究極攻略シリーズ

登録日:2010/12/03(金) 00:05:43
更新日:2024/04/01 Mon 09:04:22
所要時間:約 6 分で読めます




究極攻略シリーズとは、小学館から出版されている『ロックマンエグゼシリーズ』と『流星のロックマンシリーズ』の攻略本のことである。


以下、内容を紹介していく。


  • 裏表紙に注意書がある
この本は「ロックマンエグゼ〇」のクリア後の隠し要素や通信対戦を攻略しています。通常のゲームシナリオに関する攻略は一切載っていませんので、一通りゲームをクリアした人のみお買い求めください。

どのナンバリングでも、裏表紙にはこのような言葉が書かれている。
そう、つまりこの本はクリア後や通信対戦重視なのである。
ちなみにシナリオ用は別売なので買い揃える必要がある。


  • 隠し要素が全て載っている
シナリオ後に会える裏ボス、ロットナンバー、圧縮コマンド…
これらは一見普通の様に見えるが、実は商品やマック、アニメ限定でしか手に入れられないパスワードも全て載っている。全て。
対戦はこれらが集まっているのが前提条件なのでありがたい。


  • 漫画が載っている
なんと攻略本なのに漫画が載っている!
絵師はコロコロコミック漫画版を連載していた鷹岬諒先生。
内容は通信対戦でメジャーな戦法が描かれていて地味に面白い。
主に熱斗、デカオ、名人が出演。


  • 隠しパラメータの計算方法が載っている
これは普段は表示されないような要素の条件、計算方法が載っているということ。
ポケモンで言えば努力値や個体値、めざめるパワーについて詳しく書かれているようなものでかなり凄い。


  • 設定イラスト、没画が載っている
ロックマンの変身図、各ナビの没画、ラスボスの設定等…
やはりボツより格段にカッコよくなっているのがわかる。巻頭にはポスターもある。

後に『ロックマンエグゼのひみつ オフィシャル設定イラストガイド』や『ロックマンエグゼ オフィシャルコンプリートワークス』、
ミニサントラCD付きイラスト&設定集『CAPCOM SPECIAL SELECTION ロックマンエグゼ』等にも収録されている。


  • 外部機器、拡張アイテムも載っている
プログレスチップゲート、ナビリンクシステム、カードeリーダー+…。
カードeリーダーのリストまで全て載っている攻略本はそうそう無い。


  • 対人戦考察が深い
ネット上で流行ってるもの、大会の主流戦法、さらにはバグ技や開発スタッフの予想を越えたものまで考察され書かれている。
フォルダの例(デッキのようなもの)も書いてある。
バグまでって…。
チップの特殊効果の持続時間やチャージショットの時間も1/60秒単位で記載されている。



ここまでの内容が薄い一冊に詰め込まれているのである。
どこかの大丈夫?この続きはキミの目で(ryな攻略本がゴミのようだ!


以下、実際に出版されている本を挙げていく。



WWWエリアなどのクリア後のお楽しみから通信対戦で稀に獲得できる隠しチップ(「ファイターソード」など)やハードモードなどまで詳細に書かれている。あの最凶最悪の戦法プリズムコンボについても記載。


シナリオ後の全7要素の攻略が書いてある。
隠しコマンドRRLRLRLLがわからないと先に進めない。
スタイルチェンジの隠しパラメータの計算方法が書いてある。


変わり身イアイフォームで永続無敵バグ、ステルスマインの暗転瞬殺バグが載っている。
善悪度のおおまかな計算(非数値化)が書かれている。
ただし善悪度の詳細が曖昧、ロットナンバーの一部が非掲載*1など、究極攻略シリーズらしからぬ不徹底さが見受けられる。


  • ロックマンエグゼ5究極攻略CHAOS
初回限定版はネビュラグレイの改造カードが入っている。
前作と違い善悪度の数値化した上で細かい計算が書かれている。
最凶のABD戦法も載っている。
ただしそのフォルダを作るのにデータを最初からにし、目当てのチップを入手するまで他のチップを使ってはならないという厳しい条件があるので異常に時間がかかる。

どのくらい強いかというと…
筆者はこれを達成しロックマン未経験の知り合いに渡したところ、フォルテSPをノーダメージかつランクSで倒すほど。
そのあまりの突き抜け加減に、公式大会では使用禁止になった。


  • ロックマンエグゼ6究極攻略COMP
開発スタッフインタビューが載っている。
容量の関係で登場予定が没になったセレナードェ…



□ABD戦法について

正式名称はオートバトルデータ戦法。

これはダークインビジというダークチップ、或いはダークソウルユニゾンという特殊状態を使ったものである。
どちらも効果が発動すると
ロックマンが15秒間完全無敵(バッドメディスンを除く)になり、自動で動き回り、今まで頻繁に使ったチップをランダムに使いまくる

というもの。
これは現在のフォルダの中身とは無関係である点に注意。


ランダムに使うチップは、これまでプレイヤーの使ったチップの履歴に応じて、自動的に使用頻度でランク分けされる。
そしてランク毎に四積み、三積み…とダークインビジ用に作られた隠しフォルダに登録される。
このダークインビジ用のフォルダは見ることが出来ない内部データ(隠しパラメータみたいな)。

隠しフォルダと言えど構成ルールはプレイヤーのそれとほぼ一緒で、メガクラスチップは5枚、ギガクラスチップは1枚までという制約も同じ(選別は自動だが)。
しかし相違点として、P.Aも一種類だけチップ一枚として登録される
そしてナビチップなど覚えられないチップも存在する。(例えばリーダーズレイドは覚えなかった)


何より最大の違いとして、使うのはプレイヤーではなくAI。チップを選択する操作すら必要ない。
それ故当たり前のように手札の概念もなければチップ切れもない。時間の許す限り平気で何枚でも連発してくれる。

普通のプレイならば、無敵なのにインビジとか使いまくってしまい、プレイヤーの好む戦法がわかるネタ的なもの。
攻撃面でも序盤に多用したであろうキャノンなどの連打や、オジゾウサンを置いて勝手に自爆(どうせ無敵だが)がせいぜい。
エアホッケーやワイドショット辺りは連発されると強いかも知れないが、所詮暴走状態なため、しっかり狙いをつけずに撃ってもたかが知れている。


しかし…しかしだ…

今まで使ったチップの中から』という部分に注目。
もし、今までにフォルダに一枚しか入れられないギガチップや強力なダークチップや(ちなみに5のみAI上ではノーマルチップ扱い)やP.Aしか使っていなかったら…?
そう、ロックマンはひたすらその数枚だけを連発する

覚えさせるべきものは、ダークサンダーというチップとP.Aビッグノイズ
ダークサンダーは暗転無し攻撃力200、麻痺効果。相手を長い間追い続ける
ビックノイズは暗転攻撃力400、麻痺効果、対インビジ、攻撃範囲10マス(真ん中で使えば相手エリア全域)
どちらも当たっても相手がショートインビジ状態にならず連続攻撃可能。

ビックノイズの効果でインビジブルも効かない。
更に、一度に四連続ぐらいダークサンダーを発射するので全弾回避は難しい。
高い攻撃力と連発数から、ドリームオーラやカワリミも怖くない。
実際のフォルダに必要なのはダークインビジ一枚なので、残りは自由に構成できる上、ナビカスも制限無し。


究極攻略本には相手がダークサンダーに取り囲まれているシュールな画像が載っている。

ただしシナリオクリアも上記のものか覚えないチップしか使えないため時間がかかる。

ぶっちゃけ最大HP1でも問題は無い(その方がダークソウルユニゾンが発動しやすいし)


『ロックマンエグゼ アドバンスドコレクション』ではダークロックマンが使用するチップ構成が極端なバランスになっていた場合、スタンダードチップも使用するように調整された。
そのためダークインビジブルも対戦で使用可能となっている。



フォルテ「これでとどめだロックマン!ダークネスオーバーロード!」
ロックマン「何勘違いしてるんだ…」
フォ「ひょ?」
ロ「俺のダークソウルユニゾンはまだ終了してないぜ!」

ビックノイズ!フォルテは麻痺した!
フォ「がッ……!」
ダークサンダー!ダークサンダー!
フォ「うわぁぁぁああァーッ!!」
ロ「まだまだぁ!」
ダークサンダー!ダークサンダー!
ワイリー「もうやめて!フォルテのHPはとっくに0よ!」

ロ「貴様いつから俺が“善”だと思っていた?」
フォ「なん……だと…?まさか…」
ロ「 錯 覚 だ 」



enemy deleted



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最終更新:2024年04月01日 09:04

*1 クイズの掲載という形で「ガンデルソルEX」のナンバーは詳細が非掲載。また当時通信連動のみの解禁と思われていた「Zセイバー」のナンバーも非掲載。こちらは後に2022年になって有志がナンバーを発見し話題となった。とはいえ当時わざわざ「ゼロ3との連動でのみ手に入る!」との触れ込みであり、公式の言及的にも意図的な部分があるようなので仕方のない面はあるが