ヴラド三世(Fate)

登録日:2013/05/01(水) 18:05:31
更新日:2023/07/18 Tue 01:28:25
所要時間:約 16 分で読めます




―――ああ、口惜しいな。彼らがいれば、あの城に幽閉されることもなかったろうに



Fate/Apocryphaに登場する黒の陣営のランサーのクラスのサーヴァント
漆黒の貴族服を着た男。




真名:ヴラド三世
マスター:ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア
身長:191cm
体重:86kg
属性:秩序・中庸
性別:男
血液型:不明
誕生日:11月10日
特技:串刺し
好きなもの:有能な家臣
嫌いなもの:野望値が高い家臣
イメージカラー:真紅
天敵:世間の風評
CV:置鮎龍太郎


  • パラメーター
筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具
企画段階 C C B A D B
本編 B B A A D B


  • 保有スキル
『護国の鬼将:EX』
あらかじめ地脈を確保しておくことにより、特定の範囲を“自らの領土”とする。
この領土内の戦闘において、王であるヴラド三世はバーサーカーのAランク『狂化』に匹敵するほどの高い戦闘力ボーナスを獲得出来る。
最大限の知名度補正とスキルの恩恵に与った状態の能力を10とすれば、知名度補正皆無かつこのスキルの影響外という環境での能力は6といった程度。
『極刑王』はこのスキルで形成した領土内においてのみ、行使可能な宝具である。

  • クラススキル
『対魔力』:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
ランサークラスとしては標準的。


極刑王(カズィクル・ベイ)
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:666人


さあ、我が国土を踏み荒す蛮族たちよ! 懲罰の時だ!
慈悲と憤怒は灼熱の杭となって、貴様たちを刺し貫く!
そしてこの杭の群れに限度は無く、真実無限であると絶望し――己の血で喉を潤すが良い!


空間から大量の杭を出現させ、敵を串刺しにする。
攻撃範囲は半径1km、杭の数は最大2万本に及ぶ。
また、槍として手にして振るうことも出来、それで敵に一撃を与えるたびに"串刺しにした"概念が生まれ、心臓を起点として外側へ向けて杭が出現する。
加えて、無数の杭の数を目視した敵には精神的な圧迫感も与える呪術的な効果もある。


鮮血の伝承(レジェンド・オブ・ドラキュリア)
ランク:A+ 種別:対人(自身)宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人

後の口伝によるドラキュラ像を具現化させ、吸血鬼へ変貌する。
ドラキュラ伯となったヴラド三世は通常のスキル・宝具を封印される代わりに、
身体能力の大幅増幅、動物や霧への形態変化、治癒能力、魅了の魔眼といった特殊能力と、陽光や聖印に弱いという弱点を獲得する。
自身の不名誉な怪物としての逸話の具現の為、ヴラド三世はこの力を忌避しており通常であるならまず使用することはない。


キャラデザの原案は前田浩孝氏、設定は虚淵玄氏によるもの。
Fate/EXTRA』にて同じ真名の英霊が登場しているが、両者の関係性は発表当時発表されていなかった。
後に両者がサーヴァントとして実装された『Fate/Grand Order』によると、二人ともヴラド三世が英霊として召喚された姿だが、
こちらのヴラド三世は『王であり、君主としての国を守った側面』が面に出た姿、あちらは『武人として敵を殺戮した側面』が面に出ている姿だという。
元々サーヴァントは一人の英雄の側面を抽出して召喚するものであり、同じ真名の英霊が違うクラス・違う人物像で召喚されるのはままあることだが、
ヴラド三世については性格も気質も異なるので別の英霊でもあり、側面の抽出の違いによってこのような事が起きているらしい。
武人としてのヴラドによると、こちらの王としての側面こそが真実だという。

長らく公式発表がなかったため、ファンの間では『無辜の怪物』の効果によって歪む前のヴラドだと推測されていた。

ぶっちゃけ、「EXTRA」と「Apocrypha」の企画段階が同時期だった上に当初「Apocrypha」の企画自体が途中で没になったため、
「EXTRA」でまったく違う設定のヴラド三世が登場したが、その後「Apocrypha」の企画が再始動し、
そちらで「Apocrypha」での設定のヴラド三世を登場させてしまったことで、全く設定が異なる二人のヴラド三世が存在することになったと思われる。
いわば、奈須きのこが考えるヴラドが「EXTRA」、虚淵玄が考えるヴラドが「Apocrypha」といった所。


黒の陣営のランサーにして、陣営所属のサーヴァント達の指揮官。

吸血鬼関係の書物等を見かけた時は大人の態度でスルーするも、うっかり破壊しちゃうとか、お茶目なのかよく分からん初期設定が存在した。
今も存在するようで、「おっと、間違えた!」といって笑顔で本を破るイラストがある。

一神教の過激原理主義と言えるほど熱心な信徒故か、特に異教の神やその信徒には寛容さが一切存在しない。
特に半神の父であるスーリヤ等に対しては、「人とまぐわう化け物」と吐き捨てる始末。
お前それケイローンさんに面と向かって言えんの?
まあケイローン、及びその両親(クロノスとピュリラー)は人と交わったことなどないのでそこら辺の違いなのだろう。


ワラキア公国を守る上では決定的に人材不足で、愛国心と国を守る重圧から、国に仇なす者は身内にも容赦ない凄惨かつ過激な戦術を止むを得ず講じてきた。
そうして母国を守り抜いてきた英雄であるが、その結果、上記のような化け物として認識された。
これが、かの「吸血鬼ドラキュラ伝説」の大元としての現状であり、最善を尽くして処刑された末路や選択に悔いは無いと当人は語るが、
自身の全く与り知らぬところで自身の名や軍功が穢される現状はどうしても我慢がならない。

そうした考えから、聖杯によって「吸血鬼ドラキュラという名を世間から消し去る」ことを目的に参戦。
この願望の成就に対する執念に加えて、
生前のような人材不足の状況とは真逆の、名だたる強大な精鋭が結集した最高の精鋭部隊を指揮出来ることへの喜びから非常に強い意気込みを見せる。

その中でも、セイバーのジークフリートを「最も考えられる限り最高の勇者」と絶賛。
アーチャーのケイローンも「大賢者」と評し、この2人には特に信頼を寄せている。



が、ジークフリートは彼の知らないところで自主的に脱落。幸先から躓いた。

ジークフリートの脱落が彼に与えた衝撃は余りにも大きく、黒の陣営最強クラスの騎士をいきなり失った罰則として、
ジークフリートと共にいながら、彼の自主的な脱落を止めなかった可愛い男の娘に激昂しながら処罰を宣言したようで、
両手両足に杭を打ち込み、流体ゴーレムで身動きを封じるというなかなかに苛烈な罰則を科した。薄い本が厚く(ry
やはり、親類にすら厳罰を科したという串刺し公の名は伊達ではない。
とは言え、限られた貴重な戦力をみすみす失うようなことはせず、復帰可能な処罰にとどめて戦時にはきちんと復帰させている。

舞台が母国ルーマニアであるが故に最大の知名度補正に加えて、
ユグドミレニア一族の領土での戦いであることから、上記のスキル『護国の鬼将』を思う存分行使出来る。
こうして底上げされた基礎戦闘能力と地域制圧型の宝具も相俟って、彼の敵にとって今回の聖杯大戦は、彼という蜘蛛が張った巣の中で戦うに等しい。
現状でも、魔術協会が派遣した対ユグドミレニアの精鋭魔術師50人で構成された部隊をものの30秒で粉砕する戦闘力を見せつけた。

ちなみに、ルーマニア以外の場所では救国の英雄としての面よりも吸血鬼としての面が有名であるため、知名度補正によって英雄としては弱体化する。


実質赤の陣営を牛耳るシロウ・コトミネは、上記の事情から、
英雄王と同格とされるカルナと、そのカルナに匹敵するアキレウス、赤の陣営における最強の2体に並ぶ強敵と推測していた。

そして、後に赤の陣営が総攻撃を仕掛けた際には、カルナと交戦。

スキルと知名度補正で得た絶大な戦闘力は伊達でなく、無数の杭を操って神代の大英雄たるカルナを相手に一進一退の攻防を繰り広げた。
(カルナは莫大な魔力消費を抑えるために魔力放出と宝具の使用を、ヴラドは吸血鬼伝承への嫌悪感から「鮮血の伝承」の発動を、
 互いに手札を切るのを渋った状態だったが……)
そして、桁違いの防御力を誇る鎧を纏う彼に対して、鎧の内側から杭を出現させる事で、初めてダメージらしいダメージを負わす事に成功。
首を刈り取るべく追撃を仕掛けるも、自らの炎で体内の杭を焼き尽くすというカルナの驚愕の意志力と反撃により逆に手傷を負わされ、形勢は徐々に傾けられていった。
しかしその決着がつく前に、セミラミスの空中庭園の発動とスパルタクスの暴走により、戦いは中断。

その後、セミラミスの空中庭園にてカルナと再度交戦。
しかし、「空中庭園内は彼の領土(ルーマニア)ではない」ため、スキルと知名度補正による強化の恩恵を受けられなくなり、能力が大幅に低下。
力の差を埋めていた恩恵を失った結果、本来あったカルナとの実力差が露わになり圧倒され始める。
そして遂に自らの敗北を悟り、死力は尽くしたと自らを納得させ敗北を受け入れた。


……が、マスターのダーニックは当然のように彼の意向を無視して、『鮮血の伝承』を強制的に使用させられる。
しかも、令呪で一時的な使用を強要なんて生易しいものではなく、ダーニックと強制融合されるという悲惨な形で。

こうして彼は、カルナの槍で霊核である心臓をぶち抜かれようが止まらず、
赤と黒のサーヴァントが結束しないと食い止められない程の、正真正銘の「化物」と成り果ててしまった。合掌。
全世界規模の圧倒的知名度による「吸血鬼」と化した彼は、まさに伝承通りの吸血鬼の能力を発揮。
その能力は令呪によって能力を増幅された赤と黒の六騎のサーヴァントを相手に立ち回れる程の凄まじい力を誇る。
しかし、流石に数の前には徐々に追い詰められてゆく。

最終的には、変質したヴラド三世の「吸血衝動に駆られる本能」とダーニックの「一族の繁栄」という悲願が混ざり、
「眷属を増やして思うままに血を吸うことを聖杯に願おうとする」
という洒落にならない欲望に突き動かされて暴走。こいつが空中庭園の外に出たら世界中吸血鬼だらけになるという聖杯戦争どころではない大災厄と化した。
吸血鬼の存在を消すどころか、産まれながらの吸血鬼以上にそれらしい存在と化し、聖杯までに近付こうとするも、
吸血鬼化によって増えた弱点を突かれ、シロウの洗礼詠唱によって昇天した。


汚名を濯ぐどころか新たな吸血鬼伝説を刻まれかける辺り、「ランサーのクラスは不幸な結末を迎える」という俗説に彼も漏れなかった。

護国の英雄として顕現し、最高の地元補正がありながらマスターに裏切られ怪物と成り倒された彼と、
『無辜の怪物』により怪物として歪められた姿で召喚されつつも最後まで人として踏み止まった妻を得て誇りある死を遂げた
双方の対比は正しく皮肉めいたものを感じられずにはいられない。



Fate/GrandOrder


サーヴァント、ここに参った。余に血を捧げるマスターは貴様か
Fate/Grand Order』にもバーサーカーのサーヴァントとして登場。レアリティは恒常の☆5(SSR)。
“護国の英雄”ランサーとして呼ばれることを切望している彼だが、稀に“吸血鬼ドラキュラ”として召喚されることがあるらしく、
その影響でFGOではバーサーカークラスのサーヴァントとして召喚された(2015年9月時点)。

バーサーカーとして召喚されたヴラドは『鮮血の伝承』がデフォルトで発動している。
知名度はドラキュラに準拠し、躊躇うことなく吸血鬼の力を振るう災禍の化身と表現され、
高い狂化状態にありながらも理性的な会話が可能なのだが、一方で余程のマスターでない限りその血を啜るという。

吸血鬼でありながら吸血鬼を嫌悪し、聖杯にかける望みも変化していない。


◇ステータス
筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具
A A C B E A

この姿のヴラドの知名度補正は「吸血鬼ドラキュラ」の認識で算出されるらしく、最高峰の知名度補正を獲得していると推測される。
『鮮血の伝承』が常時発動されているが、「Apocrypha」で登場したものと能力差があるかは不明。


◇スキル
○クラス別スキル
狂化:EX
狂化しているが思考は真っ当であり、聖杯に対する願望すら変化していない。
では、何故規格外なのかというと、バーサーカーであり、吸血や変化といった吸血鬼の特徴を受け入れて戦っていることそのものが、ヴラドにとっては異例中の異例なのである。

○保有スキル
吸血:A
吸血鬼としての力の一つ。血を啜る事で、相手を下僕とする。
吸われた側は生きながら死んでいるのと同じになり、基本的に吸った側に隷属する。
また、この行動は攻撃ではなく親愛であるため、「あらゆる攻撃を撥ね退ける肉体」を持っていても防ぐことが出来ない。

変化:C
吸血鬼としての力の一つ。
霧、或いは無数の蝙蝠などに体を変化させる。近接戦闘においては極めて有用だが、広範囲攻撃には効果が薄い。

戦闘続行:A
吸血鬼としての力の一つ。往生際が悪い。
瀕死の傷でも戦闘を可能とし、肉体の損傷を全く気にかけない。


宝具
血塗れ王鬼(カズィクル・ベイ)
ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:1~5 最大捕捉:1人


捧げよその血、その命を。

血に塗れた我が人生を此処に捧げようぞ……!

絶望の杭により串刺しを与えよう。余は悲嘆を啜る者也!

血塗れ王鬼(カズィクル・ベイ)』!!


異なるクラスではまた違う銘を持つ宝具。
体内で生成した「杭」を射出する。材質は木の他に骨、肉、影、毛髪など様々。射程距離内に存在するものを取り込み、杭にする事も可能。
ゲーム的にはArts属性の単体攻撃。クリティカルスターを生み出す追加効果を持つ。

鮮血の伝承(レジェンド・オブ・ドラキュリア)
ランク:A+ 種別:対人(自身)宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人

後の口伝によるドラキュラ像を具現化させ、吸血鬼へ変貌する。
バーサーカークラスとして召喚されたヴラド三世は、常時この宝具を稼働させている。
ゲームにおいては幕間の物語『レジェンド・オブ・ドラキュリアⅡ』クリアで変化のスキルを上書きする形で習得。3ターンの間攻撃力・防御力を上昇させる。


坂田金時ら同じ☆5バーサーカー勢と比べると耐久寄りのステータスとスキル構成をしており、バーサーカーにあるまじきタフさを備えている。
宝具の使いやすさや瞬間火力は劣るものの、打たれ強さと狂化EXによる高いBuster攻撃、
バーサーカーには珍しいArts2枚Buster2枚というカード構成からある程度パーティに合わせた立ち回りが出来る万能型である。
ただしArtsとQuick自体の性能は低めで、今では同じ狂化EX持ちのナイチンゲール頼光、攻撃面でも耐久面でも優れているクー・フーリン・オルタと言った新顔☆5バーサーカーが増え、それらの利点が目立たなくなっている。

が、彼/彼女等の実装より前からArts2枚のArts単体攻撃宝具持ちと言う事でArts偏重編成、所謂「アーツパ」における適性の高さが見出されており、
サポート系サーヴァントが多くなりがちなアーツパにおける「クラス相性に左右されないアタッカー」という貴重な役割を与えられる事となった。

特に玉藻の前とは、
玉藻が宝具でHP回復・NPチャージ・スキルCT短縮、狐の嫁入りでHP回復+アーツ強化でヴラドをサポートし、ヴラドも自前の変化と戦闘続行で耐えつつ宝具を連射。
長期戦前提の戦いになるが、お互いが相手のチャージを減らすスキルを持っており、
玉藻の宝具でスキルの再使用までの時間も短縮出来るため、上手く回せば相手の宝具を封殺可能。
と言った具合に見事に噛み合っており、この2人の組み合わせは初期からアーツパを組む際の指針にもなり得るベストパートナーである。

もちろん、盾役のゲオルギウスデオン
6章クリアが前提となるがマシュアンデルセンのコンビ、
強化クエストクリアで大量のスターを生み出せるアマデウス
と言ったアーツパにおけるサポート陣とも相性は良い。

加えてアルトリア・キャスターの実装により、クリティカルスターを生み出しながらの宝具回転という凶悪なムーブが出来るようになった。
ヴラドは何回かの強化クエストで「攻防アップ」「重複可能なガッツ+NP獲得量アップ」「(強化済みのはずなのにそれまでは異常に低かった)宝具倍率の再強化+敵Arts耐性ダウン」と相性が良い要素が揃っており、
火力・宝具回転・防御と多方面に素晴らしいポテンシャルを得るのであった。

威力以外の通常攻撃性能が最低クラスのため、単体戦力では他の☆5バーサーカーには劣るものの、パーティ次第では彼等に劣らぬ活躍ができる、頼りになるおじ様である。
ちなみに難点は育成素材の重さ。運用的にどのスキルも上げきっておきたいサーヴァントなのだが、他のサーヴァントもよく要求する素材を三桁単位で大量に要求する。
以前は「戦闘続行」は微妙だったので妥協できたが、現在は強化が入ったことで上げないと運用に支障が出てしまう。良いことなのだが、素材不足に苦しむマスターにとっては難しい問題でもある。
何とか上げきれば、その苦労に見合うだけの力を見せつけてくれるだろう。


ストーリーでは第一章「邪竜百年戦争・オルレアン」に登場。
竜の魔女ことジャンヌ・オルタに召喚され、主人公たちの前に立ちふさがる。
忌み嫌う吸血鬼として呼ばれているものの本人も開き直っているのか血を啜るなどと吸血鬼らしい言動をとる。
その結果、開き直ったほうが幸せじゃないかといわれたりする

吸血鬼化した影響で気品は失っているとされるが、退場時にはその威厳溢れる姿に感動したファンも多いとか。
また同じく吸血鬼のモデルとして扱われるエリザベートカーミラ)とは絡みが多く、曰く同類相憐れむの関係との事。
カーミラに対しては積極的に吸血鬼である事を肯定する姿に憐憫を抱き、エリザベートに対しては己の未来を否定するその姿をほほえましく思っているとか。
そしてカーミラからは「吸血鬼としての知名度で存在しているくせに、吸血鬼を否定するなどお笑い種」と嫌悪され、
逆にエリザベートからは「おじ様」と呼ばれて懐かれている。

2部ではロストベルト6.5「死想顕現界域トラオム」に登場。
トラオムではカルデアからの味方戦力として参戦。
道中において敵の策略によって封印状態となるも、後に復帰。
戦闘能力こそ失っていたが、自軍陣営の軍事訓練などに大活躍した。
領主としての側面を大いに見せつけ、マスターたちを魅了した。

'15ハロウィンイベントでもエリザベートに協力し、お祭りイベントの中で一人だけシリアスな雰囲気で主人公たちの前に立ちふさがったKYもとい真面目な人。
その際に紳士を名乗り、刺繍などを趣味にする意外な一面を見せた*1
が、ドロップアイテムにハロウィン限定礼装「ハロウィン・プリンセス」*2を低確率でドロップすること、アイテム交換では4枚しか入手できず、
最終解放させるためには彼から必ず1枚は入手する必要があったことなどからマスターたちに乱獲された挙句、「ドスケベな恰好をした人妻のブロマイドを後生大事に抱えている」
「刺繍が趣味ならこの服作ったのこいつじゃね?」と下手したら史実以上にひどい風評被害を受けてしまい、
挙句吸血鬼呼ばわりとは別のベクトルでひどい『ドスケベ公』『ドスケベおじさん』*3
という不名誉極まりない仇名まで頂戴する始末であった。「――余は、ドスケベ公では、ない……ない、のだ……!」

余談だが、CVである置鮎氏は悪魔城ドラキュラシリーズにおいて、ドラキュラの息子であるアルカードの役を担当している。
そのアルカードだが、このヴラド三世から髭を取って一回り若くした姿と非常にソックリ。髪形までほぼ一緒。


追記・修正は敵を串刺しにした方がお願いします。

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最終更新:2023年07月18日 01:28

*1 これは史実のヴラドも同様であったとされており、牢獄にいた際の暇つぶしとして重宝したのだとか。ちなみに、彼の出身ルーマニアや周辺地域はアンティーク刺繍でも有名である。

*2 非常に強力なイベント限定礼装。アイリスフィールが描かれているが、その姿は人妻らしからぬと言えるほど煽情的なコスプレ姿…まあぶっちゃけるとドスケベなコスプレ姿である。

*3 ちなみにドスケベはひろやまひろし氏の『ドスケベルン』というこの礼装を指すツィートが元ネタと思われる。