RX-81 ジーライン

登録日 :2012/04/02(月) 22:53:16
更新日 : 2016/09/26 Mon 09:51:35
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「機動戦士ガンダム戦記」(PS3版)、「M-MSV」に登場するMS。初出はM-MSVで大河原デザインのスタンドアーマー、ライトアーマーがRX-81として登場。その後、ガンダム戦記に登場する際にカトキハジメにより同じくM-MSVの7号機と共にリファインされ、ジーラインの名を与えられる。更に新たにアサルトアーマーという新たな形態も追加される。

型式番号:RX-81
全高:19.2m
本体重量:37.0t
全備重量:72.0t
出力:1,580kw
推力:71,800kg
センサー有効半径:8,000m
装甲材質:ルナ・チタニウム合金


地球連邦軍が「RX-81計画」で開発した量産試作機
ガンダムの完全量産型を目指して造られている。

ガンダムの量産型と言えばジムもそうであるが、あちらが生産性を高めようと性能を落としているのに対し、本機はニュータイプ(NT)のパイロットが搭乗した時の高い戦闘力を保持したままで量産するのが目的であった。また、「FSWS計画」の技術などをフィードバックし、機体の装甲や武装を換装して高い汎用性を持たせている。

量産の際のコスト低減を図るため、頭部のセンサーはジムなどと同じ物を搭載し、コクピットはコアブロックシステムをオミットしている。
ちなみに、頭部バイザーの下はガンダムのようなツインアイになっている。

量産するにはコストがまだ高い上、この時期の連邦軍は別にNT級の戦闘力を保持した量産機など求めていなかった(多くのMSを必要としていた)ことから、主力機として採用されることはなかった。結果、一年戦争中は各部隊に配備するために生産性に優れた低コスト機のジムの量産が優先として計画は一時的に凍結。戦後、再開されて数機が製造された。
その際、実戦向けに再設計されて「ジーライン」の名称が与えられている。その名の意味する「Gの系統」の通り、本機はあくまで「ガンダム」なのである。

何機かが実戦投入されてジオン残党の掃討に活躍したとされるが、既にジム系列にもガンダム以上の性能を持つ機体も出始めてきたこともあってか、後継機が作られることはなかった。また、本機に用いられたベースの機体に追加装甲や武装を施していくスタイルは定着することはなかった。この機体にとっては不幸なことに、良くも悪くもジムによって連邦のMSの使用方法が固まってしまったのが、MS開発の流れから消えた原因といえるだろう。

リファイン前後共に、RX-78-2や登場作品が同じ7号機どちらにも似ていないが、現実では量産機として突き詰めていくと試作機とは見た目が大幅に変わることもあるので、そういった過程があるのかもしれない。



■スタンダードアーマー
型式番号:RX-81ST

武装:
バルカン砲×2
ショートビームライフル
ビームサーベル
ガトリングスマッシャー
ミサイルランチャー
アサルトキャノン

パイロット:シェリー・アリスン


基本フレームに汎用型のミドルアーマーを装着した状態。
各形態の中で最もバランスがよく、扱いやすい。
それでも一般的なパイロット(少なくともガンダム7号機のテストパイロットクラスでも)でも扱いづらい側面がある。

背中には中型のスタビライザーを2基装備したバックパックを装着可能。
プロペラントタンクも積まれているので、稼働時間も延びている。

オプションとしてガトリングスマッシャーやミサイルランチャー、アサルトキャノンが用意されているが、これらは他の形態でも普通に使える。



■ライトアーマー
型式番号:RX-81LA

本体重量:36.0t
全備重量:66.5t
センサー有効半径:11,000m

武装:
バルカン砲×2
ヘビーライフル
ビームサーベル
ガトリングスマッシャー
ミサイルランチャー
アサルトキャノン

パイロット:ユーグ・クーロ


エースパイロット向けの高機動形態。
一撃離脱戦が得意で、ジム・ライトアーマーのコンセプトを引き継いでいるという。

機動性を確保するため、基本フレームには装甲が最低限しか取り付けられていない。そのせいで被弾すればザクマシンガンでも行動不能に陥ってしまうという話もある。
更に機動性が高くなった分操作の困難さは上がっている。

頭部には遠距離用のセンサーが設置され、高い索敵能力を持つ。

背中には大型のスタビライザーを1基装備したバックパックを装着可能。推進力も向上している。



■アサルトアーマー
型式番号:RX-81AS

武装:
バルカン砲×2
ショットガン
ヒートランス
アサルトシールド
ビームサーベル
ガトリングスマッシャー
ミサイルランチャー
アサルトキャノン

パイロット:ロブ・ハートレイ


接近戦に主眼を置いた仕様。
ジム・ストライカーの戦闘データをフィードバックしているためか、見た目もそっくり。

全身に厚い装甲と背中に7基のスラスターを装備したバックパックを取り付けていて、高い防御力と推進力に物を言わせた突撃戦法が基本的な戦闘スタイル。

メインウェポンの一つであるヒートランスには旧ジオン系の技術が使われている。



○作中の活躍(漫画版)
ゴドウィン准将の手回しでファントムスイープ隊に2機配備され、ユーグがライトアーマー、シェリーがスタンダードアーマーに搭乗している。

インビジブル・ナイツの追撃戦で実戦投入され、エリク・ブランケのイフリート・ナハトと交戦するが決着はつかなかった。

「水天の涙」作戦が決行された際にジオンのスパイだったシェリーが本機で逃走しようとしたため、ユーグ機が頭部を破壊して阻止。これ以降は修復されてアサルトアーマーに換装し、ロブの乗機となった。

その後、ユーグ機はクリスト・デーアのイフリート・ナハトと戦うが、そこにシェリーのジムコマンドが介入し、イフリートと共に爆発に呑まれたため、こちらとも決着はつかず終いだった。

宇宙に上がるとユーグはガンダム7号機に乗り換えたため、ユーグ機の行方は不明。地上に置いてきたのだろうか。
ロブ機は月のマスドライバー基地での戦闘で2機のザクを撃破したところを仕留め損なっていた3機目のザクに後ろから攻撃されて相討ちに。ロブは脱出している。



生憎M-MSVでは型式番号だけの名前なし、ゲームではフルアーマー系統の7号機や3体目のイフリート、ナハトにインパクトをとられたせいか知名度は低い。しかし、ジムがよく言われる量産機が弱いのはおかしいということへの反論材料にもなるので、覚えておいてもいい機体だろう。
そういうことでなくても、連邦がまだ余裕があれば、もしくは両軍ともにMS技術の急激な発展がなければ輝けたかもしれない機体として頭の片隅にとどめておいてもらいたいとジーライン好きは思うのである。


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