パンドラの塔 君のもとへ帰るまで

登録日 :2012/06/20(水) 22:31:18
更新日 : 2017/08/25 Fri 01:19:45
所要時間 :約 7 分で読めます




死んで綺麗になるのと、醜くても生きてるのって、どっちが幸せなんだろうね?


『パンドラの塔 君のもとへ帰るまで』とは2011年5月26日に発売されたWii専用アクションロールプレイングゲーム。
開発はガンバリオンと任天堂。
CEROのレーティングで対象年齢が「C(15歳以上対象)」であるのでパッケージは黒い。
Wiiリモコン&ヌンチャクかクラシックコントローラーを使用する。


【あらすじ】
統合暦511年、エリュシオン王国と『アテナイ』を含む同盟国の戦いが一応の終結をみてから2年後のこと。
エリュシオン王国の王都ラダマンチェスでは『収穫祭』が行われていた。

その最中、会場一帯が巨大な何かに襲われ、収穫祭で神に捧げる歌を謡っていたセレスは意識を失う。
セレスと親しい青年エンデはセレスを助けるも、セレスは重要参考人として軍に追われる。

ドヴェルグ族の行商人グライアイに導かれて軍の追跡を振り切り、グライアイに誘われるままに軍の隔離施設『十三訃塔』にたどり着く。

グライアイによると、事件の影響でセレスは時とともに獣と化す”獣の呪い”に蝕まれており、
呪いを解くには、十三訃塔に棲む獣の肉が必要だという。

エンデはセレスを救うべく『十三訃塔』へ赴く。


【登場人物】
主人公。軍事大国アテナイ出身の青年。
エリュシオンとの独立戦争に兵士として参加していたが、戦火の中で負傷し、エリュシオンの片田舎を彷徨い力尽きたところをセレスに救われ、以来セレスの家に匿われていた。セレスを想ってはいるが、自分の気持ちを言い出す事が出来ない草食系。

ヒロイン。エリュシオン王国の出身。
収穫祭で歌を捧げる巫女に選ばれるが、獣の呪いにかかってしまう。
家族構成は両親と自身の他に弟2人。幼少時から歌う事が好きで、職人並みの腕前を持つ母の影響で裁縫も得意。
料理はそれほど上手ではないが、劇中エンデとの親密度次第で変化していく。

  • グライアイ(CV:谷育子)
セレスとエンデを十三訃塔に導いたドヴェルグ族の行商人の老婆。
異形の者が入った巨大な壷を背負っているが、これはグライアイの夫。アイテム売買等エンデの手助けをしてくれるが、目的は不明。
ちなみに、今作はほぼフルボイス。
ただし、エンデはセリフ自体が少ない。


【ゲームの特徴】
○獣の呪い
十三訃塔に潜む多様な獣=<下僕>の肉を食べることで侵食を一時的に戻すことができ、グライアイによると13体いるという塔の<主>の肉を食べることで呪いは完全に解けるらしい。

エンデが『十三訃塔』に行ってる間セレスは呪いに侵食されていき、完全に獣と化してしまうとゲームオーバーとなる。
よって、本作はセレスが完全に獣化しないよう注意しながら探索を進め、主を倒して主の肉を持ち帰り、セレスを救うのが主な目的である。セレスの呪いの状態は画面左下の丸いゲージで表される。

下僕の肉はこのゲージを一定量まで回復する効果があり、鮮度がいいほど回復量が上がる。

獣化の度合いによってセレスも以下のように変化する。
1段階目 何かうにょうにょしたものが左肩から生えているが、まだ会話できるし動き回れる。
2段階目 更にうにょうにょが増え、地下室に閉じこもる。
3段階目 左半身のほぼすべてからうにょうにょが生え、会話も精神崩壊しているようになる。
4段階目 ガメオベラ

もちろんどんな状態でも能登ボイスが付いている。
そのようなグロイ姿と徐々に痛々しくなっていく能登ボイスで罪悪感も何も感じない人はいないだろう。
もはや「能登ハザード」
企画当初はドラゴンのようなデザインだったのだが、かっこよすぎてわざと症状を進行させるプレイヤーが出るのではと危惧されたため、
このようなひたすらキモいクリーチャーデザインになったらしい。

ゲージが全部無くなってもカラータイマーのように点滅するロスタイムがかなり多く用意されているので危なくなっても諦めずにすぐに戻り肉を食べさせよう。

余談だが、ゲーム中でセレスは国教によって動物の肉を食することは禁じられている為、作中で生まれて初めて肉を(しかも生で)食べることとなった。そのためか序盤は見ていて辛くなるほど嫌々肉を口にしているが、ゲームが進むにつれて嫌悪感を露わにすることが少なくなり、それどころか肉を口にした後に舌なめずりするようになったりしていく。事情が事情とはいえ背筋が冷たくなるものがある。


○オレイカルコスの鎖
十三訃塔に赴くエンデがグライアイから渡された不思議な鎖。ドヴェルグ族に古くから伝わるものらしい。
ゲーム開始当初は力を殆ど失っており、塔の主を倒すごとに力を取り戻していく。
獣を引きちぎって肉等のアイテムを入手したり、小型の敵や鉱石等を捕らえて投げつけたり、ポイントに鎖を引っ掛けて遠くへ移動する等豊富なアクションが可能。主にこれを使って塔の仕掛けを解き進んでいく。本来はドヴェルグ族にしか扱えない筈だが、エンデはこれを自在に操っている。

○第2武器
オレイカルコスの鎖とは別にもう一つ武器を装備でき、主に塔の中のモンスターを攻撃するのに使用する。
ボタンを押すと通常攻撃、押しっぱなしにして放すと溜め攻撃、溜め攻撃中にタイミングよくボタンを押すと追加攻撃とボタン操作1つで操作することができ、素材を集めて強化することができる。
強化するごとに武器の攻撃力が上がり、一定まで強化するごとに溜め攻撃の追加攻撃が強化される。最大4段階。

●六零式軍用剣
初期装備の大剣。通常攻撃は5回まで繋げられる。
初期武器だけあってバランスの良い武器。
武器攻撃力は初期160、最大290。

●五六式双小剣
双剣。通常攻撃は7回まで繋げられる。
六零式軍用剣と比べて、
  • 武器攻撃力が低い(初期90、最大190)・攻撃範囲が狭い が 攻撃速度が早い・手数が多い・隙が少ない
  • 溜め入力の入力回数が多いうえ、判定がシビアなので使うのに慣れが必要だが、手数が非常に多いので総合攻撃力は高い
  • 移動速度がわずかに速い

●特務式大鎌
大鎌。通常攻撃は3回まで繋げられる。
六零式軍用剣と比べて、
  • 攻撃速度が遅い・手数が少ない・隙が大きい が 武器攻撃力が高い(初期190、最大390)・攻撃範囲が広い
  • 溜め入力の入力回数が少なく、判定も緩いので使いやすい
  • 移動速度がわずかに遅い

●起爆式攻城杭
エンディングを見た後に入手することが出来る隠し武器。別名パイルバンカー。通常攻撃は2回まで繋げられる。
  • 隠し武器だけあって上記3つのどの武器よりも攻撃力が高い(初期240、最大490)が攻撃範囲は一番狭くほとんど単体向け
  • 移動速度は大鎌と同じくらい

○親密度
セレスの呪いの状態を表す画面左下の丸いゲージの上にはセレスとの親密度を現わすゲージがあり、セレスと会話をしたり彼女が喜ぶような贈り物をすることで、セレスとの絆が強まっていく。
会話でもプレゼントを送ってもエンデにはボイスがないのに対しセレスはほぼフルボイスである。これなんて能登プラス?

また、この親密度によってエンディング・ラスボスの能力が変化する。
もちろん親密度が高いほどラスボスは強化され、エンディングはGOODになっている(ようだ)が、親密度を上げるよりも下げるのが簡単なので全エンディングを見たい場合は一度親密度を上げきってから徐々に下げていくと効率良い(この場合どんどんBADになっていく様を見ることになるが)。


【余談】
ニンドリでは最近まで1年間、セレスの没になった衣装を紹介したり、毎月ガンバリオン描き下ろしのイラストを載せたりしていた。
因みに、イラストはコスプレだったり、リア充爆発しろな絵だったりと様々ある。


また内部データには楽しそうな没ボイスが入っている。


発売から1年以上経った2012年6月27日に公式ページにイラスト集が追加された。
北米で発売決定していたからだろうか?



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