食わず嫌い

登録日 :2012/04/18(水) 21:00:50
更新日 : 2017/09/26 Tue 08:48:57
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食わず嫌いとは、食べ物の味以外の要素(見た目や香り等)や、先に抱いてしまったネガティブなイメージにより、
そのものを味わう事なく「嫌い」と判断してしまう現象である。

食に対する経験に乏しい子供が示す事が多いが、大人であっても未知の食べ物に対しては食わず嫌いをしてしまう事はままある。
なお、一度でも味わった上で「嫌い」と断じたものや、なにかしらのトラウマにより嫌いとなった食べ物に対しては「食わず嫌い」は適用されない。
だって一応食べてるからね。

なので、「とんねるずのみなさんのおかげでした。」の「食わず嫌い王決定戦」は本来は「好き嫌い王決定戦」とでもいうべきもののはずで、
ゲストとして出演した関根勤に「意味が間違ってるよ」と実際に突っ込まれたことがある。


■食わず嫌いされやすい食べ物

◆発酵食品
納豆やくさやなど。発酵した食べ物独特の香りは鼻につきやすい……というよりこれらは匂いそのものも純粋に強い。
特に納豆は関東の方では比較的抵抗なく食べている人が多いが、それ以外の地方では嫌悪する人も多い(人口の多いところではその分抵抗なく食べる人も多い)。
外国人でも日本人でも嫌がる人が多い食べ物の定番。
ちなみに納豆やくさやは好きでも、世界各地の発酵食品については……というケースも多い。

◆加熱した食品
ラーメンやグラタンなど。いわゆる猫舌で熱いため口に入れにくいことや、熱への恐怖心などが原因。
啜って食べることをせずにスプーンを使ってマイペースに食べる傾向が見られる欧米人に多い。日本も都市部にいけばそれなりに嫌いな人も少なからずいる。
火傷しないように気をつけて食べるのが望ましい。味に問題がないのであれば冷ますのも一つの手だろう。
猫舌でない人はハフハフして食べる傾向があり、この食べ方を見習うと良い。

◆野菜類
緑色の強いピーマンホウレン草などが特に食わず嫌いされやすいが、これは、緑=味覚感が無い、苦味を連想させるなどの理由から。
その他、ニンジングリーンピースなども青臭い匂いからその対象になりやすい。

虫食
ハチノコやイナゴなど。
見た目のグロテスクさや元々虫が嫌い等の理由で忌避する人は多い。
普段馴染みの無い食べ物なので、仕方ないとも言えるだろう。
何でもそうだが味付けや大きさなどに左右されるところも大きい。


■克服するには

あまりにも多様な食べ物に対して食わず嫌いをしてしまうと栄養が片寄る他、時に社会生活にも支障を来してしまう。

長期間の食わず嫌いだと、見ただけで吐き気を催したりもしてしまうほどに症状が悪化したりもしてしまうが、
本人の意思さえあれば案外なんとかなるのが食わず嫌いである。
自ら克服を志すなら他の食物と組み合わせたりするなどの工夫をし、段階的に慣れていこう。

逆に、他人の食わず嫌いを直すには、無理強いをしてはいけない。
ますます拒否するようになる。

同年代の者ならばじっくりと相談した上で説得し、その上で工夫を考えよう。
子供ならば、「栄養があるんだよ」「お野菜さんが食べてほしいって言ってるよ」など、楽しく食べる方向にもっていったり、好きな料理に混ぜたりしてみよう。


■無理な克服も考え物

確かに、食わず嫌いと言う現象はいいことではない。しかし、それを無理に直そうとするのも考え物だ。
食わず嫌いのせいで栄養が偏ってしまうことはあるが、食材の一つや二つ食えなかっただけで不健康になるほど、人間の身体はやわではない。
野菜が大半食べられないとかいうものでなければ、健康的には殊更問題視する必要もないのである。

特に熱い飲食物や発酵食品、虫などは全般的に食べられなかったとしても、よほど困窮した状況でなければ問題にはならない。
前者の場合は下手に食べると火傷する危険性もあり、過熱によるビタミン不足による胃癌や美容の悪化なども弊害も現れる。

まず、「食わず嫌い」と『本当に嫌い』や『アレルギー』は完全に別モノである。

特にアレルギーの場合、単なる食わず嫌いだと思い込んで相手に食べることを無理強いさせてしまうと、最悪の場合 その人の人生が終わります。
というか、あなた自身の人生設計も崩壊します。

アレルギーは好き嫌いの延長ではなく、生死に関わる身体の拒否反応なので、 人殺しの十字架 を背負わない為にもよく理解しておこう。

特にアレルギーに対してろくな知識のない年輩の方たちは、
「根性が足らん」だの「それじゃあ社会人としてダメだ」などと 本気で のたまって無理矢理食べさせようとする事があるので、
そういう現場に出くわしたら止めるようにしましょう。

逆に好き嫌いならば、身体のことを考えて食べさせてやるのも思いやり。
その場合は、無理強いせずにその人に合ったペースで克服してもらおう。
ただし、口に入れただけで吐いたりするようなレベルのものの場合はよしておこう。



追記・修正は食わず嫌いを克服してからお願いします。

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