トゥインク・ステラ・ラベラドゥ

登録日:2011/11/20 (日) 18:34:13
更新日:2023/07/23 Sun 08:39:17
所要時間:約 3 分で読めます






私は――星の王女様


本当の名前はトゥインク・ステラ・ラベラドゥ


トゥインク・ステラ・ラベラドゥとは、機動戦士クロスボーン・ガンダムシリーズの登場人物。



「スカルハート」から登場。
木星軍の隠し鉱山衛星「ネバーランド」に一人で暮していた少女。瞳に星のような模様があるのが特徴。
物事を童話「ピーターパン」、「星の王子様」に例えて話すため「不思議ちゃん」な印象を与える(マザーバンガードを"ティンカーベル"、クロスボーン・ガンダムを"フック船長"に例えた)が、これには理由がある。


実は彼女の両親は「ネバーランド」を開拓したのだが、宇宙世紀0133年の10年前に木星軍によって軌道を変えられてしまい、以降木星軍の管理下に置かれていた。
そこから父は8年前、母は7年前に死去。以後一人で、食料と交換に鉱石を掘り続けていた。
彼女は母からもらった童話「星の王子様」と「ピーターパン」を大事にしており、彼女にとってそれが唯一の「外の世界」の知識であり、また大事な「世界」であった。
なので現実と物語の区別は知りつつも「外の世界に行きたい」と願っていた。


そこに木星軍との戦闘でトビア・アロナクスが不時着し、トゥインクが彼を救助した。

トビア「10年……こんな? 何もないところに?10年だって?」

彼女の境遇を聞いたトビアは「きっときみを外の世界に連れて行く」と約束した。


破損した機体のパーツを取りに行くトビアを案内するトゥインクだが、彼女はトビアを昏倒させた後そこにいた木星軍に引き渡してしまう。
実は木星軍から彼を渡せば鉱山を返すと言われており、両親の星を取り戻したかった彼女は考えた末にそれに乗ったが、そんな彼女に対し木星軍は冷酷にも「海賊もろともこの星を爆破する」と言い放ち、トゥインクらに銃を向けた。
そこに間一髪でキンケドゥX1が現れ、トビアとの連携で木星軍を撃退。
その後はトビア達からもらった本で外の世界の事を勉強するとしてネバーランドに残った。


戦争が終わった後はクロスボーン・バンガードに合流。
オペレーターを務めつつ、彼らの物語を記録している。(後に"公正を期するため"として、自身と海賊軍との出会いやウモン・サモンの一年戦争時のエピソードも加筆している)

つまり、「クロスボーン・ガンダム」の一連の物語は彼女が書き残した記録なのである。なので彼女がいなければクロスボーンの物語は存在しなかったとも言える。


猿の衛星」ではハリソンと同乗。
彼のストライクゾーンだったようで、大分ドキドキしていた。

ゴースト」でもハリソンと共に登場しており、
リガ・ミリティアの「青い閃光」隊で活動している事が描かれている。
とあるお嬢様と違い、かなり見た目は成長しており、もうロリでは無くなってしまった。
パイロットスーツはかのローズマリー女史のように開放的になっている。



「Gジェネ魂」で声を充てた釘宮理恵氏は、これがガンダム初出演となった。
ガンダムで釘宮女史と言えば00ネーナが有名だが、こちらの方が先である。また性格もネーナと比べれば正反対と言って良く、かなり良い子である。
なお、「Gジェネ魂」の発売は00放送開始直後であった。




【台詞】

「ハウ!」

「私が手をお貸ししますわ、ピーター」

「私 アンバランスなんです」

「ピーターが本物で、妖精の粉を持っていればよかったのに」
「そうしたら ぴゅーっと、どこへだってゆけるのに。ここから抜け出して地球へだって!」
「…お父さんとお母さんのところへだって…… ………… 体を……置いてゆかなくても……」

「トビア・アロナクス」
「私が、お話に出てくる人以外で はじめて憶(おぼ)えた名前です」

「分析担当のトゥインク・ステラ・ラベラドゥです」

(オクテ)←トビア


実は長谷川裕一の初期短編「トゥインク」からのスピンオフキャラ。
短編集『マップス SUPER WIDE 長谷川裕一の世界』に収録されているが現在入手難。



でも追記・修正しなければ項目内容は失われてしまうものだから
いつの日か良項目にできる時のことを信じて―

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最終更新:2023年07月23日 08:39