チェリッシュ(金色のガッシュ!!)

登録日:2012/01/08(日) 00:06:19
更新日:2024/02/06 Tue 10:47:22
所要時間:約 4 分で読めます







ガッシュの坊や…

足を止める必要はないわよ…





  • CV:永野愛
  • 人間換算年齢:ナイショ(by作者)
  • 本の色:シャトルーズイエロー
  • 好きな食べ物:魚、キャンディー
  • 好きな歌手:CHEMISTRY
  • パートナー:ニコル


女性の魔物であり、帽子をかぶり、髪は良い匂いでウェーブがかかっている。
背丈も高くてスタイルも良く、宝石の様な輝きと表現されている。

初登場はファウード編。
ガッシュと友達になったテッドが探している魔物として、名前のみ登場。
その後、リオウが集めた魔物の中に、彼女らしき魔物が紛れていた。

ファウード近くにて、ティオウマゴンと交戦という形で登場。
この時、パートナーのニコルがチェリッシュの名前を叫び、ウマゴンが反応していた。
終始劣勢だったが、ウォンレイに助けられ、一時退散。

実は彼女もパートナーにリオウの呪いをかけられた1人であり、やむを得ずリオウに従っていた。
ファウードの封印がとけ、同時にニコルの呪いもとけると、最善の手として再びリオウ側についた。

ファウードの支配者がゼオンになった後、ギャロンと共にガッシュ達の前に立ちふさがった。
ガッシュも彼女がテッドが探していたチェリッシュということに気付き、声をかけるものの、何かに怯えている様子で、ガッシュの説得も効かず、攻撃してくる…







以下、ネタバレ注意。










ザルチム同様、ファウードとの契約を結ばなかった魔物。
ザルチムと違いゼオンに忠実ではなかった為、ゼオンの「バルギルド・ザケルガ」の洗礼を受け、唯でさえ疲弊していた身も心もボロボロにされてしまった。
以降、それが強烈なトラウマとなり、ゼオンに逆らえなくなってしまった。
また、ギャロンはゼオンから雷の結晶を受け取っていた為、睨むたびに雷の衝撃を思い出させていた。

が、そこに…



よぉ…チェリッシュ…


お前、強かったのに…何で泣かされてんだよ?



どんな状況になっても、絶対に信じられる子…テッドが現れた。


チェリッシュは元々、自分と同じ身寄りのない魔物の子供達を引き取って一緒に暮らしており、リーダーのような存在だった。
テッドもチェリッシュが拾った魔物の子供の1人。
酔っ払いの雇い主に殴られようが、せっかく作った家を壊されようが、泥まみれのパンを食べようが…
決して折れずに綺麗に輝き、テッド達に生きる希望を与えてくれた。

テッドの勇姿、魔界での思い出、守るべき者、ギャロンの罵倒
多くの声、姿が彼女の中を巡り、激痛と恐怖と誇りの間を苦悩する。
そして…



だまるんだよ、ゼオンの犬っコロが…

とっととテッドから離れな


心の強さが、雷の恐怖に打ち勝った。

雷の痛みに耐えながらも、チェリッシュはゼオンの居る場所をガッシュに教える。
その後、テッドによりギャロンに埋めてあった雷の結晶は破壊され、雷の恐怖から解放された。
また、魔界に帰るテッドと語り合い、最後にはキスを交わして彼を見送った。
その後テッドの代わりに味方になって以降は、ガッシュ達のことを「坊や」と呼ぶようになる。

ゼオン戦には、新しい術「グラード・マ・コファル」を覚えて参戦。
最初はゼオン打倒を目的に彼を狙撃し続けたが、徐々に見破られた事で柱に閉じ込められていたティオキャンチョメウマゴンの救出に専念。

しかし、ゼオンの術を目の当たりにし、奥底に残っていた激痛への恐怖が蘇り、銃を握る手が震えて狙いが定まらない。
本格的に彼女を倒しにかかり放たれたジャウロ・ザケルガが彼女の本を掠り、ついに燃え出してしまう。
だが、そこに魔界に還った筈のテッドや孤児たちが現れ彼女の銃を支え、口々に彼女への想いを口にする。
それを受けて真の意味でゼオンの雷を克服し、ティオを救出。驚愕するゼオンを哀れみ、ガッシュに全てを託して魔界に帰っていった。

バニキス「え?俺は?」


クリア戦では、テッドと共にガッシュに力を貸した。
魔界に帰った後は、テッドやレイン達と新しい家を作っていた。

単行本25巻では、人形遊びしている様子が描かれている。かわいい

○パートナー:ニコル

  • CV:相田さやか
チェリッシュのパートナーで、全身緑色で統一された服装をしている。
リオウによって呪いを掛けられてしまったため、チェリッシュは止むを得ずリオウに協力していた。
鳥獣保護区を守るレンジャーでもあり、活動の最中にサバンナで野宿しているチェリッシュと出会った。
実は女性だが女の2人旅は何かと危険なため、普段は男装している。
またレンジャーなので銃の扱いが上手く、グラード・マ・コファルの使用時はその場で狙撃に関するレクチャーをしていた。
大幅に展開が変わったアニメ版では最後まで自身が女性であることを明かさなかった。
原作ではゼオンの罠からティオ達を解放するため、自分の身を挺しボロボロになりながらも作戦をやりきった。


○使用術:コファル系

ダイヤモンドのような鉱物(宝石)を弾丸として発射する術を使う。

●コファル

人差し指から小さな宝石を弾丸のように放つ。
扉を開けようとしたフォルゴレを撃った。

●ゴウ・コファル

コファルの強化版で、両手で大型の宝石を放つ。

●ガレ・コファル

親指以外の指先から小さな宝石を拡散させるように放つ。

●ガンズ・ゴウ・コファルガ

バスケットボールサイズの中型の宝石を連続で放つ。

●ギガノ・コファル

ゴウ・コファルの強化版。より大型の宝石塊を放つ。

●ディオガ・コファルドン

チェリッシュの最大術。
ギガノ・コファルの強化版で、超巨大な宝石塊を放つ。

●グラード・マ・コファル

チェリッシュを守るテッドの姿に呼応して覚えた呪文。
倍率を操作可能なスコープ付きの巨大なスナイパーライフルを装備し、宝石の弾丸を放つ。
弾のスピードこそ速いが、チェリッシュ本人が照準を合わせる必要があるため銃の力量が問われる難しい術。
弾の威力はゼオンのランクの上がったザケルガやテオザケルを貫いて攻撃できるほど。
これはファウードの力で強化された魔物のギガノ級を余裕で上回る威力ということになる。少なくともリオウより強い。
また、術の発動と同時に「射撃地点(ミラーサイト)」と呼ばれる巨大な鏡が離れた位置に2枚出現する。
弾の発射位置を「射撃地点」に設定することで、弾丸が指定された鏡を通過して別方向から狙撃することが可能となる。
狙撃のときには「シュート」と声を発する。エメラルドスプラッシュ!とは言わない。シュートヒム!でもない。
何気にゼオンに(僅かではあるが)まともにダメージを与えた初めての術でもある*1

●シン・グラード・ガンズ・コファル

ガッシュの金色の本に現れた、「シン」級のグラード・マ・コファル。
グラード・マ・コファル以上の超巨大スナイパーライフルの他、周囲に無数の小型ライフルビットが出現。
そこから宝石の弾丸を一斉に放ち攻撃する。ハイマットフルバースト
圧倒的な弾幕でシン・クリアを防戦一方にして抑え込んだ。

●ガンズ・コファル

コファルを複数発同時に放つ呪文。文法からしてガンズ・ゴウ・コファルガの下位呪文。
金色のガッシュ!!2」で初登場した呪文であり、彼女の呪文の力が込められた瓶から発動する形で登場した。
残念ながら本編のヴィランであるワイグが放つラシルドに反射されてしまう形となり、中々に不遇な扱いを受けた。


・アニメ版のチェリッシュ

アニメでのファウード編は打ち切りの影響を受けて、原作とは全く違う展開をしている。
その影響を最も強く受けたのは、チェリッシュだった。
彼女はキャラ設定自体が大きく変わっており、孤児ではなく両親のもとで平和に暮らしている。

原作と違い拷問などは受けず不承不承とはいえリオウの命令に従い、自らコントロールルームを目指す清麿たちの前に単身立ちはだかる。
しかし実際のところリオウ達からは戦力扱いされておらず、ある仕掛けを施すための時間稼ぎにすぎなかった。ゴデュファの契約?そんなものはアニメ版にはない。

清麿たちの説得に対しても
「理由はどうあれ、あなた達は魔物を倒してきた!」(意訳)と聞き入れなかった。
それどころか前の部屋で合流したテッドが前に出ると、彼女は憎しみを込めて彼に容赦ない攻撃を始めた。


その理由は、魔界での過去にあった。
平穏に暮らしていたチェリッシュは、ある日道端での喧嘩で傷ついたテッドを見つけて怪我を手当し、
そこから、2人は仲良くなっていった。

だが、王を決める戦いに2人が参戦することが決まり、戦いに勢い勇むテッドに対して彼女はあまり乗り気ではなく、どんな事をしてでも王になると息巻くテッドに対して、「最後には、私も倒すの?」と問い、両者は悶々とした日々を過ごす。

そして更に時が過ぎたある日、テッドが出かけていた時にチェリッシュの家が突如大爆発した。
テッドが駆けつけた時にはチェリッシュの両親は既に息絶えていた。
そこにチェリッシュが戻ってきたためにテッドが両親を殺したと誤解してしまう。
(真犯人は明言こそされていないが、煙ごしに見覚えのあるシルエットが立ち去る姿が見えていた。)

テッドがチェリッシュを探していたのは、その誤解を解き、そして戦いの中で見出だした彼女の質問への答え...『王になる事より大切なもの』を告げるためだった。
そして、何度攻撃を受けても揺るがないテッドの真摯な眼差しと告白から、チェリッシュの誤解と閉ざされた心が解け、2人が和解しかけたその時、
リオウが放ったファウードの心臓を打つ体内魔物が強襲をかけてきた*2
不意打ちを受けニコルが捕らわれ、チェリッシュの本は燃やされてしまった……。
漸く絆を取り戻せた直後の離別を嘆くテッドに、自分をずっと捜してくれた事に感謝し、自分の短絡的な行いを詫びながら魔界に帰っていった。
(その直後、心臓を打つ魔物は怒るテッドの新呪文「マキシマム・ナグル」で倒された)

話の素材としては原作と別方向とはいえ悪くはないが、いかんせん展開が単調で見せ場も少なく、盛り上がる話とは言い難い。
ファウード再突入以降のアニメ版によくある、微妙クオリティの話のひとつとなってしまった……



今頃冥殿に気づくなんて…本当に私しか見えてなかったのね…


安心して追記・修正して。

Wiki籠りのような奴は、絶対に魔界の王にはさせない。

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最終更新:2024年02月06日 10:47

*1 それまでの攻撃は全て躱されるかマントで防がれている

*2 この時、清麿が彼に向かって「ファウードの心臓だ!」とちゃっかりミスをしていたりする。