SUMMON NIGHT2(サモンナイト2)

登録日:2011/03/18 (金) 15:08:11
更新日:2023/08/01 Tue 09:30:54
所要時間:約 5 分で読めます




サモンナイトシリーズ』の第二弾。
PS版は2001年8月2日発売。DSリメイク版は08年8月7日発売。

今作以降、ナンバリングタイトルの主人公はリィンバウム出身のキャラクターとなった。
他に前作からの変更点として

  • 主人公以外でも召喚獣との誓約が出来るようになった
  • 召喚獣にランクが付くようになった
  • CPUが手強くなった
  • ロード時間も長くなった

等が挙げられる。


◆ゲームシステム
『1』同様に、戦闘システムは典型的な戦略型シミュレーションゲーム。
スパロボやディスガイアを思い浮かべていただくとだいたいあってる。

前作はかなり緩い難易度だったが、今回はレベルが上がりにくいのに加え、一話進めるごとに敵のレベルはかなり上がるため、
後続作品を含めてもシリーズ屈指の長いストーリー(=バトルが多い)もあり、難易度はかなり高め。
レベルを上げるためのフリーバトルもあるが、焼け石に水レベル。そのため、クリアには根気が必要となる。
この急激な難易度上昇は流石に不評だったのか、『3』以降は難易度は抑えられているため、シリーズ全体を見ても本作は屈指の難易度を誇る。

前作と同じく「夜会話」システムもあるが、今回から全て好感度が一番高いキャラとの個別エンディング*1となり、
異性であれば一部キャラを除いて主人公と恋愛関係、あるいはそれに近い関係にあることを匂わせる展開になる。

『2』のキャラクターは四つの異世界に対応している護衛獣(前作のパートナーポジション)を始め、かなり個性的・魅力的なキャラクターが多く、
彼らの情報が掘り下げられる夜会話は全て見たくなるところであるが、『2』はストーリーの長さと上述の高い難易度から、全回収しようと思うとかなりの根気が(ry

ちなみに、PS版はフルボイスであるが、DSリメイク版はハードの問題かボイスはオミットされている。
手軽に楽しみたいならばリメイク版でも良いが、PS版をプレイできるハードを持っているならPS版の方が物語を楽しむ上では良いと思われる。


◆シナリオ
前作は王道とも言えるライトなファンタジーだったが、今作はシリアスが目立つダークファンタジー。
精神的にクるシーンもあるがその分厚みがあり、魅力的なキャラクターもあって、ファンの間では『一番好きな作品』としてよく名前が挙がる。


〜あらすじ〜
蒼の派閥に属する召喚師である主人公は、護衛獣と共に卒業試験を無事に終えるも兄弟子の監視つきで追放同然の諸国視察の旅を命じられてしまう。
その視察の旅の途中、最初に立ち寄ったレルムの村で、主人公は癒しの力を持つ聖女と呼ばれる少女アメルと出会う。
しかし、そこに現れた謎の黒い鎧の一団によってレルムの村に火が放たれ……。


◆メインキャラクター

  • マグナ/トリス(主人公)
CV:岸尾だいすけ(マグナ)
 /木村郁絵、浅野真澄(トリス)

本作主人公。ゲーム本編ではCVはついておらず、派生作品のみ。
マグナは一貫して岸尾氏が演じているが、トリスはドラマCD『界の狭間のゆりかご』とSN6では木村氏が、クラフトソード物語では浅野氏がそれぞれ演じている。

主人公という立場は同じだが、マグナはややのんびり屋、トリスはポジティブというキャラクター付けがされており、シナリオでは差別化がはかられている。

召喚術者集団『蒼の派閥』の見習い召喚術師。
元々は孤児だったが、召喚術の素質を見出だしたラウル師範に引き取られて召喚術師になった、いわゆる『成り上がり』。

CV:緑川光
主人公の兄弟子である、見るからに理系な青年。
機界ロレイラルの住人である融機人(ベイガー)の末裔で、肌の一部が機械化している特徴を受け継いでいるが、当人は特別に意識していない。

生真面目でやや融通が利かない性格をしており、奔放な主人公の振る舞いに頭を痛めては口酸っぱく注意をするが、それもこれも弟(妹)弟子である主人公を心配する故である。
余談だが、男性のキャラの中では1番人気が高い。

  • アメル
CV:桑島法子
とある村で『聖女』として持て囃される少女。
優しく、誰にでも穏やかに接するが、こうと決めたら譲らない頑固な一面も。
さつまいもが好きで、その印象から付いたあだ名が芋聖女。

村人からの期待に応えるべく、普段はおしとやかに振る舞っているが、実際はかなりアクティブ。
主人公との出会いが、木の上で昼寝していたアメルが彼/彼女の前に落ちてきたというものである辺りからもうかがえる。


◆パートナー召喚獣(護衛獣)

主人公が最初に契約する召喚獣。
主人公の扱う属性によりどのキャラになるかが決まる。
ドラマCDでは、マグナの護衛獣は鬼妖界の妖狐ハサハ、トリスの護衛獣は幻獣界の獣人レシィとなっている。

レオルド
CV:川津泰彦
機界ロレイラルの機械兵士。
かなりの実力を秘めた機械兵士だが、モデル自体は旧式らしい。
主人公達と関わる中で、人間の『感情』を学んでゆく。
主人公には忠実で、充電を兼ねたひなたぼっこが好き。

ハサハ
CV:ゆかな
鬼妖界シルターンの妖狐。見た目は狐の耳と尻尾がある、水晶を抱えた着物姿の幼女。
普段から妖力が篭った水晶玉を大事に抱えており、戦う時はそれから妖力を引き出す。
無口ながら純粋な性格で、大人しそうに見えて初めて見るものには好奇心旺盛な一面もある。
主人公には最初からかなり懐いていて、好きなものは主人公と油揚げ。
パートナー中最強性能。
余談だが、女性キャラの中では1、2を争う人気キャラ。

バルレル
CV:阪口大助
霊界サプレスの悪魔。見た目は悪魔の少年というところ。
主人公を『ニンゲン』、アメルを『オンナ』呼ばわりするなど、口は悪いが、根は悪い性格ではない。ただし悪戯好き。
悪魔としてどれくらい強いのかは後々明らかになる。

レシィ
CV:佐藤智恵
幻獣界メイトルパの獣人の少年。
見た目は、折れた角と尻尾が目立つ気弱そうな少年。…男の娘言うな。
おどおどした気弱な性格で臆病だが、やる時はやる一面もある。
また、料理や洗濯など家事全般ができる。……どこぞのサードチルドレンと被る?気にするな。


◆テーマソング
『光の都』
『ぼくらはうまれた〜FIND A WAY』
歌はどちらも加藤いづみ 

◆派生作品
小説とドラマCD(2作)がある。

小説:『サモンナイト 私だけの王子様』

ドラマCD:
『サモンナイト〜界の狭間のゆりかご〜』
サモンナイト〜あの日のカケラ〜

小説はともかくドラマCD(しかも2作)があるのは2だけであり、その人気がうかがえる。
なお、ドラマCDの主人公は前者がトリス、後者がマグナ。
護衛獣は『界の狭間のゆりかご』はレシィ、『あの日のカケラ』はハサハ、『私だけの王子様』はバルレルである。
『私だけの王子様』と『界の狭間のゆりかご』は一巻で完結しているが、『あの日のカケラ』のみ前編、後編に分かれている。

今となっては取り寄せできるかも怪しいが、ドラマCD『あの日のカケラ』は2のストーリー根幹に関わるシナリオなので、クリアした方は是非聞いてほしい。

ナンバリングタイトル『SUMMON NIGHT3』には、番外編として本編終了後のマグナ(トリス)達のストーリーが収録されている。
3本編にもゆかりのあるキャラクターが登場するので、2をクリアした方はやってみてはいかがだろうか。

『SUMMON NIGHT6』では主人公たちとネスティ、アメル、そして護衛獣全員とメルギトスが登場。
この作品内でのマグナの護衛獣はハサハ、トリスの護衛獣はバルレルとなっている。



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最終更新:2023年08月01日 09:30

*1 前作はリプレやパートナーなどの一部キャラのみ個別であった。