食い物のうらみ

登録日:2012/02/20 Mon 22:37:01
更新日:2023/12/07 Thu 13:19:26
所要時間:約 4 分で読めます




食い物(食べ物)のうらみ(恨み・怨み)とは、

  • 食事の邪魔をされた
  • そもそも食わせてもらえなかった

などの理由に根をきざす深い深い怨恨である。まぁ第三者から見ればすごくどうでもいい争いだが


歴史

恐らくは有史以前よりあったであろう事象。
人間腹が減ると苛立ってくるもので、ようやく出された食事を反古にされたりすると、激しい怒りを示すのはwiki篭り諸氏にもよくある事だろう。

有史に入ってからも空腹によって戦争や革命が起きた事例は枚挙に暇がない。
日本でも農民が度々自分たちの食料を確保する為に、年貢の引き下げや猶予を求めて一揆を敢行した。
江戸時代になると徳川綱吉が生類憐みの令を発布したが、これは食料となる生き物も規制するものだった為に激しい反発が起きた。
大正時代には富山発の米騒動が発生し、内閣が倒れる事態にまで発展している。

空腹とは微妙に違うけれどあさま山荘事件の際、警視庁と長野県警、警視庁の応援できていた神奈川県警の間でカップヌードルを巡って軋轢が生まれたという逸話がある。
「カップヌードルは警視庁の予算で購入し、警視庁の隊員が水を汲み、警視庁のキッチンカーで調理しているのだから、県警には渡せない」
「だから県警には1個70円で渡す」

更に美味しんぼとかでもわかる通り、人類は「味覚」という感覚にも芸術性を求め、発展してきたのだから、猶更激しい執着を持つようになった。
たい焼きが原因で解散危機とネタにされたバンドもあり(多少話がオーバーになっているとは言われるものの)、この「うらみ」は少なからず社会的にも大きな影響を持つのだ。

動物でも、ヒグマは食い物への執着心が強く、一度自分の食べ物と決めたら絶対に離さない。
保存食にするつもりだった遺体を持ち帰ったりテントの中で発見した食料をテントの持ち主が持って逃げようとしたりすると、襲われる。

フィクションでは

食い物のうらみはフィクション作品でも度々扱われるが、現実に比してやたらスケールがでかくなる。

  • 食い物のうらみでパワーアップ
  • 食い物のうらみで宇宙戦争
  • 食い物のうらみで世界滅亡
  • 食い物のうらみで世界を救う
  • 食い物のうらみで革命
etc...
食欲とはかくも恐ろしいものなのである。

フィクションの事例(追記歓迎)


追記・修正おねg「ちょっと!あたしのプリン食べたでしょ!?」
「名前書いてないじゃんwww(ドヤ顔)」

儒生歴17008 姉と弟、冷蔵庫のプリン巡り激突!口論は105分に及ぶ!!(

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最終更新:2023年12月07日 13:19