エヌオー(FF5)

登録日:2012/02/19(日) 23:39:47
更新日:2024/03/03 Sun 21:57:15
所要時間:約 3 分で読めます





FF5の登場人物。

※FF5終盤のネタバレ含みます



1000年前、強大な力と多数の魔物を率いて世界を恐怖のどん底に陥れた暗黒魔導師。
元々は不死身であったが、「無」の力を手に入れて強大な力を得た代償に不死身を失い、伝説の12の武器によって倒されたとされる。
その後人々は残された「無」の力を消そうとしたがどうやっても消せず、世界の力そのものとも言えるクリスタルを二つに割り、次元を二つに分割し、その狭間に「無」の力やエヌオー配下の魔物、エヌオーの邪悪な力が宿る地域を封印した。
エクスデスが求める「無」の力は上記のもの。

名前の由来は「無」を意味するNoから。
ちなみに英語版の表記はEnuo。

シナリオ的にはなかなか重要な役回りなのだが、本編の1000年前に倒された関係上、その存在は蜃気楼の町で言及されるのみでグラフィックも登場しない。
設定上ではエクスデスをも上回る力を持ち、本編の諸悪の根源とも言える存在。
ゲーム内では最後に「無」に吸い込まれたと言われ、明確に死んだとも消滅したとも言及されず、真のラスボスor裏ボスとなってもおかしくないのだが、残念ながら登場することはなかった。
これは容量の関係か、それとも当時「裏ボス」という概念が薄かったせいか。

しかしリメイクされたGBA版では満を持して裏ボスとして登場。
隠しダンジョン「封印の神殿」の最深部、「光と闇の果て」にて「かつて世界を絶望に追いやった悪しき者」との触れ込みで登場。



何者だ…。
人間か…。
この『光と闇の果て』までやってくるとは…。
一体何を求めている。
力か?それとも栄光か?
残念ながら、ここには何もない。
過去も未来も、そして現在も。
美しき闇に閉ざされ、永遠のせいじゃくに身をゆだねるのみ。
うすうす感づいているようだな、我が存在を。
見るがよい。
かつて世界が恐怖した我が力…。
真の『無』の力を!!

見た目は、エオエクスデスの右上部の悪魔を大部分のベースとして、人型にまとまり、長い二股ののような杖を持った暗黒魔導士然とした容姿をしている。
腰巻の骸骨やカラーリング、頭部の角等はネオエクスデスにもみられる造形で、(後付けになるが)エクスデスが無の力に取り込まれる際にエヌオーをベースにネオエクスデスが形成されたと見解することもできる。
ボスの造形や、背景描写等もオリジナルのSFC版の設定によくマッチしており、他のナンバリングで度々ある「親和性の薄い裏ボスを(無理やり)追加した」感が文字通り無に等しいのも素晴らしい。

裏ボスだけあってその強さはネオエクスデスの比ではなく、準備が不足してると(不足してなくても)勝利するのは難しい。
まともに正面からぶつかるとあっさり返り討ちに遭う可能性が高い。
でもオメガ・改神竜・改の方が強いのも本家と同じ。
倒すと隠しジョブ「ネクロマンサー」が習得可能。

「『無』の力が増幅してゆく!」というメッセージを境に前半・後半に分かれ、HPはどちらも60000。
前半戦はダミーターゲットを2体搭載、後半戦は常時マイティガード状態と、防御に隙は無い。

前半戦はファイガ、サンダガ、ブリザガといったガ系魔法、フレア、ホーリー、メテオといった上級魔法、
ドレインタッチ、メルトダウン、ディープフレーズといった暗黒魔法など、魔法攻撃が中心。
後半戦に比べると楽なのでこのうちにドーピングしておくと楽。

後半戦は単体超大ダメージのディメンションゼロ、全員のHPを1桁にするミールストーム、
高威力全体攻撃でスリップ状態追加効果もある上に対策が難しい聖属性攻撃アルマゲスト、Lv技など凶悪な攻撃が増える。
グランドクロス、死者の踊り、ホワイトホールといった搦め手も増え、Lvが高くないうちは前半戦でドーピングしていないと勝つのは難しい。
しかも上述通り常時マイティガード状態なので、高火力の短期決戦も難しい。


……が、FF5の例に漏れず穴はちゃんと用意されており、魔法剣フレア乱れ打ち、ドラゴンブレス調合などで楽勝という声も。
ちなみに再戦は不可能。戦闘前と戦闘後でセーブデータを別に作っておくといいかも。

【余談】
実はFF6でも登場。
と言っても名前だけで、見た目はドゥドゥフェドゥ(本作の正体不明っぽい敵)の色違い。


見るがよい。
かつてアニヲタが恐怖した我が力…。
真の『追記・修正』の力を!!

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最終更新:2024年03月03日 21:57