ」を特殊召喚する。

下記のカードの召喚に必要な迷宮壁専用装備魔法。
原作ではその名の通り、迷宮壁の形状を変化させる効果だった。
遊戯と城之内のモンスター達がまとまって移動していたが、この効果で分断されてしまった。


シャドウ・グール
星5/闇属性アンデット族/攻1600/守1300
自分の墓地に存在するモンスター1体につき、
このカードの攻撃力は100ポイントアップする。

原作では迷宮壁と融合して下記のカードになったが、OCG版では全く関係無くなった。
上級モンスターの割に攻撃力が低すぎる上、効果による上昇率もショボい。
墓地肥やしがしやすいデッキでも《カオス・ネクロマンサー》を使った方が遥かにマシ。


《ウォール・シャドウ》
星7/闇属性/戦士族/攻1600/守3000
「迷宮変化」の効果でしか特殊召喚できない。

文字通り《シャドウ・グール》が迷宮壁に融合した姿。
だが、何故かOCG版では融合モンスターではなくなり、手間を掛けた割にリリース前より攻撃力が1600上がっただけの残念なモンスターに。
原作通り融合モンスターであれば《E・HERO プリズマー》などで活用できたのに…


《迷宮の魔戦車》
星7/闇属性/機械族/攻2400/守2400
「ギガテック・ウルフ」+「キャノン・ソルジャー

5つのドリル(しかも中央のからは更にドリルが生えている)を搭載したロマンの塊。
攻撃のエグさは抜群。原作ではただの星7バニラだが、OCGでは融合モンスターとなった。

能力は初期の融合モンスターの中ではマシという程度だが、《パワー・ボンド》や《オーバーロード・フュージョン》に対応するのは救いである。
《キャノン・ソルジャー》と融合系のサポートカードを使うデッキなら投入しておいて損はない。 


《ラビリンス・ウォール・シャドウ》
フィールド魔法
(1):元々のレベルが5以上のモンスターを除く、
召喚・反転召喚・特殊召喚されたモンスターは、そのターンには攻撃できない。
(2):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
自分の手札・デッキ・除外状態の「雷魔神-サンガ」「風魔神-ヒューガ」「水魔神-スーガ」のいずれか1体を選び、
永続魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
(3):相手バトルフェイズ開始時、相手フィールドの攻撃力1600未満のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。

なんと『WORLD PREMIUM PACK 2023』にて迷宮兄弟のカードがリメイクされる中、《迷宮壁ーラビリンス・ウォール》もフィールド魔法としてリメイク。

元々のレベルが5以上のモンスター以外に対する召喚・反転召喚特殊召喚ターンの攻撃不可は「レベルの数だけ迷宮を進める→下級モンスターは進みが遅く接敵しにくい」と言う形での原作の迷宮ルールの再現、三魔神の永続魔法扱いで魔法・罠ゾーンに置く効果は三魔神の原作の形態の再現、相手バトルフェイズ開始時に攻撃力1600未満の相手モンスター1体を破壊する効果は《ウォール・シャドウ》による奇襲をイメージした物と思われる。

破壊効果は自爆特攻に対するピンポイントメタに近いため使いにくいが、三魔神の永続魔法化はリメイク融合体の素材に使えるため非常に便利。
攻撃制限も今回のリメイク含めた迷宮兄弟の使用カードはレベル5以上が大半なので相手にだけ押しつけやすい。

ちなみに上記の《シャドウ・グール》や《迷宮の魔戦車》もそれぞれ《迷宮に潜むシャドウ・グール》・《迷宮の重魔戦車》として同じタイミングでリメイクされている。
特に《迷宮に潜むシャドウ・グール》は手札から捨てて「ラビリンス・ウォール」カードのサーチ出来るためこのカードと相性が良い。地味にこのカードだけでなくリメイク前の《迷宮壁ーラビリンス・ウォール》もサーチ出来る。




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最終更新:2023年10月29日 13:55