ロケット団!みだれひっかきでサヨウナラ!!(ポケモン)

登録日 :2010/01/24(日) 22:10:07
更新日 : 2017/05/12 Fri 02:34:28
所要時間 :約 11 分で読めます




「ロケット団!みだれひっかきでサヨウナラ!!」はポケットモンスター アドバンスジェネレーションの第6話である。

無印から観つづけてきた古株の視聴者に強烈なインパクトをもたらした回として知られている。


あらすじ

カナズミシティに向かって旅を続けていたサトシ達は、道中でクナイに似た謎の道具を見つける。
更に、近くには激しい争いが繰り広げれられたような跡があった。

その後、ポケモンセンターに着いたサトシ一行は、そこでジョーイとジュンサーに出会う(ハルカは、この両者が全国どこでも同じ顔であることに驚いていた)。
警察官であるジュンサーがこの場にいたのは特別な事情があり、
密猟者・リョウ が最近この辺りで活動しているので傷付いたポケモンは見なかったかという事だった。

サトシたちが先ほど見つけた謎の道具をジュンサーに見せると、それは密猟者が使う捕獲ネットの一部だということが分かった。早速、一行は調査に乗り出す。



…所変わって、ロケット団は今日はどうやってピカチュウ捕獲(そして失敗)をしようかと森の中で相談していたが、
その途中でニャースが崖から落ちてしまう。

ニャースが落ちた先には迷彩布をかけられた檻があり、中には大量の傷付いたアーボがいた。
ニャースが訳を尋ねると「密猟者に捕まって酷い目に遭わされた」との事。しかもその檻には電流が仕掛けられており、逃げるに逃げられないという鬼畜仕様。

アーボックとマタドガスの力を借りて崖を降り、檻を調べたムサシコジロウは、密猟者が仕掛けた罠だと判断した。さすが、餅は餅屋である。
この罠は余りにも無防備に放置してあったため、ムサシは中のポケモンを丸ごと頂いて自分達の手柄にしてしまおうと思いつく。

ムサシ「アーボック!ようかいえきよ!」
アーボック「シャボー…(涙)」

しかし、アーボックは意欲を見せない。自分の同胞(進化前のポケモン)を手柄の道具にすることは嫌だったのだ。
ムサシはアーボックの気持ちを汲み、それならこのアーボ達は全部引き取ると提案。
アーボ達を解放しようとするもようかいえきは檻には通用せず、マタドガスにヘドロこうげきを命令するコジロウ。しかしそこへ突然オニドリルが強襲、罠の仕掛け人であるリョウが姿を現した。

マタドガス「マータドガー…(涙)」
リョウ「フン、こいつらの事が気になるのか?」
リョウは何とドガースまで大量に捕まえていた。
リョウ曰く、クライアントから毒タイプを大量にゲットしてくるように言われたらしい。
(…カナズミシティ付近なのでマユルドかドクケイルで良かったのでは?と突っ込んではいけない)

ムサシとコジロウがアーボックとマタドガスを連れているのを見たリョウは、進化系を捕まえれば更に報酬が増えるので二匹を残して消えるなら見逃してやると言い放った。
ロケット団は勿論拒否するが、最終的にリョウの手持ちポケモンであるサナギラスの砂嵐によって強引に吹き飛ばされてしまった。
(このバトルシーン中、リョウはクチバシを塞がれたオニドリルを引っ込め、サナギラスを繰り出すというロケット団でもやらない手を使っている。)


一方、サトシ達はタイヤの跡を発見し、それを辿ってリョウの行方を突き止めようとしていた。

先ほど砂嵐で吹き飛ばされたロケット団はスピアーの巣のど真ん中に落ちていたが、通りすがりの サボネア に救われ、コジロウは礼にクッキーを手渡した。
そしてアーボックの探知能力で密猟者を先回りし、アーボックのあなをほる、マタドガスの煙幕の連携、
更に日頃からピカチュウの十万ボルトを浴びて鍛えられたニャースによって遂にアーボとドガースの檻を開ける事に成功する。
オニドリルもニャースを邪魔しようと襲い掛かるも、アーボックの頭突きで電気檻に衝突、当然電撃に耐性のないオニドリルは撃沈する。

完全勝利を確信するロケット団。しかし…
リョウ「フフフ…そろそろ進化する頃だと思っていたんだ…」
リョウはサナギラスを繰り出し、その直後まさかのスピード進化。バンギラスの登場である。
ロケット団は煙幕を張るも、破壊光線で地形を破壊されて逃げ場無し。
ソーナンスのカウンターなら対抗できるかと思いきや、実力差がありすぎるためか間に合わず、一撃でのされてしまった。

リョウ「大人しくポケモンを渡していれば痛い目に遭わずに済んだものを…、だがもう手遅れだ。貴様らを叩き潰してポケモンをブンドってやる。」
もはや万事休すのロケット団はある覚悟を決める。

ムサシ「アーボック、仲間を連れて逃げなさい」
コジロウ「マタドガスもそうしろ」

アーボック「シャボ?」
マタドガス「ドガ?」

ムサシ「悔しいけど、あのバンギラスには敵わないわ」

しかし、やはりと言うべきか、アーボックとマタドガスは難色を示す。

コジロウ「まあ聞けよ、逃げるが勝ちっていうだろ?あんな奴に可愛いおまえ達を渡すわけにはいかないんだよ」
ムサシ「それに、そのアーボやドガース達にはあんた達が必要だわ」
アーボック「シャボー…」

マタドガス「ドガー…」
ムサシ「さあ!」

コジロウ「ここは俺達が引き受ける!」
ニャース「おみゃー達は出来るだけ遠くへ逃げるのニャ!」

それでも、アーボックとマタドガスは逃げようとしない。

ムサシ「早く行きなさいってば!」
コジロウ「それしか手が無いんだ!」

アーボックとマタドガスは悩みつつも、お互い意を決し、遂にふたりの指示に従うことにした。

リョウ「バカめ、逃げられるとでも思ってるのか!バンギラス!破壊光線だ!」
ニャース「みだれひっかきニャ!」

ビシッ!ビシッ!ニャースのみだれひっかきがバンギラスの額を切り裂き、動きを一瞬だけ止めた。

ニャース「さらば友よニャ…」

しかし、PPそっちのけで乱発される、バンギラスの破壊光線の轟音が周囲に響き渡る。

アーボック「シャボ!?」
マタドガス「ドガ!?」

コジロウ「振り返るな!」
ムサシ「早く行くのよ!」
ニャース「またまたみだれひっかきニャ!」
ムサシ「私もみだれひっかきよ!」 (!?)
コジロウ「俺もみだれひっかきだ!」 (!?)

バンギラスにボコボコにされながら、愛するポケモンの為時間を稼ぐべく懸命に立ち向かうロケット団。
自分たちの同胞を守る為、愛する主人の下を離れ仲間を連れて森の奥へと消えていくアーボックとマタドガス。
彼らの目には涙が光っていた…。

すっかり虫の息となったロケット団を尻目に、リョウはバンギラスを戻し捕獲作業に戻ろうとするが、

ニャース「まだニャ…」
コジロウ「まて…」
ムサシ「私達…戦えるわよ…」
リョウ「フン」

なおも喰らいつこうとするロケット団にトドメの一撃を加えて、リョウは立ち去ってしまった。


リョウは逃げたアーボックらを探すが、そこへ満を持してサトシ達&ジュンサーさんが登場。
オニドリルを繰り出すも、ピカチュウの十万ボルトが直撃し出オチ。アニポケスタッフはオニドリルに恨みでもあるのか…?
さらにバンギラスを出して抵抗しようとするも、すぐさまガーディにモンスターボールを持って行かれてしまい、リョウは成す術もなくアッサリと捕まった。

ジュンサー「さあ、捕まえたポケモン達を出しなさい!」
リョウ「獲物なら逃げちまったよ!訳のわからない連中のせいでな!」
サトシ「ロケット団みたいな悪者もいれば、そんな良い人もいるんだな…」

今までに何が起こっていたのか、事情など知る術もないサトシは、顔も知らない何者かの善意にただただ感謝するのみであった…。




エピローグ

ショボショボと歩くロケット団。

コジロウ「あいつら仲間達の事をしっかり守れるのかな…」
ムサシ「そうね…」
ニャース「心配ないにゃ!あいつらはピカチュウとのバトルで鍛えまくられてるニャ!絶対に大丈夫にゃ!」
ムサシ「そうよねえ!」

ピカチュウとの戦いに慣れていれば、並大抵の事では大丈夫だと安心するロケット団。その背後には、何故かサボネアがいた。
どうやら、渡されたクッキーを本当に受け取っていいものか迷って付いて来ていたらしい。
そしてコジロウがクッキーをあげると感動し、彼の誘いにのってロケット団への仲間入りを決意。早速、コジロウに抱き着こうとする。

コジロウ「サボネアゲットだぜ!」

グサッ

コジロウ「いてぇ!!」


こうして、無印第二話から登場していたアーボックとマタドガスは、このエピソードを機に離脱した…。


その反響は余りに凄まじく、中にはロケット団がロケット団じゃ無くなったという人や、もうポケモン見ない!という人すら出たらしい。

最終回にて再会することができる・・・・かもしれない。



破壊光線にみだれひっかきで立ち向かえる方のみ追記・修正お願いします。

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