カポエラー

登録日:2011/06/11 Sat 12:24:48
更新日:2024/04/18 Thu 06:23:51
所要時間:約 4 分で読めます





カポエラーとは、『ポケットモンスター』シリーズのポケモンの一種である。


◆データ


全国図鑑No.237
分類:さかだちポケモン
英語名:Hitmontop
高さ:1.4m
重さ:48.0kg
タマゴグループ:人型
性別比率:♂100♀0

タイプ:かくとう
特性:いかく(戦闘に出た時、相手の攻撃ランクを1下げる。先頭にすると自分よりレベルが5以上低いポケモンの出現率が半分になる)
  /テクニシャン(威力60以下の技の威力を1.5倍にする)
隠れ特性:ふくつのこころ(怯むと素早さが1段階上がる)

種族値
HP:50
攻撃:95
防御:95
特攻:35
特防:110
素早さ:70
合計:455

努力値:特防+2

バルキーがレベル20になった時、攻撃と防御が同値なら進化する。


◆概要


金・銀』からバルキーと共に追加された、サワムラーエビワラーの弟分。通称三男。

丸みを帯びた頭と胴体をしており、人型ポケモンにしては珍しく細い尻尾が生えている。
笠を被ったような頭のてっぺんには一本の角があり、それを軸にして逆立ちでくるくると独楽のように回ることができる。

攻撃するときは、その状態で回りながら踊るように華麗で滑らかな足技を決める。遠心力を利用しているため、その破壊力は侮れない。
歩くより回転しながら進むほうが早いらしい。
ちなみにその場でずっと高速回転していると、そのまま地面に潜っていってしまう。

ブラジルの格闘技、カポエイラが名前の由来となっている。
その為か、『X・Y』からは待機モーションが新宝島ステップ実際のカポエイラのステップ「ジンガ」となっている。
今までの逆立ちのイメージを持ってたプレイヤーは驚いた人も多いのでは?


◆ゲームでのカポエラー


進化条件はバルキーがLv.20の時にこうげき=ぼうぎょであること。
狙って進化させようと思ったら、努力値配分に気をつけながらレベルアップさせなければいけない。
Lv.19の時の苦労といったら……
努力値を下げる手段根本的に無い第二世代はもちろん、努力値を下げるきのみが利用できなかった第三世代初期や、入手手段が通信前提だった第五世代初期は、進化させづらい状況にあった。
いっそのこと、実数値が揃ったらふしぎなアメを使うのも手。性格には注意。

ポケダンでも同様の条件だが、あちらはゲームシステム上攻撃と防御にかなりの差があるので、
カポエラーやエビワラーに進化させるには大量のブロムヘキシンやグミを用意しないといけないのでかなり面倒。
能力アップ装備の上昇分は弾かれ、素の能力で勝負しないといけない点がさらに面倒。

主要トレーナーでは、『金・銀』時代の四天王シバが先発で使用する。
格闘タイプなんて「そらをとぶ」で楽勝!と高を括っていたところを、「マッハパンチ」に「みきり」と優先度の高い技の連発で思わぬ苦戦を強いられたトレーナーは多いだろう。

ポケモンコロシアムではダークポケモンとして登場。
シャドー戦闘員のコワップが使用し、アゲトビレッジの聖なる祠の破壊を阻止しようとしたローガンのピカチュウを一蹴した。


ちなみに「トリプルキック」は威力10、命中90の3回連続攻撃で、2回目は威力20、3回目は威力30になる。
他の連続技と違い、一回ごとに命中判定があるため、実質的な命中は73相当とやや使いづらいが、
毎回テクニシャン補正が掛かるため、実質的には威力90でみがわりにも強い浪漫技。
「こうかくレンズ」を持たせることで命中率は99の3乗→約97%まで上昇する。
専用技だったが、第七世代フェローチェにも解禁された。
剣盾では、これのこおり版といえる技「トリプルアクセル」が登場。


◆対戦でのカポエラー


バランスのいい種族値配分、優秀な特性、多彩な攻撃技といった、恵まれた才能を生かしてテクニカルな戦法をとれる。
実際サワムラー、エビワラーを差し置いて対戦での起用率は高い。

「いかく」と「テクニシャン」持ちのかくとうタイプはどちらもカポエラーのみだったものの、キノガッサが新たに隠れ特性でテクニシャンを修得、かくとうタイプ唯一の個性ではなくなった。
「いかく」はそこそこある耐久をさらに高くしてくれ、単格闘タイプの弱点の少なさも相まって意外と落ちにくい。
「テクニシャン」もたくさん覚える先制技を軒並み強化してくれるため侮れない。

技についても、一致技は高威力の「インファイト」「とびひざげり」に加え、「トリプルキック」「ローキック」「けたぐり」、
テクニシャンの対象となる先制技「マッハパンチ」「バレットパンチ」「ねこだまし」「フェイント」
サブウェポンは汎用性の高い「ストーンエッジ」「じしん」や トリッキーな「ふいうち」「がむしゃら」「どろぼう」、
その他にも「おいうち」「じならし」「つばめがえし」と非常に芸達者。
「ふいうち」は長らく第四世代の教え技限定でありレート戦では使えなかったが、第八世代でレベル技に追加されて非常に採用しやすくなった。

ただし、ゴーストタイプへの対抗手段は技の「ふいうち」「おいうち」「どろぼう」のみ。
奇石サマヨールデスカーンといった高耐久霊ポケには積みの起点にされてしまう可能性がある。
素の攻撃力もさほど高くはないので、上手な立ち回りを求められるポケモンである。

こいつが真価を発揮するのはダブルバトルやトリプルバトル。

特性「いかく」が相手全体に効果が広がる非常に強力な特性になるのに加え、縛りの解除に便利なねこだまし、高性能な格闘技を併せ持つ。
「ワイドガード」や「てだすけ」などのサポート技も勢揃い。苦手なエスパータイプやゴーストタイプにも「ふいうち」で対応出来る。
「あくのジュエル」や悪Zワザがある環境ならラティオスシャンデラズガドーンを返り討ちにすることも可能。
特にカポシャンデラはダブルバトルにおけるメジャーコンビの1つとして知られていた。
カポシャン、カポデラーなどと略されることもある。

シングルではそこそこのカポエラーだが、ダブルではトップクラスの使用率を誇る。
とある大会ではメタグロスクレセリアバンギラスに次ぐ4位の使用率。
上位三名との種族値差はなんと145

しかもトリプルバトルに至っては使用率ダントツ1位となったこともある。
GSルールでも人気がありカポエラー始まったとかいうレベルじゃない。


第七世代では主戦場の一つであったトリプルバトルが廃止されてしまう。
カプ神をはじめてとした強力なフェアリータイプが増えたのも逆風。
特にカプ・テテフは特性でサイコフィールドを展開するので、ねこだまし等の各種先制技が潰されてしまい、テテフがいるだけで役割をこなすのが難しくなった。



追記・修正は3兄弟で仲良くお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ポケモン
  • ポケモン解説項目
  • ポケモン最終進化形
  • かくとう
  • 第二世代
  • 金銀
  • ♂のみ
  • いかく
  • テクニシャン
  • ふいうち
  • カポエイラ
  • ベーゴマ
  • ベイブレ(ry
  • バルキー4兄弟
  • 三男
  • トリプルキック
  • 回る
  • 回転
  • コマ
  • 回って回って回って回るー
  • 回れまーわれめりごーらん
  • ポケスタ金銀でよくやるゲーム
  • ピーポくん
  • カポエラー
  • バルキー
  • シバ
  • トウキ
  • サイトウ
  • 新宝島
  • ふくつのこころ
  • 分岐進化
  • コワップ
  • 逆立ち

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月18日 06:23