登録日:2012/03/15(木) 08:22:39
更新日:2022/09/29 Thu 14:23:39
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食品サンプルとはレストラン等の店舗に陳列してある料理の模型……つまり料理型フィギュアである。
海外発祥の様な気がするが実は昭和初期の
日本発祥で独自文化の1つ。昔は蝋が主流だったが熱で変化する為現在は合成樹脂が主流。
百貨店「白木屋」が当時あまり洋食に馴染みのなかった客の為に、どのような料理なのかわかりやすくする為に食品サンプルを展示したのが始まり。
その精巧かつ美味しそうな見た目に、店内から流れて来る匂いで客を呼び寄せる役目の為、日本各地のレストランに陳列される様になった。
食べ物に関しては全力で取り組む日本人が
美少女フィギュアを作り出す変態技術を持って生み出した為、
精密で精巧で美味そうな食品サンプルが出来上がっていった。
今も店舗に飾られているのは量産品(この量産品も手作業が多い)もあるが殆どは
オーダーメードによる職人の手作業。なのでコストは高め。
その為初期コストを抑える為、食品サンプルを陳列しない飲食店も存在する。
匠レベルの職人になると最早
本物より美味しそうで
本物と区別つかない料理を作り出してしまう。
本来裏方だがその腕を見出だしたテレビ局がTVチャンピオンや
ほこ×たてで腕を競わせたのは記憶に新しい。
斬新な食品サンプルを生み出したテレビチャンピオンや
本物を作り続けていた農家を騙す事に成功したほこ×たて等、我々視聴者もビックリする程である。
最近では一般人でも買いやすいキーホルダー型や小さなフィギュア、消しゴム型等種類を増やしている。
小さい・安いが物によっては本物に近いサンプルもある為探してみてはいかが?
日本では主に
岐阜県郡上八幡で製造されており、その生産量は全国シェアの60%にも及ぶ。
食品サンプルは海外展開は余りされてない。一般的になったのは中国の上海や韓国位で世界的には普及していない。
だがその見た目の美しさや技術力から近年、海外からの注目が集まっている。
更に日本に来た外国人のお土産として売れる等、これからも食品サンプル業界は発展していくだろう。
追記・修正は食品サンプル収集家がお願いします
- スパゲッティでフォークが宙に浮いてる食品サンプルは神の領域。 -- 名無しさん (2014-11-16 12:29:40)
- 日本の食品サンプル職人の腕には驚かされるばかり -- 名無しさん (2014-11-16 12:32:39)
- 実物より美味しそうな事多数。 -- 名無しさん (2015-08-20 17:44:35)
- 寿司型USBメモリとか、なぜ作った系の応用が多い気がする -- 名無しさん (2016-10-06 12:43:52)
- 最近「食品サンプルみたい」って褒め言葉が一部で使われてるくらいクオリティ高いのを多く見るようになった。 -- 名無しさん (2016-10-06 13:09:24)
最終更新:2022年09月29日 14:23