遊戯王5D's

登録日:2009/08/14 Fri 14:43:15
更新日:2024/01/23 Tue 19:33:33
所要時間:約 7 分で読めます





ライディングデュエル…
それはスピードの世界で進化した
デュエル

そこに命を賭ける
伝説の痣(アザ)を持つ者達を…
人々は5D'sと呼んだ


遊戯王シリーズ3代目の作品。

●目次

【概要】

番組名の読みは『遊戯王ファイブディーズ』。
放送期間は2008年4月~2011年3月。放送地域は地球ん中。

また、Vジャンプでフィールをテーマにした漫画版遊戯王5D'sも連載された。
連載期間は2009年8月~2015年3月。

番組のテーマは『絆』。
ナスカの地上絵などの南米神話を元に未来人等が深く絡んでいる。
また、バイクに乗ってデュエルをする『ライディングデュエル』や『リアルファイト』がふんだんに含まれているのも特徴。
バイクに乗ってデュエルをする事により、デュエルと物語の進行を円滑に進ませることができ、リアルファイトを行うことによって余分なデュエルを減らすことができるのだ。
遊戯王OCGのルールが「マスタールール」に変更され、シンクロ召喚が導入されたのも本作からである。

おい、デュエルしろよ

バイクに乗ってカードゲームという前代未聞の設定や、今までの常識を覆すシンクロ召喚の登場によって、案の定というべきか拒絶反応を起こしたシリーズファンも少なくなかった。
だが、シリーズ恒例の超展開や名(迷)言、そしてシリアスな面と熱さを兼ね備えたストーリーが認知されるに連れて、過去作に勝るとも劣らない評価を得るようになった。

GXと比べると格差社会などの背景があるため、ストーリー序盤からからシリアスな内容が多い。
脚本の流れを重視して、全くデュエルをしない回もあった。

元々は原作者の高橋和希氏が遊戯王作成以前に構想していた、
「バイクに乗って移動し、ナスカを舞台に戦う戦士たち」が主役のストーリーを基に再企画したものであるとのこと。
和希がストーリーの原案を提供したのは第1期までで、2期はほぼアニメスタッフが独自にストーリーをまとめた。
その盛り上がりは氏も高く評価している様子。


【ストーリー】


武藤遊戯達がいた時代から数十年後。

童美野町は近未来都市「ネオドミノシティ」として発展していた。
最上層が暮らす「トップス」や市民の多くが住む「シティ」は華やかな一方、
貧民層や前科者が送られる「サテライト」が海を隔てて存在しており、格差社会が展開されていた。

主人公・不動遊星は仲間とともにサテライトで暮らしていたが、「拾ったカード」によるデッキと廃材でくみ上げたD・ホイールを携え、
かつて自身を裏切った仲間であり、デュエルキングであるジャック・アトラスのいるシティへの進出を試みる。
ジャックとの再会後、突如として現れた謎の痣と赤い竜。
遊星は痣を持つ「シグナー」と呼ばれるもの達を初めとして、新しい仲間に出会い、様々な戦いに巻き込まれて行く。



第1期

  • 前半
遊星とジャックとの因縁を描いた
【序章】【収容所編】
【デュエル・オブ・フォーチュンカップ編】

  • 後半
シグナーとダークシグナーの対決を描いた
【ダークシグナー編】

第2期

ライディング・デュエルの世界大会WRGPと、その陰で暗躍する謎の組織“イリアステル”との戦いを描く
【日常編】
クラッシュタウン編】
【WRGP・本戦編】
【アーククレイドル編】

【キャラクター】


不動遊星
CV:宮下雄也
本作の主人公。シグナーであり元満足同盟メンバー。
性格はクール、やや根暗な感じではあるが、実は熱くなりやすくアクティブな面も。
…だったのだがだんだんどこかクールキャラからずれていく。
主人公なのに拷問されてレイプ目になったり、崖から転落したり、デュエルで死にかけたりと酷い目にあっている。
中盤、バイクで走って遠くにワープできるようになり、終盤ではとうとうバイクで空を飛ぶフライングデュエルを行った。
視聴者からの愛称は主に「蟹」。理由は髪型を見れば一目瞭然。
エースカードは「スターダスト・ドラゴン」。

「おい、デュエルしろよ」


ジャック・アトラス
CV:星野貴紀
ライバル。シグナーであり元満足(ry
元は遊星・クロウの幼馴染だったが、治安維持局の誘いを受け、交換条件であるスターダストのカードを奪った。
後にデュエルキングとして君臨するが、フォーチュンカップで遊星に敗れてしまう。
以後、「元キング」の愛称で良くも悪くもネタキャラ扱いされることに……。
キングだったりヒモだったりニートだったり転職に忙しい。
最初は海馬のようになるだろうと誰もが思ったが、ある面においては彼すら越えるネタキャラになってしまった人。
そんな彼だが、当初の傲岸不遜な性格から徐々に仲間想いの熱い一面を見せるようになり、
シリアスな場面ではとことんかっこよく決めてくれるという、純粋なかっこいい一面も評価されている。
エースカードは「レッド・デーモンズ・ドラゴン」。


クロウ・ホーガン
CV:浅沼晋太郎
元空気でありシグナーであり元満足(ry
サテライトの貧しい子供の面倒を見る義賊。顔には多数のマーカーが刻まれている。デコにMのマークがポイント。
情に篤い性格で、「家族」に関しては特に配慮を見せる。
前作の空気なあの人になるだろうと思われたが、1期最終戦でシグナーの痣をGETして出世した人。
自身もインチキ強力なカードを使用しながら、相手に対して「インチキ効果もいい加減にしろ!」的なセリフをよくしゃべることをよくネタにされる。
エースカードは「ブラックフェザー・ドラゴン」。


十六夜アキ
CV:木下あゆ美
ドSの魔女であり忘れがちだがまだ高校生でありシグナー。
今作のおっぱいポジション おっぱいぺろぺろ(^^)
…の割に登場は1クール経た後とかなり遅かった。
サイコデュエリストという、デュエルの力を現実に行使する超能力を持ち、周囲から拒絶されていた。
破壊の力に悩む悲劇のヒロインと思わせておいて破壊を楽しんでいたというドS、そしてMにも目覚めてくる。
遊星とは当初衝突したが彼によって優しい心を取り戻し、力をほぼコントロールできるようになった。
後半は遊星にデレデレで、彼と他の奴が楽しそうにしてるのに嫉妬したりしている。
エースカードは「ブラック・ローズ・ドラゴン」。

最終EDでも最終話でもヒロインらしさいっぱい!
杏子明日香なん…だと…

別の世界ではエマージェンシーしてたかもしれない。


龍亞
CV:洞内愛
このアニメのショタ担当。
能天気な考えの持ち主であるが、妹を想う気持ちや自らの過ちを反省する事ができる良い子。
メインキャラの中では唯一シグナーではない。そのことに関してコンプレックスを抱く場面もあったが、龍可を守るべく次第にたくましく成長していく。
最終決戦では……。
エースカードは「パワー・ツール・ドラゴン」。


龍可
CV:寺崎裕香
シグナーの少女。
龍亞の双子の妹でこのアニメのロリ担当。
生まれつき病弱でデュエルをすると疲れるという設定のせいか、デュエルをしている場面が少ない。
カードの精霊の声を聞けるが、彼女以外声を聞ける人物がいない為、十代程ではないが電波扱いされる。
萌えキャラの為、兄妹共々危ないオジサンによく狙われる。
エースカードは「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」。


ブルーノ
CV:田中宏樹
2期より登場した記憶喪失の青年。
D―ホイールとライディングデュエルが大好き。チーム5D'sのメカニックとなる。
実は彼には重大な秘密が……。


鬼柳京介
CV:小野友樹
チームサティスファクション(満足同盟)のリーダーでありダークシグナーでありサティスファクションタウンの代表であり悲劇の人であり腹筋破壊兵器である我らが満足
本編登場前はクールな性格だと思われていたが、ヒャーハハという笑い声で多くの視聴者が裏切られた(いい意味で)
その後、長髪+ハーモニカ装備(セルフBGM付)という腹筋崩壊スタイルで再登場、この時の次回予告は迷言が多数存在し、まさに腹筋クラッシュタウンとなった。
使用デッキは手札0枚で真価を発揮する【インフェルニティ

「満足させてもらおうじゃねぇか!!」


牛尾哲
CV:落合弘治
治安維持機関セキュリティの隊員。
ボディーガード料20万円払え」でお馴染みの彼がまさかのレギュラー化である。
闇遊戯の罰ゲームで完全に更正した模様。
最初は険悪だった遊星との関係も今では良好に。最終回でのやりとりは必見。
これがゴヨウの力だ!


★狭霧深影
CV:相橋愛子
最初はジャックに振り回されるだけの秘書……かと思われたがバイクのないジャックを厳しい言葉で諌めたりと押しが強くなった。
この若さとは裏腹に車の運転から業務処理までこなす若き仕事人。
2期以降は治安維持局所属となり、牛尾の上司になる。


レクス・ゴドウィン
CV:小手伸也
治安維持局長官であり超官。事実上、ネオドミノシティのトップである。
初っ端からラスボス臭をプンプン匂わせていた脱いだらきっと凄い人。
シグナーの秘密を知っているらしいが……。
サテライトの者を差別する露骨な猫写こそないが、龍亞などのシグナーでない者に対しては冷淡に接する選民思想を持っている。


★イェーガー
CV:柳原哲也
ゴドウィンの側近。小物なのか大物なのか掴み所がない人物でさながら道化師。
2期以降は副長官に出世。しかし、実際の待遇は悪化してしまい、後に雲隠れ。
その後遊星たちの説得を受けてイリアステル打倒に協力し、ついに長官の座に。
意外にも妻子持ち。子供はともかく妻までそっくりってどういうこと…
好物はカップラーメンで見つけると本来の目的を忘れてしまう。
使用カードは「ジェスター」と名のついた下級モンスター主体のテクニカルデッキ。


氷室仁
CV:楠大典
トゲトゲ頭の元プロデュエリスト。氷室ちゃん。
登場当初はグレていたが、改心してからは遊星の心強い仲間になる。
「あれはミラーフォースのような逆転のカード…」と言ってデュエルの予想が外れるのはご愛嬌。
使用デッキは、「牛鬼」を軸にしたビートダウン。


矢薙典膳
CV:外波山文明
物知りな陽キャのおじいちゃん。
デュエルの知識はからっきしだが、シグナーについては色々知っている。
使用デッキは、オーパーツをモチーフにした【秘宝】デッキ。


ディヴァイン
CV:松風雅也
サイコデュエリストで構成された組織「アルカディアムーブメント」のボス。おじさん。
アキや組織の構成員からは絶大な信頼を得ているが……?
使用デッキは当時新たに登場した種族である【サイキック族】


カーリー渚
CV:チャン・リーメイ→金田アキ
記者。瓶底眼鏡のダサい子……と見せかけて素顔はかなりの美人というベタ設定な人。スタイルも中々ハイレベルです。
普段はドジっ子的ポジション、ジャックに熱烈なアピールをしている恒例のおっかけキャラ。
ダークシグナー化した時の彼女のSっ気のあるエロさは見もの。
普段のデッキは【占い魔女】だが、闇堕ち後は【フォーチュンレディ】を使う。


ルドガー・ゴドウィン
CV:武虎
レクス・ゴドウィンの兄で、ダークシグナーのリーダー格。
レクスと区別するためか、フルネームが判明している敵キャラにしては珍しく、終始ファーストネームで呼ばれている。
モーメントを暴走させ、「ゼロ・リバース」を引き起こした張本人。
回想シーンでは、目からビームを放つ。
使用デッキは、【スパイダー】。


ディマク
CV:乃村健次
ダグナーの一人。かなり地味で扱いも不遇。でも少数だがファンがいる。


シェリー・ルブラン&ミゾグチ
CV:中川えりか(シェリー)、松山タカシ(ミゾグチ)
2期より登場するパツキンでゲロマブなナオンとそのシブい執事。
後述のイリアステルに一族を殺されたためその復讐のために戦いに身を投じる。
主従揃って【戦士族】デッキを使うが、シェリーは洋風でミゾグチは和風。


チームユニコーン
WRGP予選前からチーム5D'sに心理戦を仕掛けたり、情報収集の為に策略を企てたりと中々の策士3人組。
「フォア・ザ・チーム」の精神を持ち、チーム5D'sと激戦を繰り広げることになる
使用カードは【獣族】デッキ


チームカタストロフ
メンバー全員がサテライト出身かつマーカー持ちのチーム。
プラシドから与えられた闇のカードを使い、次々と対戦相手を負傷させていく危険なデュエルを行う。


チーム太陽
ド田舎からはるばるやってきた貧乏チーム
チーム名が漢字、服装がジャージ姿、3人で一台のD-ホイール…と、単なるネタだけのチームだと視聴者の誰もが思っていた
デッキは何故か初期の弱小モンスターばかりだが……?


チームラグナロク
チーム5D'sのシグナー達と似たような能力を持ち、チーム5D'sと戦う目的も一緒で世界を救う事。……なのに、チーム5D'sと対決する事になる
使用カード群は星界の三極神


★チームニューワールド
二期より登場するショタでサブリーダーのルチアーノ、青年で下っ端のプラシド、ジジイでリーダーのホセの三人。
ある理由で「サーキット」を完成させるためにネオドミノシティで暗躍しており、遊星たちと対立することになる。
この三人には何か秘密があるようだが、そんなのがどうでもよくなるレベルで視聴者の腹筋を破壊しにくるシリアスな笑いの体現者。
使用カードはアンチ・シンクロモンスターである「機皇帝」


イリアステル
世界の裏を牛耳る組織。ある目的のため結成され、常に時代の有力者の背後には彼らの影がある。
1期ではゴドウィンに干渉していたようで、表には出てこなかったが、2期以降は「三皇帝」を皮切りに本格的にストーリーに関わる。
最終目的は「ネオドミノシティ並びにモーメントの消滅」。

トップである謎の人物「Z-ONE」は、実はとんでもない秘密を抱えている人物だった。


★MC(ナレーター)
CV:ベルナール・アッカ
ネオドミノシティのあらゆる大会のナレーターを務めるリーゼントの男。
ホセがバイクと合体しようが、遊星がフライングデュエルしようが、どんな状況下でもみんなの為にナレーターを続けるプロ。



【用語】

バイクに乗って疾走決闘をする競技。
視聴者からはバイクに乗ってデュエルする意味がわからないとか事故るだろとかネタにされた。
…ネタにされたのだ。

が、デュエルに疾走感が加わった事で迫力が増したため、視聴者は満足した。今では作品に欠かせない要素に。
遊星対ボマー戦や最終回などの迫力ある作画は必見。
レースの方に熱中し、視聴者から「おい、デュエルしろよ」と突っ込まれる展開がしばしば起きる。

スピードがものすごい中で行うため、危険極まりないデュエル。クラッシュも多発している。
2期以降はシティの復興に合わせてなぜか、交通機関までがデュエル専用道など、デュエルに支配されており、
一度ライディングデュエルが始まるとドライバーは道をデュエリストに譲らねばならないのだった……
色々おかしいが遊戯王ではよくあることなので気にしないこと。
デュエルが開始されます。ルート上の一般車両は直ちに退避してください。


  • シグナー
赤き竜の痣を持つ者のこと。5人分存在し、それぞれが赤き竜の部位を模した痣を持っている。
痣の種類は頭、翼、尾、手、足。
本来はダークシグナーに立ち向かうための力なのだが、だんだん仲間探知器だとか少しピンチになったら集結して力を貸したりとか便利になった。

そして最終決戦では……。


今作より投入された新規のモンスター群。チューナーと呼ばれるモンスターとそれ以外のモンスターを素材に、
それらとレベルの合計値が同じモンスターを特殊召喚する。
召喚の時は詠唱するのが基本

光差す道となれ!


  • マーカー
前科者の動向把握を目的にセキュリティ(警察みたいな組織)によって逮捕者の顔に刻印される印のこと。
何かやらかしてしょっぴかれる度に刻印されて数が増えていく。

黄色い刺青のような見た目は共通しているものの、デザイン、サイズは個人毎に大きく異なり、
同じ一回の刻印でも遊星のように眼下から頬に大きく一本線が引かれることもあればラリーのように目の下にトーンの切れ端のようなサイズを刻印されるだけのこともある。

要するに前科者なうえ下手こいてお縄を頂戴してしまった証なのでこれが顔に刻印されていることは不名誉な事この上ないはずなのだが、
千差万別のそのマーカーデザインは人権に配慮されているのか江戸時代のように恥ずかしい単語を描かれる等ということもなく、
どちらかと言えばむしろおしゃれであり、サテライト出身者のマーカー持ちの多さなどから、
ぶっちゃけおしゃれアイテム確保のために犯罪をしてるんじゃないかと疑いたくなる。





ライディングデュエル

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最終更新:2024年01月23日 19:33