大乱闘スマッシュブラザーズX

登録日 :2011/02/07(月) 20:46:30
更新日 : 2017/07/05 Wed 15:12:58
所要時間 :約 15 分で読めます




リミットを超えた大乱闘


概要

任天堂から2008年1月31日にWii用ソフトとして発売した対戦アクション。
開発はソラ、HAL研究所、ゲームアーツ等。
当初は2007年冬発売予定だったが、翌年1月24日に変更され、さらに発売1週間前に突然の1週間延期と幾多の発売延期でファンをやきもきさせた。

タイトルのXはオンライン機能によるプレイヤーの交差、交わりからきている。

他社キャラクターの参戦、土日を除く平日毎日情報が更新されるスマブラ拳!!の存在からかなり期待されており、
実際ファミ通レビュー(笑)で最近は珍しくない満点を獲得。発売二週間で売上がミリオンを超え、みんなのおすすめでゴールド評価になり評判はかなり高かった。

しかし新規参入を意識した結果、前作と比べると運、逆転要素が強くゲームスピードも遅くなった事やキャラの性能バランスが悪く不満を漏らす人も多い。続編の宿命か。
特に待望のオンライン対戦は匿名性やステージ選択の多数決が仇となり、
ステージが終点ばかりだったり馴れ合いやリンチなどモラルが欠けたプレイが続出してしまい本作の評価を著しく下げる結果になってしまった。
だが、これらの反省点を踏まえ次作で大幅に改善されたのでこれを黒歴史と判定するかは微妙なところである。

2層ディスクを採用した事で容量がかなり多くなり、
単にグラフィックの強化だけではなくモード、収集要素も多く盛り込まれているが、
読み込み不良が発生しやすい問題もあった。

特にサウンドテストで聴けるBGMは全258曲で最初から半分近くのBGMが収録されている。
30人以上の超豪華作曲家によるアレンジと過去の名曲をそのまま使っており質、量共に物凄い事になっている。
ただし兄貴テイストが強い「ゼロツー戦」や原型を留めていない「とげとげタルめいろ」といった良曲ではあるが原曲レイプ扱いされているBGMも。

作曲陣が多すぎる事でサントラが発売出来ないという弊害も発生した。
制作者曰く「3万は軽く上回る」とのこと。しかしサントラを望む声は多い。
当時でも物凄かったが、次作でさらに人数が増えた。



◆参戦キャラクター


  • 歴戦の戦士

マリオ
任天堂を象徴するキャラクターでありスマブラではお馴染みオールラウンダー。
下必殺技が攻撃力はないが相手を押し出すポンプに変更され、マリオトルネードは空中下に変更された。

ドンキーコング
スマブラ元祖パワーファイター。Wiiのグラフィック向上で毛並みがよりリアルになった。

リンク
デザインと声優がトワイライトプリンセス準拠になった。
横必殺技が疾風のブーメランになり、戻り際に相手を寄せる効果がある。

サムス
最後の切りふだを使用するとゼロスーツサムスになる。
しかし、本作では全キャラでも性能がワーストクラスで更に中身であるゼロスーツより弱いという悲惨な事に…。

ヨッシー
上必殺技で僅かに上昇できるようになった。

カービィ
Wiiになっても外見がほとんど変わってないピンクの悪魔。
あまりに悲惨すぎた前作より性能は幾分かはマシになっている。
横必殺技ハンマーは空中でも横に振るようになった。
亜空の使者では実質主人公な扱い。

フォックス
前作からデザインが変更された。
前作にもあったスマッシュアピールは今回も用意されている。

ピカチュウ
もっとも有名なポケモン。
最後の切りふだは非常に癖がある挙動で操作しにくい。

クッパ
前作は最弱クラスの性能だったが、幾分かはマシになった。
横必殺技が相手を掴んで高所から押し潰すダイビングプレスに変更された。
最後の切りふだは前作に登場したギガクッパに変身して短時間だけ操作できる。

ピーチ
前作と同じく空中浮遊は健在で抜群の復帰力を誇る。

ゼルダ
リンクと同じくトワイライトプリンセス準拠のデザインになった。

シーク
トワイライトプリンセスには未登場だが当時登場が予定されていた時のデザインに変更された。

アイスクライマー
元祖レトロ枠。投げ連はハマれば脅威。
しかし、次回作で…。

  • 新たなる挑戦者

メタナイト
カービィのライバルでもある仮面の騎士。
攻撃力は低いが全体的に技の攻撃速度が速い。
全ての必殺技が復帰にも使え、滑空もできたりと復帰力も高い。
…が、あまりに高性能すぎてDXのクッパとは別の意味で悲惨な扱いに。

ピット
新たなるレトロ枠であり、大幅にイケメンになった。
滑空や上必殺技で復帰力は断トツのトップ。
スマブラX参戦をきっかけに人気や知名度が向上し、その後25年振りに続編が発売された。

ゼロスーツサムス
サムスが最後の切りふだを使用すると装甲が崩れ中身の彼女が現れる。
この状態で最後の切りふだを使用すると再びサムスに戻る。パワードスーツを着用したサムスよりも身軽で強力。
特定の操作をすると試合前や最後の切りふだなしでも操作する事も可能。

ワリオ
デザインはメイドインワリオ準拠。色換えでいつものオーバーオールにもできる。
某平面世界の住人のようなカクカクした独特の動きをする。
最後の切りふだ使用中は横必殺技は封印安定。
次作では隠しキャラになった。

アイク
FE蒼炎の奇跡から参戦。
剣士系キャラでは抜群のパワーを誇る。
逆に挙動は鈍く復帰が苦手。

ポケモントレーナー
本人は直接戦わないが、離れた位置でゼニガメ、フシギソウ、リザードンの3体を指示しながら戦う。
強制スクロールなどステージによっては専用の足場が登場する。
ポケモンにはスタミナが設定されており長時間戦うと性能が落ちるので適度にチェンジするべし。

ゼニガメ
3体の中では小柄でスピードがあるが、進化前からか全体的にパワーが低い。
フシギソウ
3体の中では中間的な性能。上スマッシュは当たりにくいが、ふっとばし力は全キャラでトップ。
リザードン
3体の中ではパワーがあるが全体的に鈍重だが滑空ができる。横必殺技はボスバトルで頼りになる。次回作では単独で参戦した。

ディディーコング
ドンキーコングの相棒。
見た目通り身軽で独特な技を持っている。
…が、メタナイトほどではないが悲惨な扱いをされてしまう。

リュカ
紆余曲折を得て無事に発売されたMOTHER3の主人公。
同シリーズのネスとは似て非なる部分も多い。
次作では一時は不参戦だったが…。

デデデ
スマブラで長年ファンから参戦を望まれ続け本作でようやく参戦。
見た目通りのパワータイプだがカービィやメタナイトと同じく
多段ジャンプが可能で重量級ながら復帰力は高め。
横スマッシュはふっとばし力や隙の大きさは全キャラでもトップクラス。

ピクミン&オリマー
ピクミンシリーズの主人公。
本作のキャラでは当時もっとも最近のシリーズからの登場。
それぞれ性能が異なる5種類のピクミンを駆使して戦う非常に玄人好みの性能になっている。

  • ベールを脱ぐ戦士

ルイージ
任天堂の顔マリオの緑の弟。
DX以前の高い声から現在の低い声になっている。
前作よりさらにイロモノ色が強くなってしまい、上必殺技は外してしまうとさらに隙だらけに。
マリオの下必殺技は変更されたがルイージは前作とそのままで初代と比べると兄とはもはや別物性能といってもいい。
地味にしゃがみながら移動できるキャラクターの1人。
特に最後の切りふだは恐ろしい性能。

キャプテン・ファルコン
音速のF-ZEROパイロット。
パワー&スピードキャラなのだが、本作では全体的に弱体化されている。
走行速度も後述のソニック参戦によりNO.2に陥落してしまった。

ネス
元祖トリッキーファイター。
隠しキャラだが、オープニングで普通に登場している。
リュカと比べると全体的にパワー寄り。

プリン
毎作リストラ候補ながら何だかんだで本作でも参戦したふうせんポケモン。
下必殺技ねむるは前作より弱体化したが、相手の頭に花を咲かせて追加ダメージを与えられるようになった。
亜空の使者ではストーリーに関わらずエンディング後に登場する。

マルス
隠しキャラだが、ネスと同じくオープニングで普通に登場している。
最後の切りふだは文字通り必殺の一撃。
シールドブレイカーのモーションは突きに変更されている。

Mr.ゲーム&ウォッチ
まさかの電撃参戦した前作から引き続き本作でも参戦。
上必殺技はパラシュートが追加されてゆっくり降下するようになった。

ファルコ
フォックスと同じくデザインが変更された。
前作はフォックスのコンパチだったが、全体的に技のモーションが一新されほぼ別キャラになった。
特に下必殺技は持続できなくなったが、離れた相手にも攻撃できる。
フォックスと同じくスマッシュアピールが用意されているが、ある一言によって一気にネタキャラにされてしまった。

ガノンドロフ
リンク、ゼルダと同じくトワイライトプリンセス準拠のデザインになった。
前作はファルコンのコンパチだったが、ファルコと同じく全体的に一新されている。
特に横必殺技は突進で相手を掴みそのままダウンさせ、空中ではそのまま地面に叩き落とすように。
体型やダッシュのモーションなど前作よりオッサンっぽくなりさらにネタ化が進行した。

ルカリオ
ポケモンシリーズで当時は最新だったDPから参戦したはどうポケモン。
波導により自分の蓄積ダメージが溜まるほど強化される特徴がある。

ロボット
レトロ枠であり初めての周辺機器からの参戦。
下必殺技は溜め系飛び道具でアイテム扱いという珍しい技。
亜空の使者では彼と同じ姿をしている敵が登場するが…。

トゥーンリンク
風のタクトに登場したネコ目リンク。
前作に登場したこどもリンクと性能はほとんど同じといえばだいたい合ってる。
亜空の使者ではストーリーに関わらずエンディング後に登場する。

ウルフ
フォックスのライバルでもあるスターウルフのリーダー。
デザインはスマブラオリジナル。
フォックス、ファルコよりスピードは劣るがパワーがある。
亜空の使者ではストーリーに関わらずエンディング後に登場する。
もともと開発ギリギリの参戦故か次回作では残念ながら不参戦。

スネーク
コナミからまさかのゲスト参戦を果たした伝説の傭兵。
原作お馴染みの豊富な火器や道具を駆使して戦うパワーファイター。
それに相まって動作は全体的に重く技の隙も大きい。
アピールはお約束のダンボールであり、スマッシュアピールはファン必見。

ソニック
セガを象徴する音速の青いハリネズミ。
世界中のファンからもっとも熱望され満を持してのスマブラ参戦。
原作と同じくスピードはトップクラスで走行速度はファルコンを大幅に上回る。
その分パワーは全体的に控えめなので自慢のスピードで相手を撹乱させるようにいきたいところ。



  • 残念ながら本作でリストラされたキャラクター
ミュウツー
ドクターマリオ
こどもリンク
ピチュー
ロイ



◆参戦ステージ

最初から選択可能
  • 戦場
  • 終点
  • ドルピックタウン
  • マリオサーキット
  • いにしえっぽい王国
  • ヨッシーアイランド
  • ライラットクルーズ
  • オルディン大橋
  • すま村
  • 大滝のぼり
  • 天空界
  • 攻城戦
  • メイド イン ワリオ
  • ポケモンスタジアム2
  • 戦艦ハルバード
  • ニューポークシティ
  • ピクトチャット
  • 頂上
  • ノルフェア
  • フリゲートオルフェオン
  • ポートタウンエアロダイブ
  • とある星
  • シャドーモセス島
  • ヨースター島
  • レインボークルーズ
  • 神殿
  • ブリンスタ
  • 惑星コーネリア
  • オネット

隠しステージ
  • マリオブラザーズ
  • ルイージマンション
  • エレクトロプランクトン
  • テンガンざん やりのはしら
  • 75M
  • フラットゾーン2
  • 海賊船
  • グリーンヒルゾーン
  • グリーングリーンズ
  • ポケモンスタジアム
  • ビッグブルー
  • ジャングルガーデン

◆色んな要素

本作におけるアドベンチャーモード。
1つのモードとは思えない程ボリュームがあり、ムービーにも力を入れている。
しかし、キャラクターの扱いに偏りがあったりオリジナルの敵など内容は賛否両論に。
詳しくはリンク先へ。

  • 大乱闘
コイン制はお札が追加されてコインの額が僅かに変動。評価制バトルはカットされた。
スペシャル乱闘はDXでは1つしか選べなかったが本作は複数の条件で選べるようになった。

  • 1人用
シンプルはDXまであったボーナス制度がカットされた。
競技場はDXと同じものが収録されているが、仕様が変更されたり複数で遊べるようになった。

  • フィギュア名鑑
前作にも登場したいろんな作品のキャラクターのフィギュアを観賞できる。
今回はジオラマ風に飾って写真を撮る事もできる。

  • シール
フィギュアと同じく収集要素の1つ。
原作のイラストをそのまま使っているためフィギュアには無いがシールにはいるキャラクターも大勢いる。
亜空の使者では使用キャラの強化に使われる。

  • クリアゲッター
いろんなモードでさまざまな条件を満たすとごほうびが貰える。
条件を満たすと両隣に別の条件が判明したり難しい条件はゴールデンハンマーを使う事もできる。
この仕様はカービィのエアライドのクリアチェッカーと全く同じ。

  • ステージ作り
その名の通り対戦のステージを作成するモード。
自由度はそんなに高くないが足場が殆んど無い歪なステージは作れる。

  • 名作トライアル
ファイター達が過去に登場した懐かしのレトロゲームを数十秒から数分だけ遊べる。
一部作品は複数のセーブデータがあり、中盤から遊べるものもある。

元々は初代から構想していた要素。
不規則に飛来するスマッシュボールを攻撃し、破壊する事で体が光り使用出来る強力な技。
仕方ないと言えば仕方ないがキャラごとの性能差が激しい。いらない人はアイテムスイッチで出現しないように設定しましょう。

モンスターボールのような物で使うとシリーズのライバルや脇役ポジション、知名度が低いマイナーキャラクターなどが援護してくれる。

  • 画面内登場
初代に登場してDXでカットされた試合開始前のそれぞれのキャラクターが登場する演出が復活。
DXから参戦したキャラクターにも新規に用意されており、それぞれの持ち味が活かされてみていて飽きない。

  • アピール
DXまでは1つだけだったが本作からキャラクター毎にそれぞれ3つに増えた。
かっこいいもの、かわいいもの、笑っちゃうもの、腹が立つもの、よくわからないものなどバラエティ豊か。
スネークは3つ全てダンボールに隠れて同じに見えるがよく見ると姿勢や動作が微妙に異なっている。

  • 滑空
一部の羽のあるキャラクターは空中ジャンプの頂上で特定の操作で空中を滑空できる。
しかし、あまりに復帰力が高すぎるため次作でカットされた。

  • 転倒
その名の通りダッシュしようとすると64分の1の確率でこけてしまうシステム。
さすがにプレイヤー間で不満が続出したので当然これも次作でカット。





おきらくに編集していって下さい。

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