マリオテニス64

登録日:2011/08/21 Sun 01:21:01
更新日:2024/02/17 Sat 03:09:08
所要時間:約 5 分で読めます





キャメロットが制作し、任天堂が発売したNINTENDO64テニスゲームである。

ファミコンゲームボーイの画面でピコピコやっていたテニスが、進化して大画面になって、マリオも審判から選手に出世して帰ってきた。
(バーチャルボーイにはマリオズテニスというソフトがあったが。)

使用キャラは最初は14人。トーナメントモードのスターカップをシングルス・ダブルスでクリアするとそれぞれヘイホー・ドンキーコングJr.が追加される。

昨今のテニスゲームにありがちな、必殺ショットなどは一切存在しない。
また、制作スタッフいわく、サーブの球速などはあまりデフォルメせずに現実に近いものにしたようだ。
故に、ガチなテニスゲームを堪能することができる。

自由にゲーム(試合)ができるエキシビション、選んだキャラで勝ち進むトーナメントだけでなく、
  • ひたすら球を打ち返すパックンチャレンジ
  • 特別ルールでゲームをするクッパステージ
  • コートに浮かぶリングに球を通すリングショット
と、マリオらしいサブゲームも充実している。
テニスというゲームの都合上、人型のキャラが大量に必要となり、新キャラとしてワリオの相棒にしてルイージライバルワルイージが初登場。
ワルイージはキャメロット側がこのゲームの為にデザインし、任天堂や宮本茂氏がOKを出して、他作品にも逆輸入されたというマリオキャラの中でも珍しい出自を持つキャラでもある。

また久しく出番の無かったキャサリンやデイジー達も久しぶりの再登場を果たし、ここから登場作品が増えた為、所謂パーティー系マリオゲームのターニングポイントと言える作品である。

勿論プレイヤーには個性があり、「タイプ」という形である程度分けられている
タイプは以下の5つ


  • オールラウンド
マリオ、ルイージ

  • テクニック
ピーチデイジー、ワルイージ、キノピオ、ヘイホー

  • パワー
クッパ、ワリオ、ドンキーコング、ドンキーコングJr.

  • スピード
ヨッシー、キャサリン、ベビィマリオ

  • トリッキー
パタパタ、テレサ

  • GBとの通信専用(タイプは能力で変わる)
アレックス、ハリー、ニーナ、ケイト


同じタイプのキャラでも能力、操作感は全く違うから面白いものである。
トーナメントモードシングルスで優勝することで特典がつく。隠しキャラだけでなく、プレイヤーの能力が格段とアップする「スターキャラ」、さらにはそのスターキャラで戦う「スタートーナメント」、さらに隠し要素として「CPUの強さ:MAXの追加」がある
だがこれらすべてを達成するには実力と長時間を要する(CPUのMAXを出すには20時間以上かかる)。
しかしやればやるほどハマるので廃人ゲーとの呼び声も高い。


ショットは、A、Bボタンの組み合わせで
トップスピン、スライススピン、フラット、ロブ、ドロップショットの5種類が打てる。

しかし、キャラがコートに対して明らかにでかいこともあり、ロブはほとんどスマッシュボールになる。
また、ドロップショットでどんな速いスマッシュボールもフワッポトリと返すことができる(ただしネットから遠すぎると失敗する)。
キャラによっては打つときの声がなんとも間が抜けている。
ハァ-ッ フウッ…
ンフ-ッ デッテイウ

サーブはトップ、スライス、フラットの3種類。
パワータイプのフラットサーブや、トリッキータイプのスライスサーブは見物である。
また、やる人次第でキャラゲー化する。
以下、使う人が使うと鬼強いキャラ

  • マリオ、ベビィマリオ
足が速い、ショットも強い、ボレーもできるという万能さでなんだか無難に強い。身長が低いので逆にスマッシュをバンバン打てるのも強い。

  • パタパタ、テレサ
他を寄せつけない回転ショットと高速ボレーが強み。浮いているためロブも効かない。安定したパタパタ、クセの強いテレサ。

  • ルイージ
やっぱり滑りやすいが、バランスのとれたネットプレイヤー。

  • ワリオ
パワータイプの中で使いやすいキャラ。パワーもあるし案外走れる。

  • ワルイージ
初登場のワルイージ。友人とこのゲームについて話すと必ず「ワルイージのボレーがチートww」という流れがあるはず。異常に守備範囲が広いチートなネットプレイヤー。CPUが使うと弱いが。


挙げなかったキャラも、十分個性に溢れていて、決して弱くない。とりあえず全員使ってみてほしい。


また、64GBパックにマリオテニスGBを差すことで、自分で育てたGB版のキャラを使うこともできる。
その中ではハリーが特に強い
余談だが、オープニングやデモ画面にも制作者の凝り方が見られる。にぎやかで楽しい。

また、これの次回作であるGC版には所謂必殺ショットが導入され、賛否両論となっているようだ。しかしスペシャルショットなしにすることも可能である。なので64のようなガチンコ勝負も楽しめる。

左利きでプレーも可。

なお、コントローラーを差さずに電源を入れると面白い。

BGMは桜庭統氏が担当している。
そのため曲調が時期が近いテイルズオブシリーズヴァルキリープロファイル
スターオーシャン セカンドストーリー/Second Evolutionに似ていると言われることもあり、
他のマリオシリーズと比べてやや異色な感じになっている。
「ゲームポイント・ブレークポイント」のBGMは必見。
ちなみに桜庭氏は以前にもキャメロット制作のシャイニングフォースシリーズでもBGMを提供している。





追記・修正は強さMAXのスタークッパのサーブを返せるようになってからお願いします








更に余談だがワルイージと共に新キャラとしてピーチのライバル、ワルピーチも出す予定だったが、流石に任天堂からNGがでてボツになったとの事。
その立場はデイジーに受け継がれた…のかもしれない。

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最終更新:2024年02月17日 03:09