ハリテヤマ

登録日:2012/07/07 Sat 17:20:41
更新日:2024/02/28 Wed 18:16:51
所要時間:約 5 分で読めます






▽目次

■データ


全国図鑑No.297
分類:つっぱりポケモン
英語名:Hariyama
高さ:2.3m
重さ:253.8kg
タマゴグループ:人型
性別比率:♂75♀25

タイプ:かくとう
特性:こんじょう(状態異常時に攻撃1.5倍。やけどによる物理技のダメージ半減も無視する)
  /あついしぼう(ほのおタイプこおりタイプの技のダメージを半減する)
隠れ特性:ちからずく(追加効果がある攻撃技は追加効果が発動しない代わりに技の威力が1.3倍になる)

HP:144
攻撃:120
防御:60
特攻:40
特防:60
素早さ:50
合計:474

努力値:HP+2

マクノシタがレベル24でハリテヤマに進化する。


■概要


力士のような姿のポケモン。
毎日の稽古で培われた丸々とした身体は筋肉の固まりで、力を入れると岩のように硬くなる。
両足を踏み鳴らすことでパワーを溜める。
得意技は巨大な両手から繰り出される「つっぱり」で、その威力は電信柱を一撃で真っ二つにへし折ったり、一撃で10トントラックをふっ飛ばしたりする。
さらに力比べが大好きという性質があり、線路の上に立って走ってくる列車を張り手の一撃で止めたこともある。
戦った後は相手をねぎらうなど、礼儀を重んじる性格をしている。
年をとると戦うのやめ、マクノシタに稽古をつける。


■ゲームでのハリテヤマ


ルビー・サファイアで初登場。
進化前のマクノシタが「いしのどうくつ」に生息するほか、ハリテヤマもマクノシタ共々「チャンピオンロード」に生息している。
捕獲率がそこそこ高いので捕まえるのに苦労はしないが、チャンピオンロードの個体は「ふきとばし」を覚えているので経験値を稼ぐにも少しやっかい。
ホウエン地方には同じかくとうタイプのワンリキーも出現するが、こちらは進化が早く通信なしでも能力が高いためシナリオ攻略面子としてはどっちもどっち。
ジムリーダートウキがマクノシタを切り札として使用するほか、エメラルド版では強化版の手持ちでハリテヤマを切り札として使う。

ポケモンコロシアムではマクノシタが最初に戦うダークポケモンとして登場。初期レベルは30と高めで、リライブ直後に進化できる。
全体的に習得技が貧弱な今作のダークポケモンとしては珍しく、「クロスチョップ」を取り戻せる為シナリオ攻略メンバーとしては優秀な部類。
あまり知られていないが、実は初戦では体力満タンでボールを投げても確実にスナッチが成功する。

続編にあたるポケモンXDにもマクノシタがダークポケモンとして登場している。
こちらでは初期レベルが18と低くなったものの、「ねこだまし」を覚えられるのはむしろメリット。
思い出せる格闘技は「かわらわり」となり威力は下がったが、自前の格闘技は「あてみなげ」「きしかいせい」しかないのでクリアまでこの技を使い続けるのが鉄板。

HGSSでは四天王のシバが強化後で使用。
意外にもオボンの実を持っている*1

ブラック・ホワイト2では試しの岩近くの隠し穴に隠れ特性の個体が現れることがある。
この隠し穴には隠れ特性のタツベイも出現するため、一緒に粘ってもいいだろう。

サン・ムーンでも序盤に登場。
進化がとてつもなく遅いケケンカニ、とても強いが出現率が低めのキテルグマと比べて安定したレア度と能力のおかげで旅パだとかなり使いやすい。
図鑑説明によるとアローラ地方には元々マクノシタはいなかったが他地方から連れて来られた結果、アローラ地方のマクノシタもまたメジャーになったらしい。
恐らく小錦が元ネタなのだろう。

トレーナーでは、しまキング兼四天王ハラが先発として繰り出してくる。


■対戦でのハリテヤマ


HPが非常に高く攻撃にも優れるが、その他の能力はいまいちという重戦車型のポケモン。
しかし、そのHPのおかげでカイリキーと大して変わらない硬さを誇る。

技は関取らしく「ねこだまし」「つっぱり」「はたきおとす」などの相撲技を覚えてくれる。
が、メインウェポンとして採用されるのは明らかにボクシング技の「インファイト」、三色パンチや「バレットパンチ」「ストーンエッジ」などを覚える辺り、相撲は国技じゃないッス!格闘技ッスー!ということなのだろうか。

特性はどちらも強力。
「こんじょう」は自ら状態異常になる「かえんだま」を持ち、先手で怯ませる技である「ねこだまし」を使う事で安定して発動出来る。
これは他のこんじょう持ちにはない利点。
「あついしぼう」の場合はかくとうタイプの微妙な耐性を補ってくれるため繰り出しやすくなる。
タイプ的にウルガモスパルシェンなどの厄介な抜きエースを潰せるのは大きなメリット。
単かくとうタイプでありながらむしいわあくと合わせて5つのタイプに抵抗力を持てる。
同タイプの重戦車型ポケモンにはカイリキー、ローブシンなどライバルが多いが、ハリテヤマのポテンシャルも十二分に高く、
差別化は割と容易なので自分のパーティに合わせて育ててみるといいだろう。

シングルよりダブルバトル、トリプルバトルで使われることが多い。
「ねこだまし」による初動に加え、そこからの味方「トリックルーム」の展開に「こんじょう」+「かえんだま」を絡めた攻撃性能、
「あついしぼう」が「ふぶき」「ねっぷう」に耐性を有する事や「ワイドガード」の存在から、場にいるだけで範囲攻撃主体の構築に対して圧力をかけられる点などが理由。

SVでは新技としてハリテヤマにピッタリな「ぶちかまし」を獲得。
LEGENDSアルセウスからの逆輸入技で、性能は端的に言えば「じめん版インファイト」。
じめん打点は上がったが元々デメリットの無い「じしん」も覚える為、立ち回りに応じてどちらを採用するか考える事。
また、「ドレインパンチ」も新規習得。耐久型も期待できるが元がHP任せの耐久なので積み技も欲しい。
新要素のテラスタルとの相性は良好で、現在の対戦環境でメジャーなのははがねテラスタル。元タイプの弱点を全て半減に変えられる他、「あついしぼう」ならば炎弱点が気にならず、更に先制技の「バレットパンチ」がタイプ一致になるので鈍足のハリテヤマにとって非常に都合のいい強化になっている。

自身に姿の似たパラドックスポケモンであるテツノカイナに種族値面で完全に劣っているものの、特性、技共にハリテヤマの独自性は強く、単純な上位互換とはいかない関係性である

テラレイドバトルでもそれは同様で特性「あついしぼう」でこおりわざを軽減したり、テツノカイナが覚えられない天候変化技で相手に不利な天候に変えるなどがある。

■アニメでのハリテヤマ


ムロタウンジムリーダーのトウキが使用する。
当初はマクノシタだったが、サトシのキモリとのバトル中にハリテヤマに進化し、キモリを圧倒して倒した。
トウキと一緒にサーフィンをしていた名残か、ゲームでも「なみのり」を覚えることができる。

他にもポケモンリーグサイユウ大会優勝者のテツヤ、アリーナキャプテンのコゴミが使用し、
公式戦で必ず一勝はしていることから、サトシにとっては強敵といえるポケモン。

サン&ムーン編では、島キングのハラの相棒兼切り札として登場。
大試練の二番手として登場し、Zワザ「ぜんりょくむそうげきれつけん」を披露した。


■余談


かくとうタイプとしては最大の大きさであり、重さもテラキオンに次いで重い。

第四世代以降は「しおみず」を思い出すことができる。
これは力士が取り組みを行う前に土俵を清めるために塩を撒くことに由来している。

大相撲が不祥事で揺れる度、某ポケモン実況者が不祥事を揶揄した型のハリテヤマで対戦を行って話題になることがある。

クイズゲーム『QUIZ MAGIC ACADEMY』のタイピングクイズにて、「マクノシタが進化したポケモンは?」という問題がある。



追記・修正は国技じゃないッス!お願いするッスー!

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最終更新:2024年02月28日 18:16

*1 大抵は切り札のポジションに持たせていることが多い