ゼルダ姫(ゼルダの伝説)

登録日:2009/11/09 Mon 16:52:42
更新日:2024/04/09 Tue 13:23:53
所要時間:約 16 分で読めます




ゲーム『ゼルダの伝説』シリーズのヒロインで、ハイラルの王女。
尚、タイトルに名前があるが主人公ではない。

ほぼ全作品でガノンドロフ等の「悪いヤツに拐われる」といった点が共通しているので、スーパーマリオシリーズでいうところのピーチ姫

リンク同様作品によって毎回違う人物として描かれているが、共通して強い魔力を有している。
その為、時のオカリナ以降のラスボスとの最終決戦では彼女と協力して戦うことになるケースがそこそこある。

また、基本的にリンクと同年代の設定であるため、リンクが年少の時はゼルダも年少である。



主な登場作品

各作品のネタバレが含まれるので要注意!

~初代ゼルダの伝説~

ガノンに捕われLEVEL-9ダンジョンに捕らえられている。
ガノンから知恵のトライフォースを守るために知恵のトライフォースを8つに分け、各地に隠した。

BSゼルダでは冒頭に肉声を聴くことができるが、担当したのは声優ではなく放送局スタッフ。
助けを求めるセリフにもかかわらず語尾にハートマークを付けたような話し方のため、緊迫感はメチャクチャ薄い。
マリオだけでなくゼルダにも棒読み姫は存在したのだ。

~リンクの冒険~

初代ゼルダ(「前作である『初代ゼルダの伝説』というゲームに登場した通称初代ゼルダ姫」ではなく世界観の時系列上、始まりとなるゼルダ姫)が登場。王家に封印された勇気のトライフォースを狙う魔法使いに抵抗したため目覚めぬ眠りの呪いをかけられた。
兄王子がいたらしく、魔法使いは兄王子に野心を吹き込んだ。兄王子はその過ちから代々の王女を「ゼルダ」と名乗らせるように定めた。
同作の冒険は勇気のトライフォースで初代ゼルダを目覚めさせる事が目的。

当時『わんぱっくコミック』で連載されていた乱丸版コミカライズでは、
前作のゼルダ姫も登場しており、『時のオカリナ』に先んじて変身魔法を使う描写があった。
初代ゼルダの兄王子に野心を吹き込んだ「人間」の魔法使いがガノンの正体だったりと他にも公式に先んじた点がありなかなか興味深い。


~神々のトライフォース~

CV:國府田マリ子(ドラマCD、BSゼルダの伝説 古代の石盤)

ハイラル王国の姫であり、封印戦争で聖地を封印した7賢者の一人*1の末裔。
そのため聖地の封印を解くための生け贄となり得る存在で、アグニムによってハイラル城地下に軟禁されていた。
しかしテレパシーによってリンクに助けを求め、彼によって救出される。
その後、教会に匿われていたが再び捕まり、聖地(闇の世界)への入口を開く為の生け贄にされてしまう。
そしてクリスタルに封印されカメ岩のダンジョンに囚われていたが、リンクに救出され、ガノンの塔への道を開くため力を貸す。
戦いの後は封印が解け、平和に暮らす。
リンクのおじさんが「お前は、姫の……」と言い残していたが、結局どういう関係だったのかは不明。

本作の時点で後の『時のオカリナ』に近いデザインが出来上がっており、以降のビジュアルイメージの原型となったと言える。「ゼルダの子守歌」も原曲は本作から。
また説明書のイラストでは質素な青いドレスを着た姿もあり、エニックスの4コママンガ劇場ではこちらの衣装で描かれることも多かった。


~時のオカリナ~

CV:水沢潤

リンクが夢の中で見た少女。
ハイラルの危機をいち早く感じ、ガノンドロフを倒すべくリンクを質問攻m…もとい協力を求める。
ゴシップストーンによると意外にお転婆なようだ。

だがリンクが三つの聖霊石を集めてハイラル城下までやって来た頃には、ガノンドロフの襲撃から逃れるため
乳母インパに連れられてどこかへいなくなってしまっている。バグを使わぬ限りもちろん城に侵入してももう会えない。

その後ガノンドロフが暗黒の世界を造り上げている間、時の勇者リンクが再び現れるのを7年間も待ち続けた。
大人になったリンクが現れてからは、シーカー族の生き残りの青年シークに変身し、行く先々で彼をサポートした。
因みに漫画版ではインパによりゼルダの記憶を封印してもらいガノンドロフの下で二重スパイをしていた。

しかしリンクに素性を明かして光の矢を託した直後ガノンドロフに捕まり、彼女に宿っていた知恵のトライフォース共々奪われてしまう。
しばらく城の最上階で監禁されるもののリンクの活躍で無事解放される。
その後のガノン城脱出時は彼女と協力しながら進むことになる。鉄格子をゼルダが魔法で開く時の声が大変可愛らしくエロい。
扉の回数しか聞けないので聞き逃さないように。
空中散歩で崩れた橋を難なく通り越したり、自分から罠にかかって捕らわれたり、鉄格子を開けたり、落ちてくる瓦礫にはノーリアクションだったり、
リーデッドにはスルーされたり等、すっごく頼れるお姫様。


ガノンとの最終決戦では蚊帳の外状態。
最後は魔法でガノンの動きを封じ、リンクがトドメを刺して長きに渡る戦いは幕を閉じた。
その際の気功砲の如きビームを見て、「最初からやってくれよ……」と思ったプレイヤーは少なくないだろう。
もっとも、相手は「力のトライフォース」を暴走させたガノンなので、リンクがパワーダウンさせていない状態で攻撃しても通用しなかった可能性が高い。
リンクの光の矢が数秒ひるませるだけだったのと比較すると、「知恵のトライフォース」を持つ彼女の魔法はリンクのそれよりも数段上だったことがうかがえる。

戦いの後、時のオカリナを使ってリンクを在るべき時代へと戻した。
元の時代に戻ったリンクは未来の出来事をゼルダに話し、トワイライトプリンセスに繋がる。


~ムジュラの仮面~

リンクの回想シーンのみに登場。
時の歌と時のオカリナを託し、彼の出発を見送った。"ゼルダ"の伝説なのに登場シーンはこれのみ。


~風のタクト~

CV:橘ひかり

海賊頭の少女テトラの正体。ハイラル王と会うまで本人すらその事実を知らなかった。
テトラの持つペンダントとハイラル王の持つ欠片を合わせると、知恵のトライフォースが完成した。

正体が判明した後はハイラル城で隠れていたが、ガノンドロフにいつのまにか拉致られてしまう。
…が、最終決戦ではやっぱりリンクと共闘し、時のオカリナで色々ツッコミが入った影響か最後まで光の矢で援護してくれる。

ちなみに、ゼルダの姿になった際はこれまでの粗野な口調から打って変わって弱々しい口調になる。
「性格まで変わったのか…!?」と、一部のプレイヤーは戦慄したが、
単純に「度重なる状況の変化についていけず、不安になっていた」だけだったよう。
最終決戦時にはリンクと再会できた安心もあってか海賊時代の強気が戻り、
老いて復活してなお野望のために世界を滅ぼそうとするガノンドロフに啖呵を切った。その後も強気に優しく姉御としてリンクを引っ張っていく。
「ここらで一つトリックプレイとしゃれこもうじゃないか!」なんて言うゼルダ姫がはたして他にいるでしょうか。
ぶっちゃけ可憐な見た目に似合わない。だがそこがいい。

戦いの後はゼルダ姫から海賊テトラの姿に戻り、ハイラルの新天地を求めてリンクとともに航海に出る。


~夢をみる島~

全く登場しない。リンクが起きぬけにマリンにゼルダと言うくらいで以後影も形も名前すら出ない。
因みに名前入力で「ぜるだ」と入れると選択画面のBGMが変わる。


~ふしぎの木の実~

基本的にヒロインが別にいる為に、片方のバージョンのみプレイしていると会えない。
パスワードで時空の章と大地の章を繋ぐと、最後に登場。

その後すぐツインローバに拐われるが、ガノンを倒すと解放され、ほっぺにチューのご褒美をくれる。
どうやら神々のトライフォースのゼルダ姫と同一人物たったようだが、後にハイラル百科での時系列再設定で別人になった模様。


~4つの剣~

今作ではリンクの幼馴染。
フォーソードの様子を確認しに向かうが、そこで復活したグフーに捕まって、彼に勝手に花嫁認定されて誘拐されてしまう。


~4つの剣+~

CV:橘ひかり

4つの剣同様にリンクの幼馴染。
ハイラルに不穏な空気が訪れる中、6人の巫女と共にシャドウリンクの手によって誘拐される。
本来は4つの剣と同一人物設定だったはずだが、現在は別人設定である。
漫画版では小さい頃リンクとよく遊ぶ関係だったが、最近では外に出る時間もないらしい。

ナビトラッカーズではテトラとして登場し、リンクを一人前の海賊にするために海賊の試験へと参加させる。
今作は音声ナビで案内するという都合上、ゼルダでは珍しくフルボイスとなっている。
チャツボや赤獅子の王と比べると大人しい方だが、それでも腕を回したり駆け足をしたりと忙しない動きをしている。


~ふしぎのぼうし~

今作では鍛冶屋の孫であるリンクの幼馴染。それもお祭の日に迎えにくる、ギャルゲ的幼馴染。口調もスカイウォードやテトラほどではないがくだけている。
グフーに石にされている間もリンクを信じて待ち続けている健気な娘。
漫画版ではお祭の誘いを断ったリンクに対して泣き落としを行ったり、リンクがゼルダと仲が良いことを指摘する声に対して意味深な笑いをするなどの描写が描かれている。


~トワイライトプリンセス~

CV:水沢潤

ハイラル王家の王女として登場。

一見平和にハイラルを統治していると見せかけられているが、実際はトワイライトという領域に変えられたハイラル城最上部に幽閉されている。
ミドナの存在もあって空気化が危ぶまれていたが…その本領を発揮するのは最終決戦であった。
  • ガノンドロフに憑依されて、スタイリッシュな浮遊突進やらお馴染みの光の玉キャッチボールを始める
  • 乗馬戦ではリンク顔負けの乗馬スキルを発揮
  • そんな状態でガノン様相手にバカスカ光の矢を撃ち込む

等々、この姫様はっちゃけすぎである。


~夢幻の砂時計~

CV:橘ひかり

風のタクトの続編なのでテトラ。
幽霊船にリンクと共に乗り込むが、呪いで石にされてしまう。
ゲームではずっと囚われの身だったが漫画版ではキュバス戦で苦戦していたリンクをゼルダの姿で助けたり、
ベラムー戦では大砲で攻撃するラインバックに激を飛ばした。


~大地の汽笛~

CV:大前茜

夢幻の砂時計の百年後の世界となっている。テトラの玄孫。
テトラと違い生まれついてのお姫様だが、あの先祖にしてこの子孫あり…な、かなりのお転婆。
物語序盤で身体を奪われてしまい、建前は世界を救う為、本音は自分の身体を取り戻す為にリンクに霊体で同行することになる。
冒険中にはどこでもタッチして会話することができ、恒例ナビゲートキャラの役割を務める。
また霊体になった恩恵としてファントム(今作では聖なる場所を巡回する守護者)に憑依する能力を持っており、ダンジョン内を巡回しているファントム達をリンクが聖なる剣で奇襲(背後の紋章を攻撃)することで憑依し、頼れる相棒に早変わりする。なおゼルダが憑依したファントムはピンク色になる。可愛い。
まず通常のファントム形態だけでも、モンスターや地形対して無敵かつ重りスイッチ起動やリンクを乗せて難所を渡ったりできる。
さらに炎を操るフレイムファントム、ワープ装置を使えるワープファントム、障害物を破壊できるアイアンファントム・・・と憑依するファントム次第でさまざまなギミックが解けるようになる。
できることが増えるたびにゴツい体で可愛くドヤるゼルダ姫が非常に愛らしい。
イベント以外で戦闘が可能なレア姫様にして歴代屈指の萌えキャラ。

ネズミを見て怯える、自分の体を利用されると聞きパニックになり元の体に戻る方法を問い詰める、自分もリンクと共に冒険することになりため息を尽く、プレイヤーに疾風のプロペラで崖から落とされる、プレイヤーに攻撃されてブチ切れる、リンクと2人だけの世界に入り込んでいるうちに敵を見逃す等今まで以上に感情豊かなキャラクターになっている。


~スカイウォードソード~

CV:嶋村侑

騎士学校の生徒で、姫ではない。しかしリンク達の学校の校長の娘というそれなりの身分ではある。
リンクの幼なじみでなにかと世話焼きというまさにリンクの嫁。リンクは爆発すればいい。
前髪ぱっつんがとても可愛い。

歴代のゼルダはいずれも不思議な力を備えていたが、その理由が
「魔の根源たる『終焉の者』から、生命や三大神の遺したトライフォースを守り抜いた女神ハイリア。
そのハイリアが、いずれ来る『終焉の者復活に備えて』トライフォースを扱える人間へと転生した姿」
だからだと判明する。

そのことに気づいたギラヒムによって竜巻で地上に落とされるが、女戦士インパの手引きによって各地を巡礼のため転々とし、その軌跡をリンクが追いかけて行くのが序盤の流れ。
その後ギラヒムの魔の手から逃れ、封印を安定させるため過去の世界で眠りにつくことになり、リンク達の活躍で現代の封印されしものを消滅させたらようやく目覚めて、めでたしめでたし…となるところでギラヒムが乱入。ゼルダをさらった後時の扉を利用して封印されしものが消滅していない過去へ連れて行かれ、儀式の生贄となってとうとう終焉の者を復活させてしまう。
リンクが終焉の者を下した後は無事元に戻り、リンクやスカイロフトの住人とともに地上で暮らすこととなり、そして…


人になったことで女神としての力の大半は失ったが、悪しき者との宿命はついてまわるようだ。


~神々のトライフォース2~


ハイラル王国の王女で、神トラのゼルダの子孫のはずだが七賢者との繋がりはなくなっている。
伝説の勇者(神トラのリンク)に憧れを抱いており、ある日現れたリンクに面影を感じて王家に伝わる紋章を託す。
ハイラル王国の秘宝トライフォースの強奪を企むロウラル王国の司祭ユガの魔術により、額縁の中に封印されてしまった。
本作で登場するハイラルの異世界であるロウラルの姫・ヒルダはゼルダと対照になる人物である。

最後はリンクと共にトライフォースの願いによってロウラルを荒廃状態から復活させた。


~トライフォース三銃士~

全く登場しない。それどころか、回想や台詞ですら存在が出てこない。
まぁ本作の姫はフリル姫だし……代わりとしてリンクが神トラ2におけるゼルダのドレスと近い服を着用したりする。


~ゼルダ無双~

CV:世戸さおり

ハイラル王国王女で知恵のトライフォースの所有者。
『大地の汽笛』『スマブラシリーズ』を除けば、シリーズで初めて本格的なプレイアブルキャラとして参戦。
ハイラル軍の指揮官としての振る舞いも見せており、王女ながらも戦線で積極的に戦う。
ハイラル城が陥落してからはシークに化けて敵の目を欺いた。
物語冒頭でゼルダがハープを奏でている様子が、シークの正体の伏線になっているのだが、今更そんな演出をしなくてもシークの正体なんてみんな知っt
その後は復活したガノンドロフ率いる魔王軍の侵攻で再びハイラルが陥落するが、それでもなおハイラルのため寡兵で再起を図るという芯の強い面も見せる。
アドベンチャーモードでは責任感を持って振る舞う台詞が多いが、勝利時に「悪しき者は滅ぶ定めなのです」と言って高笑いするなど、妙に高圧的な面も…。
使用武器は細剣[光]、タクト[雷]、コピーロッド[闇]
細剣はいわゆるレイピアで素早い攻撃がウリ。
特殊攻撃で玉を貯めて強攻撃を変化させる能力があり、一部攻撃で光の弓も使う。
タクトは風と雷を指揮で操って広範囲をなぎ払う武器となっている。
コピーロッドはハンマー像とフクロウ像を操る武器。
状況によってどちらかを使い分ける必要がある。


シークとしてもプレイアブル。
詳細は当該項目参照

3DS版からはテトラも参戦。
CVは元と同じく橘ひかり。
使用武器はカトラス[水]
腰にかけたカトラスに加えて強力な水鉄砲を駆使し、素早く戦場を駆け抜ける。
余談だが、水鉄砲とはいえ本格的な形の銃が出るのはゼルダシリーズでは初めてだったりする。(ふしぎの木の実に豆鉄砲という手銃(一番古いタイプの銃)に似たものはあったが。)
なお、意外にも持ち武器に反して遠距離攻撃は得意ではない方。

有料DLCでトゥーンゼルダも参戦。
大地の汽笛としての出演だが、その時の声優が現在引退してしまったので、CVはテトラ及びトゥーン系のゼルダを演じてきた橘ひかりとなっている。
使用武器は守り人の剣[光]。
すでに霊にされている状態で戦闘はもっぱらファントムに憑依して行う。相変わらずお転婆で、ゴツい見た目に合わない動作も多々ある。
弱攻撃が素早く〆が広範囲で、高威力な強攻撃も揃えており、非常に使いやすい性能をしている。

この活躍っぷり、まさに“ゼルダ”無双であると言えよう。


~ブレスオブザワイルド~

CV:嶋村侑

なんというか当然ハイラルの姫。過去作のようにリンクへどこからか声を送り冒険の道筋を示すが…。

容姿はこれまでのゼルダと同じく金髪だが、ひときわ目を引く特徴的なふと眉がかわいい。あと普段着は下半身がぴっちりしたタイツのようなものだけという非常に大胆な恰好なのでかなりエロい。*7
心なしかヒップのサイズ自体もモブキャラに比べると故意に大きくされてるような…。
機会は少ないものの歴代ゼルダ姫のようなドレス姿も披露される。

これまでのゼルダに比べると人間的な弱さや使命感に対する空回りっぷりが描写されており、「守ってあげたくなるお姫様キャラ」なのはこれまで同様だが「なんだか見ててほっとけない」と言った要素が強い。

なおスタッフ曰く一番デザインやキャラ造形の上で苦労したのがゼルダとのことで、youtubeで公開されているメイキング動画では決定稿に至るまでの様々な姿のゼルダが見ることができる。
ご興味があったらぜひ見てほしい。


ゼルダ無双 厄災の黙示録

CV:嶋村侑

ブレスオブザワイルドの外伝的ゲームであり、上記のゼルダ姫と同一人物。

本作が大厄災前の時系列の作品であり、姫も物語序盤では学者として奔放している。
一方で父親であるハイラル王から修行に励むように叱責されるなど、Botw本編で描写された期待に応えるために余裕のなくなっている女性という印象が強い。

最序盤でプレイアブルとなるが聖なる力に目覚めていないため、追加パーツで強化されたシーカーストーンで戦う。
具体的にはリモコン爆弾で吹っ飛ばしたり、ビタロックで加速したトロッコで突撃したり氷を増やしたりとかなりアグレッシブ。
こんな形で戦うゼルダはシリーズでは珍しい。

自身を命懸けで守ってくれるリンクや英傑たち、インパ、謎の小型ガーディアンなど本編より理解者が多くその点では恵まれている。
一方で自身の力が目覚めないことへの不安を募らせていく…。




~ティアーズ オブ ザ キングダム~

もちろん前作に引き続き登場。髪がショートカットになっている。
厄災ガノンの封印から数年後、リンクと共にハイラル城の地下深くの洞窟を調査し、そこでハイラル王国樹立に大きくかかわる遺構や壁画を発見する。
しかし最深部で謎のミイラに襲われ、リンクと離ればなれになって行方不明となる。
その後目覚めたリンクは、ハイラル各地で起きてる異変を解決しつつゼルダを探す事になるが…。

壁画を見て大興奮したりハイラル各地で住民に知恵を授けていた痕跡が伺え、前作や厄災の黙示録でも触れられていた学者としての側面(&オタク気質)は本作でも健在。

ハイラル建国直後の過去の時代へと飛ばされ、ハイラル王家の祖先にあたるゾナウ族のラウルとハイリア人のソニアと出会う。
この時にラウルから破魔の光の力を、ソニアから時の力を受け継いでいると明かされる。
今作では時の力しか使用されなかったが、ソニアとゼルダが同時に使用した際、明らかにソニアよりも大きな力を発揮している。


書籍作品など


~ケイブンシャ アドベンチャーヒーローブックス 新・ゼルダの伝説~

大ハイラル王国の国王の娘。
大魔王ガノス(ガノンではない)の花嫁に選ばれるが、国王がそれを断ったため、怒り狂ったガノスの呪いによって人間サイズの水晶の中に封印されてしまう。
呪いを解く方法は、ガノスが持っている瓶に入った液体薬を使うか、ガノス自体を倒す事で呪いを解く事。
ちなみに薬の使い方は不明。水晶に直接かけると水晶が解けるか消えるかするのだろうか…


~フライデースペシャル ファミコンゲームブックシリーズ リンクの冒険 暗黒トライフォース伝承~

ゲーム版同様に呪いで眠らされているが、初代ではない。
呪いをかけたのも、当初は復活したガノンとされていたが、実際にはガノンを復活させたこの作品オリジナルの敵・闇の司祭ジハドである。
終盤ではブラックリンク(ダークリンクでもシャドウリンクでもない)に憑依されて、眠ったままリンクに襲い掛かる。
このゲームブックはマルチエンディングであり、リンクの死と引き換えにジハドとブラックリンクが倒されるバッドエンドでは眠りから目覚めない。


~双葉文庫 ファミコン冒険ゲームブック ゼルダの伝説 蜃気楼城の戦い~

ゲーム版の後日談。『ゼルダ無双』に先駆けて、ゼルダをプレイアブルキャラ化した作品である。
ガノンの弟・魔将軍ガイアによってリンク共々呪いをかけられ、昼はゼルダが、夜はリンクがクリスタルムーンに封印されてしまうようになった。
このゲームブックではゼルダも主人公であり、昼はリンクが、夜はゼルダが冒険する事になる。
リンク同様に剣や弓、爆弾を使って戦う。


~双葉文庫 ファミコン冒険ゲームブック リンクの冒険 魔界からの逆襲~

ゲーム版の後日談。
登場するのは5代目(つまり初代『ゼルダの伝説』に出てきた方)で、初代はエンディングの台詞で存在が語られるのみ。
ガノンの怨念によってリンク共々、初代ハイラル王の時代にタイムスリップされ、ゼルダは大神殿へとさらわれる。
やはり眠らされており、ラスボスのボルバ(今作ではガノンの手下という設定。ゲーム版とは異なり、ブラックリンクを倒した後でボルバと戦う事になる)に憑依されてリンクに襲い掛かるという、前述の『暗黒トライフォース伝承』と似たイベントがある。


~大乱闘スマッシュブラザーズ~

CV:水沢潤(〜for)、藤村歩(SP)

DXよりゼル伝枠で参戦。
初参戦が時のオカリナ準拠の為、ゲーム中にも登場した3種類の魔法攻撃とシークチェンジが使える。
魔法は軌道修正して飛ばし、発動させると爆炎を発生させるディンの炎(横B)、飛び道具を反射するネールの愛(通常B)、
回転した後ワープして復帰するフロルの風(上B)と、原作のものとは違う。
最後の切りふだは光の弓矢。直線状に攻撃し、当たると強烈に吹っ飛ぶ。

どちらも軽量級の範疇だが、ゼルダ時は強力な魔法によるパワー、シーク時は軽やかな身のこなしや体術がウリ。
……本来は「立ち回りで勝るシークでダメージを稼いで決定力で勝るゼルダで〆る」というコンセプトのキャラクターのはずなのだが、
あまりにも機動力が劣悪且つ攻撃も遅くリーチも短いゼルダと、高機動力キャラな上に凶悪な攻撃判定と高い決定力の技の数々を持つシークとでは絶望的なスペック差があり、
本格的に勝ちを狙うとなるともっぱらシーク単騎で戦うことになる不憫なキャラクターであった。
因みにDXではゼルダを選んでステージセレクト時にAを押し続けると、シーク状態でゲームが始められるという裏技がある。

カービィコピーした際にはオカリナの子供時代の帽子を被る。芸が細かい。
デザインがトワプリ準拠になったX・forでも同じだがツッコんではいけない。
そして余談だがカービィがネールの愛を使う際の掛け声は全キャラクターの中でもトップクラスの可愛さを誇り、ファルコンなどと並んで特に人気が高い。

DXではフィギュアコンプにゼルダとシークで一つずつ×3、
計3回クリアしなければならない。
二度手間である。
ただ最後の一撃だけで良いので、ゼルダで進んで最後の一撃だけシークで倒せばシークのフィギュアが貰えるし、その逆も然り。

Xではゼルダ勢はトワイライトプリンセス出典となったが、シークへも引き続き変身可能。
元々シーク自身もトワプリのプロット作成時には登場する案があり、その際の没デザインを借りたとの事。
ゼルダ自身のスペックは前作に比べてそれほど変化はないが、前作で猛威を振るったシークが中堅程度まで性能を引き下げられたため、
「基本はシークで戦うが場合によってはゼルダに切り替える」というコンセプト通りの運用法が有効となった。

forでは変身システム自体が廃止となった為、サムス&ゼロサムなどと同様にシークとは完全別キャラ扱いに。
代わりに下必殺ワザは、汽笛に登場したファントムを飛び道具扱いで召喚する「ファントムアタック」になっている。
元々機動力の高いシークに変身できることを前提にしたスペックのキャラクターだったため、シークに変身できなくなったのは相当痛く、
ほぼ確実にシリーズ最弱のゼルダである。
ちなみにシークはしれっと上位キャラに返り咲いている。

SPではゼルダ勢の出典がバラバラとなり、ゼルダは神々のトライフォース1&2の折衷デザインで参戦している。同名ですが赤の他人です
BotWのゼルダは従来のスマブラでの魔法主体の戦闘が似合わないのと、ストーリーで戦えない設定(描写)があると言われている。笑顔が素敵で、衣装や性格が一番映えるということでこのデザインになった。
DX~forの麗人のような雰囲気は難しいため、活発的なモーションになった。
流石に前作で「シークがいなくなった分を別の形で補う必要がある」と反省したのか「ディンの炎」と「ファントムアタック」が強化されており、低い運動性能を弾幕で補う遠距離ファイターとして開花する。
また、最後の切りふだが「知恵のトライフォース」に変更されている。
ついでにゼルダをコピーしたカービィのデザインも神々のトライフォース1&2のゼルダのウィッグとティアラを付けた姿に変更された。
ちなみにシークはBotWの「忍びスーツ」準拠。まじで一体誰なんだ…
スマブラ・ゼルダファンからの評判は良好である。

余談だが『ファミ通』のスマブラ記事では矢鱈とゼルダが評価されており、代わりにシーク下げが目立った。

亜空の使者

ピーチと共にコロシアムで観戦していたところを亜空軍に襲われ、ボスパックンにとらわれる。
ピーチとどちらを助けるかは択一で、その後のムービー等が分岐する。
どっちにしろ戦艦ハルバードに監禁されるが、乗り込んだメタナイトルカリオスネークに解放される。
おとなしく待てというスネークの指示を無視し、シークになってピーチを連れハルバードを探索。
甲板に上がったところで、フォックスの駆るアーウィンがハルバードを攻撃している場面に遭遇。
誤解からアーウィンを撃墜(しかも素手で)してしまい、脱出したフォックスと一触即発の空気になったが、ピーチが差し出した紅茶のおかげで和解。

どうでもいいが、また増えた分の借金を紅茶一杯で済まされたフォックスが哀れ。

大合流を果たすもタブーに惨敗した後、亜空間でリンクとゼルダを助けておくと、共通の敵を倒すべくガノンドロフと一時的に手を組む。
原作では決してあり得ない展開を、ゼル伝ファンは感慨深く感じた。



追記・修正はゼルダを主人公の名前と勘違いした方がお願いします。

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最終更新:2024年04月09日 13:23

*1 おそらくは『時のオカリナ』のゼルダ姫

*2 ハイラル王の手記には母の死に際しても哀しみを表に出さなかったとあり、幼いうちに感情を内々に押し殺してしまった事がトライフォースの力を抑制してしまった可能性がある。

*3 カッシーワイベントより

*4 この時点で、実際には先代か女神ハイリアと思しき人物が現れる予知夢を見ており、覚醒の兆しはあった。

*5 古代兵器の運用自体は王による国是だった為、彼女の責ではない

*6 正確にはリンクはクロチェリー平原に駆け付けたシーカーの戦士たちに託し、当人は迷いの森→ハイラル城というルートを取った模様。ハイラルの元となった京都御所周辺地図でいえば山科区役所(クロチェリー平原)から宝が池公園(迷いの森)に向かった後、引き返して京都御所(ハイラル城)へ向かったことになるため現実の縮尺でいえば約20km、新宿~国分寺間ほど。覚醒直後で勢いもあったのだろうがかなりの健脚である。

*7 本作のゼルダは乗馬を嗜むのであの革パンは乗馬ズボンと思われる。メイキング資料には乗馬用の短鞭と一緒に描かれたものも。