グラブロ(MA)

登録日:2012/02/26(日) 08:20:03
更新日:2023/12/26 Tue 14:03:37
所要時間:約 3 分で読めます





「仇討ちとは言いたくありませんが……やらしてください!」


●MAM-07 グラブロ

全長:40.2m
本体重量:324:1t
出力:11000kw
武装
アイアン・ネイル×2
7連装魚雷発射管×2
ブーメラン・ミサイル発射口×2

グラブロとは機動戦士ガンダムに登場する水中用MA(モビルアーマー)である。
開発はMIP社が担当、同社製のビグロをベースに開発が行われ約一ヶ月半で機体の完成に至っている(そのためビグロとグラブロは似通った点が多い)。
甲殻類を思わせるそのフォルムは後の作品シリーズに登場してくるMAたちに受け継がれており、本編に初登場したMAはアッザム(正確にはMAという概念が生まれる前に開発された機体)だがMAのデザインの基礎はこのグラブロで確立されたとも言える。


熱核水流ジェットにより地球を軽く一周できる推進力を持ち、アイアン・ネイルは水の抵抗を減らすため航行時は後部に向けられている。

水中用MAであるため装備ゴッグ等の水陸両用MSとほぼ共通している。
対空ミサイルであるブーメランミサイルはホワイトベースのデッキに損傷を与え、アイアン・ネイルはガンダムの脚部をたやすく引きちぎるなど非常に強力である。
しかし明らかに開きそうなクチバシがあるのにメガ粒子砲は搭載されていない。
量産化の際に搭載する計画があったものの、ズゴックという万能機が登場したため量産化は見送られる(水中での戦闘に特化した本機に水中では威力が低下するメガ粒子砲は不要と判断された説も)。



【劇中の活躍】

開発された3機の試作機のうち1機がマッドアングラー隊に配備されフラナガン・ブーンが搭乗しホワイトベース隊と交戦した。
圧倒的な力でホワイトベース隊に大きなダメージを与え水中戦を挑んできたガンダムに対してもアイアン・ネイルで捕らえるなど優位に戦闘を進めていたが、掴んでいた脚部を破壊したがためガンダムに自由と反撃のチャンスを与えてしまいその力が仇となって撃破された。
劇場版哀・戦士ではガンペリーのミサイルにより破壊されている。
ORIGINではマッドアングラー隊の一員という設定になったトクワンが搭乗。撃破のされ方はTV版と同じ。

なお残りの試作機2機は一年戦争終盤まで活動を続けていたが終戦時に2機とも連邦軍に拿捕された。



【バリエーション】

  • グラブロ試作水中ビット搭載型
型式番号:MAM-07-X3

『MSV-R』で設定された水中用ビットの試験機。
アイアンネイルを撤去したスペースに有線式水中用ビットのパイロンとソナードームを設けている。

しかし結果は思うように出せなかったらしく、試験終了後に元のグラブロに戻されたという。

『機動戦士ガンダム バトルオペレーション Code Fairy』の主人公アルマ・シュティルナーはノイジー・フェアリー隊に加入する前はキャリフォルニア・ベースで本機のテストパイロットをやっていた。


  • グラブロ(サンダーボルト版)
TV版とは違う世界線の宇宙世紀を描いた『機動戦士ガンダム サンダーボルト』に登場したグラブロ。
全体的にシャープだがアイアンネイルがゴツくなり、内部と機首にメガ粒子砲を内蔵している。後者はビームが減衰しやすい水中にあっても高出力で、アトラスガンダムレールガンを掠めて地上に貫通しながらも威力を保っていた。
イオからは「ロブスター野郎」と揶揄されている。

作中では水中潜行してきたアトラスガンダムを迎え撃ち、レールガンを大破。続いて魚雷で弾幕を張り、接近戦による奇襲を仕掛けてメガ粒子砲でトドメを刺そうとした。
しかし咄嗟のタイミングで避けられ、逆にビームサーベルを突き刺され大破。海底に沈んでいき、最終的には水圧によって残骸も圧縮されていった。


ガンプラ

1/550で商品化。
劇中ではガンダムの足を引きちぎっていたが、
キットには付属しないため他キットから流用する必要がある。
腕部が可動するので巡航形態が再現出来るが、爪は開閉選択式。




追記・修正は水中戦によほどの自信がついた人だけお願いします。

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最終更新:2023年12月26日 14:03