狐娘(属性)

登録日:2012/04/14 Sat 04:55:06
更新日:2024/03/01 Fri 17:49:58
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動物の狐を擬人化したモノ。
その中でも人間の少女に変化した可愛らしい個体を指す。
古代から活躍する由緒あるケモ耳娘で、現代でもファンのいる人気者。

日本では狐娘が嫁になっちゃう……という民話が多く残されている。
これについて民俗学者の宮田登は「独身の男性庶民の憧れが形になったものだろう」と分析している。
つまり昔の毒男が「狐娘ちゃんハアハア」していたということらしいです。日本人は昔から変わらんのか……。

そもそもキツネの語源について『日本霊異記』では、当時は「野干」と呼ばれていたが、犬に狐娘であることを見抜かれて逃げようとした嫁に
旦那が「なんじ我を忘れたか、子までなせし仲ではないか、 来つ寝 よ」と呼びかけたのが語源という説を載せている。

元々人を化かしたり・化けたりの常習犯で、不思議な力があるとされてきた狐がモチーフなだけあってか、意外と簡単に少女の姿になってくれる。
そして化け慣れている為か犬や猫等の娘化に比べ人間と獣の割合の振れ幅が少なく、姿は人間よりにほぼ固定されている。
基本はピンととがった狐耳と犬よりもボリュームのあるふっかふっかの尻尾を装備した少女。
イメージカラーは狐の毛色っぽく、または「銀狐」等からとゴージャスな感じ、ちょっとつり目だったり。
実は本気を出せば狐耳と尻尾を消して完璧な人型に化けたりもできちゃう高性能な娘さんも結構いるらしい。


性格等は、

  • クール
  • 巫女
  • ロリババァ

あたりと相性が良く、例を挙げるなら↓
野生の狐を連想させるような人間に対して警戒心の強い娘さんとか、群れるのを好まないクールだけど実は怖がりな娘さん、とか。
詳細は後述するが、派生元の属性によっても受ける印象が変わってくるので、色々と妄想して下さい。


狐娘の大好物は油揚げ、もちろん甘くて美味しいいなり寿司も大好き。
まずは想像してほしい、普段から耳と尻尾を隠して生活している狐娘がいるとしよう。

なんじゃ、また昼間からフラフラしょって、まったくニートなご主人じゃな

的な感じでニートなアニヲタをいじめるSっ娘な狐娘だ。
そんな彼女もお土産に美味しいと評判のいなり寿司買ってきたと伝えると、嬉しさが押さえられなくなり、隠していた耳と尻尾がポン! っと現れ。

ほほう、やるではないか見直したぞ

とか言って褒めてくれる。

それぐらい大好き。
とりあえず仲良くしたいなら油揚げかいなり寿司を買い込もう。


【タイプ別狐娘】

◎変化タイプ

昔話等の狐が人に化ける逸話から派生した狐娘。
頭に葉っぱをのせてドロン!的なヤツ。
人間は化かす対象なのだが、なんやかんやでピンチから助けてもらい、その恩返しに美少女になって登場、ってな感じが基本。
ごんぎつね」的な贖罪系もあり。


ひょんな事から人間と一緒に暮らすことになった狐娘。
慣れない人暮らしに戸惑いながらも、それ以上に心配だったのは、自分の正体が狐とバレる事だった…。

そしてある時、ついに正体がバレてしまった!

しかしそれでも優しいままの人間に、心から安堵する狐娘。そしてその安心感の中には、もうひとつの感情があった……

そして最後はデレまくる狐娘。

……諸君、その光景を想像してみてほしい。
グッと来ないだろうか?

犬や猫ほど身近ではないが、かといって魔物娘のような遠い存在でもないという絶妙な距離感がなせる業なのかもしれない。

◎巫女さんタイプ

お稲荷さんに仕える巫女さん姿の狐娘。
基本のイメージはこちらを参照。
狐娘と巫女さんは相性が抜群すぎ、尻尾をフサフサさせながら箒で境内を掃除する狐娘とか…可愛すぎません?
たまに格好だけ巫女さんな「なんちゃって系」もいるが……可愛いからいいよね!

神サマごめんなさい☆by狐娘

とりあえずいなり寿司でもお土産に持って稲荷神社へGO。

◎妖狐タイプ

狐の妖怪をモチーフにした狐娘。
玉藻前さんで有名な白面ちゃんの関係者や1000年を生きる大妖・天狐あたりが基本。
長い時を生きてきた為賢かったり、ちょっと悟ってたりするロリババア
人間に対して最初は「小童が」くらいの感想しかないが、一緒に生活するうちにいつの間にかデレはじめるのがポイント。
ふふ、こんな生き方も悪くないのう」とか言ってきたらしめたもの。
姿形は少女でも妖しい色気があり非常に妖艶。
一本でもふかふかな尻尾が最大九本まで増殖するので、それ系が好きな紳士にはたまらないだろう。
とりあえず顔をうずめてモフモフしてクンカクンカしよう、話はそれからだ。



出典:とらいあんぐるハート3 ~Sweet Songs Forever~、ivory、JANIS、
©1998~2002JANIS©ivory、2000年12月8日

◎悪魔系

こちらは西洋圏の話。人を化かす妖怪としても神の使いとしても見る日本と違い、あちらでは基本家畜を襲う害獣扱い。
そのせいか七つの大罪の一つ「強欲」の象徴で、悪魔擬人化の際、狐要素を持たされてデザインされたものも存在する。
なお西洋圏にも、ある日突然妻が狐になってしまう『狐になった奥様』という小説があるが、こちらは日本の作品のようには行かず悲劇的な結末を迎える。

余談

  • 長崎県の日見峠には、男に化けていた狐に「美女に化けられたら町で御馳走できるんだが、お前ら雄だから無理か?」と口車に乗せて遊郭に売ってしまう
    (※御馳走の約束はちゃんと守った)という民話がある。
狐娘の上に男の娘…なかなかレベルが高い。


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最終更新:2024年03月01日 17:49