登録日:2011/04/11 Mon 15:44:27
更新日:2024/04/07 Sun 22:15:41
所要時間:約 40 分も喋れます
だん-まつま【断末魔・断末摩】
息を引き取るまぎわの苦痛・状態。または死ぬ直前のこと。
つまり断末魔の叫びとは「死ぬ間際の叫び声」のことである。
「断末魔」そのものは叫びや言葉の意味ではないので注意。
「断末魔」とは「末魔が断ち切れる」という意味。「末魔」はサンスクリット語の「マルマン」の漢語訳である。
古代インドの人々は「人体には「マルマン」という『命をつないでいる急所』が何箇所かあり、これが切れると人は苦痛とともに死ぬ」と考えていた。
断末魔の叫びとはその苦しみの為にあげるのか、はたまた生への渇望からくるものか…だが確かにそこに彼らは生きていた。
この項目では彼らの生きざまを凝縮した(?)断末魔の叫びを取り上げていきたい。
なお項目の都合上、死の直前ではない台詞(戦闘不能等)も含みます。
また、
命乞いについては別項目で取り扱っている。
《主な断末魔の叫び》
苦痛であるため悲鳴を上げるのは当然ではあるが、その中でも特徴的なもの。
もはや誰もが知る伝説級の叫び。
ファイナルファンタジーⅡにおける
ラスボス、
皇帝が主人公らに敗れた際に発する。
その予想外な断末魔の叫びに余韻をぶち壊されたプレイヤーもいるのではなかろうか。GBA版ではミンウ一行が倒した善の皇帝のウボァーから続けざまに悪の皇帝のウボァーというWウボァーが披露される。
ディシディアではさらに
堀内賢雄氏の素敵ボイスによる様々なウボァーが聞ける。KOされた時は勿論のこと、シアターモードでのストーリームービーの皇帝退場シーンがコスモスサイド10人分用意された結果、
連続再生すると
通常より気合の入ったウボァーが10連再生される今世紀最大のウボァー祭り
となった。
キャラのボイスサンプルには本編で使われなかったパターンのウボァーが収録されている。
かくして、見事にプレイヤーの腹筋を
BREAKさせた。
ちなみに
学園ハンサムにも、サッカー部員が
キャラの一人に顎で刺殺された時の断末魔として使われている。
これまたRPG界では有名な叫び。
ドラゴンクエストⅤの主人公の父
パパスがゲマによって灰にされる間際に発せられる。
あの強かったパパスが息子を人質に取られ、無抵抗のまま嬲り殺される姿は、当時多くのプレイヤーに衝撃を与えた。
言わずと知れた代表的断末魔。出典は
北斗の拳。
原作では
ハート様のみだがアニメでは第一話のジードを始め様々なキャラが発している。
全く意味のない文字の羅列というわけではなく、「ひでえ(痛え)」と悲鳴を上げている途中で体が破裂して語尾が変化して「ひでぶ」になったとされる。このような「悲鳴+語尾変化」の断末魔は他にもいくつかある。
類義語に「
あべし!!」「たわば!!」「ちにゃ!!」「あわびゅ」「いってれぼ!!」「うわらば」等もある。
またこれに限らず北斗という作品自体が雑魚敵が死にまくる作風であり、アニメ版では声優陣の迫真のアドリブもあって
この項目で述べられている主な断末魔の叫びの種類は大体網羅されている(雑魚役は
千葉繁氏や佐藤正治氏が多い)。
それまでの悪役は特に断末魔を上げることなく無言で爆裂死していたのだが、このハート様の「ひでぶ」が受けたため、
以後の悪役は珍妙な悲鳴を上げつつ死ぬのがお約束と化した。つまりは、『北斗の拳』の作風の一つを確立した偉大なる断末魔と言える。
ファンアイテムとして名高いPS版「北斗の拳 世紀末救世主伝説」には、一部の雑魚敵の秘孔を突き切ったタイミングで敵の口上が最大4種類の断末魔に分岐するという「リアルタイムあべしシステム」が搭載された。
一例を挙げると
「やめて て、て、やめて、とめて、やめて、とめぴゅー!!」
「やめておけ!! キ ギ、ギギギギギッ、ギムネマー!!」
「やめておけ!!キサマに勝 か、か、かんぴろばくたー!!」
「やめておけ!!キサマに勝ち目はねえ!! ねぇ?ねぇ?ねぇっすかねぇーーー!!」
ファイナルファンタジーⅣ序盤、イベント戦闘のサハギンの断末魔。
気弱な王子ギルバートが今は亡き恋人の霊に励まされ、勇気を見せるイベントでこれである。
しかし今作においてはまだ序の口である。
同じくファイナルファンタジーⅣにおける
ゴルベーザ四天王が一人、スカルミリョーネが発する迷句。
一度倒した後卑怯にもバックアタックを仕掛けたにもかかわらずこのザマである。
こいつはアンデッドなので、毒ガスか何か吐いてるのだろうか?
ますだおかだの岡田ではない。
くぱぁでもない。
またもファイナルファンタジーⅣからの出典。磁力の洞窟のボス、ダークエルフの断末魔の叫び。
FF4TAではまさかの復活を遂げるが敵にとどめを刺されるなど無様さ倍増。
またもファイナルファンタジーⅣからn(ry
ラスボスの
ゼロムスの断末魔の叫び。
出てきた時はあんな格好いい事言ってたのに…どうしてこうなった。
DS版では堀川りょうによるボイス付き。
ちなみに海外版では「Ergwahhhh!!!」になっており、こっちもかなり変。
主に
DQシリーズの名もなき兵士らが亡くなる時に発せられる。
特にダメージが大きい場合は「
ぐぶっ…」だったり、
テンションの高い奴は「
ぎょえーーっ!!」になることも。
初代聖剣伝説のラスボス、ジュリアス第二形態を倒すと見られる。
しかし直後に3戦目が待っているという罠。さらにヒロインとの別れも待っているという悲恋。
ジョジョの奇妙な冒険 Part5 黄金の風に登場した
チョコラータの断末魔。
詳しくは本人の個別項目に譲るがその外道っぷりに対し、漫画にして7ページ半、アニメにして30秒、計122回の無駄無駄ラッシュを浴びた末に発せられた。
同シリーズにおいて、ラストが主張の類ではなくこんな断末魔というのは中々レアかもしれない。
銀魂の登場人物が時たま放つ断末m……あ、ごめんこれただのゲロだわ。
洋TPSでお馴染みデッドスペースの主人公アイザック・クラークが発する断末魔の叫びである。
かなりインパクトがある断末魔で、中には彼の断末魔の叫びをききたいが為に買う人も…
アマチュア製作のアクションアドベンチャーゲーム「
呪いの館」で主人公が発する断末魔の叫び。
ミスした際に放たれるこの叫びの虜になった者は多く、某動画サイトで人気を博した。
ちなみに叫ぶ際は
倒れた姿勢から昇天してゆく。
半熟英雄 ああ、世界よ半熟なれ…!!などに登場するエッグモンスター、てんりゅうの断末魔。
これだけだと普通に見えるがてんりゅうとは黒子が操る不思議な龍という祭りのねぶたみたいなキャラであり、発された理由に至っては
てんりゅうは からまった・・・・というなんとも情けないもの。
同シリーズには何とも言えない断末魔が色々あるので機会があれば確かめてみるのも面白い。
ニンジャスレイヤーでよく発せられる断末魔の叫び。
正確には、「グワーッ!」よりもはるかに重篤なダメージを受けた場合に発せられる。
死んでいなくともニューロン破壊や内臓破裂等でオタッシャ重点である。
この断末魔の叫びを発した者がニンジャであった場合、大抵は下記「サヨナラ!」に続く。
ストリートファイターⅡあたりで男性キャラがやられた時の断末魔。主にWeb上や動画サイトのコメントなどでこう書かれ、エコーを表現している。
実はオリジナルのアーケード版では「うーぁーっ…」と1回だけだったのだが、スーパーファミコン版で上記の3回になり、一気にメジャーになった。
カプコン系のアーケードゲームでは割と耳にする形式だが、中々じわじわくるものがある。
そんなストⅡに登場する
ガイルの断末魔。
……ではなく、
セガの戦国大戦に登場するUC酒井忠世の撤退台詞。カプコンじゃないよ。
どういうことかは彼のカードイラストか動画を見てもらえるとわかる。(戦国大戦 ガイル で検索すると
何故か出てくる)
要するにストⅡ風に悲鳴がエコーで響くというもの。
メーカーすら違うじゃねぇか。
演じた最上嗣生もカードイラストを見て全てを察したらしく、この撤退台詞は
セルフエコーである。
勝利した時の台詞も「国に帰るがいい、お前にも家族がいるだろう」だし良く怒られなかったものである。
ファイアーエムブレム 聖魔の光石に登場する敵国の将軍
ヴァルターの断末魔。
ファイアーエムブレムシリーズはその性質上、戦場に立つユニットでさえあれば敵味方問わずそのほとんどに断末魔が存在するゲームだが、
その内容は主張や辞世の句が圧倒的多数派であり、苦悶の声一言だけというパターンはかなり珍しい。
ましてヴァルターは初登場からイカれた発言を連発する濃いキャラであり、そんなキャラの最期がこれというのが余計に異質さを感じさせる。
この手の死に台詞を残すのは他だと「暁」のイズカ、「新・紋章」のルーベンと、人間的に食えなさそうな輩であり、数も少ない。
ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡及び続編の
ファイアーエムブレム 暁の女神に登場する
イレースのロスト時のセリフ。
儚い外見ながらかなりの健啖家で魔術師なのに不必要な力が伸びるという特徴的な彼女だが、その断末魔は短い悲鳴のみ。FE全キャラで最も短い断末魔である。
蒼炎及び暁は、仲間になる一般ユニットにも深いキャラの掘り下げがなされており、状況によって断末魔が変わることも多い。
しかし彼女だけは終始その断末魔が変わることはない。特に彼女は出撃可能ステージが最も多いという特徴も持つのに最初から最後まで断末魔が変わらないというのはなかなかおもしろい。
ファイアーエムブレム 風花雪月に登場する
イングリット=ブランドル=ガラテアの断末魔。
CV採用以降のFEは、従来の「死に際の台詞」とは別に、HPが0になった瞬間の断末魔も収録されており、これはそちらにあたる(↑はいずれもCVなし)。
イングリットのそれは、普段の凛々しくも可愛らしい印象からあまりにかけ離れたその真に迫った叫びから、
「死にながら収録した」という賞賛を送られるほどのものとなっている。
その迫真っぷりは文字だけでは説明しきれないので、どんなだよと思った方はぜひ一度聞いてみてほしい。
なお、「ファイアーエムブレム無双 風花雪月」でも相変わらず迫真の叫びだが(相対的には)若干控えめになった。
その代わりにリンハルトの断末魔が本編より更に強烈になった。
それぞれ悠久の車輪の「ネメシア」「ナンティ」の台詞。
前者は元気で明るいエルフ、後者は幼気で少し気弱なワーウルフであるが、それぞれ撤退時の台詞が迫真過ぎるものとなっている。
…とまぁそれだけならうるさいだけで問題無いのだが、実はこれは撤退台詞。
おまけにふたりとも打たれ弱いコスト1のカードなのでゲーム中、ゲーセン内に何度も悲鳴が響き渡る。
しかもネメシアはストーリーで良く敵として登場。ナンティは便利な能力を持ち使用率が高かった。
挙句このゲームは撤退してなんぼのゲームバランスなので…後はお察しください。
同じく悠久の車輪より。情けない撤退台詞だがこの断末魔をあげるのはネクロポリスシナリオの主人公ダルタニア。
小林智美(サガシリーズのパッケージイラスト等を手掛けるイラストレーター)女史の描いたイケメン吸血鬼で、ストーリー中も常にノブレス・オブリージュを厳守した紳士。
そんな彼の撤退台詞が小物染みていた事はプレイヤーに大人気。
後のリメイクカードで撤退台詞が「フハハハハハ!」と笑い声に変えられたのは彼のキャラにはあってるが、落胆した車輪の子も多かった。
League of Legendsに登場するチャンピオンの一人、メカ乗りのヨードル「ランブル」が発する断末魔。
関智一氏の
スネ夫寄り愛らしい演技でコミカルにポンコツタイタンから上空に射出されながらのこの断末魔なのでやたら印象に残りやすい。
しかも少しすると「……ぁあああっ!」とフェードイン気味に落下してくるのも密かに笑いを誘う。
黄金の絆に出てくるキャラクターサディアスの叫び。
中盤~後半に掛けて主人公と戦うライバル的な存在、性格は不敵でキザなイケメン野郎であるが、その叫び声は非常に情けなくて大人気。
しかもこれ本来は項目通り断末魔の叫びなのだが、設定ミスでダウン時のボイスになっており、何度も何度も「う゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ん゛」と叫ぶ。
その迫真の悲鳴はアピールされまくった開発費
とその割には出来が悪いことから、
4億の叫びと揶揄されている。
そしてこの声を演じたのはなんと
現在大活躍している声優「古川慎」氏である。
この頃はまだ一介の専門学校生であるが演技力に問題はなく、この台詞も気合が入りすぎている+使い所が悪いだけであり悲鳴としては合格点と言えるだろう。
主人公のライバル役に抜擢される時点で、当時からもかなり期待されてたのかもしれない。
その後古川氏は巡り巡って上述のイングリットの親友である
シルヴァンを演じるが彼の断末魔は迫真ではあるが
残念ながら普通である。
オォォォ……オォォォォォォォォォ! …………………………。
『
Fate/Grand Order』第一部の敵である
魔神柱の1柱、バルバトスの悲鳴。
仮にもボス格の敵でありながら、第一部最終決戦の大規模レイドバトルで真っ先に狩られたことから「レイドバトルの獲物」としてのキャラ付けが定着し、ハーゲンティとゼパルと並ぶネタキャラ扱いの彼であるが、
イベント『
レディ・ライネスの事件簿』において単独でレイドバトルの獲物として出現した際、死亡時にかなり長い悲鳴を上げることから、一分一秒が惜しい
人類悪マスターたちからは
「断末魔が長い」と言われてしまう羽目に。
イベントが復刻された際には悲鳴もスキップできるようになった。これだけで十分酷いのだが、不具合でスキップがデフォルト設定になっており、おまけに公式で告知されるまで誰一人そのことを不具合だと認識していなかった。もちろん修正を求める声も皆無。
ファイナルソードの主人公の断末魔。
ボイス自体は主人公の
背格好にしてはやたら野太い事以外に特筆すべき点はないが、問題はその断末魔は高所から落下した際にのみ流れること。
そのくせ妙にプレイヤーの心に残っている理由はその落下する場所がやたら多いため。
特に
走ってないと置き去りにされる動く床と
浅瀬で溺死するオアシスの水辺は大抵の人が引っかかる難所と言えよう。
今日もどこかでこの断末魔と気の抜けたようなゲームオーバーSEが流れていることだろう。
トーマス・スピンドラー氏が演じるワリオの断末魔。
マリオパーティ、マリオパーティ2で聞くことができる。
なぜだか妙な魅力がある断末魔のようで、ニコニコ動画でミーム化してしまった。
なお、マリオカート64・マリオカートアドバンスでもトーマス氏はワリオを演じているが、
この独特な断末魔を聞くことはできない…が、チャールズ氏の演技がこなれるにつれ、
別の面白断末魔も増えていった。
+
|
詳細 |
状況 |
日本語字幕 |
英語字幕 |
背後から奇襲を受けた時 |
おあーっ!? |
Gah! |
命乞いを無視され攻撃された時 |
Agh! |
撃破された時 |
EAAARGH! |
|
別れの言葉
ニンジャスレイヤーにおけるニンジャが(主に外的要因で)死亡し爆発四散する直前に断末魔めいて発するアイサツ。
オーディオドラマ版やアニメイシヨン版では、このコトダマが発せられる前後に奥ゆかしいシャクハチ・サウンドが響く。
実際のところ別に誰かに別れを告げているわけではない定型文的な別れの言葉であるが、とあるエピソードでは死に瀕したニンジャがこの言葉の前に別れを告げる相手を前置きして爆発四散したこともある。
おそらく日本の子供が生まれて最初に耳にするであろう断末魔の叫び。
それいけ!アンパンマンでばいきんまんがアンパンチでふっ飛ばされたときに毎回発する「お約束」の断末魔の叫び。
ACE COMBAT 3 electrosphereの登場人物、
キース・ブライアンの最期の言葉。
彼といえば同作最大級の迷シーンにして迷台詞
「挟まっちまった!」が有名だが、その直後に主人公に「俺を狙え!」と通信を入れてくる。
ナイトレーベンの驚異的な機動力が削がれた状態なので好機ではあるし、ゲームを進めるためには彼もろともナイトレーベンを落とさなければならない。
一定のダメージを与えると再度キースから通信が入り、背後で警告音が鳴り響いている中、驚くほど冷静な声で上記のセリフを発し通信が途絶える。
ダメージの詳細解説
天空の城ラピュタの
ムスカの断末魔。
余裕しゃくしゃくの姿から
バルスの光により上記のセリフを吐きながら転げ落ちる。
AMSから、光が逆流する!
ギャァァァァァァァッ!!
ン? な なんだ からだが
おれの おれの からだ があーっ!
真・女神転生に登場するカオスヒーロー最期の断末魔。
この時の彼は功を焦っていたのか、LAW勢力の力により閉ざされた扉を前に立ち尽くすも主人公の手から封印を解くためのデビルリングを奪い、道を開く。
しかし、力に満悦するも耐え切れずに爆死してしまう。力を求めた乾いた魂の、力に溺れたゆえの最期であった。
ちなみに敵対するルートで直接手にかけた際にはこんな断末魔ではなく、切ない辞世の句を残して倒れる。
アニメ北斗の拳の
トキの初登場シーン『北斗有情破顔拳』でカサンドラの看守二人を葬った際の断末魔、原作では「いい気持ちだ~~~ちにゃ!」
普通の断末魔は体の痛みを訴える台詞を上げることが多いが、トキの有情拳は相手に痛みを与えず死ぬ間際に天国を感じる、
その為ありえない方向に身体中が捻じ曲がっていくのにアヘ顔でよだれを垂らし上記の台詞で爆死する様は
トキの慈悲深さより北斗有情拳へのおぞましさを覚えた人も多いとか。
仮面ライダーオーズの
敵怪人、
アンク(ロスト)の断末魔。
グリード自体、意識を内包したコアメダルとセルメダルがあれば最悪一枚だけでも活動が出来るが、そのコアメダルを砕かれたが最後消滅してしまう。
そんなことはありえない話だったが、「欲望」を無に返す
プトティラコンボのメダガブリュー相手では…
ファイアーエムブレム トラキア776に登場する味方ユニット、
シヴァの断末魔。
敵からの痛手を「なかなかやるな」と表現するまではよくあるが、そのまま倒れるのに移行するというのはやはりレアケースである。
しかし、その唐突さからプレイヤーの間では「なかなかやる程度の相手に討ち取られた」というシュールな印象が先行してしまった。
なんなんだ!?この力は…あたしが直撃を受けている!?
機動戦士ガンダム 逆襲のシャアより、レズン・シュナイダーがラー・カイラムの機銃で撃墜された際に言った最期の台詞。
オールドタイプでありながらニュータイプや強化人間に引けを取らないパイロットの腕を持つ彼女であったが
まるで先読みされたかのように機銃を当てられ、何が起こったかわからずに混乱していることがうかがえる。
その後、要因になったと思われるサイコフレームのサンプルはある役目を果たす…。
三国志大戦3に登場する横山光輝先生のLE
司馬懿の撤退台詞。
かの名セリフ「待て慌てるな、これは孔明の罠だ」をアレンジした台詞なのだが、原作では見切った罠に自分が引っかかった事でネタになっている。「げげっ」という情けない台詞もイカす。
挙げ句復活台詞が「今度は引っかからんぞ」であるが、プレイヤーの操作自体では再び「げげっ!」と引っかかってしまう。
残念ながらリブート後は撤退時「ぐぅ…罠であったか」復活時「軍勢を勢ぞろいさせよ」と多少マイルドになったが、罠に掛かること自体は変わってない。
それと声が石田彰の美声になった。
何だぁ!?俺がやられたっての!?
しょうがねえ、こうなりゃコンティニューだ!そうすりゃヒットポイントも全回復だっての、ヒャハハハ!!
それでレベルを上げりゃ、日本どころか世界制覇も出来るっての!!ヒャハハハ! ヒャーッハッハッハッハ……!!
スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONSに登場する、
テンザン・ナカジマの断末魔。
自身が元々「バーニングPT」というゲームの全国大会で優勝するほどの腕前を誇っておりその腕を買われて戦争に参加したため、軍人としての心構えはなっておらず道徳心も薄い。
更に機体に搭載されていたゲイム・システムの干渉を受け戦意が無尽蔵に高揚し、正気も失っている。
そのため機体が破壊されてもゲームとの区別がついていなかったために脱出しようとせず、そのまま機体と共に爆死した。
ちなみにこれはリュウセイ以外で倒した場合の台詞で、リュウセイが倒した場合は冒頭の部分が「馬鹿言ってんじゃねぇ!」になり、
アニメでは倒された際に正気を取り戻し宿敵であるリュウセイに対し「この戦争ってゲームで同じ目に遭う」という旨の発言をしてやはり高笑いと共に死亡する。
なおコンティニューは果たされ、レベルも上がった。
手順を誤ると少女達が容赦なく死んでいく脱出ゲーム「
やばたにえん」シリーズの登場人物、八神恭子の断末魔。
シリーズ第三作「
やばたにえん酸」では振り子のように吊り下げられた剣の下で磔にされた状態で登場。
すぐ横にあるスイッチを押すと近くの扉が開閉するが、
それと連動して剣が振り下ろされ彼女の顔を切り裂いてしまう。
…が、恐ろしく速い斬撃だったためかこの時点では死んでおらず、拘束を解く鍵を持っていれば救出も可能。
しかし拘束を解かずに大きな振動を与えてしまうような事をすると、上記の断末魔を叫び
顔面がずり落ちて死ぬ事となる。
ARMORED CORE PROJECT PHANTASMAに登場するライバルキャラ、
スティンガーの断末魔。
カスタムAC「ヴィクセン」に搭乗して主人公と幾度となく衝突するが、最終的には新型兵器「ファンタズマ」と融合して主人公を抹殺すべく閉鎖施設「アビス」に主人公を呼び出す。
そこで戦闘し、敗北した末にこの断末魔が出る。
事あるごとに
「俺は面倒が嫌いなんだ」とアピールする御仁であるが、その最期においても自分自身が消えていく事象を
「面倒な事」と嘆くのであった。
人名
親しい人物
機動戦士ガンダムの最終話付近が出典。恐らくは学徒動員だったのだろう名も無きジオン兵の最期の言葉。表記は場所によって揺れる。
彼は功を焦ったのかアムロとシャアの間に割り込むも「な…なぜ出てくる!!」とアムロにあしらわれた末、脱出することもかなわずザクIIの爆発に巻き込まれて命を散らす。
フィクションの
モブキャラの死に様でありながらも「人が死ぬ戦争の痛み」を伝えたいという何かを感じざるを得ない。
機動戦士Ζガンダムより出典。
ティターンズのパイロット、カクリコン・カクーラーが大気圏突入時にバリュートを裂かれ大気圏で燃え尽きた際に発した言葉。
恋人の名前を叫ぶケースはありそうで意外とないような。
ちなみに上述の叫びは
新訳ZでTV版は「アメリア…!」といった演技。
ドラゴンボールのクリリンの断末魔の叫び。
フリーザのサイコキネシスにより身動きを封じられ兄弟弟子であり親友の悟空の名を叫びながら爆散。
アニメ版では爆発の瞬間に体が膨らんでおりよりエグさが増している。
スターフォックス64の
アンドリュー・オイッコニーの断末魔。
ラスボスであるアンドルフの甥っ子であることを鼻にかけている彼らしい絶叫である。
後のシリーズでもネタキャラ街道を邁進する、彼の始まりのセリフとも言える。
苗字については言わずもがな。
なおこの台詞を言った場合でもルートによっては再登場するものの、そちらの断末魔は単なる悲鳴となる。「うわああああ!!!」
これもまた非常に有名で
ウルトラマン最終回「
さらばウルトラマン」でのゼットン星人の断末魔。
理論上は
スペシウム光線と同威力を出せる火器マルス133による銃撃を受け消える間際、最後の力を振り絞って自らが育てた最強の存在
ゼットンの名を呼んでいる。
そしてゼットンはウルトラマンへの刺客としての本領を発揮する事になる。
ウルトラセブン20話「地震源Xを倒せ」にて、シャプレー星人が弱点の目を撃たれ、焼け死ぬ直前に発した断末魔。
直後に地底より不気味な鳴き声が響き渡り、ギラドラスが地上へ姿を現す…
…と書きたいが
アベルと恋仲なのは妹のエストであり、パオラにはアベルに対する恋愛感情があるという設定はない。
どうやら三姉妹の散り際の台詞をプログラムミスしたようだ。
+
|
三姉妹の死亡時の台詞 |
アベル……
帰れなくて、ごめんね……
ああ……
アカネイアに……帰りたかったな……
姉さま……
ごめんなさい……
|
見てわかる通り、三姉妹の台詞を1つずつずらすと違和感がなくなる。
しかし、愛憎ドロドロ好きな加賀Dの手により片思いしてるという公式設定になってしまい、
次作の紋章の謎にてエストはアベルに突如別れを告げ、アベルもまたエストを追って行方不明と後味が悪いことになってしまっている。
断末魔の間違いがその後の登場人物の行く末にものすごい影響を与えてしまったという特殊例である。
ファイアーエムブレム 聖戦の系譜の重要人物であり大ボスでもある、グランベル帝国皇帝
アルヴィス最期の台詞。
自らの血の宿業を祓おうと大きな罪を背負うも、結局それを覆すことができなかった彼の脳裏に映るのは、今は亡き妻とその間にもうけた娘の姿だった…
そしてこの台詞をセリスで聞いていた場合、成すことができる肉親の霊との再会を経てこの台詞の意味を知ることになる…のだろう。
没台詞の場合は「セリス…ユリアを頼む……私を…ゆ…」と、
より直接的にセリスに託す意味合いを持ち、誰に謝罪の言葉を投げかけていたのか色々な解釈ができそうな流れになっている。
ジョジョの奇妙な冒険 Part5 黄金の風に登場した
セッコの、アニメで追加された台詞。
詳細は項目に譲るが、チョコラータが先に負けたことを察し「そんなカスもう好きじゃなくなったよッ!ぜーんぜんねェェェェッ!」と掌を返して暴走。
しかし
ブチャラティの攻撃で会話や呼吸がままならなくなり、よろけてゴミ収集車の中に倒れ込みながら切り捨てたはずの相方の名前を呼ぶ。
そしてそのままプレスされ、二人仲良く燃えるゴミとして回収された。
ホワイトスネイクにDISCを奪われた際にも
「お前のことは…いつだって大切に思っていた……行け!!徐倫 血が少し出てるだけだ……後からすぐに行く…」と自身よりも娘のことを案じていた。
この家族愛が徐倫に伝わったことによって、徐倫がDISCを奪い返し死人同然となった承太郎を蘇らせ最終決戦へと間に合わせたのだが、皮肉にもその家族愛によって再び命を落とすことになったのだった。
なお、原作では止まった時の中で二手目に気付いた時の
「うおおおおおおおおおおおお」という咆哮とプッチ神父に対して放ち届かなかったオラオララッシュが最期のセリフとなっている。
山川純一のホモ漫画
地獄の使者たちに登場する旧日本軍の陸軍兵・嶋本が上官で恋人の小早川大尉に向けた最後のモノローグ。
敵に囚われ、衆人環視の中で恋人とのセックスを強要され最後は処刑される運命という極限状況の中で、軍人として最後まで戦い抜き、敵の手で殺されずに恋人と死をともにする選択をした二人。
その最期は、人の生き死にとは何かを考えさせるものであった。
宿敵に対する言葉
グハ!…クソ!こ、こんな所で!ノクトー!あいつだけは…
SFCソフト「
機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079」に登場するボルク・クライ大尉の断末魔。
ボルク自身は優秀なパイロットかつ指揮官であるが様々な思惑に振り回され、最後には基地を襲撃され命令を無視しながらもガンダムに乗る事に。
だがジオンの激しい攻撃により部下は全滅、自身も宿敵の名前を叫びながら死んでいくという最悪の結末となった。
ただし彼の叫ぶ「ノクト」というのは先程まで戦っていたジオン兵ではなく
味方であるはずのクソ上司の事。
こんな状況になっても戦うことをやめなかった名も知らぬイフリート乗りには彼なりに敬意を持っていた例と言えるだろう。
と言いたいところだがこのゲームはマルチエンディングであり、この台詞はラスボスに敗北した場合。
ラスボスに勝利した場合は生き延びることができる。
またサイドストーリーズでは必ず生き延びるどころか、逃げ出したノクトが死亡するというエンディングになる。
三国志大戦の蒼天航路
馬超の撤退台詞。宿敵の名前を叫んでいる。
…のだがこれ「撤退台詞」なので、敵に
曹操がいなくても叫ぶし、むしろ味方にいても叫ぶし、焼かれても毒死しても流されてもその辺の槍持った女の子に突っ込んで迎撃されても「曹操ー!!!」と叫んで散っていくしでやはりネタになった。
ただし曹操が馬超にした仕打ちは酷いもので蒼天航路の原作では彼の家族が皆殺しにされている為、恨むのは尤もであるが、それでもこの迫真の台詞は原作ファンにもネタにされてしまった。
新装後はどうなるのかとある意味期待されていたが、さも当然の如く
リブート後もこれだった。森久保祥太郎氏の声で叫んでくれるぞ!
三国志に登場する
呂蒙が死ぬ間際に放った一言。
こちらはどの媒体で叫んだかと言うとなんと
三国志演義での台詞である。
宿敵である
関羽を卑怯な手で倒してしまったせいで、酒の席でその
関羽の霊に乗っ取られ孫権の胸倉を掴んで叫んだあと、全身から血を吹いて死亡した。なので厳密には呂蒙の台詞ではない。
三国志演義自体が蜀贔屓かつ関羽と言えば神に等しい存在の為、それを打倒した呂蒙がめっちゃsageられたからであり、狡猾で残虐な性格にされた挙句死すらも他人に乗っ取られてしまうのであった。
詳しくは呂蒙の項目を参照してほしい。
非常にインパクトの強い台詞であるが、現在のメディアでは呂蒙もまた有能で魅力ある人物に書かれている事が多い為、このような最期を遂げることはない。
日本での三国志の基本となる横山三国志でも有能な将として書かれ、最期も史実通り病死である。
ちなみに実際の断末魔…というか遺言は「葬儀も質素に行うように」という、彼の人柄を表すような潔いものであった。
関羽繋がりで、三国志大戦に登場する潘璋の撤退台詞。名前は言ってないがほぼ個人を指すのでこの項に記載する。
潘璋って誰やねんと思われるが呉に所属する武将で、関羽討伐戦にて活躍。
演技ではその関羽が持っていた「青龍偃月刀」を譲り受ける…が、そのせいで「関羽の仇」として、
黄忠を始めとした名将に狙われまくる。
そして最後には逃げ込んだ民家の先で関羽の息子関興と鉢合わせとなり、呆気なくやられてしまった。
なのでこの台詞は「お前…まさか、
関羽か!!」と続くのだろう。
恐らくはその関興があの宿敵「関羽」に見えたのか、それとも演技通り関羽の亡霊に出会ったのか、とにもかくも自分が殺したはずの人間の姿を見て命を落とすこととなった……。
と言いたいがやっぱり撤退台詞なので、潘璋さんはどんな奴に倒されても、それどころか自分に倒されても、むしろ毒とかで死んでも関羽の幻を見て果てるというシュールな状態になってしまった。
戦国無双5の
毛利元就の台詞。
このゲームの元就は宿敵である尼子に対し特別な感情を抱いており、特に若武者である山中鹿助は「鹿」と呼びながらも好意を抱いていた。つまりこの場合の鹿は鹿助の事である。
そんな彼を懐柔し尼子旧領をかすめ取ろうとしたのだが、反骨精神溢れる鹿助は幽閉場所から脱出。それにより毛利内でも「尼子討つべし」の空気となり、結果月山富田城での戦いとなる。
尼子は同盟を組んでいたはずの織田軍が撤退したこともあり覚悟を決め、玉砕した。
しかし鹿助は最後まで諦めず単身元就に立ち向かい、彼に致命傷を与えた。
だが勝利の余韻に浸っている間に毛利軍の鉄砲兵が鹿助を狙撃。鹿助は果て、それを見た元就は嬉しそうに上記の台詞を呟き生命を散らすのであった…。
ちなみに史実では月山富田城の戦い時点で元就は死去している。長生きは無双シリーズの常である。
Ghost of Tsushimaに登場する竜三の台詞。
彼は元々は主人公仁の幼馴染である。
だが侍として責務を果たすと共に裕福な生活と送ってきた仁と、貧乏の生まれであり明日の飯にすら困る彼との間には埋められない何かが存在していた。
竜三は仁の事を友と想いながらも、ナチュラルに誰かに優しくできる「余裕」のある彼に対して嫉心妬を抱いていたのである。
そんな折、竜三は敵である蒙古についてしまう。仲間を食わすためと、何より仁に勝つために。
最初は説得をしていた仁であったが、竜三の不意打ちによって囚われた結果大事な人物を奪われる事となり、完全に離別。
更に竜三も仲間であった対馬の人間を焼く等、生き残るために引き返せない所にまで堕ちていた。
二人の溝が広がる中戦いは続き、最後は一騎打ちにまで発展し、仁は竜三を討ち取った。
致命傷を負い、息も絶え絶えとなった彼が言ったセリフが上記のもの。
その懇願は「早くトドメを刺してくれ」という意味か、それとも「助けてくれ」という意味かは不明。
だが、既に蒙古の下で悪逆を働いた幼馴染に対して、仁は介錯をしてやった。
裏切り、仇であったがそれでも旧友であることに変わりはなく、竜三殺害後の仁は台詞では平穏を保ちながらも、彼を殺した感触を忘れようと必死に手を振り払っていた。
貴様が何と言い逃れようと事実は変わらぬ 口封じしたところで無駄だ
その薄汚い命をもって罪を償う時が必ずくる
鬼滅の刃に登場したご奉行の台詞。
彼は
半天狗の回想に出てきた人物で、その登場シーンは
たった2ページの5コマ。
しかし嘘に嘘を重ねて罪から逃れようとする嘘つきの男に対し正面から向かい合い、彼を論破しながらも毅然たる態度で断罪しようとした。
だがその後嘘つきの男は「鬼」である半天狗となり、ご奉行の寝込みを襲撃する。
人の身で鬼に敵うこと無くご奉行の体は血に染まるが…最期の最期まで半天狗の方を睨みつけ、上記の台詞を吐いた。
死に瀕しても恐怖の感情はなく、命乞いでも、ましてや相手に対する罵声や恨み言でもない。
最期まで「ご奉行」としての言葉を残した彼の想いは、時間が掛かるものの大正の世に叶うこととなる。
新しいご友人…
贈り物をくれるのですね…
素敵だ…
ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICONより、
オーネスト・ブルートゥがご友人たる主人公を相手に
素敵なステップを踏んだ後、自らを焼き尽くす爆炎の中であげた断末魔。贈り物とは
「死」である。
一応彼は
重度の虚言癖を備えた人格破綻者と称される人物でありその言葉の多くには嘘偽りが多いはずでこのセリフも本意かは不明なのだが、死に際の声色からはただの建前のようにも思えない。
いずれにせよ、嘘だろうが本当だろうが傍迷惑な狂人には違いなく、真っ当な人間には理解し難い人物であることに変わりは無いが…。
なお日本語版と英語版では若干演技が異なり、日本語版では最後の「素敵だ…」が語尾に(ニチャア)を付けたいほど後引くキモさだが、英語版では割とあっさり「Thank you…」と言っており、狂人性の違いが見える。
幽☆遊☆白書より、
戸愚呂(弟)が
浦飯幽助&
桑原和真と戦い、幽助の霊丸を背に受けて超加速してきた桑原の霊剣に腹を貫かれた時の断末魔…
なのだが、この時は訳あって
超絶手加減をして戦っていた上に負けたフリをした。まあそれでも終始戸愚呂優位だったのだが。
戸愚呂(弟)の人間性と底知れなさをうかがわせる名台詞でもある。詳細は
個別項目にて。
敬愛の対象
仮面ライダー登場の悪役。
地獄大使の断末魔。
この断末魔を最後に長年仮面ライダーが戦い続けたショッカーは壊滅した。
まぁ、この後にゲルショッカーとの戦いが始まるんですけどね。
ロマンシング サ・ガ3の
マスコンバットに登場するゴブリンキング、ゴブリンプリンスの断末魔。
王国あったんか…だいたいキングかプリンスのどちらかより、ほかの兵力が全滅してしまうのでなかなか聞けない。
ファイアーエムブレム 紋章の謎の第2部に登場する味方ユニット、オレルアンの若き騎士ロシェの断末魔。
ここに至るまでには、かつての主君であったハーディンのやり方に対する疑問と苦悩に悩まされていた経緯があり、味わいのある台詞になっている。
そして、味方ユニットの断末魔は「敬愛する者」「辞世の句」がかなり多く、こういう台詞は敵将になりがちで珍しいパターンなのが特徴。
2部のロシェは一旦敵として登場して説得できるという経緯なのだが、逆に敵として死んだ場合は仲間の騎士たち共々「ハーディン様…」である。
OVA・マジンカイザーより
あしゅら男爵の断末魔。
地獄王ゴードンと一体となり、全身全霊をかけてマジンカイザーと激闘を繰り広げるも敗北。
体を十字に両断され、死を悟った彼(彼女)が最後に発したのは主君への詫びの言葉だった。
文句なしの極悪人のあしゅらだが、Dr.ヘルへの忠義には一片の歪みもなく、最後の最後までヘルのために尽くそうとした姿には多くのファンが心を打たれた。
この言葉自体は過去に何度もマジンガーに敗北する度にヘルに謝ったときに発せられたものと同じだが、その重みはまるで違う。
超兄貴における自機・イダテンの舎弟でオプション扱いとなっているアドン・サムソンの断末魔。
一定以上の攻撃を受けたり障害物に引っかかって挟まったりするとこのセリフと共に撃沈する。
しかしスクロールする画面と共にどこからともなく流れてくる。
ラングリッサーシリーズの隠し面で登場する際はアドンがよくこの断末魔を上げている。
というかラングリッサーシリーズは敵味方全員に断末魔が用意されているので、兄貴面だけでも「もう、ダメだ…」「敵ながら…ナイス…ボディだ…」「僕はアドォーン!」「私も目覚めましたぁ!」といったようなセリフが用意されている。
しかも使い回しが殆どない。たくさん断末魔を聞きたい人にはお勧めである。
ジオン公国軍に所属するキャラクターが頻繁に口にする断末魔。
意味は「ジオンに勝利を!」というものであり、彼らの合言葉でもある。
一般兵から将校まで、この台詞を言って死んでいった者は多い。
特に
IGLOOにて散々ジオンというものに振り回されカスペン大佐が
最期に学徒兵を庇った際に口走った「ジーク・ジオ……!」は様々な思いが詰まった名台詞と言えるだろう。
既にジオンは負けて何が勝利だと言わざるを得ない状況だが、この戦いに関しては「生き延びること」が勝利であると同時に
ジオンは戦争以外にも宇宙開発などの過酷な「戦い」を繰り返し、勝ってきたという自負を彼は持っていることの現れである。
その言葉はわかりにくいものの、庇ったオッゴに対するエールとも言えるだろうか。
他方その台詞は「狂信の証」とも成り得る。
例えば
エギーユ・デラーズもまた「ジーク・ジオン」と言って死んでいったが、その寸前の言葉は腹心である人間にほぼ特攻を命じ、挙げ句「儂を宇宙の晒し者にする気か!」と彼の忠誠心を突いて煽っている。
更に時代が進み、ネオ・ジオンやテロリストにまで落ちぶれてなお「ジーク・ジオン!」と叫んで死んでいく兵士たちにはもはや哀れさしか感じないであろう。
声優
スニークブラザース兄エルダーが魔空監獄崩壊の際に発した断末魔の叫び。
CVの千葉繁氏はかつて北斗の拳で同様のアドリブを混ぜ込もうとしてNGが出されたが、20数年の時を越えてOKを出したスタッフGJ。
アニメ版北斗の拳にて
ケンシロウ渾身の岩山両斬波を脳天に食らった牙大王(cv渡部猛)の断末魔。
同じ北斗の拳という現場で渡部氏がおkで千葉氏がNGだった理由は未だ判明していない…。
一説にはこういったお遊びを許可してしまうと、みんなが挙ってやり出して悪ノリが始まるからと言われている。
もしも千葉氏の分もOKしてしまうと当然他の人もやり始めるだろうし、他の人がやり始めた後でNGを出そうとすると「何であいつらだけ!」という文句も断りにくくなる。
なので予め先手を打って抑えたというのが無理のない推測だろう。
というかそもそも千葉氏が最初にやってたけど後からやった渡部氏がOKだったのではなく、渡部氏のが面白かったのでならば自分もと千葉氏も追従したという、まさにyoutuberの悪ノリみたいなものが発端なので、千葉氏だけが止められるのは別に不思議でも何でも無い。
規則に於いてもちゃんと言及してなかったから最初は見逃すけど、おこぼれを狙ってやり始める次回から厳しく対処するというのは普通の企業ならどこでも当たり前にやってることである。
ちなみに千葉氏はモヒカンの断末魔で「どうか命ばかりは、いの
ちば!!」を使っている。「ちば」単体の断末魔でないからOKだったのだろうか。
ただし原作でも同じモヒカンが「どうか命ばかりは」という
命乞いのセリフを発しており、セリフを中断してからの断末魔はさほど違和感がない。
自分の名前
ここにはないが
名乗り口上が最期の言葉という何とも言えないケースも。
上記『サヨナラ!』のバリエーション。まんまとアンブッシュを食らい瀕死のデッドリーフ。
余りの未熟さに呆れたゲンドーソーの「せめて名乗れ!」に応えて。
聖闘士星矢に登場する冥闘士、天敗星トロルのイワン。
名乗り口上の途中で氷河のダイヤモンドダストを喰らい、駆け抜ける氷河に向けて。
結局ここから先は言えないまま倒れ、「トロル」は「冥衣分解装着図」で、「イワン」は
Vジャンプで判明した。
それじゃあ、さらばだ人類! さらばだ海賊!
黒髭は死ぬぞ! くっ、はははははははははははは!!
ケンシロウ、俺の名前を言ってみろ!
俺は北斗の伝承者ジャギギギギギィヤァァァ!!
劇場版北斗の拳における
ジャギの断末魔。原作及びTV版では「きさまの地獄が目に見えるわ!!はは…はははばば…
ばわ!!」という断末魔だった。
本作では
ケンシロウが
シンに倒されるシーンを
拳王と共に観ており、その際拳王から「北斗はお前が拾えばいい、(伝承者の座が欲しいなら)くれてやろう」と言われた時から北斗神拳伝承者を名乗り始める。
北斗神拳伝承者の座に対して固執しているらしく、今際の際にも拳王から伝承者の座を譲られた事をケンシロウに自慢し、そして上記の断末魔へと繋がる。
CVがTV版の戸谷公次氏から大塚周夫氏に変更されており、狂気漂う怪演は必見。
MGS3に登場する
コブラ部隊隊員達の断末魔。決着が付くとそれぞれのコードネームを叫び、隠し持っていた小型爆弾で自爆する。
わざわざ爆弾を用いて自爆するのは、コブラ部隊は結成当初は非公式の極秘任務に就いており捕虜となる事も死体を残す事も許されなかったからとされており、
本編中においては敵地でもないのに自爆する理由について「帰る部隊も国もない彼らが抱いた覚悟の証ではないか」とも考察されている。
なおジ・エンドは普通に交戦して倒す他にも老衰という形で戦わずして決着が付くルートもあるが、
老衰死を確認した後に「ジ・エンド!!!」と叫んで自爆する。
まだ生きてたんですか?
また、作中では既に故人であったザ・ソローはあるシーンで亡骸が確認できるので自爆はしていなかったようである。
そして公式がはっちゃけまくっている
シークレットシアターにおいては
ザ・ボスがかつてのコードネーム
「ザ・ジョイ!!!」と叫んで自爆したりもする。
『機動戦士ZZガンダム』最終回にて、キャラ・スーンが死亡する直前に言った台詞。
ジュドーとハマーンの決闘を邪魔させまいと殿を務めた彼女は量産型キュベレイを相手に奮闘する。
だが多勢に無勢であり、側近の片割れも撃墜され後がないと悟るとヘルメットを脱ぎ捨てて特攻、
量産型キュベレイ一機を道連れに果てた。
この時よく見ると…?
北斗の拳の登場人物、
雲のジュウザの断末魔。
拳王軍を足止めするために単身
ラオウに挑み、善戦するも秘孔「
解唖門天聴」を突かれてしまう。
これは質問に対し意志とは関係なく口を割らせる秘孔で、逆らおうとすれば全身から血を噴き出して死んでしまうというもの。
ラオウはジュウザから南斗最後の将の正体を聞き出そうとしたが、ジュウザは強固な精神力で回答を拒み、
「拳王の…ク・ソ・バ・カ・ヤ・ロ・ウ…」と答えラオウを激怒させる。
この時点でジュウザの肉体は崩壊を始めており、ラオウが怒りに任せて拳を振り下ろす前にジュウザは上記のセリフと共に全身から血を噴き出し絶命した。
その壮絶な死に様とジュウザの生き様をラオウは「敵ながら見事であった」と評し、背を許した
黒王号も亡骸を埋葬しようとする仕草を見せた。
うぐおおおあああ!? なああにィィイイイッ!
ば…ばかなッ!………こ、このDIOが……… このDIOがァァァァァァ~~~~~~~~~~ッ
ジョジョの奇妙な冒険の登場人物、
ディオ・ブランドーの断末魔。第三部ではDIOで統一されている。
空条承太郎との最終決戦において幾度となく
ザ・ワールドの
時間停止を行っていたためか、正真正銘最後の時間停止を行った際に
スター・プラチナも新たな力・時間停止に目覚め時を止め返されてしまう。
そして止まった時間の中で両ひざ付近を蹴り飛ばされ、出血しながら這いつくばらされる。
ここで更に承太郎から嬲り倒すのは後味が悪いから、傷が癒えたところで西部劇の決闘方式の対決をしようとまで持ちかけられる。
最早精神的に屈服させられかけているが、『勝利して支配する』というシンプルな思想のため過程や方法などどうでもよいと考えているDIOは、逆に傷を利用して起き上がり様に血の目潰しを入れる。
更にザ・ワールドの左足で渾身の蹴りを入れようとし、それが目の見えない承太郎がスター・プラチナで反撃しようと放った拳とぶつかり合った。
先にスター・プラチナの拳が割れ勝利を確信するも、ザ・ワールドは左足から崩壊をはじめ、縦に割れていきそのダメージは頭部まで達する。
スタンドのダメージは本体にも反映されるため、DIOは上半身が吹き飛び、親友であり宿敵でもある
ジョナサン・ジョースターの体を奪ってまで生き永らえてきた不老不死の吸血鬼は死を迎えた。
そして承太郎はたった一つの、
単純なDIOの敗因を述べたのであった。
神名
『ニンジャスレイヤー』第二部クライマックスにて、外国人観光客がキョート城の不浄なる
ビームに生命力を
吸収され灰となりながら叫んでいる。
「ゴウランガ」とはインド神話のクリシュナのゴウディヤ・ヴァイシュナヴァ派における化身の名で、
特筆すべき点としては
この作品において「ゴウランガ」は登場人物が離れ技をする度に地の文=サンがテンション高く使用する称賛の言葉であるため、
登場人物による断末魔の叫びとしての使用にヘッズが軒並み困惑した
ということであろう。
最後の主張
もしかすると女が出来たせいかな?
いっひっはっはっはっはうわぁぁぁぁぁ!!
駄目です隊長!間に合いません!!うわあああああああ!!!!!!
マクロスシリーズの登場人物
柿崎速雄の断末魔、上が劇場版で下がTVシリーズ。
直後に輝が「柿崎ぃぃぃ!!!」と叫ぶのがお決まりになっている。
彼の一連の流れはマクロスの世界では有名な死亡フラグになっている。
機動戦士Ζガンダムのブラン・ブルターク少佐の断末魔、
カミーユを討つ瞬間の隙を
アムロに突かれ自機の名を叫びながら爆死。
アッシマーの性能を120%活かし高レベルの
ニュータイプであるカミーユと
クワトロを翻弄する技量、
新訳Zでの超作画、
強化人間への同情心も見せる人格なども含め
アッシマーへの愛着が分かるこの断末魔はもう一つの名セリフ「散弾ではなぁ!」(新訳Z)と共にブラン少佐を語る上で欠かせない台詞となっている。
機動戦士Ζガンダムにて
ジェリド・メサが怨敵
カミーユ・ビダンに敗れ爆死した際の断末魔の叫び。
お互いの大切な人の命を奪い奪われ合った二人の結末が呪詛の如きこの台詞なのはΖガンダムという作品を象徴していると言える。
ちなみに監督の
富野由悠季氏によれば、「貴様は俺の…」の後には「全てを奪った…!」と続くつもりだったらしい。
一方でTV版ほど因縁のない新訳Zでは何てことのない悲鳴が断末魔となっている。
機動戦士ガンダムF91のラスボス、
カロッゾ・ロナが
シーブック・アノーの駆るF91に翻弄された末にコクピット部分まで接近され、自滅する直前に言った台詞。
宇宙服なしで宇宙空間に出る貴方も大概と言いたいところであるが、いくら鎧で身を纏い、無益な虐殺を繰り返しながらも心は弱い人間のままだった鉄仮面らしい最期と言えよう。
エンディングのF91と鉄仮面の顔が重なる描写も、そんな「化け物」同士の対比を表している。
新機動戦記ガンダムWに登場するアレックスの台詞。
アレックスというのは
ルクレツィア・ノインの育てた部下なのだが、腕はともかく性格は最悪であり、降伏した無抵抗の相手を虐殺するという蛮行を行っていた。
ただし無駄な殺しをする事自体は問題であるが敵に対して非情というのは戦争をする兵士としては当たり前であり、また腕前もありノインに対する忠誠心は持っていた。そういう意味では「優秀な兵士」だったと言えよう。ただ作品がそのような「優秀な兵士」を否定する作風なので…。
そんな彼らを制したのは
ゼクス・マーキス。じゃじゃ馬
トールギスを扱う凄腕に加え階級も見事なものだが、その綺麗すぎる考えは一般の兵士たちには受けが悪かった。
そういう意味でアレックスはゼクスの実力をなめて掛かっていたのだが、結果つるんでいたミュラー共々瞬殺された。
この褒め言葉のような捨て台詞は、それだけの腕を持ちながら自分たちのように非情にならずに戦え、挙げ句憧れの上官であるノインの恋人という「カッコよすぎる」男に対しての悲痛な叫びとも言えよう。
機動戦士ガンダムSEEDに登場する人物、
クロト・ブエルが生前最期に放った一言である。
強化された身体を維持するための劇薬の薬効が切れて久しく、ほとんど精神崩壊していた彼は、この台詞を言い終わる前に愛機と運命を共にしたが、
撃墜されなければ「自由が欲しかったんだ…」と続けたとされている。
ちなみにこのセリフ、
第3次スーパーロボット大戦αでは彼が撃墜される際にボイス付きで流れる。
機動戦士ガンダム THE ORIGINにおける、シャア・アズナブルの最期のセリフ。
重要なのはこの断末魔が
一年戦争前に発されたものだということ。
成長しザビ家への復讐を誓ったキャスバル・レム・ダイクンことエドワゥ・マスは、テキサスコロニーでの隠遁生活の中で瞳の色以外が自身と瓜二つという青年シャア・アズナブルと出会う。
士官学校に入ると言うシャアに対し自身はルウムに進学すると話して空港に同行して、そこで入れ替わることを画策し実行する。
一方でキシリア機関にダイクンの遺児エドワゥ・マスの動向は察知されていたので、宇宙船内部に仕掛けられた爆弾により「キャスバル・レム・ダイクンことエドワゥ・マス」は謀殺された。
そしてまんまと入れ替わった
シャア・アズナブルはその大事な書類を手にし、士官学校へと入学したのだった……
第2次スーパーロボット大戦OGに登場する
ユーゼス・ゴッツォの断末魔(上は戦闘時、下はその後のイベント)の叫び。
ショックのあまり裏返ってませんかといいたくなるやられ台詞の後、錯乱のち彼の代名詞である「それも私だ」を持ってくるという二段構えである。
しかしこの時の彼は、初の「それも私だ」を言い放った時と違い、自らの運命を変えようとして失敗し、超越者の仮面すら割れたような有様であった……
サ・ガ2秘宝伝説に登場したアシュラの断末魔の叫び。
前作では塔の高いところの大ボスだったというのになんという小物臭…
まあ、本作での正体は秘宝の力でパワーアップした1匹のゴブリン(ザコモンスター)なので妥当か。
ロマンシング サ・ガであのねんがんの武器
アイスソードを手にした聖戦士・ガラハドに対して
「殺してでも うばいとる」を選んだ時の断末魔。
選択肢を選ぶと、本当に戦闘シーン抜きでこの台詞とともにガラハドは殺害され、あとには全滅シーンのBGMと彼が死んだという事実だけが残る…。
この断末魔と流れるような展開に加え、攻略本で「これからの展開が楽しみだ」と書かれたり、半熟英雄で「ガラハドのけん」としてセルフパロされたり、ネット普及前からネタとして名高かった。
リメイク版の
ロマンシング サガ -ミンストレルソング-では選択肢の後戦闘画面に突入し、「この盗人め! 正義の刃、覚悟しろ!!」とアイスソードから吹雪をぶっ放して返り討ちにしようとする勇姿を見せ、プレイヤーを大いに驚かせた。
しかしHPは低めの短期決戦型なため、やられるときは「
うおおおぉーっ!!」と出オチ気味にやられる。
ロマンシング サ・ガ3におけるマスコンバットの指揮官がやられた際の台詞。完全な死亡ではないのか、余裕がある。
なお、ゲームシステム上
ミカエルであろうと
ハリードであろうと名も無き指揮官であろうと発するときは発して戦場から消える。
侍戦隊シンケンジャーのナリスマシの断末魔。
このアヤカシは他人と寸分違わず化ける能力を持ち、これで千明に濡れ衣(流ノ介に水風船を投げてずぶ濡れに、女性陣2名の顔にケーキを押し付ける)を着せた。ところがある自分のミスから全てを千明に悟られてしまい、自分が犯人であることを逆に千明に証明させられてしまった。それどころか得意の剣技も密かに特訓をしていた千明に破られ、最後の足掻きであるロボへの変化も流ノ介とことははだまされたが全く意味がなく、地獄の底へ送られた。
因みにこの回は流ノ介が千明以下のダメダメキャラになってしまう回として密かに有名だったりする。
METAL MAX2、同
リメイク版に登場するラスボス、バイアス・ブラドの断末魔の叫び。
死というものをひたすら恐れた末に迎えただけあって執念が感じられる伸び具合に。
『霊NO少年ギー』より妖怪電話魔。憑りついたテレカを拾って電話をかけた人間を話し相手としてあの世に連れ去る妖怪で、
電話ボックスの中にまで近づいてきた所を咄嗟の機転で
アメリカの天気予報
に電話をかけられてテレカを使い切られ、消滅しながらの断末魔。
自分のではない主張の例。後述の「内容のない単語」にも近いか。
ファイアーエムブレム紋章の謎より、盗賊ダールの断末魔。
FEシリーズの最後の言葉は味のあると言ったが、大したバックボーンのない盗賊山賊は非常にあっさりしてることがほとんど。
だが他の盗賊は「ううっ…よくも…」「おぼえていやがれ!」など真っ当なあっさり系であり、こんなシュールな言い分をするヤツは他にいない。
ちなみにリメイク版の
新・紋章の謎の
ルナティックでは大幅強化され、ダールに人殺しになられてしまうこともしばしば。
なお、肝心の台詞については
「人殺しー。」と句読点が追加された。
これは本作が本来の陰鬱なストーリーを明るくすべくシリアスを保たず、他の出演者を出し抜くほどの面白いアドリブを各自で考えるような流れが発生していたという背景がある。
ちなみにオーディオコメンタリーによると、本当に8時から打ち上げをしたらしい。
ワールドヒーローズパーフェクトの登場人物、シュラの負け台詞。
これ単体なら普通の負け台詞として特に印象に残る事もない。だが本作はコンボ系の必殺技でフィニッシュを決めると敵の体力が0になった時点でKO扱いとなるが技は最後まで続き、KO後も1ヒットするたびに負け台詞が入るという仕様がある。
そのためシュラがコンボ系の技で負けてしまうと、状況次第では「
負け負け負け負けたッスー」などという世にも奇妙な断末魔に変化してしまう場合がある。
それを聴きたいがためにシュラをコンボ技で仕留めようとするプレイヤーが多くいたとか。
メタルマックス2の敵キャラクターであるガルシアの最期の言葉。
ガルシアは主人公たちの悪事をでっち上げたうえ吹聴して回るような粗暴かつ卑劣な性格で、
決して潔く負けを認めるような人物ではなく、
あまりにもちぐはぐかつあっさりとしたセリフからプレイヤーに強い印象を残した。
どうやら開発期間の都合で仮のセリフとして設定していたものが製品版まで残ってしまいこうなったらしく、リメイク版では修正された。
刀語より、主人公の姉・
鑢七実の最期の言葉。
生まれつき全身をあらゆる病に冒されながらも弟をこよなく愛し、彼の手で殺されるためだけに悪逆無道を働いた七実。
本来は「よくぞ私を殺したわね」と言うつもりで、本人は
「あれ?噛んじゃった…かな?」と考えながら死亡した…
…が、あるいはこれは、彼女の中に潜んでいた「生きたい」という願いの表れだった…のかもしれない。
うわーーーっ死にたくない!!逝きたくないーーー!!
ち ちくしょう…………
DEATH NOTEより、主人公である
夜神月の断末魔。
新世界への神「キラ」となって理想の世界を作るため邁進する夜神月。
Lを継ぐ者
ニアにより追い詰められながらも、自身の計画が成功したと思い込み、彼に対し勝利を確信して正体を明かす。
だが魅上のミスからニアに出し抜かれてしまっており失敗、逆にSPKと日本捜査本部に囲まれ一転して窮地に追い込まれ、更に
松田の銃撃で重傷を負う。
仕込んだノートも奪われ万策尽きた月は他でもない他人を、傍観者である
リュークにまで縋るほどまでになってしまい、そのリューク自身によりノートに名前を書かれて見せつけられた。
デスノートに名前を書かれた者は、40秒後心臓麻痺によって死ぬ……デスノートを使い神になろうとした大量殺人犯の夜神月は、死神によって引導を渡され生き汚く足掻き、叫び、そして敗北感とともに死を迎えたのだった。
ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICONより、ベイラムグループの子飼いのAT部隊「レッドガン」の総長であるG1ミシガンの断末魔。
彼は口は非常に悪く主人公は愚か仲間たちにも容赦のない罵声を浴びせるが、それは単なる悪口ではなく心の奥底では仲間思いである。
と同時に主人公であるC4-621の実力も認めており、彼にG13の称号を与えて気にかけていた。
そしてそのG13が「独立傭兵」という立場である為に突然裏切ったり敵対したとしてもその事を責め立てたりはしない、荒々しさと優しさとクレバーさを持った男と言える。
だがそんな彼もルビコン3に渦巻く陰謀から逃れられず、あろうことかC4-621に討伐依頼が下ることとなる。
こうしてミッション「レッドガン部隊迎撃」で敵対することとなった際にも、彼は部下の名前と特徴を声だけで判断しながらも相手を侮らないよう叱咤激励しながら50機以上の大部隊を率いて抵抗してくる。
「直近に自殺の予定がある者だけ付いてこい!」という洒落た言い回しをしながら部下達に撤退を促すが、部下達はは逃げもせずにミシガンの死地に付き合うこととなった。
そんな彼の断末魔が「転んで死んだ」である。
一見すると意味がわかりにくいが、これは要するに「ミシガンは事故死した」ということであり、この場所で死んだことに対し「殺したC4-621を恨むな」とも取れる。
そして自分を手にかけたC4-621に対しても「気にするな」と励ましているようにも見える。その優しさがむしろ辛い…
「伝記に書け」というのも暗に生きて帰れと言っているともとれる。実際彼は登場時から生きて帰る事を(ユーモアを交えながら)しきりに強調してきている。
荒々しいながらも部下も、そして一時的に仲間になっただけのC4-621を気遣う彼は自らに賞金を掛けており、死した時その半額はかつての仲間たちに送られたという。
決して死にたがりではないが死んだときの事も考えている、思慮深いエピソードと言えよう。
デッドライジングより、ゾンビアウトブレイクにより正気を失ってしまった
サイコパスの一人、スティーヴン・チャップマンの断末魔。
物語の舞台となるショッピングモール内にあるスーパーマーケットの店長で、元々は気弱ながらも仕事熱心で客思いの好人物だった。
しかしゾンビアウトブレイクとそれに伴う騒乱によって発狂、疑心暗鬼に陥り、多数の刃物を取り付けて武装したショッピングカートと散弾銃で侵入者を襲撃するようになった。
仲間を救うための薬を求めて入店してきた主人公
フランク・ウェストの事も暴徒だと思い込み、
「ここは私の店だ!」と絶叫しながら襲いかかってくる。
撃破すると死の間際にわずかながら正気を取り戻したのか、弱々しくも穏やかな口調で店を守り抜く強い決意を語りながら事切れる。
突然起き上がり
6番レジへどうぞ!
と叫んで今度こそ完全に事切れる。
ホラー作品でよく見かけるドッキリ演出の一環であるが、セリフがあまりにも珍妙である事、ガンギマリの顔がどアップで映し出される事、
一言叫んですぐに倒れるスピード感などからシュールな笑いを醸し出し、本シリーズ屈指の迷言としても知られている。
呪術廻戦より、
禪院直哉の断末魔。
直哉は呪術師の名門である禪院家に生まれた中でも現存している中でトップクラスの高い実力を誇っていたこともあって、選民思想の男尊女卑にがっつり染まっており、一族の中でも呪力の低い双子の妹たちである
真依・
真希を侮蔑していた。
だが真依の最期の力で生み出された妖刀と
「(禪院家を)全部壊して」という遺言を受け取り、天与呪縛として覚醒した真希はそれを叶えるために大暴れ。
直哉も顔を思い切りブン殴られ死んだものと思われた。
だが詰めが甘かったのかかろうじて生きてはいたものの、真希によって負わされた致命傷により呪力を練ることができず這いずることしかない。
そこに一般人である真衣・真希の母が包丁を持って現れ、それによって止めを刺された。
こうして直哉は「ドブカス」と侮蔑していた女たちに殺されるという、因果応報の末路を迎えた。
しかし呪力によって死ななかった呪術師は死後に呪霊化する……それは直哉も例外ではなかった。
高笑い
主に悪役に多いパターン。
自らの死をも厭わず受け入れるように笑い声をあげるパターンと、最期の足搔きを宣告し「勝負に負けて戦いに勝った」ように笑いながら死んでいくパターンがある。
後者は大抵の場合主人公補正によってぬか喜びに終わってしまうのが多い。
…クク、ククク
この兵器は、すでに地球に向けられている…。
もう、だれにも止めることはできん!
ファーッハッハ!!さらばだッ、エックス/ゼロ!
ロックマンX4より、4度目の敗北を喫した
シグマ。
しかし彼の占拠していたファイナルウェポンは地球に向けられ発射態勢に入っており、シグマは勝利宣言のごとく上記のセリフを挙げ、高笑いを遺して散っていった。
ファイナルウェポンはジェネラルの犠牲をもって停止し、辛くも地球破壊という最悪のシナリオこそ免れたものの、この戦いはエックスとゼロに深い心の傷を残すのであった。
ワタシヲ タオシテモ イズレ、ドコカデ ダレカガ
カナラズヤWWWヲ フッコウサセルコトデショウ!
キョーーーーーーーー!! キョキョキョキョキョキョキョ
ロックマンエグゼ2より、
WWW残党・プラネットマンの
消去間際のセリフ。
ロックマンの勧誘に失敗した上で撃破されてしまうも、WWWが復活することを予言し、まるで
悪魔超人の如き奇抜な高笑いを上げながら爆散したのであった。
そして彼の予見通り、続編である3でWWWは最初の復活を遂げる。
ふはははは……見ろ! ち…地球が燃えるぞ…すべてが消えてゆく
ふ ふはは…あはははは…
クロスボーン・ガンダムより
クラックス・ドゥガチの断末魔。
コクピット内で炎に包まれながら、紅蓮の炎に焼かれて消える地球の幻を見ているかのように狂喜するドゥガチ。
直後、幻であろうとそんなものを見せるわけにはいかないと、キンケドゥの駆るX1によって介錯される。
ふ・・ふふ・・・
ふははははは! ははは!
”正義”の力でも消せぬ炎があることを知るがいい!!
はははははははは!!!
METAL WOLF CHAOSより、「りっちゃん」ことアメリカ合衆国副大統領リチャード・ホークの断末魔。なお
アメリカ国内で起きた大規模クーデターの首謀者でもある。
ラスベガスにて大統領との一騎打ちに敗れ、宇宙ステーションに場所を変え究極兵器に乗り込んでの再戦でも負け、最後っ屁として地球に向けて巨大ミサイルを撃とうとするがそれも止められてしまう。
ミサイル爆発の余波で吹き飛ばされたリチャード機は地球の引力に引かれつつあったが、マイケルは危険を顧みずリチャードの救出に向かい、これまでのリチャードの悪行すら赦そうとする。
しかしリチャードはマイケル機に掴まれた腕を自ら吹き飛ばして彼の赦しを拒み、上記の高笑いと共に流れ星となって燃え尽き消滅した。
マイケルの赦しを受け入れていれば生き延びた可能性もあったのだろうが、安っぽい改心など御免だと言わんばかりにマイケルへの反骨と自らの悪を貫き通した姿はユーザーからも一定の支持を得ているようである。
まごう事なきバカゲーの本作だが、このシーンに限ればかなりシリアス。
ハッハッハッハ…フハハハハハハハハハ!ウワァーハッハッハッハッハッハ!
映画
プレデターにおいて、狩猟宇宙人プレデターがダッチ・シェイファーとの死闘の果てに致命傷を負わされ、左腕のガントレットに仕込まれた自爆装置を作動させた際に発した断末魔。
無論ガントレットのカウントダウンを見たダッチもそれを察したのか即座に逃げ出し、
爆発に巻き込まれずに済んでいる。
ちなみにその後も続編は作られているのだが意外なことにプレデターが笑ったのはこの一作目のみ。
<<分からんか!
分からんか100万人だぞ!>>
ウワァーハハハハハハハァ フフ…フフッフフッフハハハハハハハハ……!!!
ACE COMBAT 7 SKIES UNKNOWNより、
マティアス・トーレス艦長が自身の計画を潰され、自らを焼き尽くす紅蓮の炎の中であげた断末魔。100万人は
彼が核で殺す予定だった民間人の数である。
一応、100万人を殺すことで国家に戦争をやめさせ、戦火に苛まれる1000万人を救うというのが彼が掲げたお題目だったが、この死に際の一言により1000万人の部分はただの建前だったことが分かる。
いずれにせよ、その必要性も先行きも全く不透明な100万人の死を望む思想なぞ、真っ当な人間に分かろうはずも無いが…。
なお、日本語版と英語版ともに非常に役者の演技がノっており、テンション爆上げな狂人の高笑いを見事に演じきっている。
デッドライジングより、ゾンビアウトブレイクにより正気を失ってしまった
サイコパスの一人、アダム・マッキンタイアの断末魔。
物語の舞台となるショッピングモール内にあるアミューズメントパークで働くピエロの男性。
(真っ当な意味で)子どもが大好き、自分の芸で人を楽しませるのが大好きという性格で、ピエロは彼にとってまさに天職だったと思われる。
しかしゾンビアウトブレイクによって子ども達がゾンビに食い殺され、さらに自分の手でゾンビ化した子どもを殺してしまった事で発狂。
人形を子どもに見立て、施設内を通るスペースコースターに乗せて高速で走らせている。
コースターを止めに来た主人公
フランク・ウェストを妨害するため、チェーンソーや投げナイフを駆使して襲いかかってくる。
撃破すると、倒れ込んだ先に不運にも得物のチェーンソーが転がり込んでしまい、腹をズタズタに裂かれてしまう。
初登場時から狂ったテンションで話しかけてくる彼だが、腹を裂かれている最中も狂った笑いを上げ続け、笑いながら作中屈指のグロテスクな死に方をした。
その笑い声は文字起こしが極めて困難なほど狂気的。是非自分の耳で確認していただきたい。
辞世の句
だが、私は弱すぎた……必死に逆らったが……勝てなかった……
だから、王子の手で殺してほしかった……これでやっと救われたのだ……
ファイアーエムブレム紋章の謎にて、1部では自軍の一員だが2部では「暗黒皇帝」となってしまった
ハーディン最後の言葉。
アカネイア帝国皇帝となり、愛する
ニーナと結婚するも、ニーナの心はいまだかつての恋人
カミュに向いており、
民衆や兵からもよく思われず、心の拠り所がないまま自室で酒浸りの生活を送っていたところで
ガーネフの闇のオーブに心を支配され、
暗黒皇帝となった彼は大陸を支配せんと暴虐と恐怖政治の限りを尽くし、
マルス達との死闘の末死に際に闇のオーブから解放された。
あまりにも報われない最後に多くのプレイヤーが涙した。
ただ、ここまでに挙げた台詞のように普通なら一括表示される程度の尺である死亡台詞の枠でこれを喋るので、
長すぎだろと冷静にツッコんでしまったプレイヤーもいるかもしれない。
あとSFC版では容量の都合か第1部でのターバン姿になって正気に戻ることもネタにされてる。
リメイク版ではちゃんと皇帝のグラフィックのまま正気に戻る。
彼に限らず
ファイアーエムブレムシリーズのストーリー上の大ボスはその立場上、長く、味のある最後の言葉を残すことが多い。それをどう受け止めるかが主人公たちとプレイヤーにゆだねられている。
…のだが、この台詞の直後に海坊主から『ご ん』と金棒で殴り潰されるため、台無し感が強い。
そう簡単にシリアスには決められない、それがでろでろ道中の作風である。
鋼の錬金術師に登場するアメストリス国大総統
キング・ブラッドレイの最後の言葉。
軍事政権の独裁者、家庭でのよき夫にして父、人類の敵たるホムンクルスの一員など多様な顔を持っていた彼は、
生まれた時から、
ホムンクルスの首魁を含む、他の誰かが敷いたレールを進むことしか許されない人生を送ったが、
そんな彼の残した言葉は、満足とまでは言わずとも、戦いの中で少しは納得して死ねることを、敵である人類に感謝するものだった。
物心ついた時には大総統候補として教育され、その身体に賢者の石を注入されてホムンクルスとなった彼は、
身分も能力も与えられたものだと自嘲しつつも、自身の妻(と彼女を見初めた自身の目)だけは「自分で選んだ」と自信をもって語り、
「妻に遺す言葉はないのか」と問われた際には「私とあれの間に余計な遺言など要らぬ。王たる者の伴侶とはそういうものだ」と言い切り、
死の間際にあっても微塵も揺るがない妻への信頼、そしてたとえ傀儡であっても「王」であることの誇りを見せつけた。
「世紀末覇者・拳王」こと、
北斗の拳の主要登場人物
ラオウの辞世の句。
拳王軍を率いて世紀末の無法の荒野に一定の秩序をもたらし、幼い頃に実弟
トキと交わした約束をその拳をもって果たし、
愛するユリアを求めて南斗の軍や
ケンシロウと壮絶な戦いを繰り広げ、最後はケンシロウとの一騎打ちに臨み、死闘の果てに致命の一撃を受ける。
心に哀しみを刻むために殺したと思われていたユリアも実は生きており、ケンシロウとユリアには幸せに暮らす事を望みつつラオウはトキが待つ天へ還る事を選択。
上記の辞世の句を叫びつつ全闘気を空に向けて放ち真っ白に燃え尽きるシーンは、北斗の拳でも屈指の名シーンである。
登場初期から苛烈な暴君として覇道を進み、話が進むにつれて孤高の求道者・あるいは一人の愛情深き人間としての一面も描かれるようになったが、
己が求める物は力ずくでも手に入れ、自分の意志は強固に貫くべしという思想は一貫してブレておらず、実際そのように生きてきたラオウらしい辞世の句と言える。
おれはお前に出逢うために一万数千年もさまよっていたのかもしれぬ
ジョジョの奇妙な冒険 Part2 戦闘潮流に登場した柱の男
ワムウが風に散り行く中で言った台詞。
ジョジョが投げた
火炎瓶、
シーザーのバンダナについた炎を、風の
最終流法「
渾楔颯」でズタズタに切り裂く。
しかし気化した油とバンダナの炎を吸収し収縮させてしまったため、体内で爆発。首だけになるという致命傷を負ってしまう。
それでもまだ力は残していたものの、敵であるJOJOから敬意を払われたことでそれもJOJOを守るために使ってしまう。
そして最期は「戦闘の天才」が自らの完敗を認め、宿敵の成長を見届けたことを感謝し風になったのであった。
地球の奴らめ覚えていろ!ヤプール死すとも超獣死なず!怨念となって必ずや復讐せん!!
ウルトラマンエースの宿敵にして今やウルトラ戦士の因縁の相手となった
ヤプール(巨大ヤプール)が光線の撃ち合いの果てに敗れた際に言った台詞。
直後に倒れ爆発四散するのだがその台詞の通り怨念を糧に超獣は出現し続けるのであった…
元ネタは勿論「板垣死すとも自由は死せず」から。
だって、不公平じゃないか。なおらないびょうきのからだなんてぜったいにこーへいじゃない・・・
あたしにだって、けんりがある しあわせになれてもいいはずだ!
しあわせになってな い じ ゃ な い かぁああああああああ!!
パワプロクンポケット12のラスボス、
デウエスの断末魔。
作中の黒幕「
6人組」の一員。オカルトテクノロジーの力をも有する最強の電子生命体。
チート的存在且つ「神」を自称する不遜な性格によりもはや他の「6人組」の手にも負えなかった彼女だが、デンノーズと協力者のカオルにより自身が運営していた呪いの野球ゲーム「ハッピースタジアム」を利用される形で消滅する。
元々は過去作のヒロイン
寺岡薫の深層意識が死後電子生命として分離した存在で、表層意識の方が前述のカオル。
彼女の行動原理は寺岡薫の心の根底にあった「
幸せになりたい」という願望。それを叶えるべく大勢の人々を「喰った」結果、その影響で
何が幸せなのかすら分からなくなってしまった。
最期は表層意識たるカオルに「周囲に溶け込めず勉強ばかりしていた」「死の病から生き延びようと必死だった」「そんな人生でやっと見つけた
想い人すら他人に譲った」と指摘。
そして「お前がいつまで経っても幸せになろうとしなかったから私が代わりにやろうとした」「なのになぜ邪魔をした」とカオルに問うも「…私たちはね、もう死んでいるのよ。」と返され、「
幸せ」への未練を絶叫し消えていった。
疑問
スパイダーマンのグリーンゴブリンがダーマを殺そうと企み土壇場で避けられた時に発した言葉。
これにより一部視聴者の腹筋を破壊した。
名作刑事ドラマ「
太陽にほえろ!」にて、松田優作演じるジーパン刑事の言葉。
印象強いため、よくパロディされる。
またしてもFFから(ry
FFⅤ
エクスデス先生の渾身の叫び(?)
しかしこの後に出てくるネオエクスデスの
自己紹介台詞のかっこよさは異常。
これと言い「カメェェェッー!」と言い先生のネタ率が妙に高い気が…
また
FFⅧの
アルティミシアはエクスデス先生をオマージュしたのか「うごごご…」と最終形態登場の流れがそっくりである。
五星戦隊ダイレンジャーより、ゴーマ幹部
ザイドス少佐の最期の言葉。
物語終盤ダイレンジャーに敗れた彼は、正体である泥人形の姿に戻り崩れ去ったのだが、
その間際に出世への強いこだわりを示すこのセリフを発し視聴者にインパクトを与えたのであった。
機動戦士ガンダムΖΖにて
ラカン・ダカランが突如
ザクⅢ改の自爆と共に発生した謎の光に飲み込まれた際の断末魔の叫び。
もしかしたら「何の光だ?」とか言いたかったのかもしれないが、「光」で終わる台詞だった為に妙に間抜けな印象の残る断末魔として愛されている。
「咄嗟に抱いた印象をそのまま言葉に出させる」富野節ともとれる。
……なお、本来の断末魔は「
何故だ!? あれには子供が乗っているんだぞ!!」という主張。
だがそれでも
ジュドーに止まっている暇なんてなかった。
三国志大戦1のR関羽の撤退台詞。
文面だけ見れば
関羽にしては多少情けないくらいでさしたるネタでもないのだが、実際のボイスは「ニャンダトー」と気の抜けるような声となっていた。
2にて排出停止となったがなぜかボイスが新録されており残念ながら「ニャンダトー」は聞けなくなった。
同じく三国志大戦のUC曹仁の台詞。
威勢のいい武将が敗れた際に相手の正体を疑問視するのはよくある事なのだが、こちらも発言者が魏の名将。その割には情けなさすぎる。
更に上記の馬超のように誰に対しても同じことを言うが、こちらはUCで手に入りやすいということもあり特にあちこちで敵の正体を探っていた。
残念ながら3では排出停止になった上、元々Rだった曹仁がそのまま上位互換になったので聞く機会は激減、リブート後はもはやなかったことになっている。
Wonderland Warsに登場するロビン・シャーウッドの撤退台詞。
基本的に彼のデザインコンセプトは「正義の味方」であり、落ち着いて物腰やわらかな言動ながら悪に対しては容赦はない。
仲間に対しても声を荒げることは無く、問題児の多いwlwのキャストでは優等生といえるだろう。
…のだがやられた時は
この自信家っぷりである。
とはいえ彼の基本戦術は森や見えない距離からの長距離射撃、すなわち
闇討ちスナイパーである為、射撃をすり抜けてあまつさえ自分を討ち取る相手に驚くのは自然のことだろう。
だがゲームシステム上
討ち取った相手はしっかりと表示されるし、何なら兵士にやられても「一体何者だ…!?」と言って斃れてしまう。
一見シュールな台詞に思えるが、相手の姿や名前はわかったとしても
自分を討ち取るだけの力の正体はわからない為、理にかなった台詞である。
また今際だからこその台詞は、いくら正義を謳ったところで結局は『ロビン・シャーウッドは賊』である証拠とも言える。ネタだけにするには惜しい台詞と言えよう。
な、なんでオレより強い奴が世の中にこんなに…いやがるんだ…気に…入らねえ…!!
ハドラー親衛騎団が一人、
フェンブレンの台詞。
親衛騎団とは、卑怯で姑息で地位ばかり気にする小物
ハドラーが幾多の死闘を繰り返し
漢となった際、彼を元に生み出された新たな配下達である。
どいつもこいつも元となったハドラーと同じく
漢もしくは
漢女。仲間内の結束は硬いだけでなく気持ちの良いほどに正々堂々で、敵にも敬意を払う奴らである。
…がフェンブレンだけは昔のハドラー成分が残っており、傲慢で残酷、圧倒的に自分より弱いチウを甚振ったり、自らのプライドの為にスタンドプレイに走るなどの問題児であった。
しかしそんな彼であっても、弱いながらも仲間を庇うチウを「立派だよおまえは」と褒めたり、スタンドプレイ直前には仲間に謝罪とけじめを見せてたりとところどころで
漢らしさを見せていた。
彼の台詞は一見傲慢な台詞であるものの、自分より強い存在がたくさんいること自体は認めていた。その上で彼は現状に満足せずに、だが命乞いや泣き言は言わず「気に入らねぇ」と吐き捨てたのだ。
彼本人はどうにも仲間内では浮いている認識であったようだが、実は仲間たちも彼の性格は理解していた。奥の深い断末魔と言えるだろう。
呪術廻戦より、呪霊として復活した直哉は再び真希と邂逅。
人間の肉体から解放されて更なる進化を遂げた直哉だが、そこにイレギュラーが混ざったことにより真希も鬼神とされるほどの覚醒を遂げた。
直哉は
領域展開でイレギュラーともども真希を倒そうとするも、その領域は「呪力を持つ者の動きを封じ衰弱させる」というもの。
そのため呪力を一切持たない真希は領域に認識されないということが理解できず、疑問の中で祓われたのだった。
その他
覚悟のススメ、
葉隠覚悟vs血髑髏戦より。
力量差を悟り逃亡を謀る血髑髏だったが、「勝負に二度目などない!」と腹部を攻撃が貫通。死に際に発したのは、悲鳴どころかもはやただの単語だった。
断末魔に内容のない単語を叫ぶというパターンは、ギャグ漫画を中心に意外と少なくなかったりする。
海皇記より、マリシーユ・ビゼンの辞世の句。
この謎の言葉が意味するところは…
無い。
今際の際に、他の者達が遺した辞世の句に対抗して、じゃあ私は意味の無い言葉を遺そうかと語り、看取ってくれている者達の名を今一度呼んでから、
本当に意味の無い言葉を口にして逝ったのである…。
最後まで飄々とした人物であった。
あえて自分の意思で意味の無い言葉を紡くという、先述の例とは一味違った珍しいパターン。
言葉を持たぬ者の武器にして断末魔。昭和ガメラシリーズに登場する怪獣たちが発する。
前者はシリーズ
第2作に登場する敵怪獣「バルゴン」、後者は
第3作の「ギャオス」の発する特殊な光線であるが、
ガメラとの決戦に敗れた際、バルゴンは琵琶湖の底から、ギャオスは火山の火口から、それぞれ最期の叫びとしてこれらの技を空へと放った。
なんかもう断末魔の叫びでも何でもない気もするが、
作中で「バルゴンの断末魔だ……」とか「ギャオスの断末魔だ……」とか言われているし、死に際なのは変わらないので断末魔なのは間違いない。
放映当時のチビッ子たちは、この台詞で断末魔という言葉を覚えたとか何とか。
中々にインパクトのある演出だったらしく、平成ガメラシリーズの
ギャオス戦でもオマージュされている。
こちらはゴジラシリーズより。
ゴジラの逆襲にて、記念すべきゴジラの最初の敵怪獣として
登場したアンギラスが死闘の果てにゴジラに喉を噛み千切られる致命傷を負わされた際に発した断末魔。
何の変哲もないただの断末魔なのだが怪獣だけにその音量は凄まじく、大阪城にヒビを入れた程。
Re:ゼロから始める異世界生活の主人公、
ナツキ・スバルより。正体不明の敵の前に、ヒロインもろともなすすべもなく惨殺されたときのセリフ。
スバルはそのまま死亡したが、同時に彼に与えられた『死に戻り』の力が発動し、時間を遡り蘇生することとなる。
そのため、彼は「断末魔の言葉を口にしたが生きている」という世にも珍しいケースである。
このセリフは半ばスバルの決めゼリフになっており、作中ではその後も
ちょくちょくこの断末魔を残して死亡する。主に自殺で。
ちなみに最初にこれを言った時、スバルは死に戻りの能力を自覚していなかった。なんならあと数回死ぬまで気付かなかった。
(映画の登場人物が銃で撃たれたりナイフで刺されたりして死にそうな時)
(死ぬ前に一言二言言うもんだけど)
(私はなんて言おうか)
『地獄で会おうぜ…』
(地獄なんてないからダメだ)
『猫になって…』
(バニラスカイ見てないと通じないか)
『お母さん……』
(お母さん…)
(ああこいつにも自分と同じでお母さんがいるんだなって共感できる)
(これから死ぬ奴が母親を思って死ぬのはいい感じなんじゃないか ベタだけど)
(よし決めた)
(死ぬ前の最期の一言は『お母さん』にしよう)
「ファイアパンチ」より、トガタのモノローグ。
アグニの復讐を、彼を「主人公」とした映画にするため行動を共にしてきたトガタ。しかしトガタは最後の最後で、その身を捨ててアグニを助け、彼の炎で焼死した。
燃え尽きるまでの僅かな時間、苦しみから気を反らすため上のようなことを考えていたトガタ。
だが、実際にその口から出た言葉は…
- 格ゲーのも入ってるんだったら庵の「このままでは終わらんぞー」やチョイの「お手紙ちょうだいー」も入ってていいと思うけど -- 名無しさん (2021-10-23 22:34:01)
- 「だからドリルは取れと言ったのだ」が見当たらないような -- 名無しさん (2021-10-23 22:43:21)
- 「ま、またー!?ナゼオレが二回もー!」 -- 名無しさん (2022-01-18 15:45:46)
- この手の叫びなら「俺は!俺の想うまま!望むまま!邪悪であったぞ!」だけど、これはどれに入るんだろう -- 名無しさん (2022-01-19 18:48:07)
- エクゼブ、クジンシー、ルカ・ブライトか…全部最後の主張グループじゃないかな -- 名無しさん (2022-01-19 19:28:27)
- アニメのロケット団がサトシ達に負けた時の「やな感じー」もここに入るかな? -- 名無しさん (2022-01-19 19:39:29)
- ↑もう入ってる -- 名無しさん (2022-01-19 20:04:13)
- スパロボのルナマリアは撃墜するとシンに謝ったりする -- 名無しさん (2022-01-19 20:35:58)
- ベルク・カッツェの「滅びろ!みんな滅びろー!」は載せてもいいんじゃないだろうか -- 名無しさん (2022-01-19 22:32:36)
- 「このDIOがぁぁぁぁぁぁ!!!!」 -- 名無しさん (2022-01-31 23:51:08)
- 「終わりやこんな村ぁ~!!」が最近は五臓六腑 -- 名無しさん (2022-02-08 21:10:09)
- 北斗を最近観ていたらサウザー「お前…もう死んでいるな」モヒカン部下「冷静な人〜!!!」とかいって破裂してビックリしたぞ -- 名無しさん (2022-10-13 17:50:35)
- コメントのログ化を提案しまっぁぁぁぁぁぁぁ~!! -- 名無しさん (2023-02-16 21:54:57)
- 「ちょ、ちょ、ちょっと待って下さい!待って!助けて!待って下さい!お願いします!アアアアアアアア!」上司に見限られて処分される手下の断末魔に聞こえる。 -- 名無しさん (2023-02-16 21:55:57)
- 『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY R』のザフト兵の断末魔「どぅぶれあ!!!」 -- 名無しさん (2023-02-20 00:51:46)
- コメントをログ化し。うわっ何をする。あぁぁぁぁ! -- (名無しさん) 2023-03-04 14:12:55
- パア゜ア゜ア゜ア゜ア゜ッー! -- (名無しさん) 2023-03-24 08:22:12
- ウォアアアアア!(ファイナルソード) -- (名無しさん) 2023-03-24 09:52:48
- スナァ -- (名無しさん) 2023-05-18 23:50:37
- スナァ -- (名無しさん) 2023-05-18 23:51:04
- よく見たら投票ボタンががべれぇっ! -- (名無しさん) 2023-05-20 20:48:50
- 「私は撃破されます。半径1km以内に衝撃波と残骸が…」「ひどいよ!なんでこんなことするの?」「意外と大したことないにゃん❤︎」「航行・攻撃の続行不可」「標的の殲滅ならず…口惜しい…チクショー!!」 -- (名無しさん) 2023-06-27 16:24:02
- オレンジじゃないんです…ゼロオオオォォ!!! 結局オハヨウゴザイマシタしたんだけど -- (名無しさん) 2023-07-21 00:02:46
- PS2ジョジョは意外な改変してたんだな -- (名無しさん) 2023-07-26 13:03:51
- 「ZECTとともにありいいい」と橘さんの「うわああああああ」が入ってない。直せ。 -- (名無しさん) 2023-08-01 00:26:55
- 断末魔というか最期の言葉に拘る殺し屋ってのがなんかの漫画にあったな。自分の最期も考えていたけど、予想外の展開が起きて結局しょうもないセリフが最後の言葉になってしまったってやつ -- (名無しさん) 2023-09-05 02:00:02
- 国…語の……ゴリ松…… -- (名無しさん) 2023-09-05 08:50:26
- 愛してたけど裏切られた人の名前を言うケースは切ない -- (名無しさん) 2023-09-30 23:05:24
- リメイクDQ5イブール「ぎょえーっ!!」…SFC版までなら悪役でありながらもここまでみっとも無い最期ではなかった。イブールファンからクレームが来たとか(嘘) -- (名無しさん) 2023-09-30 23:17:59
- 馬鹿な…私は…企業だぞ…はどれに入るんやろね -- (名無しさん) 2023-10-14 01:48:26
最終更新:2024年04月07日 22:15