イーヴィルティガ

登録日 :2011/09/07(水) 01:36:29
更新日 : 2017/07/27 Thu 02:45:30
所要時間 :約 4 分で読めます





「超人同士の戦いか」
「いいえ、人の心が引き起こした戦いです……。ティガ、必ず勝って!」


ウルトラマンティガ』の第44話『影を継ぐもの』に登場した光の巨人。しかし、とある経緯で悪に転じてしまった。
タイトルや名前(悪のティガ)から分かるようにティガのアンチテーゼになる存在。


身長:54m
体重:44000t
必殺技:イーヴィルショット、イーヴィルビーム

マドカ・ダイゴと同じく超古代人の末裔である天才物理学者マサキ・ケイゴが発見した超古代遺跡にあった巨人の石像。
ダイゴが光のピラミッドで発見し、一体化したティガの石像同様、光となった人間が一体化することでウルトラマンとなる。

マサキは人類の進化を強制的に導くのがウルトラマンの使命と考えており、TPC生化学研究所博士タンゴと協力。
石像の砂”アーク”を利用して人類を強くするためにウルトラマンを量産化させようとする。

そのためにダイゴをおびき寄せる囮、地中鮫ゲオザークというロボットを 製作
計算通りおびき寄せられたダイゴ(ティガ)がゲオザークを倒して人間に戻ったところを急襲し、
マサキは先の戦闘で傷ついたダイゴからスパークレンスを奪うことに成功する。

そして、光遺伝子コンバーターとスパークレンスを利用して石像と一体化し、マサキは念願のウルトラマンへと変身。
石像が安置されていたサイテックビル地下神殿から、マサキが変身したウルトラマンは光を纏ったまま地上へ上がる。

ウルトラマンは『自身に導かれることが人類の生き残る道だ』と語るマサキの録音音声に合わせて動きながら人々を威圧するが、
突如苦しみ始め、悶えるのをやめた瞬間、纏っていた光は霧散。
マサキの邪悪な心がウルトラマンの力を制御できなかったためか、光の巨人は悪に転じ、イーヴィルティガへと変貌してしまう。

その頃、電撃の後遺症に苦しむダイゴの目前で、
地底に眠る巨大動物の石像と電撃によって失神していた子犬が光となって融合し、超古代狛犬怪獣ガーディーが復活。
悪に染まり、無意味な破壊を繰り返すイーヴィルティガを、ガーディーは涙を流しながら静止しようとする。

ガーディーの素性は本編中では語られていないが、イーヴィルティガの石像と同じ場所に石像があったことから、
本来のイーヴィルティガの戦友だったのではないかとファンの間では言われている。

本編中でも、ダイゴはイーヴィルティガの下へ向かったガーディーの行動の意図を推測し、
「(イーヴィルティガを)取り戻しに行ったんです」と救援に現れたイルマに語っている。

しかし、ガーディーの決死の説得も虚しく、イーヴィルティガは説得を意に介することなく自身に取り縋るガーディーを痛めつける。
ガーディーに同情し、援護しようとしたレナとシンジョウの乗るガッツウイングEX-Jも落とされ、ついにガーディーのカラータイマーが点滅を始める。

そして、ガーディーが奮闘する中、「人間として出来る事をする」と決意してなんとかスパークレンスを取り戻したダイゴがついにウルトラマンティガに変身。
暴れまわるイーヴィルティガの所に駆けつけて飛び蹴りを見舞うが、イーヴィルティガは乱入したティガよりも先に瀕死のガーディーに光弾を直撃させる。
ティガはガーディーに手を伸ばすも、先の光弾が致命傷となったガーディーはカラータイマーの停止と共に、静かに目を閉じた。

ガーディーが命懸けで取り戻そうとした巨人の力でガーディーを殺したイーヴィルティガ…
マサキの行動にティガは拳を握り締めて憤怒を漲らせ、イーヴィルティガと対峙する。
人間のエゴで引き起こされた超人同士の戦いの火蓋がここに切って落とされた。

同じ攻撃手段でぶつかり合う、ゼペリオン光線とイーヴィルショットの激突、
同じタイミングでカラータイマーが鳴る(巨人の個体差なのかイーヴィルティガの方が変身時間が長いということになる)
などライバルらしい戦いを演じ、最後はティガのチョップとイーヴィルティガのキックが交差。
着地したティガとイーヴィルティガは一瞬静止する。

その後まずはティガが膝をつき、嘲笑うイーヴィルティガだったが、そこで自分の方が深手を負っていることに気付き、転倒。
なおも諦めずにイーヴィルショットを放とうとするも不発に終わり、立ち上がったティガのセルチェンジビーム&ゼぺリオン光線をくらい消滅した。


イーヴィルティガ消滅後、人間に戻って発狂していたマサキはタンゴ博士共々逮捕されるが、ティガ最終回で改心して再登場し、ティガ復活の為にGUTSと協力する。



ウルトラシリーズ恒例の「ニセウルトラマン」だが、
のラインのティガに対し、黒と というネガカラーのカラーリングに、
必殺技のイーヴィルショットの構えはゼペリオン光線とは逆のモーションになっているなど、徹底的にティガと正反対のキャラクター付けを行っている。
デザインはティガの没案が元になっているが、なぜウルトラマンティガとイーヴィルティガが似た姿なのかは不明。

また、ルーツから考えると“ニセウルトラマン”ではあるのだが、“正確には偽物ではない”という、シリーズを通して稀少なキャラクターでもある。

モンハン風に言うならティガ亜種と言ったところ。
また、『イーヴィルティガ』が巨人本来の名前であるかも不明である。光の巨人の名前が『悪のティガ』って……


後にティガは過去に闇の巨人になっていたことが判明し、その時の姿ティガダークが登場する。 *1
もしかしたら、過去に逆の立場で戦っていたかもしれない。

光の巨人だったが、一時的に闇堕ちしてティガダークの姿に変身しつつも闇の力を再びまた光に変え、光の巨人へと変化させたダイゴと、
光の巨人に変身したものの自らの欲望により、その力を邪悪な闇の力へと変えてしまったマサキ。
巨人本来の意識が存在せず、あくまで力でしかない今作のウルトラマンの明暗を分けたのは人の心であった。

ちなみに、ガーディーは死亡したが一体化していた子犬は生還しており、EDで走り回っている姿が確認できる。


「本来は光の戦士」「分類はにせウルトラマンだけど偽者じゃない」などの要素からショーなどでも出番は多め。
例えば2010年の円谷ジャングル主催のウルトラヒーローショーでは力の使い方を誤り力に溺れ闇に落ちた戦士として登場。
偶然ウルトラマンに憧れているチャリジャを助けてしまい、いろいろあって最終的には彼に応援されながらティガと共闘するというストーリーで、
同時にベリアルとウルトラの父の因縁も掘り下げられている。


PS2『ウルトラマンFighting Evolution3』では、対戦で操作可能なキャラとして登場。
ウルトラモードに『影を継ぐもの』のミッションが収録されており、光線の撃ち合いや最後の一騎打ちなど、原作が再現されている。



余談だが、一部のカラオケでウルトラマンティガのOP曲「TAKE ME HIGHER」を流すと、ティガ対イーヴィルティガの映像が流れる。
……が、この映像自体は一分程度しかなく、最後まで歌うと 5〜6回ループする
曲を歌う間に撃墜されまくるガッツウィング、殺されまくるガーディー、拮抗しまくる光線、やられても即座に復活するイーヴィルティガは中々シュールである。
ガッツウイングがやられるシーンはウルトラマンがとびながら 無理しやがって… と言ってるように見える。
ちなみに、ループする機種はジョイサウンド。

しかしある機種のカラオケではこれに加え、ガタノゾーアとの最終決戦も流れる為、とても熱い。





追記・修正お願いします。


この項目が面白かったなら……\ポチッと/