中の人ネタ

登録日 :2011/08/28(日) 23:14:25
更新日 : 2017/08/02 Wed 13:57:33
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中の人などいない!


中の人ネタとは、演者に関係のあるネタを扱った場合に用いられる言葉。

専ら声優に対して使われ、俳優には使われる事はあまりない。中の人ネタはアニメやゲームで使われる事が多いが、ドラマや実写映画でもたまに使われる。
総じてメタなネタになりやすいこともあり、視聴者の間でも好き嫌いが分かれやすい。


◆主なパターン

1、役者繋がり
同じ声優・俳優が担当しているキャラクターの台詞や容姿等を使う。
中の人ネタと言われればまず思いつくのはこちらだろう。
(例)

萩原雪歩とブルマくん


小ネタとして扱いやすく、視聴者を惹きこむ要素の一つに使える。
作中でネタに触れるパターンと触れないパターンがあり、後者であればクロスオーバーのような演出も出来る。
ただし絶対条件として視聴者がネタ元を知っている必要がある為、ネタ元にはある程度の知名度が求められてしまう。
また、ネタ元がネタとして扱われる事に難色を示したり、著作権管理に特に厳しいと、使用が許可されなかったり、使用後に修正が入るケースもある。
この手のネタで究極のものとしてはドラマ『ケータイ刑事』シリーズで主人公のサポートを務めた刑事たちの「役名」があり、
「五代潤」(山下真司『太陽にほえろ!』)・「高村一平」(草刈正雄『華麗なる刑事』)・「岡野富雄」(国広富之『噂の刑事トミーとマツ』)・「松山進」(松崎しげる『噂の刑事トミーとマツ』)と演者がかつて務めた刑事の名になっていた。
基本元ネタとは「同姓同名の別人」であるが、岡野・松山に関しては映画版第2・3弾で元同僚として扱われていた。
また『名探偵コナン』の赤井秀一安室透は、「原作で別作品登場人物中のの名を元にしたキャラを登場させたら、結果的に同じ中の人が担当してくれた」という珍しい例。この場合「元ネタの作品」を知らない人物にとっては「中の人とキャラの名前が同じ」なんて中の人ネタにも捉えられるともいえる。

2、役者本人ネタ
キャラクターではなく、声優・俳優その人がネタ元となる。
本人に許可さえ取れれば使う事が出来るが、なにより内輪ネタになりやすい。
このネタを理解するには、声優が出演するラジオやブログ等をチェックしている必要があり、声優繋がりのネタよりも判りづらい。
判る人には良いが、判らない人にはネタなのかどうかすら判別が難しい。
総じて本編で使われる事は少なく、DVDの特典映像等に使われるケースが多い。

これの変則型としては以下の様なパターンがある。
「中の人が中の人の親(ないし親が演じた役)を演じる」
  • 映画版『帝都物語』の「西村真琴」(演じたのは彼の息子西村晃)
  • 2004年のSPドラマ『弟』の「宇野重吉」(演じたのは彼の息子寺尾聰)
  • 2016年のドラマ『黒い十人の女』の主役「風松吉」(演じたのは原作映画で松吉役だった故船越英二の息子船越英一郎)
等。(『忍たま乱太郎』の山田先生の様に役者さんの逝去に伴い、その方の実子が役を引き継いだという場合もある。)

「役者さん同士の関係性を意識したキャスティング」
役者さん同士の関係が反映されたキャスティングもある意味声優ネタの範疇に含まれる。
親交の深い役者さん同士が親友やライバル役を演じるというのは度々見られるが、場合によっては夫婦や兄弟、親子といったリアルな役者さん同士の関係がキャスティングや作品内の設定に反映される事もある。
例えば映画『大決戦!! 超ウルトラ8兄弟』ではパラレルワールドにおける初代『ウルトラマン』の主人公ハヤタと『ウルトラマンティガ』のヒロインであるレナが親子という設定になっていたが、
これはレナ役の吉本多香美女史がハヤタ役の黒部進氏の実子であることが反映された設定である。
他にもアニメ版『斉木楠雄のΨ難』では主人公の両親役に岩田光央氏と愛河里花子女史、祖父母役に山寺宏一氏と田中理恵女史がそれぞれ演じられているが、
どちらも中の人同士がご夫婦である。

【主な例/スパロボ】
中の人ネタが顕著に使われるゲームとして、数多くのロボットアニメが共演するクロスオーバーゲーム、スーパーロボット大戦シリーズがある。
ここでは、そのいくつかを例にあげて説明する。

1.エヴァのミサトさんが、ガンダムのアムロに対して「親しみの持てる声」「ピンチの時は助けに来てくれそう」等の発言。

2.「勇気なんて不確かなモノに頼ってはいけない」とやたら勇気を敵視するムルタ・アズラエル

3.原作ではまったく叫ばないのに、攻撃時に「ぶるああああああ!」や「ぶらあああああ!」と発言するテッカマンオメガ。
  • 原作でCVを担当していたのが、言わずもがな若本規夫さん。

4.創聖のアクエリオンのシルヴィアが、マクロスFのレオン・三島を『声は素敵だが胡散臭い(意訳)』と発言。
  • マクロスFで三島を演じたのはアクエリオンでシルヴィアの兄であるシリウスを演じた杉田智和

5.Ζガンダムカミーユが、ダイターン3破嵐万丈に「ブライトと声が似ている」発言


【主な例・その他】

1.ゲーム「ヒーロー戦記」に登場する仮面ライダーV3こと風見志郎が、「だがその腕、日本じゃ二番目だ」等と発言。
  • 演者が同じである『快傑ズバット』ネタ。
    このゲームは他にも役者ネタが多く、同じ人が演じた初代ウルトラマンのムラマツキャップと、
    仮面ライダーシリーズの立花藤兵衛が兄弟というムチャな設定だったりする。

2.映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』で、平行世界に飛ばされたヒビノ・ミライ(ウルトラマンメビウス)が、
ウルトラマンジャック(帰ってきたウルトラマン)の人間体である、
郷秀樹(平行世界の別人)に『帰りマン兄さん』等、ジャックの異名で呼び掛ける。
  • 郷秀樹役の団時朗が最近まで『ジャック』の名前を知らなかったことからの中の人ネタ。

3.スクライドのファンディスクでカズマと劉鳳がお互いの名前を間違えて覚えるというドラマCDにて、劉鳳役の緑川光が、
劉鳳「オレの名前はリューチョウではない! ましてはヒイロ・ユイでもない!」

4.タイムボカンシリーズの三悪のうち、ヤッターマンのドロンジョ様が「ドラエもん(ドラえもんではない)」と発言したり、
トンズラーが「伸びた~!(のび太ではない)」と発言したり、ボヤッキーがドラゴンボールのナレーションのように、
「果たして、〇〇する事が出来るのであろうか……?」と呟いたり……。

5.『ウルトラマンメビウス』の『デスレムのたくらみ』。
ウルトラマンジャックの客演回であるこの話で、 物理的な意味での 中の人ネタがファンを驚喜させた。
メビウスとCREWGUYSを救う為に変身したウルトラマンジャックを見て、とある電器屋のオヤジが、


ウルトラマンが……帰ってきた……!

と感無量な様子で呟くのだが、実はこの人、『帰ってきたウルトラマン』でジャックのスーツアクターを務めたきくち英一氏。
この思わぬ登場に、かつてのファンは心躍ったことだろう。

6.ジャッキーチェン主演のプロジェクトBB(吹き替え版)には中の人ネタが豊富。
例として「ロケットパンチ」や「警察だ!」や「ちぃっ!」等々。思わずニヤリッとしてしまう。

7.Angel Beats!(アニメ、ドラマCD)
DVD/BDのオーディオコメンタリーにて声優同士の交流(飲み会)がかなりのネタにされていた。
ドラマCDでもメタや中の人ネタの宝庫。
例)中の人がガルデモのファンで、演じているキャラがそのことで責められた(笑)
通称カオスコメンタリー。

8.『燃えろ!ロボコン』46話『サンタ発見!全員集合』に登場するゲストキャラ・原田三太郎(正体はサンタクロース)が、
街で子供達に欲しいプレゼントを聞いて回り、手帳にメモしていたら、ロボイドに「手帳にメモなんかして…刑事みたいだなぁ」と突っ込まれる。
  • 三太郎役が『はぐれ刑事純情派』の安浦刑事こと藤田まこと氏であるが故のネタ。ちなみに「原田」という苗字も藤田氏の本名ネタである。

9.『世にも奇妙な物語 20周年スペシャル・秋 〜人気作家競演編〜』(2010年10月4日)内のドラマ『栞の恋』(原作:朱川湊人)
バンド「ザ・タイガース」のリーダー「サリー」が好きなヒロインが古本屋に来た時、店主がそれを茶化すような発言をする。
  • 店主役が正に「ザ・タイガース」の「サリー」こと岸部一徳氏。つまり好きな芸能人の未来が知らずに目の前にあるという…。

10.『こちら葛飾区亀有公園前派出所』アニメ版の「両さん 選挙に立つ」(2000年11月26日放送)
選挙に立候補した両津勘吉政見放送にて「大日本意味なし教」なるコントを行い、街頭演説で「両津勘吉ダメダメ応援団」と化し他の弱みを突いてきた。
  • 両津の中の人が出演していたバラエティ番組『明石家マンション物語』内のコントそのもの(前者での衣装は中の人が同コントで着てた衣装似だし、後者は「ダメダメボーイズ」がモデル)。
  • また「両津勘吉ダメダメ応援団」では元ネタの出演者村上ショージがゲスト出演してネタを披露した他、裏番組が同番組主役の番組なこともネタにした。

11.『らき☆すた』のCD「TVアニメ『らき☆すた』エンディングテーマ集 〜ある日のカラオケボックス〜」
泉こなたがカラオケで小泉今日子の「木枯しに抱かれて」をカバーした時、「色々ゆかりのある曲」・「何個かキー上げたやつがよく覚えてるやつで」と発言。
  • こなたの中の人平野綾が、かつて所属していたユニット『Springs』で「木枯しに抱かれて」をカバーしていたため。


追記・修正の中の人などいない!

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