セガサターン

登録日 :2010/10/03(日) 14:38:51
更新日 : 2017/04/07 Fri 19:53:17
所要時間 :約 7 分で読めます




1994年11月22日にセガから発売されたゲーム機。略称はSS、サターン。



セガが発売した中では、互換機等を含めて6代目のゲーム機であり、「サターン」という名前は、太陽系6番目の惑星である土星になぞらえて命名された。
互換機を除外すれば4代目であり、ディスク媒体のゲーム機としては2代目。

発売当時はNINTENDO64やプレイステーションと販売競争していた時期で、
この時代からいわゆる「次世代ゲーム機戦争」と呼ばれるようになった。

セガ信者の中ではコントローラが操作性が良い事から評価が高く、後にPCに接続出来るUSBタイプも販売された。

ゲームジャンルは前機であるメガドライブと同じく硬派なアクションゲームが多い。

PSとのマルチ作品もあったが、
現在のPS3やXB360のように同時発売のゲームは少なく、発売日が少しずれていた作品が多かった。


■性能
セガサターンは32bitCPU2機による並列処理をメインに、都合7つものチップを組み合わせて高度な情報処理を実現している。

2Dの表示機能に関しては当時のハードの中でも群を抜いており、
アーケードゲームからの移植の再現度がNEOGEOに並んで評価が高く、
拡張RAMによりロードのストレスがほとんど感じる事無くプレイ出来る作品が多い。
特に自社の「バーチャファイター」の移植は世間を驚かせ、家庭用ゲームに「ポリゴン」を一般化させるという功績を果たした。

だが「バーチャファイター」は終わりの始まりでもあった。
3D表現で話題を呼んだ同作だったが、実はサターンは元々2Dのみしか想定していなかったこともあって本来3Dは不得手であり、
逆に最初期デモの時点で3Dへの強さをアピールするほど3D表現が得意なPSなどと比較すると大きく劣っていた。
バーチャファイター3を移植しようとした当時は拡張RAMを使ってもセガサターンでは移植が難しく、
後のドリームキャストを開発するきっかけになった。

バーチャファイター移植で3Dの可能性を切り開いてしまったばっかりに、
最終的には自滅する羽目になった悲劇のハード、それがセガサターンである。
……ついでに言うと、この時期のSONYは3D表現の面白さをゲーム業界に伝えるのに苦闘していたのだがバーチャファイター移植によって前述の通り、可能性が開かれた事。
セガのライバルであったナムコが危機感を抱いてSONYに接近したという点でも、まさに敵に塩を送るというかなり悲惨な結果になっている。

また、上述の複雑な構造はコストダウンに向いておらず、
試供品として購入・分解したSONYの技術者は内部構造を見た瞬間「勝った」と確信したという話も伝わっている。

最終的にセガサターンそのものの総合的な売り上げは悪くなかったのだが、
末期に染み付いた「負け組」というイメージが、ドリームキャストの販売戦略にも影を落としてしまうこととなる。

■CM
マスコットキャラは黒時代はチンパンジーのセガール&アンソニー、白時代はせがた三四郎藤岡弘、)を起用。
特にせがた三四郎はゲーム化もされたり、「セガサターン、シロ!」という名台詞等インパクトの高いCMを毎回視聴者に提供した。


■年齢規制による表現
日本のコンシューマゲーム機としては珍しく残酷シーンやHなシーンなどの表現が、
年齢制限はあったもののPSやN64と比べるとあまり厳しくなかった。
例を上げると、『天地を喰らうII 赤壁の戦い』はアーケード版と同じく、首や胴体が真っ二つになるなどの残酷な描写が再現されていたり、
『ときめき麻雀パラダイス』ではヒロインの裸体描写があった。
そのためエロゲや脱衣麻雀などのゲームも多かったが、エロゲーマーの間ではSSのエロゲは完全移植ではないので評価は低い。
中にはおしゃぶり音声が収録されていたり、AV女優をCVに起用した作品まである。

しかし発売から二年後そのような表現等が厳しくなり、
さらにポケモンショックが追い討ちを掛けゲームやアニメの表現が一度見直さるようになり、
年齢制限のあるゲームでもそのような描写がかなり自粛されるようになった。
このような描写を目当てでSSを買っていた当時のユーザーはとても残念な思いをしたと言う。


■主な作品
(ゲームをやらず、同梱されているメモリーバックアップの為に買う人が多い)

■主な作品(美少女ゲーム系)


■本体の種類
セガから販売していた白と黒のSS以外にも他社からもSSが出されていたりする。
他社から販売されたものは今で見たら魅力的かもしれないが、当時の人にとっては誰特な機能を積んだ物が多い。
この事から「セガは未来に生きていた」と言っている人もいる。

  • 初期型

  • 中期型

  • 後期型(白)

  • スケルトン

  • Vサターン
ビクターから販売された。
色や起動音が違うだけで他は変わらないらしい。

  • Hiサターン
日立から販売された。
ビデオCDやフォトCDが再生可能。

  • ゲーム&カーナビハイサターン
上記のHiサターンにカーナビ機能を搭載したSS。誰が使うんだ。
最近ヤフオクで¥149,001で落札された事で話題を呼んだが、コレの新品は¥150,000だった。

  • サムスンサターン
HiサターンやVサターンの部品が使われている。
不具合が多い。

  • セガサターン アドレスチェッカー
開発者用のSS。
一般販売はされていない。

  • ST-V
業務用のSS。


■メモリーバックアップ
セガサターンは本体のバックアップ以外に外付けのバックアップROMでセーブが出来る。
しかし本体の仕様上メモリーの端子の接触が悪くデータが消える事故が多発しやすかったので、涙を飲んだユーザーも多かった。
その為カセットフーフーをやってはいけない周辺機器とも言われており、出来るだけ抜き差ししない方が良い。
また拡張RAMが必要なゲームをする時にメモリーバックアップと取り替える事があり、それで消えるパターンも多い。

■セガサターンモデム
サターンに電話回線を繋ぎ、インターネット通信を行うことができる拡張機能。
ISDN時代にはあまりにも早すぎた機能であり使いこなせたソフトは殆ど無く、ネット通信機能の発展はドリームキャストの時代を待つこととなる。
ある意味、未来に生きていたセガサターンの象徴とも言えるかもしれない。



ツイキシューセイ、シロ!

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