VWXYZ(遊戯王)

登録日:2010/12/24(金) 18:22:51
更新日:2024/03/03 Sun 23:57:04
所要時間:約 7 分で読めます




【概要】

「VWXYZ」とは、遊戯王OCGに登場するカード群の総称、及びそれらを用いたデッキの名称。

この「VWXYZ」はカテゴリーではなく、融合体である「VWXYZ-ドラゴン・カタパルト・キャノン」から取っている。

なお、読み方は「ブイダブリュー(ry」ではなく「ヴィトゥズィ」である。VtoZ。



『GX』以降ほとんど音沙汰がなかったが、2016年6月発売の海馬社長のストラクチャーデッキにて以下の新顔が続々と登場。
これまでと違い合体前のモンスターは三体ともユニオンであり、攻撃力上昇がない代わりに場から墓地に送られた場合に発動する効果を持っている。
既存のユニオンは一体のモンスターに一体しか装備できなかったが、ここで収録された新規ユニオンはその縛りが撤廃されている点も特徴。
また、このストラクでの再録に伴い新規カードとの効果の混同を防ぐためか環境のインフレに合わせたためか、YとZの破壊耐性と上記の装備限度枚数に関してエラッタされた。
トーナメントパックにて再録されるWについても同様のエラッタが施される模様。
今後、ABCの二体合体は出るのだろうか。


【各カード紹介】

  • X-ヘッド・キャノン
☆4/光/機械/攻1800/守1500
強力なキャノン砲を装備した、合体能力を持つモンスター。
合体と分離を駆使して様々な攻撃を繰り出す。

記念すべき一体目のXYZ。
初登場は「ユニオンの降臨」
攻撃力が高く、効果の無いシンプルなアタッカー。それ故か、XYZ以外でも声がかかる事がある。
なんで最初が「X」なのかって?社長に聞いて下さい。

  • Y-ドラゴン・ヘッド
☆4/光/機械/攻1500/守1600
(1):1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分フィールドの「X-ヘッド・キャノン」1体を対象とし、
このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
装備モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。
●装備されているこのカードを特殊召喚する。
(2):装備モンスターの攻撃力・守備力は400アップする。

二番目のXYZにして、初のユニオンモンスター。初登場はXと同じ。
効果はXへのユニオン。
攻守共に頼り無いが、その真価はXと合体する事にある。Xに装備する事で攻守の補強と一時的な破壊耐性を付加できる。

  • Z-メタル・キャタピラー
☆4/光/機械/攻1500/守1300
(1):1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分フィールドの「X-ヘッド・キャノン」または「Y-ドラゴン・ヘッド」1体を対象とし、
このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
装備モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。
●装備されているこのカードを特殊召喚する。
(2):装備モンスターの攻撃力・守備力は600アップする。

三体目の(ry
初登場はX、Yと(ry
効果はXかYへのユニオン。
Y以上に脆い為、出したら即合体させたい。その分、合体後の補正値はY以上。

  • V-タイガー・ジェット
☆4/光/機械/攻1600/守1800
空中戦を得意とする、合体能力を持つモンスター。
合体と分離を駆使して立体的な攻撃を繰り出す。

四番目にて漸く登場したV。
初登場は「ELEMENTAL ENERGY」
Xの攻守の数値が逆になっており、やや中途半端になってしまった。
虎なのは「カッコイイからだ!!」

  • W-ウィング・カタパルト
☆4/光/機械/攻1300/守1500
(1):1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分フィールドの「V-タイガー・ジェット」1体を対象とし、
このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
装備モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。
●装備されているこのカードを特殊召喚する。
(2):装備モンスターの攻撃力・守備力は400アップする。

五番目にてV共々登場したW。
効果はVへのユn(rY
攻守はZの逆。リクルーターに殴り負けする程度の為、やはり出したら素早く合体させたい。

  • A-アサルト・コア
☆4/光/機械/攻1900/守200
(1):1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分フィールドの機械族・光属性モンスター1体を対象とし、
このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
装備モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。
●装備されているこのカードを特殊召喚する。
(2):装備モンスターは他の相手モンスターの効果を受けない。
(3):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
このカード以外の自分の墓地のユニオンモンスター1体を選んで手札に加える。

機械族・光属性対象へユニオン合体し、装備モンスターにモンスター効果への耐性を与えるサソリっぽい移動砲台。Aだけドラゴン要素が全くない
フィールドから墓地へ送られた場合に他のユニオンモンスターをサルベージできる。
この効果1ターンの回数制限がなく同名も可能なためあのFWDを絡めた射出ループで無限の弾として使われた事もあった。
海外では規制されたが日本では砲台役が規制され、最終的にはFWD禁止まで無傷で生き延びた。
Xを上回る攻撃力の持ち主。

  • B-バスター・ドレイク
☆4/光/機械/攻1500/守1800
(1):1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分フィールドの機械族・光属性モンスター1体を対象とし、
このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
装備モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。
●装備されているこのカードを特殊召喚する。
(2):装備モンスターは他の相手の魔法カードの効果を受けない。
(3):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキからユニオンモンスター1体を手札に加える。

機械族・光属性へユニオン合体し、装備モンスターへ魔法耐性を与える小型恐竜メカ。ウィングとビーム砲を搭載している。
フィールドから墓地へ送られた場合にデッキからユニオンモンスターをサーチできる。
こちらも回数制限はない。つまり上述のAとループする。

  • C-クラッシュ・ワイバーン
☆4/光/機械/攻1200/守2000
(1):1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分フィールドの機械族・光属性モンスター1体を対象とし、
このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
装備モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。
●装備されているこのカードを特殊召喚する。
(2):装備モンスターは他の相手の罠カードの効果を受けない。
(3):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
手札からユニオンモンスター1体を特殊召喚する。

機械族・光属性にユニオン合体し、装備モンスターには罠耐性を付与するメカ翼竜。武装はランチャーポッド。
フィールドから墓地へ送られた場合に手札からユニオンモンスターを特殊召喚できる。
こちらは合体前最大守備力を更新した。
こちらもやっぱり1ターンの回数制限はないが主にループで使われていたFWDと役割が被っていた。

【合体形態】

各種合体形態には以下の共通テキストが存在する。

「***」+「***」(+「***」)
自分フィールドの上記のカードを除外した場合のみ、
エクストラデッキから特殊召喚できる
(「融合」は必要としない)。
※第9期テキストに準ずる

上記の方法以外では出せないが、ユニオン効果などによる装備状態でも合体する事が可能。
尚、蘇生は不可能だが、除外からの帰還なら可能である。

  • XY-ドラゴン・キャノン
☆6/光/機械/攻2200/守1900
「X-ヘッド・キャノン」+「Y-ドラゴン・ヘッド」
自分フィールドの上記カードを除外した場合のみ、
エクストラデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
このカードは墓地からの特殊召喚はできない。
(1):手札を1枚捨て、相手フィールドの表側表示の魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
その相手の表側表示の魔法・罠カードを破壊する。

XとYの合体形態。
手札1枚をコストに表側の魔法・罠を除去が可能だが、やや使い勝手に欠ける。
分離も出来ず、追加合体も出来ないため長らく原作再現が不可能であったが、
後述のX・Y・Zコンバインにより擬似的に追加合体の再現が可能となった。

  • YZ-キャタピラー・ドラゴン
☆6/光/機械/攻2100/守2200
「Y-ドラゴン・ヘッド」+「Z-メタル・キャタピラー」
自分フィールドの上記カードを除外した場合のみ、
エクストラデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
このカードは墓地からの特殊召喚はできない。
(1):手札を1枚捨て、相手フィールドの裏側表示モンスター1体を対象として発動できる。
その相手の裏側表示モンスターを破壊する。

YとZの合体け(rY
手札1枚をコストに裏側モンスターを除去する。
使い勝手は割りと良好だが、ステータスには不安が残る。
因みに、OCGオリジナル。
後述のユニオン格納庫1枚から即座に合体出来るので、XYよりX・Y・Zコンバインとの相性が良いのは内緒。

  • XZ-キャタピラー・キャノン
☆6/光/機械/攻2400/守2100
「X-ヘッド・キャノン」+「Z-メタル・キャタピラー」
自分フィールドの上記カードを除外した場合のみ、
エクストラデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
このカードは墓地からの特殊召喚はできない。
(1):手札を1枚捨て、相手フィールドの裏側表示の魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
その相手の裏側表示の魔法・罠カードを破壊する。

XとZの合た(rY
手札1枚をコストにした伏せ除去効果を持つ。フリーチェーンされても泣かない。
そんな時はアロマの香りを漂わせよう。
こっちもOCGオリg(rY
戦車

  • XYZ-ドラゴン・キャノン
☆8/光/機械/攻2800/守2600
「X-ヘッド・キャノン」+「Y-ドラゴン・ヘッド」+「Z-メタル・キャタピラー」
自分フィールドの上記カードを除外した場合のみ、
エクストラデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
このカードは墓地からの特殊召喚はできない。
(1):手札を1枚捨て、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
その相手のカードを破壊する。

X、Y、Zの三体合体した姿。
手札1枚をコストに相手フィールドのカード1枚破壊できる。
手札さえあれば1ターンに複数回発動できる。
モンスターフィギュアコレクション Volume 3にも登場。DUEL TERMINALでスキャンすると専用デッキが出現する。

  • VW-タイガー・カタパルト
☆6/光/機械/攻2000/守2100
「V-タイガー・ジェット」+「W-ウィング・カタパルト」
自分フィールドの上記カードを除外した場合のみ、
エクストラデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
(1):手札を1枚捨て、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターの表示形式を変更する。
この時、リバースモンスターの効果は発動しない。

VとWが(rY
手札1枚をコストに相手の表示形式を変更する。
エネコンや月の書で事足りるが、リバース効果を封じつつ裏側を表側できるのが利点。
ステータスに不安が残るので、すぐに合体させるか防御手段が欲しい。

  • VWXYZ(ヴィトゥズィ)-ドラゴン・カタパルト・キャノン
星8/光属性/機械族/攻3000/守2800
「VW-タイガー・カタパルト」+「XYZ-ドラゴン・キャノン」
自分フィールドの上記カードを除外した場合のみ、EXデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
(1):1ターンに1度、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
その相手のカードを除外する。
(2):このカードが相手モンスターに攻撃宣言した時、
その攻撃対象モンスター1体を対象として発動できる。
その攻撃対象モンスターの表示形式を変更する。
この時、リバースモンスターの効果は発動しない。

VWとXYZの合体した最強にして最後の形態「VWXYZ」。万丈目のパワーカード。
1ターンに1度、相手カードを除外し、攻撃対象の表示形式を(リバースを封じつつ)変更する効果を持つ。
強力な効果を持つが、合体には合体した上で更に合体する必要があるので、ディスアドバンテージが凄まじい。
ディスアドバンテージを軽減しつつ、素早く出していきたい。
また、奈落の落とし穴等で除去されない用に注意。
パッと見、カッコいいが、腕が……。

  • アームド・ドラゴン・カタパルトキャノン
星10/光属性/機械族/攻3500/守3000
「VWXYZ-ドラゴン・カタパルトキャノン」+「アームド・ドラゴン LV7」
自分が上記のカード全ての特殊召喚に成功しているデュエル中に、
自分のフィールド・墓地の上記のカードを除外した場合のみ、
EXデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手は除外されている自分・相手のカードと同名カードの効果を発動できない。
(2):相手ターンに1度、デッキ・EXデッキからカード1枚を除外して発動できる。
相手のフィールド・墓地のカードを全て除外する。

最強にして最後と言ったな。あれは嘘だ。
DP19で登場のVWXYZがアームド・ドラゴン LV7悪魔合体して誕生する浪漫モンスター。
アームド・ドラゴンもVWXYZも万丈目サンダーが一つのデッキに組み込んでいるので、おそらくモチーフはそれ。
他のVWXYZ系列と違い、墓地から合体素材を調達しても良いが
その決闘中にVWXYZとLv7両方の特殊召喚を成功させる必要があり、さらに厳しい召喚条件となっている。
その代わり自分のデッキ・EXデッキ1枚をコストに相手の場と墓地のカードを全て除外し、
除外されたカードと同名カードを相手は使えないと言うブッパとロックを組み合わせた凄まじい制圧力を誇る。

  • ABC-ドラゴン・バスター
☆8/光/機械/攻3000/守2800
「A-アサルト・コア」+「B-バスター・ドレイク」+「C-クラッシュ・ワイバーン」
自分のフィールド・墓地の上記カードを除外した場合のみ、
EXデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
(1):1ターンに1度、手札を1枚捨て、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを除外する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):相手ターンにこのカードをリリースし、
除外されている自分の機械族・光属性のユニオンモンスター3種類を1体ずつ対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。

A、B、Cの三体が合体した姿。墓地のA、B、Cを除外して特殊召喚もできる。
1ターンに1度、手札1枚をコストにフリーチェーンの除外効果と、
相手ターンにリリースする事で除外されている機械族・光属性のユニオン3種類を特殊召喚する効果を持つ。
効果を使ってからリリースして分解効果を使う事で、ヴェーラーなどを回避しながら除外効果を使う事ができる。
また一度に3体展開し展開されるのはエクシーズに都合の良いレベル4、1体出れば実質的に3体目までは出せる非常に厄介な性質を持つ。
使い勝手の良い効果を複数持ち、環境でも活躍している。
自主退場しつつ、フィールドにモンスターを3体残せる事からリンク召喚との相性も良い。
便利すぎた《ユニオン格納庫》が制限になったことで一時期鳴りを潜めたが格納庫が準制限に戻ったことで勢いを取り戻した。
……と思いきや10月にてABC自体が制限入り。流石に許されなかったか。
その後致命傷になりかねない墓穴の指名者の登場や、相性の良いリンクモンスターが次々規制で消えて行ったことと環境のインフレで目立った活躍がなくなったことから無制限まで緩和された。
…が、マスタールール改訂により融合モンスターをリンクモンスターなしで並べられる様になったので危険視されたのか格納庫共々2020年4月に再度制限指定を受ける。
その後、相性の良い《ユニオン・キャリアー》の禁止を受けてか段階的に緩和されようやく再度無制限となった。

  • A to Z(エートゥズィ)-ドラゴン・バスターキャノン
☆10/光/機械/攻4000/守4000
「ABC-ドラゴン・バスター」+「XYZ-ドラゴン・キャノン」
自分フィールドの、元々のカード名が上記のカードを
除外した場合のみ特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
(1):相手がモンスターの効果・魔法・罠カードを発動した時、手札を1枚捨てて発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
(2):フィールドのこのカードを除外し、除外されている自分の
「ABC-ドラゴン・バスター」「XYZ-ドラゴン・キャノン」を1体ずつ対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。

ABCとXYZの合体したもう一つの最終形態「AtoZ」。
手札1枚をコストに相手のモンスター効果・魔法・罠の発動を無効にして破壊する制圧型。
しかも除外する事でABCとXYZに分離するオープンゲット持ち。
「AtoZ」で全てと言う意味になるのでおそらく真の最終形態なのだろう。
最大の欠点は重さよりもABCその物が強すぎてこちらをわざわざ出しに行く必要がないと言われている。
VW「」

【XYZを補助するカード】

  • ユニオン格納庫
発動時の効果処理として、デッキから機械族・光属性のユニオンモンスター1体をサーチできるフィールド魔法。
1ターンに1度、自分フィールドに機械族・光属性のユニオンモンスターが召喚・特殊召喚された場合、そのモンスターに装備可能でカード名が異なる機械族・光属性のユニオンモンスター1体をデッキから選んで装備させられる。
この効果で装備したユニオンモンスターはこのターン特殊召喚できないが、展開とデッキ圧縮を兼ねられる。
強力なカードだがXとVには対応していないのがなんとも歯痒い。
名前的に万丈目の《異次元格納庫》を意識していると思われる。
あまりにも便利すぎたため2017年早々に制限入りを果たした。しかし7月になって準制限、2019年4月には無制限と釈放されたが、ABCの相性の良いリンク召喚により猛威を振るったため2020年4月にはABC共々再び制限となった。
その後2021年4月に準制限、7月にはようやく無制限へと緩和された。
再びフル投入が可能となったが、フィールド魔法のインフレに伴い貴重なサーチ手段であるテラフォもメタバースも盆回しも制限となっているので注意。
環境の変化に振り回されやすいのでストラクチャーデッキを複数買ってデッキを組む際には投入枚数に注意しよう。

  • スクランブル・ユニオン
除外されている自分の機械族・光属性の通常モンスターまたはユニオンモンスターを3体まで特殊召喚する通常罠。
禁止になった《異次元からの帰還》の代わりになる展開の要。
墓地に送られたターンには発動できないが、墓地から除外する事で除外されている自分の機械族・光属性の通常モンスターまたはユニオンモンスター1体を手札に戻す事もできる。

  • おジャマ改造
機械族・光属性の融合モンスター1体を公開し、手札・場・墓地からおジャマを除外、その数だけ公開したモンスターの素材モンスターを手札・デッキ・墓地から特殊召喚する魔法カード。
墓地から除外して除外されたおジャマを3枚戻して1ドローもできる。
1枚からすぐに合体形態を呼べるがほとんどシナジーのないおジャマを混ぜなければならないのが玉に瑕。アームド・ドラゴン・カタパルトキャノンを狙うデッキなら必須級ではある。
万丈目のおジャマ+アームド・ドラゴン+VWXYZデッキがこのような形でしっかりと一つに纏まるようになるとは、いったい誰が想像しただろうか…。

  • ユニオン・ドライバー
装備状態から自身を除外する事で、自身を装備していたモンスターに装備可能なレベル4以下のユニオンをデッキから直接装備させる機械族・光属性のユニオンモンスター。
上級モンスターなのでユニオン格納庫やユニオン・キャリアーなどで装備させたい。このカードを経由すれば格納庫やキャリアーのデメリットを踏み倒して展開出来るのが魅力的。
種族・属性が一致しているので除外した後もスクランブル・ユニオンや後述のX・Y・Zハイパーキャノンで帰還させたりデッキに戻したり出来るのも強み。

  • 無許可の再奇動
自分の機械族モンスターに装備可能な機械族ユニオンモンスターを手札かデッキから装備させる通常魔法。
装備したユニオンには格納庫と同じデメリットがつくが、ユニオン・ドライバーで踏み倒せば何も問題はない。

  • X・Y・Zハイパーキャノン
XYZの必殺技カード
XYZかVWXYZ、AtoZが場にいる事が発動条件の永続罠で、
自分のターンに発動したなら除外されてるユニオンモンスター1体をデッキボトムに戻して1枚ドロー、
相手ターンに発動したなら手札を任意の枚数捨ててその数だけ相手のカードを破壊する。
自分のターンで手札を稼ぎつつユニオン格納庫のリクルート先を確保し、増えた手札で相手のターンの除去に使うと言う設計。

  • X・Y・Zコンバイン
XYZを補助する永続魔法で、機械族・光属性のユニオンモンスターが除外される際にXYZの内の1体をデッキからリクルートし、融合モンスターをEXデッキに戻す事で除外されているXYZの内の二体を帰還させる。
原作でのXYとZの合体がOCGで再現できなくなったのを解消できるようにデザインされたものと思われる。
リクルートはユニオン・ドライバーの効果や封印の黄金櫃でも発動し、戻す融合モンスターは種類を問わないため適当な融合モンスターを簡易融合・簡素融合で調達する事も可能と柔軟な動きが可能。

【関連カード】

元祖合体モンスター。
後にリメイクが登場した際、VWXYZと同様の召喚条件を持つ融合モンスターとなり、XYZにおけるXY・YZ・XZに相当する2体合体形態も登場するなど、随所にVWXYZの影響が見られる。
ATMのマグネットモンスター。
合体前の面影が感じられない程に複雑な合体をしている。というか3体のモンスターが一旦全身バラバラになって合体する。多分下手なプラモよりパーツ数が多い。
機械族ではない。
カッコイイ。

  • マシンナーズ・フォース
マシンナーズの合体モンスター。

【デッキ構築】

除外して合体する為、帰還系カードは必須。
「マシンナーズ・ピースキーパー」「ゲットライド!」「機甲部隊の最前線(マシンナーズ・フロントライン)」等の機械族サポートも非常に有用。

ユニオンモンスターが増えたことにより「前線基地」の使いやすさも格段に上がった。
状況次第では「ギアギガントX(クロス)」をエクシーズ召喚し、新たな機械族をサーチしていくのも意識しよう。

ユニオンサポートに対応していないXとVを採用する場合は「予想GUY(ガイ)」などを組み込むことで多少は事故率を抑えることができる。
「レスキューラビット」から呼び出した二体に「融合識別(フュージョン・タグ)」を二枚使用するとVWXYZを召喚することもできたりするので参考程度に。

【アニメでの活躍】

DMにおいては原作同様に海馬社長がX、Y、Zの三体をオベリスク召喚の布石として使用。
三体合体のモンスターなので三体分の生贄にできるという納得できるようなできないような理屈だった。
恐らくは遊戯の磁石の戦士に対抗したのではないかと思われる。

GXではこれまたライバルキャラの万丈目がVとWを追加する形で使用。
おジャマと組み合わせる形で様々なデュエルで登場したが残念ながらほぼ負け戦。
アモン戦での無駄に気合の入った五重合体シーンは必見。

OCG同様長らく登場しなかったが、ARC-Vにて再登場。
融合次元の遊勝塾の生徒である兄弟のうち兄がVとWを、弟がXとYとZをそれぞれ使用した。
連携プレイでVWXYZを召喚したものの除外効果が仇になり、ユーリスターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴンに葬り去られた。
同じデュエルでマスター・オブ・OZ、スーパービークロイド-ジャンボドリル、おジャマキングなどと共に、GXの隼人や翔、万丈目の切り札を意識する形で登場していた。


追記・編集は、アームド・ドラゴン・カタパルトキャノンの正規召喚及びアームド・ドラゴン LV10&おジャマ・キングと共に揃い踏みさせつつ相手に勝利してからお願いします。

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最終更新:2024年03月03日 23:57