レザーフェイス

登録日:2011/07/15(金) 21:31:10
更新日:2023/11/06 Mon 10:37:48
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ホラー映画「悪魔のいけにえ」及びそのリメイクである「テキサス・チェーンソー」に登場する殺人鬼
本名は前者がババ・ソーヤー。後者がトーマス・ブラウン・ヒューイット。
名前からわかるように両者は完全なる別人である。


ババ・ソーヤー


◆外見

人の皮で作ったマスクで顔を隠す大柄な男性。素顔は先天性の皮膚病により歪んでいる。
基本的にネクタイにエプロン姿だが、女装趣味がありドレスを着たり(マスクの上から)化粧をしたりもする。

◆経歴

不明。なぜソーヤー一家が人肉を売りさばく殺人一家と化したのかは語られていない。

◆身体能力

動いているチェーンソーを持ちながら全力疾走する女性のすぐ背後に迫るなどかなり足が早い。当然腕力も強く、人一人持ち上げるくらいのことはできる。
しかし完全に生身の人間であり、ずっこけて自分のチェーンソーで足に切り傷を負った時は思いっきり悲鳴を上げていた。
凶器としてチェーンソーの他にハンマーを使う。

◆性格

梅毒を患っているため言葉は一切話せないが、家族には従順で殺人に熱中して家の一部を破壊してしまった時は素直にお叱りを受けた。また、恋した女性を殺さず隠しておくなど意外と人間臭い。
前述の女装の他にも動物の骨をコレクションする趣味があり、自分の部屋や台所にかざっている。そして家族に内緒で夜道で殺人にふけるのもおそらく趣味。

◆客演

殺人鬼1人VS生存者4人の非対称サバイバルホラーゲーム「Dead by Daylight」にゲスト出演。DbDには初期キャラとしてレザーフェイスをモデルとした殺人鬼「THE HILLBILLY」がおり、ゲーム自体にも悪魔のいけにえをオマージュした演出がたくさんある。DbDの世界でつけられたあだ名は「THE CANNIBAL」。
特殊攻撃のチェーンソーは振り回しの連続攻撃で、ヒットストップが無いため複数のサバイバーをまとめて叩き斬る事ができる。大きな体でちょこまかした歩き方の割には変に俊敏、うーうーわめきながらチェーンソーを振り回し、失敗するとカンシャクを起こして制御不能になるその姿はまさに原作そのもの。はっきり言って怖い。
板程度であればそのまま破壊できる勢いの良さと一撃ダウンという強力な攻撃ではあるが、破壊できない窓枠には弱く障害物にぶつかって癇癪を起こすとサバイバーを追いかけるのに大きな時間ロスを食らうデメリットを併せ持つ。
単純性能故のチェイス能力の高さから評価は一定しているが、熟達するにはチェーンソーの制御技術が物を言うなど一筋縄ではいかないキラーであろう。

さらに、海外の超グロ格ゲー「モータルコンバット」シリーズのナンバリング作品、「モータルコンバットX」にもDLCキャラでゲスト参戦。チェーンソーを活かした豪快かつ残虐な攻撃の数々は勿論、例のチェーンソーダンスまで勝利演出の一つとして再現されている。
同作品では同じくホラー映画の金字塔、ジェイソン・ボーヒーズもDLC参戦*1しており、後述のアメコミのようなドリームマッチも再現できる。あちらと違って互角に渡り合える上勝つこともできる

◆その他、余談

  • 実は四人兄弟(内二人双子)の末っ子。
  • 家族の設定がややあやふやで、実家の二階にいた祖父母が両親扱いされることがある。ちなみに祖父もしくは父は137歳で屠殺の名人らしい。
  • アメコミでジェイソンと戦ったのはこっち。

アメコミがどのような内容か解説すると
ジェイソンとレザーフェイスは最初の不幸な出会いとささいな誤解のせいである町で戦いになってしまう。
最終的に町の酒場での戦いになった。
結果はジェイソンの圧勝。2人はある種のシンパシーを感じたらしく、
戦闘中の会話でレザーフェイスにも愛する家族がいる事、決して幸せな人生を歩んで来た訳ではない事、顔の事などを知ってしまう。
重傷のレザーフェイスとジェイソンは互いに向き合う中、酒場の客達の野次を聞いてしまう。

「バケモノ同士もっと殺し合え」「お前らバケモノはそうして殺し合っているのがお似合いだ」

ピタリと戦闘を止め酒場の客達の方に向かって行くジェイソン。
この野次を飛ばした酒場の連中がどうなったかというと、ご想像通り1人残らず皆殺しにされた。
ジェイソンはレザーフェイスにそれ以上、攻撃を加える事はなかった。
最後にジェイソンはレザーフェイスに向かって
背中越しにただ一言掛けて去って行く。「俺達が戦っても他の連中を喜ばせるだけ、家族を大切にしろ」

トーマス・ブラウン・ヒューイット


◆外見

ババと同じく人の皮で作ったマスクで顔を隠す大柄な男性であるが、その下に口元を覆う別のマスクをつけている。また、こちらも先天性の奇形であるものの、何故か目元だけイケメン
二次創作では何故かババより長身で細身にされることが多い。

◆経歴

1939年8月生まれ。テキサスの精肉工場にて生まれたが、先天性の奇形から不気味がられ、母親が出産直後に息を引き取ったこともあってか包装紙に包まれゴミ箱に捨てられる。その後ヒューイット家に拾われ一家の長男となった。
6歳の時点でいじめが原因でその反動から動物を切り刻む異常性とヒューイット家特有の「異常なまでの縄張り意識」を持つようになっていた。そして9歳で不登校となり自分が生まれた精肉工場で働くようになる。
しかし1969年、主任が工場を閉鎖すると言い出したので彼をハンマーで殴り殺してしまう(おそらく精肉工場で働くことが唯一の生き甲斐だったのだろう)。その後工場内にあったチェーンソーを持ち出して道路上をふらふらしていたが、トーマスの捜索に来たホイト保安官をトーマスの叔父であるハートマン……じゃなくてチャーリーが殺害。以後、チャーリーはホイト保安官になりすまし、理不尽な理由で人々を拘束しては主にトーマスに殺害させ、それを一家の糧とするようになった。

◆身体能力

人一人を肩に抱えるぐらいの腕力はある。
チェーンソーごと車の中に身を隠していたり警官二人に不意打ちをかまして殺害するなど隠れるのは得意。
そしてこちらも生身の人間である。

◆性格

やはり言葉は話せず家族には従順。
顔に対するコンプレックスはそれほどでもないのか、あっさり人皮マスクをはずしたりする。

◆その他、余談

  • 家族からの愛称はトミー。

◆単独ゲーム化

2023年8月にThe Texas Chain Saw Massacreという名前でオンラインゲーム化が決定。
PC・PS4/5・XBOXとマルチで展開するが、現状日本語対応しているのはPCとXBOXのみでPSは北米版のみ販売中。
ヒューイット家の殺人鬼3名vs被害者4名の非対称型鬼ごっこゲームで、当然レザーフェイスも登場し使用可能……というより殺人鬼側はレザーフェイスを絶対に選ぶ必要がある。
マッチ開始時にレザーフェイスはステージ地下から開始する。被害者も全員地下から始まるので必然的に会敵する機会に最も恵まれ、最もポイントを稼ぎやすい。
殺人鬼の特徴として『チェーンソーによる攻撃力が高い』『被害者のみが通れる障害物や通気口を破壊できる』『初動が地下で始まるため被害者と会敵しやすい』という長所があるが、『チェーンソーはエンジンをかける必要があるが、時間がかかり足を止めるので不意の遭遇では何もできない』『チェーンソーを始動すると音を立てるので被害者側から位置を特定されやすい』『被害者が通れる障害物・通気口・細道・梯子が通れない』という短所もある。
マッチが終了すると、被害者を全滅させようが全滅させまいがチェーンソーを振り回すレザーフェイスの映像が映って終了する。チェーンソーダンス
この時、チェーンソーを振り回すレザーフェイスへ徐々にカメラが寄っていき、背中でカメラが覆われるかのように暗転した直後リザルト画面に入るのだが、これは原作のラストも同じような流れで唐突に終わるというシーンの再現なので仕様である。お使いの端末とゲームは正常です。


追記・修正は変なヒッチハイカーと保安官に関わらずにお願いします。

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最終更新:2023年11月06日 10:37

*1 レザーフェイスのDLCとは別枠