シーク(ゼルダの伝説)

登録日:2011/04/05 Tue 19:21:45
更新日:2023/12/21 Thu 14:16:21
所要時間:約 10 分で読めます




シークとは、ゲーム『ゼルダの伝説 時のオカリナ』に登場する人物。
CV:水沢潤

シーカー族の末裔を自称する青年。

ゼルダシリーズ本編への登場は「時のオカリナ」一作品だけなのだが、キャラクター的に動かしやすいためかスマブラ、ゼルダ無双とお祭りゲーによく呼ばれており割と知名度は高い。



初めて出会うのは、リンクが7年の時を越えて大人になり、時の神殿に戻ってきたところ。
リンクが立ち去ろうとしたところに、誰もいなかったはずの背後から突然現れ、神殿についての話をする。
なお、台座にマスターソードを刺せば再び子供時代に戻れるのだが、森の神殿クリアまでは彼が立ちふさがっていてできない。

その後、各神殿の前(時の神殿は森の神殿クリア、水の神殿氷の洞窟クリア、闇の神殿は森・・水の神殿をクリアした後カカリコ村で)に行くと、また現れ、
ハープでそこにワープできる曲を教えてくれる。
ちなみにその際はデクの実(のようなもの)を使って消えることが多い。
インパもほぼ同じ方法で瞬時に姿を消すので、シーカー族の移動における常用手段なのかもしれない。

なお、スマブラのイメージに引っ張られるかもしれないが、本作時点では明確な戦闘スタイルの描写は一切ない。忍者っぽいイメージはあるが、特に武器などについては語られておらず、どのように戦うのか、そもそも戦闘力があるのかについては不明である。


全ての神殿の賢者を解放し、時の神殿に戻ると、シークが待ち受けており、シーカー族にのみ伝わるという、トライフォースについての話をする。




以下ネタバレ























力のトライフォースはガノンドロフ、勇気のトライフォースはリンクが所持していることを告げる。

そして、シークが光を放つと、なんとゼルダ姫になっていた。
実はシークの姿は変身した姿で、知恵のトライフォースを持ち、ガノンドロフから身を隠すため7年間そうして待っていたのだった。つまりは男装の麗人。

なお、この変身は単なる変装ではなく、魔法を用いたものであり、髪、肌、瞳の色、さらには声までも変えている。


姫川明氏の描いた漫画版ではガノンドロフのからの逃亡が続かないと判断したゼルダ姫がインパに依頼し、
ゼルダの記憶を封印した状態でシークの姿になり、ガノンドロフの部下として敵の懐に潜り込み、スパイ活動をしていた。

リンクとはデスマウンテンで初対面し、その後もロンロン牧場、幻影の砂漠でもリンクをサポートし、
ゲルドの谷で自身が敵の元でスパイをしていたことを明かしリンクと共に共闘したが、ツインローバの攻撃を受け負傷してしまう。
しかしその時のショックにより封印されていたゼルダの記憶を取り戻し、リンクの目の前でゼルダ姫の姿に戻った。


この漫画では短刀をもち戦う姿や素顔のシークという珍しい姿を見ることができる。

ちなみに時オカの公式イラストで大人リンクとシークが共闘しているカットがあるが本編にはそんな場面は一切ない。



大乱闘スマッシュブラザーズDX

CV:水沢潤(DX、X、for)/藤村歩(SP)

DXからプレイヤーキャラとして参戦。初期の出演作品では武術家体型をした男性的な印象であった。
ゼルダ姫がシークチェンジを使うことで変身するのだが、オカリナをやっていない人からすると


壮絶なネタバレ

である。(因みにオカリナスタッフ的には「もう時効だから」と言う事で寛容しているとの事。)

動きが緩慢ながら高い撃墜力を誇るゼルダと違い、機動力があるかわりに攻撃力は低め。よって撃墜したい時にはゼルダに変えるのも手。
もっともDXでのシークはゼルダより全ての面で優秀なため、単純に強さを求めるなら変身する必要は皆無なのだが。
(一応復帰距離そのものはゼルダの方が長いので苦肉の策として変身する場合はある)

DXではコースを選んでからAボタン押し続けると開始時からシークで闘える。
スマブラXではキャラクター選択画面でクリックすると、開始時からシークになることもできる。

1人用モードクリアで入手できるフィギュアはDXではゼルダとシーク両方が同時に手に入るが、Xではクリア時の姿の方しか手に入らないので2回クリアする必要がある。
(ポケモントレーナーの手持ちであるゼニガメ、フシギソウ、リザードンサムスとゼロスーツサムスも同様)

Xのゼルダ姫はトワイライトプリンセスに準拠したデザインで、シークもそれに合わせたデザインとなっている。
実は当初シークもトワプリに登場する案があったらしく、デザインもその時に没になっていたものを下地にしたもの。
(というかスマブラのキャラクターは本人ではなくフィギュアにイメージが吹き込まれて動いている設定なので、
ゼルダも歴代シリーズのイメージを総合したキャラクターになっている)

『DX』の対戦環境では、空前の吹っ飛びと発生速度、NBの使い勝手の良さ、空中戦・地上戦に両方におけるスピードの高さから、所謂「5強」に入る。しかも、落下速度は軽快な操作性を実現できる一方で上投げハメに引っ掛かるほど速い訳ではないという水準。通常のキャラの場合使い勝手の悪いDAも、相手を真上に飛ばせる上に後隙も少ないと異例の性能。

大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS/Wii Uでは3DSのスペックの関係からWiiU版と掛け持ちしつつこれまで通りに出す事は出来ないと言う事で試合中の変身がシステムとして廃止され、
単独での参戦となる。
それにより前述のネタバレ問題も一応解消された様に思われたが、結局彼のフィギュアには「その正体は、ゼルダ。」とハッキリ書いてある。
まぁ隠した所で今更と言えばそれまでなのだが。

『X』より火力は抑えられたが変更した→Bと↓Bの新たなコンボ改革が生まれ、未だ強キャラに入る部類。手数の強さは継続。
システムとゲームスピードがよほど噛み合い、コンボされると画面外まで運ばれて撃墜。1on1では愛用するプレイヤーも数多いとか。

『SP』では若干丸みを帯びた体型をしており髪形も女性的に。
ただゼルダファンは彼女の姿に驚愕。その見た目は『BotW』の忍びシリーズで参戦。

一体、何処の時間軸にいるゼルダなんだ…

『for』で流石に暴れすぎた事でまたも火力が抑えられた。その上ゲームスピードも『DX』とほぼ同じ速度になった事で得意の手数戦法が過去作ほど通用しなくなった。
前作からの性能の落差から発売からしばらくは弱キャラ扱いされていたのだが、度重なるアップデートによる強化やプロの活躍もあって評価が回復しているが入力遅延の影響が強いオンライン対戦では技の判定や持続が貧弱なシークにとって非常に厳しく、ただでさえ癖の強い性能と相まって勝つのは容易ではない。


B:仕込針
地上では水平方向に、空中では前方斜め下に針を飛ばす。
押しっぱなしで6本まで溜められシールドでキャンセルすればチャージもできる。
射程や弾速に優れ針そのものも見えにくい。出が早く当たれば怯むので拘束力も高い。
相手の飛び道具を打ち消す効果もある。チャージショットだろうがスーパースコープのフルチャージだろうが呆気なく消せる。

相殺判定のないブラスター以外の全てに打ち勝てるため牽制能力は極悪の一言。これで飛ばして、これまた凶悪なJ前Aで落とすのがDXシークの基本戦術。
最大溜めで18%ものダメージが入り、またワンパターン相殺解除にも役立つ。
復帰阻止や復帰阻止妨害にも活躍、状況次第では投げが確定しコンボにもなるなど、まさに万能。

B→(DX、X):鉄糸舞
ワイヤーを出して攻撃する。出した後はスティック入力である程度動かせるが、射程がそう長くないのと、しまうのに隙が大きいのに注意。
ちなみに先端を当てると電撃。
DXではお飾りだったがXではワイヤー復帰としても使える。しかも浮身より判定が長い……

B→(for、SP):炸裂丸
ワイヤーで繋がれた小さな爆弾を出し、ボタンを離すと勢いよくピンを引き抜いて爆発させる。
若干ながら相手を引き寄せる効果がある。

B↑:浮身
「うきみ」じゃないよ「ふしん」だよ
少し上昇した後、炎を出して消失、消失位置から入力した方向に再び現れる。
ゼルダのフロルの風より出も早く制御はしやすいが、移動距離はやや短い。
地上で相手が突っ込んでくるのを先読みで撃って怯ませつつ後ろを取り、背中で大車輪を無理矢理当てることも可能。

水平移動時から何故か無敵が付加され、かつ攻撃判定を持つので復帰能力はトップクラスに高いと言える。

B↓(DX、X):ゼルダチェンジ
ゼルダに変身する。
変身直前に攻撃されると失敗するが、変身中は無敵。
ただXでは変身時間が非常に長くなったため、回避に使えなくもないが、後隙を狙われやすい。
空中で復帰しながらチェンジし、フロルの風で追撃をかわしながら復帰するのが基本だが読まれると簡単に待ちからスマッシュされるので注意。

B↓(for、SP):跳魚
読みは「ちょうぎょ」。アクロバティックな前転ジャンプから両足を振り下ろして攻撃する。
ヒット時は後方へはね返る。飛距離はやや短く、当てるのが難しい。

最後の切りふだ(X、for):光の弓矢
ゼルダと吹っ飛ばす軌道が若干違うが、基本的には同じ。ただ、ディンの炎がないのでボールを割りにくいシークの状態で発動するのは割と困難だったり。

最後の切りふだ(SP):宵闇乱舞
クナイを手にして突進し、1体を拘束して連続攻撃後に突進した方向とは逆の方向に吹っ飛ばす。その性質上、自身が崖の近くで背にしてる状態で当てれば早く撃墜できる。

ゼルダ無双

CV:世戸さおり

ダルニアルト姫と共に参戦が決定した。ゼルダとは別キャラ扱い。

自身をシーカー族の一人と語る。一応シナリオ冒頭では正体を隠しているが、今更である。
『時のオカリナ』と似た容姿だが歴代に比べると中性的な顔立ちをしている。
DLCで『時のオカリナ』時代の衣装にもなれる。
登場シーンではその場に木がなくてもなぜか木の上でハープを奏で、煙幕で姿を消すが目の前に現れクナイを突き出す。

ストーリーではハイラル城が敵に落ちてしまい、追手から逃れるためにゼルダが変身した。
リンク達とはオルディン火山で合流したが、シーカー族と名乗っていることに本家シーカー族のインパは不審に思っていた。
また、シアに知恵のトライフォースを奪われたがこの時点で分かってもおかしくないのに誰もシークが変身したゼルダだと分からなかった。
その後、偽ゼルダとの戦い後にインパの目の前で変身してゼルダになったためシークに対する不審は一瞬で晴れた。
これ以降の話ではシークが味方としては登場しないがシークは選べるのでご安心を。シークを選んだ場合は当然だがゼルダは登場しない。
ちなみにシークかゼルダを選んだ場合はルト姫がゼルダの代わりに色々指示する。

シークが使う武器はハープとなっているが、スマブラの忍者っぽいイメージを引き継いでかクナイと体術も用いて戦う。
弱攻撃は素早く当たり判定も強いので扱いやすい。弱6のクナイ弾幕は射程が長く牽制と殲滅に使える。
一応属性は雷だが使う強攻撃は全ての属性が使えて、特殊攻撃は最後に使った強攻撃の属性に変化する。
この時ハープで奏でる曲は炎は炎のボレロ、水は水のセレナーデ、雷は嵐の歌、闇は闇のノクターン、光は光のプレリュードと凝っている。
炎のボレロは時間で噴火する魔法陣を張り、範囲は狭いが火力は非常に高く、巨大魔獣にも有効。
嵐の歌は嵐を身にまとい、触れた相手を吹き飛ばす。威力は低いが雑魚の体力が減ったswitch版では雑魚掃除に使える。
闇のノクターンは一定時間闇の渦の中心へ引き寄せる。炎のボレロと合わせて大ダメージを狙うのがセオリー。
光のプレリュードは必殺ゲージを回復させる光の方陣を張る。回復は非常に早いが必殺技の最中は回復しないので注意。
水のセレナーデは特筆もので、発動するとハート4個分のダメージを無効化するバリアを張る。これによってダメージ評価を気にしなくてもいいゴリ押しが可能となり、対応する強攻撃が2と近いこともあって張り直しも容易と、ゼルダ無双の中でもチートじみた性能を誇っている。アドベンチャーモードで評価Sランクや2匹目の黄金のスタルチュラを狙うのにお世話になった人も多いだろう。

必殺技は『スカイウォードソード』にてリンクがハープを奏でている時の再現。威力はやや控えめだが周りを攻撃するため周りにたくさんの敵に囲まれた時に使えば100体以上倒すことができることも。光のプレリュードのおかげでその気になれば常時連発も可能。
魔力解放時の必殺技はサリアの歌を奏で木を発生させ鞭のごとく相手を叩き強制的にウィークポイントを出させる。

総合すると優秀な速さ、火力と圧倒的な防御性能を備えたお手軽強キャラで、初心者の攻略の御用達とも言えるキャラクター。ただ、雑魚の殲滅効率は然程ではなく平均止まりなのが難点か。


フリーモードやアドベンチャーモードではゼルダと組んだりできる。
アドベンチャーモードの一部では、ゼルダと武器交換したり、シーカー族つながりでインパの太刀を持ったりする姿が見られる。

ちなみにアドベンチャーモードのクイズで「シーカー族を倒せ!」という問題でインパと共に出てくるが、本作だけプレイしていると間違えやすい。
正解はインパの方だが、シークの肩書が「シーカー族の青年」、インパの肩書が「ハイラル王国護衛隊長」で、肩書だけ見るとシークの方がそれっぽいため。




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最終更新:2023年12月21日 14:16