葉隠覚悟

登録日 :2009/09/08(火) 22:28:19
更新日 : 2017/08/20 Sun 14:53:55
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「その言葉、宣戦布告と判断する。当方に迎撃の用意あり!」


漫画 覚悟のススメの主人公。「はがくれ かくご」と読む。眼鏡をかけ、白い詰襟を着た少年。OVAでは山寺宏一が声を担当。

同作者の別作品『エクゾスカル零』にて文明崩壊後の世界で冬眠から蘇った姿はエクゾスカル零/葉隠覚悟参照。

幼い時より人類を守る剣となるため、実兄である散(はらら)と共に父・朧のもとで、
雪山の中、下着での取っ組み合い、異形と化した熊との格闘など厳しい修行に励んできた。
究極の格闘技「零式防衛術」を体得しており、強化外骨格「零」を纏い、人類の明日のため闘い続ける運命を背負っている。

非常に生真面目で自己抑制の強い性格。普段は至って感情の起伏が少なく、軍人のような古風な口調で話す。

また礼節を重んじ、認めた一流の敵にも礼節と敬意をもって応える。
反面、流し場に座り全裸で誘惑する美女に 平手打ち で応え、
「口に入れる物を調理いたす場所に、尻や足を乗せるとは何事か!」 と一喝するなど礼節のない相手には厳しい。
しかしながら生まれた時から修行の日々を送っていたせいで一般常識については疎い。

父の教えもあり 暴力は極力避けるもの、恋は極力秘めるもの として恋愛には非常に寡黙だが、
罪子に恋心を抱いて以降は、相棒である英霊たち(後述)の制止を振り切るほど情熱的になっていた。
また父に許された直後はかなり浮かれっぷりを見せた。

生けるもの全てに対する深い慈愛の心も持っており、物言わぬ人間の成れの果てである肉虫たちの心を読み取り涙を流していた。
また、人類を守るためとはいえ殺生を重ねる己の矛盾に苦悩する一面も。

体の8カ所には葉隠家に代々伝わる「零式鉄球」が埋め込まれている。
これは自身の肉体に吸引することで皮膚を硬質化させることができるというもの。覚悟はこれにより体の56%を鋼に変えることができる。

ちなみにこの零式鉄球を埋め込む際、手術などという高尚なことはせず、父・朧が一発一発ガトリング砲でブチ込んでいる。
常人なら1発撃たれる度に死ぬほどの痛みを味わう。


強化外骨格 「零」】


覚悟が纏う、生ける鎧。
普段は大きな学生鞄に収納されているが覚悟の「瞬着!」の掛け声と共に瞬時に装着が可能。

重量 90kg
材質 複合装甲・展性チタン合金

漆黒の装甲に純白の正義マフラーをなびかせる姿が印象的。
右腰部に生命維持装置、左腰部に科学兵器調合装置を装備。
脚部は爆芯靴と呼ばれる推進機能付きのブーツとなっている。

もともと強化外骨格は第二次大戦中、日本軍人・葉隠四郎率いる精鋭集団「瞬殺無音部隊」によって戦争投入を目的として開発されたものである。

開発の際には、三千にも及ぶ捕虜を使った人体実験が費やされた。彼らは英霊として、零に宿っている。
英霊たちは無念をこらえ、二度と自分たちのような存在を生み出さないように、覚悟と共に戦う決意を固めた不退転の士なのだ。

覚悟は零下70度の独房に全裸で入り、着装した際に英霊たちと同じ苦しみを味わうべく自ら切腹と介錯を行った末、
見事な血涙を流しその覚悟を認められ零の装着者となった。

英霊たちは覚悟に様々な助言を与え、戦いをサポートする。
経験の浅い葉隠を叱咤したり、稀にからかって笑ったりと、その様は愛すべきツンデレ。
また、強化外骨格は英霊たちが宿って始めて威力を発揮するものであるため、英霊なき零はただの抜け殻となってしまう。


【零式防衛術】


肉体の限界を引き出し、必殺の一撃を生み出す格闘技。
覚悟はその中でも、相手の力を利用して放つクロスカウンター「因果」を得意とする。

◆主な使用技


  • 零式積極直突撃(じきづき)
敵に突撃しつつ放つ突き

  • 零式因果直蹴撃(じきげり)
突撃してきた敵に対して放つ跳び蹴り

  • 零式因果肉弾
突撃した敵に対して放つ体当たり

  • 超振動
掌で振動を引き起こす技
螺旋の派生形と思われる

  • 零式積極重爆蹴(じゅうばく)
敵に放つミドルキック

  • 大義
忠誠よりも重き大義を乗せて放つ跳び蹴り

  • 一本足因果
散のトルネード螺旋に対して覚悟が見せた構え
残念ながら散に押し負けた

  • 輪廻
覚悟が朧の教えを受けて放った一撃必生の正拳突き

  • 零式因果双拳
両腕で突撃してくる敵に放つ突き


覇岡が不良にからまれた際あえて手を貸さない、武芸者の悶十郎に絡まれても自ら負けを認めて引くなど無益な闘いはしない主義だが、
友や無力な者が被害を受けた時は容赦なく立ち向かう。
戦士としての性格は意外に好戦的で、散やライやボルトなど実力を認めた相手とは真っ向から打ち合うことを信条とする。
特に、敵の策略によって英霊たちが成仏してしまった時、零を失って尚まったくひるむことなく生身でボルトや腑露舞と戦うなど、戦士としても超一流。


敵と戦う時は説教めいた台詞を放つのがお約束。まさに名言製造機。


「キサマの愛は侵略行為」
「ここは現実の世界なり!」
「雑草などという草はない!」
「キサマが一番無用なり!」
「献愛は時に苦痛を伴うもの。だがおまえの胸にあるのは手を差しのべることの優越感のみ!」
「キサマほどの戦士がなぜ散などの配下にいるのかわからぬ!」
「ただ一点の曇りなき主君への忠義、敵ながら見事!されど忠義より重きものがある!」
「零式防衛術が腕で闘うものとでも思っているのか!」
「うぬら外道に身を苛まれても、人間の尊厳を捨てることなく人間であり続けた勇敢な人々が、ひとつになって俺に生命を授けてくれた!」
「見事なり!たとえ核兵器をもってしても、対超鋼をもってしても、キサマの守護(まも)るこの門を破ることはできまい!いかなる弾もいかなる者も通ることのできぬこの超門を、葉隠覚悟まかり通る!」
「貫く言葉はただひとつ!零式防衛術奥技…大義!」
「それ以上強い結びつきはあるまい!」
「人間に流れる血液に種類などない! 全て赤い血だ!」
「燃えるものか!道を外れた主君に向ける愛などに、この肉体が負けるものか!」
「当方に迎撃の用意…なし!」
「人間を殺めるのは、これで最後にしていただきたい」
「怖がらなくていい!もう寂しい思いはさせぬ!兄上!冥どの!玉太郎!生まれ変われ!」
「キサマの零式には大事なものが欠けている!」
「獅子は獅子であることを、吠えたりはせぬ!」
「台無しにされた人間の尊厳を思い出せ!おまえの同胞の苦しみも全て剣に込めるのだ!」
「我こそは現代の侍!牙なき人の剣なり!」
「戦士に敬礼!」
「君がいる限り、戦い続ける!!」


なお、短編「強化外骨格・雫の巻」で零式密漁師(ハンター)の剣を受け死んだかのような描写がされているが、短編集「銃声の子守唄」巻末の書き下ろしで無事であることが語られた。




神武の超鋼よ、我を立たせ給え
牙なき人の明日の為に

無限の英霊よ、我を砕き給え
それが永久への礎なら

我が身は既に


完  覚




了  悟



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