NHK緊急放送

登録日:2011/12/29(木) 21:33:57
更新日:2024/02/03 Sat 11:48:31
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\ピンポンパンポンパンポン ピンポンパンポンポーン♪/
番組の途中ですが、ここでニュースをお伝えします


NHK緊急放送とは、震度6弱以上の地震を観測したときや世界的な出来事が発生した際、
国会中継だろうと高視聴率番組だろうと関係なく東京・渋谷のNHK放送センターにあるニューススタジオに強制的に切り替えられて放送される臨時放送である。
この際、地上波、BS、ラジオ、国際放送が一斉に同じ内容の放送となることから、全中とも言う。
震度6弱以上の地震が観測された際は、チャイムが鳴ったあとに、
「番組の途中ですが、地震のニュースをお伝えします。先ほど○○地方で地震がありました。身の安全を確保してください」などの注意事項を述べてから、各地の震度を発表する。
地震以外のニュースはケースバイケースで、大平内閣不信任決議案の可決による衆議院解散(所謂ハプニング解散、1980年5月19日)と湾岸戦争開戦(1991年1月17日)の際は、チャイムと共に「NHK臨時ニュース」のテロップが表示され、その後キャスターが登場した。
昭和天皇危篤及び崩御、新元号決定の際は、チャイムと共にそれぞれの事項を書いた全画面のテロップが表示された。

NHKクロニクルの番組表検索では、全中となった放送は一部を除き〈チャイムQF付き〉と表記されている。

なお、津波警報が発表された時も臨時ニュース・全中体制になるが、この場合は緊急警報放送の信号音(ピロピロ音)が優先されるため、チャイム自体は鳴らない(大半はその前に大地震を伴うため、その震度速報の際に鳴っていることが殆ど)。



■エピソード
比較的流れる頻度の高い通常チャイムに加えて、少し異なるチャイムが2種類確認されている。一つは昭和天皇危篤及び崩御、新元号決定の際に流された、現行チャイムのロングバージョン。もう一つは太平洋戦争が開戦された際臨時ニュースで使われたチャイムで、いずれも鳴ったのが確認されているのは両事例のみである。


事件の重大性も相まって、「NHKのチャイムは普通→天皇陛下崩御→非常事態の三段階ある」という説も唱えられているが、
  • 先述の天皇陛下崩御の際のチャイムについては実音源を聞くと「一回押してその途中にもう一回押しただけなんじゃ?」とも言えてしまう
  • 太平洋戦争開戦の時のチャイムが音源の劣化なのかそもそも音色が変わったからかは分からないが、どう考えても前二段階とは聞こえ方が違うが音階自体は同じ音階も違う。
  • いずれも上からの判断でそうしたのか現場判断でそうしたのかがわからない。
  • 判例が少なすぎる
等々の理由で信憑性は高くない。かと言ってNHKは何も語っていないが。


ちなみに、太平洋戦争開始時のチャイムについては元音源がその後の空襲で消失してNHKには現存しておらず、何故かYouTubeやニコニコ動画にアップされているものが貴重な音源である
元音源が喪失したという事実を踏まえ、戦前戦後でNHKのチャイムが変わっているのではと推察している人もいる。


阪神・淡路大震災の際、神戸海洋気象台から気象庁に送るオンラインが輻輳状態になったが、中間にあったNHK大阪放送局には伝わった。
このため地震発生から五分後に東京から中継を求められた大阪放送局は、気象庁が「神戸・震度6」と正式に発表する前に、「神戸は震度6」と伝える事ができた。
しかしながら、気象庁が正式に発表したのが一時間近く経ってからで、災害特番態勢にはなっていたもののチャイムが鳴らなかったため、
国際放送に惨状が流されるまで時間が掛かってしまった。




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最終更新:2024年02月03日 11:48