伊達真(龍が如く)

登録日:2012/02/03(金) 14:34:06
更新日:2024/04/18 Thu 12:18:14
所要時間:約 7 分で読めます




「お前の闘いは、まだ終わってねぇはずだ」







伊達(だて) (まこと)とは、『龍が如く』の登場人物。
声は山路和弘が担当。


【人物】
元警視庁捜査一課の刑事。
シリーズを通して桐生をサポートする、桐生の良き相棒。

登場する度職業を変える忙しい人。
終盤、ミレニアムタワー等高い場所で戦っている桐生の所へヘリコプターに乗ってやってくる事が多い。通称伊達コプター。



【龍が如く】
「出所二日にしちゃあ、派手にやってんな。」

最初は警視庁捜査一課の刑事だったが、堂島組組長、堂島宗兵の殺害事件で桐生を取り調べ、事件を追い求める事に固執し過ぎた為に四課へ異動させられる。

東城会本部で構成員達に追いつめられた桐生を助け、東城会三代目会長世良勝の殺人事件の捜査協力を要請、桐生と事件を追う。この時に、携帯電話を桐生に貸与している。

そして、共に伊達の娘沙耶の事件を解決し、遥を保護しながら死線をくぐり抜ける内に二人の間に友情と信頼が生まれる。しかし、この頃より桐生一馬から手を引くように警察上層部から圧力をかけられるものの、持ち前の正義感から拒否。この時点で刑事としての立場は決定的に危うくなる中、陰謀により澤村遥誘拐容疑で警察に収監された桐生をクビ覚悟で遥と共に脱獄させて桐生を救出する。
その後、伊達の車で移動中に蛇華残党の武装トラックやバイク部隊に襲撃されるものの、伊達の拳銃を桐生に貸し、本人は運転に集中することで追っ手をかろうじて撃退して脱出する。

終盤、事件の黒幕神宮京平との対決時には同僚の須藤とヘリコプターで桐生の助けに入るが、神宮の護衛隊による対空射撃を受けて危うく撃墜されそうになる。


闘いが終わった後、大事な人間を失って茫然自失、自暴自棄にになりかけた桐生に活を入れ、新たに生きる希望を見出させた。

初代から遥を保護しながらもボコボコにされて拐われる、賽の河原のホームレス達にボコボコにされる、娘の借金の返済について極悪ホストへ返済の話し合いに行ってボコボコにされる等、伊達さん個人の戦闘力には疑問符が付いていた。


【龍が如く2】
「あんた、また俺の前で人を殺すのか?」

一作目での事件後、刑事を辞職し、娘の沙耶と平穏に暮らしていた。

しかしその平穏もつかの間、かつての同僚須藤純一によって本庁に呼び出される。
そこで昔仕事を共にした公安2課の瓦次郎に再会。

瓦とは昔、目の前で容疑者を容赦なく射殺された事から険悪な仲となっていたが、須藤と2課課長の倉橋渉の頼みで再び共に仕事をする事となる。

頼まれた仕事は、一年前の事件を共にした仲間の一人だったホストクラブ『スターダスト』のオーナー、一輝が韓国組織の一員との疑いが持たれているので、
それを確かめる事だった。


戸惑いを隠せない伊達だが、いざスターダストへ調査に行くと、一輝は逃走。

一輝が逃走した先のビルの屋上で、二人の一輝に、そして前もって韓国組織に呼び出されていた桐生と再会。
伊達は自分の前で再び人を撃とうとする瓦を止めるが、その隙に偽物の一輝が瓦と本物の一輝を射撃する。
偽物の一輝に追い詰められる四人だったが、府警四課狭山薫の助けで難を逃れた。

それからは再び桐生達と事件を追い始める事に。



しかし、突如伊達は2課課長倉橋渉に誘拐される。
倉橋の正体は韓国組織ジングォン派の生き残りであった。


桐生によって倉橋の野望は食い止められるが、倉橋と差し違える形で瓦は撃たれ致命傷を負う。
伊達はそこで、薫の為に26年間ジングォン派と戦い続けた瓦の真意を知り、瓦を弔ったのだった。



終盤、神室町ヒルズの屋上で爆弾のタイマーが進む中、桐生と龍司の決着がつく。
伊達はヘリコプターで桐生と薫に逃げるように伝えるが、結局爆弾は寺田に信管を抜かれており、爆発する事はなかった。



そして風間や寺田の墓地で桐生と共に、事件の終結を感じたのだった。





【龍が如く3】
「久々に、一杯ひっかけねえか。」

このへんから出番が少なくなり始める。
京浜新聞社社会部の記者になっている。

立場上の上司である若造を年齢差と元刑事という肩書きからこき使っており、沖縄のリゾート開発に絡む鈴木大臣と東城会の関係を追う。
謎のヘリコプターによるミレニアムタワー銃撃事件で警察に追われている桐生と神室町で再会。
桐生をニューセレナに匿い、事件に絡んでいると思われる東城会の幹部達の情報を桐生に与えた。

でも終盤のヘリコプターで桐生の元にやってくる役を風間譲二に取られた。


サブイベントでは、ニューセレナのママへの恋心にまつわるストーリーが語られる。




【龍が如く4】
「よしそろそろやるか!須藤!!」

引き続き記者をやっているが、身内の不幸で留守にしているママに代わってニューセレナでマスターをしている。

神室町に戻って来た桐生達を迎え、事件の間は拠点としてニューセレナを提供してくれる。

リリに睡眠薬盛られたり、「俺も行くぞ、桐生!」と張り切っているところを「いや、伊達さんはここで待っていてくれ。」と断られたり、なにかと不遇。



しかし終盤、事件の黒幕、宗像征四郎を追い詰めた際、須藤と共にヘリコプターで宗像の汚職を暴露する記事を神室町にばらまいた。桐生達に完敗して野望を潰された宗像はなお抵抗の意思を見せていたが、この伊達さんの記事を見て絶望して銃で自殺した。

事件後は再び第一課の刑事に復職し、谷村と現場をまわっていた。

余談だが、警視庁捜査一課課長にはこの半年後に鷲頭という男が就任したことが『クロヒョウ 龍が如く新章』で明らかになっており、
須藤は宗像事件の影響でまたトバされたらしい。


【龍が如くOF THE END】
「こいつを食えって?…悪いけど笑えねえよ。」

相棒キャラクターの一人として登場。サブストーリーのみの登場で遂にメインシナリオにはでなくなってしまった。
神室町のゾンビ騒ぎに巻き込まれてしまい、ニューセレナに立てこもって空腹に苛まれていたところを桐生に助けられる。これより前に秋山が花をニューセレナに匿っていたが、この時にニューセレナはゾンビの襲撃を受けており、店内は荒れて食料も無かった模様である。

お腹が空いて力が出なくなっているので、食べ物を与えてあげよう。

間違ってもフィギュアなんか与えてはいけない。
拒否された挙げ句捨てられてしまう。

食べ物を渡すと喜び、ひげ剃りの宣伝をしてくれる。

救出後はゲイリーに保護され、ゲイリーズ・ブート・キャンプ送りとなる。ここで戦闘訓練を受けたのか、マシンガンで戦える相棒として同行できるようになる。

しばらく伊達と行動を共にしていると、神室町で宝石強盗が起こる。
犯人達はゾンビに扮している事から隔離エリアに逃げ込んだと伊達は睨み、桐生と共に犯人を追う事となる。

隔離エリアの道中、犯人グループと遭遇。焦った犯人達は一斉に銃を撃ち、逃げ出してしまう。
桐生と伊達は、仲間の弾に被弾し逃げ遅れた犯人の一人から話を聞き、その手口から『カラス』と警視庁でマークされている男の仕業と判明。

二人は男から聞いた犯人グループの集合場所に向かった。
犯人達を追い詰める二人だったが、そこにゾンビが現れ、犯人達は殺されてしまう。
ゾンビ達を蹴散らす二人だったが、その隙に宝石の入ったバッグを拾う男が居た。

その男とは先程仲間の弾に被弾していた男であり、彼こそが『カラス』だった。

弾を受けていたのは芝居で、桐生達と他の犯人達をまとめてゾンビの餌食にさせるつもりだったのだ。
カラスは桐生達を出し抜いて逃走を図るが、ゾンビ化した他の犯人に噛まれゾンビの仲間入りを果たすことになった。


桐生達はゾンビを一掃し、隔離エリアを離れる。伊達は宝石を店に返し、桐生に礼を言うと、今度は自分が桐生を助ける番だと言った。
そして二人は元の神室町を取り戻す事を約束し合うのだった。

ちなみに本作ではメインストーリーには絡まないため、終盤のヘリコプター役は自衛隊の浅木、そして秋山が務める。

戦闘では、サブマシンガンで桐生をサポートする。
伊達さんと言えば初代のカーチェイスで拳銃を桐生に貸す等して拳銃のイメージがあるが、この伊達マシンガンは改造することで「伊達カスタム」「伊達スペシャル」なる専用マシンガンになる。桐生が対物ライフルメインなので、相棒として雑魚ゾンビの大群を掃射できる伊達さんは桐生との相性は良い。桐生シナリオでは元錦山組の荒瀬和人も加入するが、荒瀬は2丁拳銃の超攻撃型、伊達さんは回復等のサポート型のスキルを習得する。
本作ではサブマシンガンを装備する相棒は伊達さんのみなので選択できる相棒の中では光る。

親密度が低いときに体力が少なくなるとへたり込んでしまうがもしかすると、また空腹になってしまったのかもしれない。
伊達さんはこれまでにも階段を登る時に息切れしたシーンがあったり、今回は隔離エリア内では腰痛をぼやくので伊達真と言うキャラクターは基礎体力が低下しているおっさんのイメージが確立されているのであろう。

メインシナリオには絡まないが、広大な神室町アンダーグラウンド攻略では雑魚を掃射するサブマシンガンは弾薬消費が激しく主人公には弾薬切れの悩みがあるが伊達さんの伊達マシンガンは弾薬切れの心配が無く、回復薬も多く携行でき、上記の欠点も信頼度が上がると解消されるので、歴代の伊達さんの中では最強の伊達さんと言えるだろう。


【龍が如く5】
「相変わらず声でけぇなぁ」

宗像が自殺してから数か月程経った頃、再び刑務所に入る冴島をニューセレナで見届ける。

2年後には神室町内で起きた殺人事件を担当しておりそれをきっかけに桐生達と再会する。

桐生達が黒幕を追う中で大吾が大怪我を負い遥も命を狙われそうになり、桐生本人が腹部に銃弾を受けて病院にも行けずにカウンターでうずくまる最悪のコンディションとなる。
秋山らが対策を話し合う中で負傷もあり会話に参加もできないくらい落ち込む桐生を励まそうとするが、そのポジションを冴島に取られてしまう。

その間セレナのカウンターで居眠りしており、その情けない姿で今回の出番は終わってしまう。

お決まりのヘリコプター未登場どころか居眠りで出番が終わるとは相変わらず不遇な扱いである。

【龍が如く極】
追加エピソードについては、ちょいワルおやじ特集の記事のために桐生、花屋と取材を受けて、桐生の提案によりちょいワルおやじ決定戦なる口論に発展する展開がある。ここでは家族への愛情を主張するが、ちょっと前まで娘と不仲だったことを突かれて絶句する。

また、伊達同行時に何もせずに動かないと、桐生と伊達さんが雑談し、伊達さんが桐生にタクシードライバーが似合うと語り、桐生は伊達さんが新聞記者をやったら面白い等、今後に繋がる面白い会話がある。

なんと究極闘技でプレイアブルキャラになる。
その内容は伊達さんを操作して、制限時間1分45秒以内に3人の敵を倒すという内容。
一見簡単そうに見えるが伊達さんの攻撃は最大で3コンボまでしか繋がらない。しかも3コンボ後は片膝を地面について一呼吸置かないと、再度攻撃できるようにならない。
また武器を拾って攻撃、投げ技などができず、ダッシュからの△攻撃は、タックルをする場合と片膝を付く場合とで発生がわかれる。
ようするに「弱い」。仮にも刑事なのに…今ままで遥を預けるとすぐに攫われるのがよく分かる。


ガンバレ伊達さん!未来をその手で切り開け!

【龍が如く6】
「桐生、お前にはまだあのときのカリを返し切れてねぇと思ってるんだぜ」

本作で久しぶりに桐生の相棒ポジションへ復帰した。
遥の事故やその息子である「ハルト」、そして広島の裏社会の事情など様々な情報を桐生に提供してくれる。

いつの間にかニューセレナのママを嫁に迎えていた模様。

桐生一馬最終章ということもありかつてを懐かしむ行動が多くみられる。

また子育てに慣れていない桐生に子育てを教えたり、入院している遥が桐生を敵とする極道たちに狙われまいと密かに遥を警察病院に移動させるなど
過去作のどこか抜けていた行動が嘘のような有能さを発揮する。


しかし警察病院にまで乗り込んできた暴徒たちに腕を撃たれたり

サブストーリーでは美人局に引っかかった桐生に勝手に名前を使われたり、SNSを外人に乗っ取られたりと

相変わらず不遇な面も存在する。


エンディングでは桐生に託され桐生の身内の中で、唯一彼の死の真実を知る人物となる。
桐生と10年以上の付き合いもあり桐生から伊達への信頼度の高さがうかがえる。


ちなみに『見参!』ではよく似たポジションのキャラに伊東が登場するが、声を担当しているのは『2』で瓦次郎を担当した寺島進氏の為、たぶん関係ないと思われる。

「維新」では中岡慎太郎役として登場。本編同様に桐生(斎藤)の相棒ポジとなる。
近江屋襲撃の際亡くなったような演出があったが、EDでは生存しており坂本龍馬の物語を執筆していた。





こいつはこれから項目立てようって男なんです!こんな荒らしやるわけねぇ…誰かをかばってるんです!

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最終更新:2024年04月18日 12:18