巨鳥(巨大鳥)

登録日:2011/06/19(日) 09:52:41
更新日:2022/01/07 Fri 18:39:33
所要時間:約 7 分で読めます





-巨鳥、それは男のロマン-


この項目では大型の鳥類とそのロマンについて説明していきたい。



ハーピー

(ハーピィ・ハルピュイア)

学名:???
最大サイズ:???
生息地:世界中

ギリシャ神話に登場する鳥の化け物。野蛮で醜く、死者の魂を運ぶとして人々に恐れられていた。
ただ一部の特別なハーピーは高い知性と美しい容姿を併せ持つと伝わる。

ところが近年その美しいハーピーが急速に増えている。

ギリシャ神話を書き換えなければならない日もそう遠くないかも知れない。


サンダーバード

学名:???
最大サイズ:?(約5mの目撃情報有り)
生息地:北アメリカ

ネイティブ・アメリカンに信仰されてきた巨鳥。名前の通り雷雲を起こすとされる。アメリカで時折出現する鳥型UMAにもこの名が使われることがある。


●フリーカムイ

学名:???
最大サイズ:?
生息地:北海道

アイヌに伝わる巨鳥。片翼だけで七里(一里は約4km=七里は約28km)もある。
自らの住処を汚した人間に怒り暴れ回るが最終的に討伐される。


●ロック鳥

学名:???
最大サイズ:???
生息地:マガスカル島

南洋の島マダガスカル島に住む巨鳥。羽ばたけば太陽を隠すほどの巨体、を持ち上げる程の力を持つと伝わる。無論実在せずおとぎ話の中の存在である。
しかし具体的な地名からモチーフが存在するようだ。


オウギワシ

学名:Harpia harpyja
最大サイズ:全長1.2m 翼開長2m
生息地:中央~南アメリカ

世界最大にして最強の猛禽類
鋭敏な視覚・聴覚、高い飛行能力、訓練すれば飼い慣らせる知能、鳥類最強の170kg超の握力を兼ね備える。
学名の由来は先程紹介した「ハーピィ」。


●ナキハクチョウ

学名:Gyanus buccinator
最大サイズ:全長1.8m 翼開長2.6m
生息地:北アメリカ

北アメリカ及びハクチョウ類最大の鳥類。黒い嘴と白い羽根のコントラストが特徴的。
長距離の渡りはしないが日本に迷い鳥がやってくることがある。


●ダチョウ

学名:Struthio camelus
最大サイズ:全長2.3m 135kg
生息地:アフリカ・オーストラリア

説明不要の巨鳥。現存する鳥類の中では最も背が高く最も重い。家畜としても利用されている。は世界最大の単細胞。
鍛えられた足から放たれる殺人キック百獣王すら一撃に沈める。
毎年何人か犠牲者も出てる


●オオヅル

学名:Grus anigone
最大サイズ:全長1.5m 翼開長2.8m
生息地:インド北部~中国

強豪ひしめくツル科の最大種。インドやパキスタンの限られた地域に生息している。
近年急速に数を減らしており、中国では「国家第一級重点保護野生動物」に指定されている。


●アンデスコンドル

(コンドル)

学名:Vultur gryphus
最大サイズ:全長1.2m

こちらも説明不要の大型鳥類。同じタカ目でもハゲワシとは種類が違い、コンドル科に属している。
上昇気流を受けて空を飛ぶため翼は大きく、非常に広い。言うまでもないが禿げているのにはちゃんとした理由がある。


●ハイイロペリカン

学名:Pelecanus philippensis
最大サイズ:全長1.7m 翼開長3.4m
生息地:ユーラシア大陸の広範囲

世界最大のペリカン。鳥類全体でも最大クラスに位置する巨体を誇り、たまに日本にもやってくる。詳しい生態は謎が多い。


●ワタリアホウドリ

学名:Diomedea exulans
最大サイズ:全長1.2m 翼開長3.6m
生息地:南半球

翼を広げた大きさならば世界最大の鳥類3.6mという軽自動車並みの巨大な翼を持つ
南半球の広い範囲を渡り生活しているが稀に北半球にも姿を見せる。


●ジークロック

学名:???
最大サイズ:?(翼開長推定20m前後)
生息地:魔獣島

各地の島々を襲撃している謎の大怪鳥。小島並みの大きさを誇り、大砲でさえかすり傷で済ますほど。
頭部の鉄仮面や襲撃の規則性から何者かが飼っているようだが…?
ん?ヒップループの親玉?何のことかな?


ギャオス

学名:???
最大サイズ:全長85m 翼開長185m
生息地:長崎県五島列島姫神島

この手の鳥類としては最大サイズ。
夜行性の極めて凶暴な肉食性の鳥で「羽毛がない」「牙がある」「雌個体しか確認されていない」「染色体が一対のみ」など、
生物学的にも極めて特殊な性質を持ったトキ以上に貴重な野鳥。「トキは人を喰いませんよ……」
なお一部の鳥類学者からは、前述の特徴によって「鳥ではない、あんな鳥はいない」と鳥類説を否定されている。



~巨大鳥・絶滅種編~


ジャイアントモア

学名:Dinornis maximus
最大サイズ:全長3.6m 250kg
生息年代:16世紀頃まで

ニュージーランド南部に生息していた巨鳥。飛べない鳥の中では史上最大だと言われている。
基本的に、というかかなりオツムが弱かった模様。マオリ族による乱獲が原因で16世紀には絶滅したと言われている。


●エピオルニス

学名:Aepyornis
最大サイズ:全長3m 500kg
生息年代:16世紀頃まで

マダガスカル島に生息していた飛べない巨鳥。
大きさはジャイアントモアに劣るが史上最も重い鳥類だと言われる。記録の500kgは既存のダチョウの約3.8倍に達する。

余談だがロック鳥のモデルになった鳥だとされている。
飛ぶことはできないが「マガスカル島(マダガスカル)に生息する巨鳥」という点は当てはまるため、
どうやらこの鳥の情報に様々な装飾が加わった挙げ句ロック鳥となったらしい。


●ハースト・イーグル

(ハルパゴルニスワシ)

学名:Harpagornis moorei
最大サイズ:全長1.6m 翼開長3m
生息年代:16世紀中頃まで

ニュージーランド南部に生息していた史上最大最強の猛禽類
上空からジャイアントモアを含むモアを襲い、食べていた。稀に人間を襲うこともあったという。
獲物であるモアが乱獲により数を減らすとともにこの鳥も数を減らし、モアの絶滅の少し後に姿を消した。


●ペラゴルニシッド

学名:Pelagornithid
最大サイズ:(推定)全長2m 翼開長6m
生息年代:約500万年前

約500万年ほど前に存在した史上最大の海鳥
2tトラックの全長ほどの大きさの翼により世界中の海を飛び回っていた。形態としてはカツオドリのそれに近かったとされる。


●アルゲンタビス・マグニフィセンス

学名:Argentavis magnificens
最大サイズ:(推定)全長3m 翼開長8m
生息年代:約600万年前

史上最大の鳥類。現在のアルゼンチンのあたりに生息していた。
一般的な小学校の教室ほどの翼により上昇気流を受け、空を舞っていた。形態などはコンドルに似ると思われる。


●ケツァルコアトルス・ノルトロピ

学名:Quetzalcoatlas northropi
最大サイズ:(推定)翼開長12m
生息年代:約7000万年前

鳥類ではないが付記。史上最大級の飛行動物とされる巨大な翼竜
やはり上昇気流により飛行し、地上では4本の足で這っていたようだ。学名はアステカ文明の蛇神「ケツァルコアトル」に由来する。



●おまけ・飛行動物の重さ

巨大な飛行動物を紹介してきたが彼らはどれぐらいの重さだったのだろうか。大体以下の通り

  • オオヅル、コンドルほか…最大15kgほど
  • ペラゴルニシッド…最大70kgほど
  • アルゲンタビス…最大約100kg
  • ケツァルコアトルス…最大250kg以内
  • ギャオス…最大75トン

…軽ッ



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最終更新:2022年01月07日 18:39