五百円硬貨

登録日:2011/06/15(水) 00:08:19
更新日:2023/02/10 Fri 22:27:14
所要時間:約 3 分で読めます




「う〜〜良項目良項目」

今 良項目を求めて全力疾走している僕は、予備校に通うごく一般的なWiki篭り。
強いて違うところを上げるとすれば、
アニヲタWikiに興味があるってとこかナ――

そんなわけで今日もまたアニヲタWikiにやって来たのだ。

ふと「硬貨」でタグ検索すると萌えに満ちた項目がたくさんあった。
でも、僕は萌えなかった……。
僕は、萌えを超越してしまっていたのだ。
普通の萌えじゃだめだ、もっと新しい刺激を!
そんな事を感じながらこの項目にやってきた。










ウホッ!
いい硬貨……。


そう思っていると、五百円硬貨が語りだしたのだ。


残念だったな。ここに萌えはないんだ。
それでもいいんだったら、このまま下にスクロールしろ。




















よかったのかホイホイスクロールして。

僕……萌えには飽きたんです……。

うれしいこと言ってくれるじゃないの。
それじゃ、俺について とことん説明してやるからな。


俺は、硬貨の中じゃ一番額がでかいんだ。
額だけじゃあない。サイズも桁違いさ。

そうなんですか?

ほんとさ、こいつを見てくれ。どう思う?



すごく……大きいです……。

でかいのはいいからさ。このまま説明するぞ。


俺は、銅72%、亜鉛20%、ニッケル8%でできてるニッケル黄銅製なんだ。
昔は銅75%、ニッケル25%の白濁製だったんだがな。まちがえた白銅製だ。

今の黄銅製になったついでに体重も減っちまったんだぜ。

資料はないんですか?

そうだな……。
これが白銅製。
  • 直径…26.5mm
  • 重さ…7.20g
  • 厚さ…1.85mm

今のニッケル黄銅製がこれさ。
  • 直径…26.5mm
  • 重さ…7.00g
  • 厚さ…1.81mm

このおかげで旧硬貨50枚用のコインホルダーに新硬貨が51枚収納できちまうのさ。

す、すごいですね。

男は度胸、なんでもやってみるもんさ。


他にも新旧でデザインも違うんだ。

画像はないんですか?

なにイ? 今度は画像ォ?
お前俺を画像庫とまちがえてんじゃねえのか!?

しーましェーン!!

しゃうがねぇなあ。ほら。





新になってから表じゃあ、「日本国」「五百円」の背景部分が凸になってんだ。
裏の方、500の「0」の内側に穴が描かれてないんだ。残念だ。
それと、「0」の部分には角度によって「500円」の文字や「縦線」が浮かび上がる「潜像」が施されてる。
それだけじゃあない。表面には桐の中、裏面は数字の中に、
「N」「I」「P」「P」「O」「N」と180μmサイズのマイクロ文字が刻まれてる。
自分のを見てみるんだな。



ま、俺の説明はもういいんだよな。

あっ……。

こんどはお前の追記・修正の番だろ?

ああっ!!







――と
こんなわけで僕の初めての追記・修正はWikiミソな結果に終わったのでした……。























   *   *
 *   + うそではないです
  n ∧_∧ n
+ (ヨ(*´∀`)E)
  Y   Y  *


どう?アニヲタ君が公園から全然出てこないから本屋で見つけてきちゃった。
「ノンケでも分かるいい男の嗜みシリーズ:五百円硬貨編」(税込495円)

うん、この人の著書っていつもわかりやすいんだ。
(この人の本職本当に自動車工なのかな)
でもこのネタ百円硬貨ちゃんには

あっ!わ、私だって大人なんだから、ノンケとかいい男の意味位は知ってるんだから!私はノンケだけど…(ぼそぼそ)///

えっ?最後なんて

な、何でもない!アニヲタ君がノンケでもいい男が好きでも私は応援するから!
ほらほら、ここはあくまでお金の項目だから続き読もうよ!


えーと、サイズや素材などに関してはこの人の本がすごく分かりやすいけど…

なぜデザインが一新されてしまったのか?
1990年代末あたりから、ほぼ同サイズの外国製硬貨を変造し自販機から釣銭またはお釣り用としてプールされている真正の500円玉を騙し取る事件が急増したことが最も大きな要因とされる。
その中でももっとも多く使われたのが韓国の500ウォン硬貨を重量を合わせるために肉抜きしたものであった。
ウォン自体が日本円の約10分の1の価値しかない上に、変造されてしまっては額面通りのウォンとしてすら使えないという酷い有様であった。
また、投入された硬貨を釣銭として使う設定になっている自販機では、500円玉のおつりとして変造500ウォンが出てきたという被害も出た。
この事件を受けて日本中の自販機では500円玉を使えない状態にされ、500円玉を取り巻く環境は悪化一途をたどった。
こういった経緯があり、2000年から新500円硬貨に改められることとなった。
そのため現在、旧札(夏目漱石1000円札、新渡戸稲造5000円札)を使える自販機というものはわずかだが存在しているが、旧500円玉を使用可能な自販機は皆無といってよい。

自動販売機での悪用はほぼ壊滅できたものの、直接硬貨をやり取りする場合に紛れ込ませるという手法は未だに横行している。
デザイン面でも、500ウォン硬貨と500円玉、100ウォン硬貨と100円玉はよく似ており、チラッと見ただけでは気が付かない。
特に狙われやすいのが、支払いが現金のみで、忙しく、かつ、受け渡しを素人が行う場…すなわちコミケである。
コミケが近づくと、Twitter等で注意喚起が行われ、それに対して「差別的だ」と批判の声が上がるのが、近年イヤな風物詩と化しつつある。

追記・修正は岩倉具視の500円札を銀行窓口で硬貨に両替したことがある人がお願いね!

勿論、硬貨項目や俺の著書を毎日読んでくれている人も歓迎するぜ。


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 500円玉
  • お金
  • 硬貨
  • 期待を裏切る項目 ←いい意味で
  • 立て主は病気
  • ここに病院を建てよう
  • 末期
  • 手遅れ
  • 出落ち
  • どうしてこうなった
  • まさかのいい男
  • 絶望感溢れるBBS
  • ウホッ、いい硬貨
  • 病気とかそんな生易しいものじゃない
  • ドリルで穴を開けた500ウォン
  • 歪みない項目
  • マジキチ項目
  • 病院逃げて
  • 擬人化項目

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年02月10日 22:27
添付ファイル