千石撫子

登録日 :2009/06/16(火) 22:59:22
更新日 : 2017/02/18 Sat 13:32:52
所要時間 :約 11 分で読めます




『化物語』シリーズの登場人物。


千石(せんごく) 撫子(なでこ)



阿良々木暦の母校に通う中学二年生。

阿良々木月火の同級生にして友人。小学生の頃は暦ともよく遊んでいた。

内気で人見知りが激しい性格。
暦曰く、『あたためますか?』と訊かれてそれに返事をするのも怖いから、コンビニでは温める系の食品を買うことができないくらいの、人見知り。
実際、羽川翼に初めて話しかけられたときには、声を裏返して脱兎の如く逃げ去った。対人恐怖症にもほどがある。
だが、その割にはなかなか会話のセンスが高く、暦の突っ込みが全開とまではいかなくとも、結構冴えわたる。
ちなみに、彼女が振ってくるネタは非常にマニアック。

暦には「自分の周りにいる女の子の中で、一番おとなしい子」、と言われている。
しかし、高校前の正門で暦にブルマースクール水着を託すという常識では考えられない暴挙を行うあたり、普通の女の子ではない。
また、暦に好意を抱いており、その身体を狙って色々アピールしているが、
同級生から小学生まで様々な女の子に「好き」だの「結婚しよう」だの言っているはずの彼に、なぜか気づいてもらえない。
だが、それでもめげず、暦が気づいていないうちに次々と既成事実を作り上げ、少しずつ追い詰めていくあたり、やはり普通の女の子ではない。


撫子の一途な恋心を見た神原駿河は、彼女のことを「真のラスボス」と称している。
いつか、撫子が最大の恋敵として戦場ヶ原ひたぎの前に立ちふさがる日が、ひょっとしたら来るのかもしれない。

ただ、月火からは「叶わない恋」とばっさり切られてしまった。


ちなみにアニメではOPが2種類用意されていたり、DVD・BDではEDまで用意されるなど、他キャラに比べ少し優遇されている。
余談だが、第9話の手ブラブルマや第10話のスクール水着などやる(やらせられる)ことが結構エロい。これには演じた花澤香菜も若干切れ気味の様子だったらしい。

千石撫子の名(迷)言
「暦お兄ちゃんはもう大人だから……、撫子の裸を見て、いやらしい気持ちになったりは、しないよね?」

「暦お兄ちゃんと神原さんは、命と引き換えに撫子を助けてくれたんだから――」

「スネ夫くんだけだね。いつまで経ってもどんな場合でも成長しないのは」

「べ、べ、別に、暦お兄ちゃんが初めてうちに遊びに来てくれるんだからって、勇気を振り絞ったりなんて、撫子、してないよ」

「暑くなくとも、暦お兄ちゃんはそのパーカーを脱ぐ以外ないんだよ」

「じゃ、暦お兄ちゃん。まずジュースを飲もうか……コップはひとつしかないんだけど」

「王様ゲーム、しよ」

「……撫子、結婚するなら、暦お兄ちゃんがいいなあ」

「うん、教えてあげる……その身体に」

「暦お兄ちゃんはこの地球がどうなってもいいの!?」

「学級閉鎖って、憧れる。学級崩壊と同じくらい憧れる」

「台風中継で海の荒れもようがいまいち。テンション下がる」

「なーでこだYo!」

「話しかけないでください。お兄ちゃんのことが嫌いだよ」

「撫子は千石撫子だよ、ゴメンなさい」

「無視だよ、シカトだよ」
「撫子チョップ、撫子……撫で」

「開けたら暦お兄ちゃんでも許さないから」

『え? 暦お兄ちゃん、どうしてせっかくの楽しい夏休みに、宿題みたいな大変なことをしなくちゃいけないの?』

「そ、そうだね…だったら撫子、がんばってエロくなる!」

「撫子だって、暦お兄ちゃんが大好きなのに!」



「暦お兄ちゃんなんて大っ嫌いだよ!」


以下、ネタバレ









“蛇に巻きつかれた少女”


色恋沙汰が原因で、『蛇切縄』という呪いをかけられる。

同級生の男子生徒から告白を受けるが、暦お兄ちゃん一筋の撫子はそれを断った。
しかし、それが原因で、その男子生徒のことが好きだった撫子の友達、そして男子生徒本人から逆恨みされ、それぞれにより呪いをかけられた。



『蛇切縄』とは、蛇の怪異が少しずつ全身を縛り上げていき、最期には食い殺されるというもの。
本来、素人に行使できるものではないが、撫子が行った素人判断での解呪の儀式、そして儀式を行った場所に問題があり、偶発的に発動した。
最終的には、忍野メメが用意した御守りにより一匹は浄化。もう一匹は暦が無理矢理引き剥がし解決した。
蛇足になるが、暦に引き剥がされた蛇の怪異は行使者のもとに還っていった。つまり撫子の友達もしくは男子生徒のどちらかは、呪い殺されたことになる…。
まあ自業自得だが。


蛇足の補足で、アニメ版にて「蛇が還った先は男の子の方」とさりげなく暦が語っている。
これについては、還った先が分かったのは「女の子の危機が去ったことをアララギセンサーがキャッチしたから」、
「撫子は友達が行使した蛇切縄を対象に浄化を祈っていたから」など、様々な説があるが詳細は不明。





以下囮物語のネタバレ






かみついて(・・・・・)、君を感じる 罠の中。





十月三十一日、通学途中、扇と遭遇し、それから机の隙間などから白蛇を目撃するようになる。電話で暦に相談したところ忍が本調子になる夜まで待つことに。
しかし、直後北白蛇神社の神であるクチナワが現れ、蛇切縄を払うときに殺した蛇の命の償いをするよう撫子に迫る。
償いの内容は「クチナワの生前の体を見つけること」。
撫子は蛇を殺した加害者なので暦には嘘をつき秘密で行動することに。
腕にシュシュのように絡み付いたクチナワと共に御神体を探し始める。
夜間徘徊している時に暦に見つかりバレそうになるがなんとか隠し通す。そして阿良々木家に宿泊することに。
その夜、忍は撫子に可愛いから保護欲をそそられるだけだと言い放つ。
そして翌朝、月火と暦のことについて話合うが、暦に彼女がいると知りつつも行動が変わらない撫子に月火は憤り撫子の前髪をぶった切る。


その日、学校で、前髪が無いことと、クチナワと意識がリンクしたこともあり、
担任にブチギレて扉を蹴破り、机を破壊し、未だにおまじないの影響を引きずるクラスメイトを怒鳴り付け学校を去る。


そしてクチナワが、阿良々木家に神体があることに気が付いたので阿良々木家に侵入し見事神体を発見する。
神体を見つけた礼に願いを叶えてやると撫子は言われ、暦と両想いになりたいと願うが…



さらに戦慄のネタバレ







その直後、暦が現れ、神体となっている札を早く床に置けとなだめる。札は伊豆湖から暦に託されたもので、クチナワが封印されていたものであった。
しかし、告白を聞かれた撫子はパニックに陥り、混乱と焦りとの挑発もあり、札を飲み込み、怪異へと神化し本当にラスボスになってしまった。

攻撃をしかける忍に対し、蛇神となった数十万の蛇と化した髪で迎撃する。その際、撫子ではなく忍を助ける暦に対し怒り、暦の体を毒牙で貫いた。







2学期の始め、暦に彼女がいることを知った撫子は壊れており、北白蛇神社にお参りをしていた。お祈りの内容は言わずもがな。
そして扇から神体が手に入れば願いが叶い、その札は暦が持っていると聞かされる。
それを知ったその日に暦に対して怪異が見えると嘘をつき、暦が撫子を見つけるのを見越して夜間外出し、阿良々木家に入り込み鍵を盗んだ。
そして次の日の昼間、鍵を使い侵入しご神体をみつけた。
クチナワの償いというのは撫子のこの行動を正当化するための作り話であった。
札を飲み込んだ時に初めて本物のクチナワは撫子と同化し復活した。
なので学校でキレた時の撫子は素の状態である。

暦と忍にトドメを刺す時、暦の携帯電話にひたぎからの着信があり、ひたぎと会話する。
ひたぎの皆を殺すのを卒業式まで延ばして欲しいという願いを聞き入れ、代わりに卒業式までひたぎは暦と触れ合うことを禁じられる。






決戦は三月某日卒業式
舞台は北白蛇神社
恋物語にて決着する

「ようこそ。暦おにいちゃん可愛がってあげるね」

ちなみに花物語では撫子以外の登場人物の無事は確認されているが、撫子の安否に関する描写はない。
しかし、駿河が「卒業直前の事件に関していえば(暦の)代わりに私が死にたいと思った」と意味深な発言をしている。
以後、存命が確認されるが・・・



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撫子、お兄ちゃんになら加筆、修正されてもいいよ……?

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