青いブリンク

登録日:2012/04/24(火) 18:40:54
更新日:2023/07/28 Fri 01:52:07
所要時間:約 2 分で読めます





1989年に放映したアニメ。手塚治虫の遺作だが本人は制作の途中で死去している。
元はロシア民話「せむしの子馬」をアレンジしたものである。
あまりにもやるせないラストから今も賛否両論である。

【ストーリー】
主人公の四季カケルはまだ幼い少年。ある日宇宙から来た青い馬のブリンクと出会う。
謎のバイク集団に拉致された父親を助けるため仲間たちと共に絵本のような世界を巡り冒険をする。

【人物】
四季カケル
声-野沢雅子
ふだんは臆病かつ気弱な性格だが、ブリンクに勇気をもらうことで勇気のある行動をとる*1
あくまでも普段は見せていないだけで、一人でも「やるときはやる」タイプの性格であり、仲間が全員行動不能になった際やブリンクに頼らないと決した際は命がけで行動する。
意外とモテモテ。

四季春彦
声-納谷悟朗
カケルの父親。基本は働き者でいいお父さん。
ファンタジ―小説の作家。
第一話で謎のバイク集団に連れて行かれ消息を絶ってしまうが…

ブリンク
声-土家里織
人語を喋る青い雷獣。見た目はウサギのような耳を持つ青い仔馬。電気がエネルギーであり、移動中は丸まって電気を溜めている。エネルギー切れもよくある。
欲望を持たず、仲間たちが幻覚を見ていた際も一人だけ騙されていなかった。
生贄にされかけたり操られたりなど、ニッチサッチほどではないがひどい目にあうことも多い。
ピンチの時に「カケルくん、勇気をあげる!」といって勇気を飛ばすと必ず逆転に繋がる。
翼もないのに空が飛べるほか、透明化能力や放電能力もあって普通に戦っても結構強い。

キララ姫
声-伊藤美紀
一応ヒロイン。世間知らずで金にがめつく、なんでもお金で決めるがため電卓を持ち歩いている。
優勝者にはなんでも願いをかなえるモスグリーン・カーレースの開催者に(そこで出会った漁師の願いもかなえるためとはいえ)『願いことを二つにしてほしい』という禁じ手を使っていたりする*2
実はグロス皇帝の姪だが、「いくら叔父様でも、悪い奴は悪い奴」といいカケル達に協力するなど、根は善人。

丹波
声-小林克也
ボンネットバスの運転手で、力持ち。
下の名前は不明。
女性には弱く、キララ姫のおだてにも乗りやすい。
口癖は「やってくれるぜ!」
ネモ船長と立ち位置が似た人。

ニッチとサッチ
声-緒方賢一、吉村よう
二人組の泥棒。
細いほうがニッチ、丸っこいのがサッチ。仲が良くよく二人で漫才をやっている。
元々はブリンクを奪うために旅についてきていたが、だんだんカケルの父親探しに協力していくようになった。
悪行を行うこともあるが大体失敗する。しかし二人とも根は優しく、子どもを諭すなどの面も見られる。。
ポジション的にもキャラ的にもグランディス一味と被る。

グロス皇帝
声-加賀谷純一
今作のラスボス。顔がカリオストロ伯爵と激似だがキャラは完全にダース・ヴェイダー。いかにも悪役的な風貌。最終回で意外な事実が…

ホロ王子
声-速水奨
ライバルキャラ。初めてカケルが戦ったグロス皇帝の部下であり、終盤にも再登場。
キララ姫を操るなどの行動でカケルたちを追い詰め続けた。
機械の製作が得意。

○余談
制作途中で手塚治虫が亡くなったため残りはスタッフが仕上げ最終回も手塚の遺稿を元にスタッフが考えた。


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最終更新:2023年07月28日 01:52

*1 なお厳密にはブリンクの与える光の玉は電気信号であり、自己暗示によって自信を奮い立たせている。

*2 当然開催者のモスグリーン男爵は戸惑ったが、「いろんな町の人たちに、モスグリーン男爵はほら吹きだって言いふらしてもらおうかしら」と脅しつつ認めさせている。ただしかなえさせた二つ目の願いはさほど無茶なものではなかった。