ゴーストタイプ(ポケモン)

登録日 :2010/10/21(木) 00:30:17
更新日 : 2017/06/24 Sat 13:30:39
所要時間 :約 10 分で読めます




ポケットモンスターシリーズ』に登場するタイプの一つ。


ゴーストというだけあって、不気味な姿のまさにモンスターぽいデザインのものが多く(といってもポケモンなので愛嬌あるやつも多いが)、
モチーフも幽霊をはじめ死神、棺桶、魔術師等オカルト方面から採られている。
ポケモン図鑑の説明も怖いものが多く 「人間の魂を奪う」「連れていく」「エネルギーを吸う」 など、またインド象が犠牲になったりしている。
BW2』では遂に 「殺す」 と書かれてしまったものもいる。

実体を持たないせいか、そのほとんどがタマゴグループふていけいに入っている。


攻撃面で弱点がつけるのはエスパーと、同タイプのゴースト。
には半減されてしまい、ノーマルタイプには効果がない。

そのためサブウェポンとしては威力不足や、攻撃範囲が悪技とかぶっているため、あまり見ない。
ただし相性上悪・無以外には半減されにくく、サブの技と合わせるとほとんどのポケモンに等倍以上のダメージが与えられる場合が多い。
ゴーストに「だいもんじ」や「フレアドライブ」のような大技が未だに無いのは、むしろバランス調整という意味合いもあると思われる。

耐性面ではに強く、弱点は悪・ゴースト。
そして格闘・ノーマルは無効化する。
相手の「だいばくはつ」などを読んで後出しするといった使い道も多い。
(ただし技「みやぶる」「かぎわける」を受けたり特性「きもったま」のポケモンから攻撃を受けた場合、格闘・ノーマルとのタイプ相性が等倍になる)

種族値的には紙耐久で速攻アタッカーなものが多いが、技の威力やサブウェポンの少なさなどからフルアタには向かず、
「あやしいひかり」や「みちづれ」などの嫌らしい補助技が豊富なので、それらを活かした搦め手や他メンバーのサポートが真骨頂か。

なお、ゴーストタイプの積み技「のろい」を使うと体力を半分削って相手の体力を1/4ずつ減らす呪いをかける効果になる。


【ゴーストタイプの歴史】


~第一世代~

ゴーストタイプがゲンガー系のみだったため、第一世代でゴーストタイプといえばゲンガー系を指す。

データ上は当時猛威を振るっていたエスパータイプに抜群を取ることが可能。
…なのだが、攻撃技がなんと威力固定の「ナイトヘッド」と 「したでなめる(威力20)」のみ。
しかも後者は プログラムミスからかエスパータイプには効果なし という仕様。
その上当時ゴースト技はこうげき依存のためエスパー以外相手でもまったくダメージソースにならず、
さらにゲンガーは毒複合なのであっさり「サイコキネシス」で落ちていく。
スピラーら虫タイプと同様全くエスパーの抑止力のならないため、この時代は実質エスパータイプが最強だった。

ただしゲンガー自体は「どくどく」「きりさく」「はかいこうせん」などが効かず、催眠も使える速攻特殊アタッカーとして人気があった。
種族自体の優秀さからニンテンドウカップ99などゲンガーが使用禁止のルールでは代理としてゴーストが活躍することもあった。

シナリオ上は四天王の三番手『キクコ』が使ってくるが、実際はゴルバットアーボックも使うため毒タイプ使いと言った方がよく、
ウーハー共々フーディンのカモになる。


~第二世代~

まともな攻撃技「シャドーボール」が追加。
しかし前述通り攻撃依存であったためゲンガーの種族値と噛み合わず、主な使い手はブースターという有様。
その他「のろい」「うらみ」「みちづれ」と多数の補助技が追加。

ジムリーダーでは四番手エンジュシティのマツバが使ってくるが、
直前の道路でケーシィが捕まえられる他、イシツブテを育てていれば「マグニチュード」ですぐ倒せる。
せっかく生き残れたのに勝手に「のろい」使って自滅するゴーストに呆気にとられたプレイヤーも多いだろう。

新ポケモンはムウマのみ。
主に「ほろびのうた」や「いたみわけ」などで相手に嫌がらせするのが役目であった。


~第三世代~

鈍速紙アタッカージュペッタ、進化せずとも厄介なサマヨール、(当時は)弱点なしヤミラミ、忘れた頃にやってくるヌケニンが追加。
選択肢が大幅に増える。
特性の追加でゲンガーが「ふゆう」を獲得。弱点が一つ減る。
ここまではゴースト技が完全物理依存だったためジュペッタが最強のシャドーボール使いとしてちょっとしたアイデンティティを持っていた。

シナリオでは四天王フヨウが使用。
種族値の都合上そこまで強いわけでは無いが状態異常技やPP削りなど連戦になる四天王戦の都合上なかなか嫌らしい戦法を使って来る。
新たに登場したダブルバトルではよく使われる「ねこだまし」や大爆発を無効にできるという点が評価されるようになった。


~第四世代~

技ごとに物理と特殊に分かれたため、ようやく一致「シャドーボール」に日が当たる。ジュペッタは泣いていい。
新進化形として魔術師ムウマージ、死神ヨノワール追加。
ユキワラシがユキメノコに分岐進化。
新ポケモンにはぷわわーことフワライド、オンミョーンことミカルゲロトムらゴーストでも癖の強いものが追加された他、
初の伝説ゴーストギラティナが登場した。
一方で、ガルーラミルタンクが新特性「きもったま」を会得し、ゴーストタイプに無・闘技を当てられるようになってしまう。

シナリオではジムリーダーのメリッサが使用。耐久が低いのでバトルの難易度は相変わらずだがその真価はコンテスト戦。
マスターランクでは彼女のフワライドに辛酸を舐めさせられた人も多いのでは?


~第五世代~

最強の特攻種族値を誇るシャンデラ、ランダムマッチで増殖した水霊土左衛門ブルンゲル、触るとミイラになっちゃうデスカーン、みんなの英雄ゴルーグが追加。
ロトムはフォルムチェンジによりタイプが変更されゴーストが消滅するようになった。

「とびひざげり」の超強化により、跳び膝読みの後出しが新たな戦略の一つとなった。
一方ダブル以上では大爆発が大幅に弱体化したためにややうまみが減ってしまった。

この世代で新たに隠れ特性が登場したが、『ふゆう』を持つポケモンには原則与えられないという都合上ゲンガーとムウマージは特に追加特性が無く恩恵を受けられないままだった。
そんな中ヤミラミは「いたずらごころ」を得たことで強力なサポート要員として地位を手に入れた。
また、隠れ特性の中に かげふみシャンデラ という反則級の組み合わせがあったのだが…解禁されぬことはないまま次世代に移行した。

シナリオではシキミが使用。
本作初登場のゴーストは皆耐久か攻撃面が非常に優秀なためこれまでに比べるとなかなか強い。


~第六世代~

フォルムチェンジで両受け両刀どちらもこなせる王剣ギルガルド、霊木オーロット、4種のサイズがあるお化けカボチャパンプジンが追加。
ゲンガー、ジュペッタ、ヤミラミがメガシンカ取得。
ヤミラミ、ミカルゲに弱点が追加され、悪霊複合タイプの耐久性は落ちてしまった。
しかし本作から攻撃が鋼に半減されなくなり、影踏みや黒い眼差しなどの交代ができなくなる効果を受けなくなると言うパワーアップを受ける。
特に鋼タイプに等倍になったことでゴースト技の一貫性が高くなり、選出機会が増えている。
ただし悪タイプも同じ理由で選出しやすくなった為、注意が必要。悪に強いフェアリー、格闘、虫を控えさせておこう。

かげふみシャンデラはハメっぷりが机上論の時点でやばかったからか、いざ解禁された隠れ特性は「すりぬけ」になっていた。
もっともこれはこれでみがわりやひかりのかべに強くなるのでそこまで悪い特性でもなく、PGLのデータでも7割以上のシャンデラがこの特性を採用していたようである。

今作は10年以上続くポケモン史上で初めてゴースト専門のエキスパートトレーナーがいない世代になった。


~第七世代~

初の霊複合の御三家ジュナイパーが登場。
他にも砂のお城のシロデスナ、設定・ストーリー両面でホラーなミミッキュ、パッと見タイプが分かりにくいダダリンとパッケージ伝説のルナアーラと色々登場。
あとオドリドリまいまいスタイルは霊/飛になる。同複合はライバルがフワライドしかおらず、フワライドとは別戦法がとれるために選ぶならばこのスタイルが広く推奨されている。

ストーリーでは上述のミミッキュがぬしポケモンとして登場。
ただでさえ弱点が少ないのにラムの実で状態異常対策もしており、お供のゴーストたちが催眠術を覚えているのでかなりの強敵。
いきなり後ろに現れたり、戦った小部屋が戦闘後に消えてたりとホラー要素もばっちり
ポケモンリーグではしまキングのクチナシが参加要請を断ったため、キャプテンのアセロラが四天王として登場。戦闘中ぱたぱたと動くのがかわいい。


【ゴーストタイプの主な使い手】


・一般トレーナー

きとうし
イタコ
オカルトマニア

ジムリーダー


四天王

キクコ
フヨウ
シキミ
アセロラ(キャプテンも兼任)



追記・修正はシオンタウンの少女と話しながら行なってください

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