ジタン・トライバル

登録日:2011/02/10(木) 17:20:09
更新日:2024/04/21 Sun 23:26:46
所要時間:約 7 分で読めます






「誰かを助けるのに理由がいるかい?」




  • ジタン・トライバル(Zidane Tridal)


種族:人間(シッポがある)
性別:男
年齢:16歳
利き腕:右利き

「ジタン・トライバル」は『FINAL FANTASY Ⅸ』の主要登場人物で、同作の主人公。

「リンドブルム」に本拠地を置く劇団盗賊団「タンタラス」の若き一員で、年齢に見合わぬ行動力と優れた判断力を持つ。
金髪碧眼とサルの様なシッポが特徴。
可愛い女の子を見れば取りあえず口説くのを礼儀にしている為か軽薄な印象を与えるが、その実は観察力に優れ、周囲の状況や他者の心の機微を読むのに長ける。

その一方で自身の素性が不明な事もあってか、本当の意味で他者に自分の心の内側に踏み込まれるのを畏れており、前述の特徴は自分を守るべく身に付けた術なのだとも言える(事実、他者を励ます言葉をかけながらも内心では悩みを吐露する場面がある)。
しかし、戦いを通じて得た仲間達の助けもあって真に自らを確立。
最後まで「命」を守るべく戦い抜いた。

戦闘時の武器は短剣と盗賊刀。
非力と言われがちだが盗賊刀装備時の攻撃力は高い。
固有アビリティは「ぬすむ」と「秘技」(「トランス」時は「裏技」に変化)。
トランス時には外見が変化し、野人化する。
超サイヤ人でもT.M.R.でも無い。


【出自】
生まれや素性は一切不明。
4歳の時に「タンタラス」の頭領バクーに拾われ、以降はその一員として過ごして来た。
前述の性格や行動は、この「タンタラス」での活動の中で形成され身に付けたものであると思われる。
また「タンタラス」が芝居一座としての顔を持ち、自身も役者として舞台に上がっている為か、見かけによらず高い教養も身に付けており、口が悪い反面紳士としての礼節も弁えているのが窺える。

「家族」同然の「タンタラス」での生活はジタンにとってマイナスとなる部分は無かったのだが、13歳の頃より2年間、自分のルーツを探す為に「失踪」していた。

尚、ブルメシア出身の女竜騎士フライヤとはこの時に出会い行動を共にしている他、サラマンダーとの出会い(※ジタンは覚えていない)もやはりこの頃である。
……自らの記憶に残る「青い光」(唯一の故郷の記憶?)を探す為の行動であり、自分の故郷、同じ種族の人間を探したのだが結局は見つけられずにジタンは「タンタラス」に戻る事にした。

失踪から戻ったジタンをバクーは無言の鉄拳制裁で迎え、ジタンは“ここ”が自分の「いつか帰る」場所なのだと気付いたのだった。

そして、それから約一年後……。
「FF9」の物語が始まるのである。


【関連人物】
アレクサンドリアの王女で、物語の冒頭ジタンは彼女をさらうべく城内に潜入。
結果、あべこべに誘拐を依頼される事になる。
彼女との出会いはジタンにとって正に「運命」であり、彼女を守る為の行動がやがては自らと仲間……更には世界を救う事に繋がった。

●その他の仲間達。






※ジタンとの関係は当該項目を参照。
「絆」により救い、救われた関係にある。

ジタンの「家族」達。
詳細は項目で。

「霧の大陸」に混乱を引き起こす謎の男。
ジタンは単に彼を敵として追っていたが、実はクジャはジタンにある種の怨念を抱いていた。

  • ミコト
ジタンが「赤の星」で出会う少女で、彼にとって妹とも呼ぶべき存在。



【DISSIDIA FINAL FANTASY】

「Ⅸ」を代表し、ライバル・クジャと共に出演。
CVは朴ロ美さん。

コンセプトはエアマスター。出が速く、空中戦に長けた技で相手を翻弄する。
EXバーストは徐々に速くなるトランザ……もといリバースガイア。ゲージはクジャとは対の演出となっている。
新たに続編で近接中攻撃が追加。直撃したところから追加攻撃が加えられる。

D.O.ではスコール・バッツとの絡みで589の二次設定がつく。
バッツと張り合ってたらバッツが罠にかかるわ、バッツが罠を持ってきたわでドタバタだが何やかんやでキメるとこはキメる。

スコールを助ける際にはガーランドと闘うことになるが、これは同名の管理者とは関係は無い……ハズ。
ちなみにここでまさかの往年の名言。
S.I.でも言う。
※「FF9」本編では「サル」呼ばわりされていたが、本シリーズでのイメージは「猫」らしい。けどケフカに「サル」「軽すぎ」とか言われたり…。

すごい余談だがクリスタルを抱えるムービーのサムネでたまにモーグリにチューすることがある。

※以下FFⅨのネタバレ





























物語が進むにつれて明らかになる全ての戦いの原因……。
青き星「ガイア」を侵蝕しようとする赤き星「テラ」の管理者ガーランドの生み出した「ジェノム」の一体。
……それも特別な存在。
それがジタンの正体であった。

以下に、その設定を踏まえた人物関係を記す。



【ジェノム】
今は永い眠りについている真の「テラ」の民の器となるべく用意された「魂」の無い存在。
記憶はあるが、自我や感情は存在しないのが「普通」であり、この点において強い自我と意志が芽生え、トランス能力を持つに至ったジタンは極めて異質な存在である。

  • クジャ
イレギュラーにより「魂」を持ち生まれて来た最初のジェノム。
その飽く無き欲望に目を付けたガーランドから「テラ」による「ガイア」の侵蝕、「魂の循環」を早める死神として送り込まれる事になる。
しかしクジャの野望はガーランドの持つ権力を握る事であり、密かに策を巡らすもガーランドはそれに気付いており……。
これが「FF9」の物語の根底にあった戦いである。

  • ジタン
クジャに続いて生まれた「魂」を持ったジェノムで、ガーランドによりクジャの後釜とするべく育てられていた。
しかし、それを察したクジャは幼いジタンを戦乱の「ガイア」に捨て……。
そして、ジタンはバクーに拾われる事になるのである。
ジタンの記憶に残る「青い光」。
その色から海を想像していたジタンだが、それは「テラ」の都市「ブラン・バル」の暗く青い人工の光であった……。

  • ミコト
イレギュラーの存在であるクジャ。
そして失われたジタンの替わりとするべくガーランドが生み出した、「魂」を持つジェノム。
かつての失敗を踏まえてか、「兄」達に比べると感情が抑制されている。

※上記3名の名前は「命」に由来する。

  • ガーランド
「FF1」の仇敵の名称を引き継いだ、本作の最重要キャラクターの一人。
少なくとも数千年の刻を生きている「テラ」の管理者で、クジャやジタンらを始めとするジェノムの創造者でもある(自身も太古に創られたジェノムである)。
「テラ」の持つ超技術を使う事が出来るが、個人の欲望には捉われず、ただ「テラ」の為にのみ行動する。
だが、ジタンに対しては父親の情にも似た何かしらの特別な感情を抱いていたらしく、後に「記憶の場所」にて「魂」となりながらもジタンと再会。
「クリスタルワールド」へと導いた。




【主な名言】
非常に名言が多く、シリーズ中でも特に熱い主人公である。


「よし、わかった! その隙にブラネ女王を誘拐すればいいんだな?」

「今から、わたくしめがあなた様を誘拐させていただきます!」

「おっ! やわらかい……」

「このまま国境の南ゲートに進むかかじを戻して城に帰るか、ここはダガーが、自分で決めるんだ!」

「そうだよ!…みんな国のためダガーのため、何より自分のために戦ってるんだ!!」

「…生きよう!!」

「千差万別の悩みに対してオレ達ができる事といったら“する”“しない”を決める事だけなんだぜ?」

「ミコトか……いい名前だな、これから多くの人がお前をそう呼ぶよ、だがそのミコトが何者かを決めるのはお前自身なんだ!」

「あせらなくてもいいさ!大切なのは輝きたいと願うことなんだよ!」

「みんなそろいもそろっておせっかいなバカ野郎ばっかりだ……」
「けど……わかってるんだ……オレが一番、大バカ野郎だってことくらい……」

「オレたちは知っている……完全じゃないオレを助けてくれる仲間がいる……それだけで十分生きてる意味があるってこと!!」

「もし、オレたちが力つきたとしても終わってしまうわけじゃない……オレたちのことを記憶している誰かがいる限り、その記憶と生命は永遠につながっていく……それが生きるってことだ!」

「……あなた様を誘拐するお約束は残念ながらここまでです」

「誰かを助けるのに理由がいるかい?」

「会わせてくれ!愛しのダガーに!!」

「助かったんじゃない…生きようとしたんだ……いつか帰る場所に帰るために……だからうたったんだ、あのうたを」





オレにとっては…今が追記、修正の時なんだ!!

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最終更新:2024年04月21日 23:26