ガンダム試作2号機

登録日 :2010/02/24(水) 11:22:19
更新日 : 2017/05/23 Tue 14:37:53
所要時間 :約 7 分で読めます





貴様と話す舌など
持たんと言ったはずだ!!!


ガンダム試作2号機とは『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に登場するガンダムである。

型式番号 RX-78GP02A
所属 地球連邦軍→デラーズ・フリート→シン・フェデラル
製造 アナハイム・エレクトロニクス社
全高 18.5m
全備重量 83.0t
出力 1,860kw
推力 155,200kg
装甲材質 ルナ・チタニウム合金
武装 60mmバルカン砲×2、ビームサーベル×2、アトミックバズーカ、ラジエーターシールド
搭乗者
アナベル・ガトー
カネサダ・ツルギ


開発コードは「サイサリス」
コードネームの「サイサリス」は、ナス科の植物ホオズキから付けられている。花言葉は「偽り」など。
しかし、実際にはホオズキの属名Physalisは「ピサリス」「フィサリス」「ファイサリス」などと読まれ、決して「サイサリス」とは読まれない。
自慢げに話すと恥ずかしいことになるぞ。
宇宙世紀では言語の発音が違う」とか強弁しているのは誰だ?

またシリーズ初のいわゆる「悪役ガンダム」であり、これ以後良くも悪くも連綿と続く「ガンダムVSガンダム」の立て役者となった記念すべき機体でもある。
(サイコガンダムサイコガンダムMk-Ⅱシュツルム・ディアスは「ガンダム」であるかどうか怪しく、ガンダムNT-1は「悪役」ではなく「敵役」、純然たる「悪役」の「ガンダム」となると本機が初となる)


コンセプトは「極限まで攻撃力を追求」であり、最も高い攻撃力を持つ兵器「戦術核」を装備することを考えて造られた。
一年戦争では「南極条約」によって核兵器の使用が制限されていた。
しかし、一部のジオン兵によってたびたび使用が目論まれた(オデッサなど)経験から 報復用兵器 として本機の構想が考えられた。

つまり本機は、マ・クベの遺産とも言える。

当初はその機動力を活かして敵陣営の中枢をに侵入。様々な弾頭を使用する特殊バズーカを使い攻撃する強襲型の機体として計画されていたらしい。
しかし、 戦術核弾頭 を用いることで一撃で壊滅的なダメージを与えるという核装備型MS計画へとコンセプトが変更となった。

機体の開発には旧ジオン系の技術者が多い部署で行われた。
そのため、ドムなどの設計思想が反映されていると言われる。
試作2号機が既存のガンダムと異なるイメージ(顔や巨大な足)なのはこのためである。
そのためかガトーも「連邦にしてはなかなか」とこの機体を評価していた。

ミノフスキー粒子の電波妨害によって、機体自体も爆心地に近づいて攻撃する必要性があったため装甲や塗料・冷却機能付きのシールドなどで爆発に耐えられるよう設計されている。
しかし実際にソロモンを攻撃した際には本機も左肩に損傷を受けている。これは本機がテスト中だった事と核の威力が想像以上だった為に起きた不備の事態だと思われる。

背中に戦術核用の装備を付けた為スラスターの取り付けが出来ず、肩にフレキシブル・スラスター・バインダーと呼ばれるユニットを装備。
片側3基計6基の連装バーニアで展開することで、耐核装備のため重量が増した本機でも高い推力を得ることが可能となっている。
また、重力下ではこれによりホバー走行を行う事が可能である。


因みに南極条約違反と言われている本機だが、実際には 南極条約違反ではない
一年戦争の戦時条約である南極条約は0083当時は効力が切れてる上に、南極条約で禁止されたのは核兵器の「保有」ではなく「使用」であるためである。
デラーズ・フリートは、 「終戦したのは地球連邦とジオン共和国であり、『ジオン公国』はまだ地球連邦との戦争を続けている」 つもりであるため、
この様なすれ違いが起きている。



□武装

  • 60mmバルカン砲
頭に付いたバルカン。唯一の対MS用の射撃兵器。


腰サイドスカートに装備されている。ビーム刃の色は緑。
マニュアル操作で出力を変えられる。


  • アトミックバズーカ
本機の目玉武装。分割式の巨大なバズーカから核弾頭を発射する。
一発撃つだけで砲身が焼け付くので撃った後の砲身は放棄される。
使用する核弾頭「Mk82レーザー核融合弾」は書類上は戦術核であるが、その破壊力は戦略核に匹敵する。
また、一般的な水爆と異なり起爆に原爆を用いないため、フォールアウト(死の灰)が非常に少ないという戦術核に適した性質を持つ。


  • ラジエーターシールド
機体を覆うほど巨大で強固なシールド。中に冷却剤が入っていて機体全体を熱から守る。
またアトミックバズーカの砲身が収納されている。
このシールドは冷却及びバズーカの砲身の収納が主であり通常の戦闘における防御には向いていない、その証拠に1号機との戦闘においては装甲ごと冷却剤をビームサーベルで突かれ追い詰めていたにも関わらず退却する要因となった。



□劇中の活躍
オーストラリア・トリントン基地に輸送され核弾頭を搭載。射爆場での実験を行う予定であった。
しかし連邦軍兵士に変装したデラーズ・フリート少佐『アナベル・ガトー』により基地から強奪。

後にソロモン海で行われた観艦式を強襲。
厳重な警戒網を強行突破しコンペイトウ・旧「ソロモン」上空に侵入する。



「多くの英霊たちが無駄死にでなかったことの証しの為に・・・」
「再びジオンの理想を掲げる為に・・・」
「星の屑成就の為に・・・」

「ソロモンよ! 私は帰ってきた!!!」


ガトーの叫びと共に核弾頭を発射。ソロモンは核爆発の光に包まれ観艦式に参加していた連邦軍艦隊はほとんど航行不能に追い込まれる。

その後離脱しようとするも、フルバーニアンとなったコウ操る試作1号機と接触。
直前の核爆発の衝撃を防御した影響で左腕を故障、動かないというハンデがあったにも関わらず優位に立ち、試作1号機を追い込みビームサーベルで突き刺すも、決死の一撃を喰らい相討ちとなる。

ガトーとコウの脱出後、試作2号機は1号機と共に大爆発を起こし数多くの英霊達が眠るソロモンの海に散る・・・


『カタナ』ではシン・フェデラル仕様機が登場。
搭乗者はカネサダ・ツルギ。
何とビーム・バズーカ&MLRS同時装備。
初登場時は読者に圧倒的強さを見せつけた。
…ちゃんと確認しろ親父。

『Ζガンダム Define』ではアナハイムが各部を新しく換装した機体が登場。

『0083 REBELLION』ではHLVで宇宙へ上がった後、キンバライト基地指揮官のノイエン・ビッターから託されたMS用対艦狙撃ライフルで連邦軍艦艇を狙撃するシーンが追加された。



ガンプラ
当時、1/144でキット化されたが…とりあえず現物を見てほしい。

その後MG化されたが、定価4200円…おいそれとは買えない値段である。
しかし出来は悪くない。高いところに置いて下から見上げるのがベスト。圧倒的威圧感がある。

そして2006年にやっとHGUC化された時、全国のガノタは狂喜乱舞した。しかもバインダーを開くとスラスターも連動して動くという素晴らしいギミック付き。

「我々は17年待ったのだ!」

013・GP01
018・GP01Fb
025・GP03S
028・GP03
066・GP02A
075・GP02Aビームバズーカ、ロケットランチャー装備

…本当に待たされたな。

どれも核バズーカとデカいシールドを持つため、肩や腕の関節はきつめに組み立てておきたい。



◆スパロボシリーズ
機体性能自体は鈍重な重MS。
しかし必要気力高めで1発のみなもののアトミックバズーカはかなり強力。
補給と気力回復をきちんとしていればネオ・グランゾンも蒸発させられる。
作品によってはGP01と同型のビームライフルを持っていたり、ビームバズーカを持っていたり、バズーカがプラズマリーダーになったりしている(ラ・ギアスでは核兵器が使えないため)。
基本的にガトーの説得や拾ったりで味方になるか、最後まで敵のまま。
しかし64だけは味方になったはずのガトーが持ち逃げする。強力な戦力を奪われたことで激怒するプレイヤー多数。
保有国がなぜ核廃絶できないか分かる気がするよママン。



◆Gジェネシリーズ
ほぼ核撃つのみの機体。しかし役には立つので防御を優先的に上げたい。魂からはMLRS仕様が登場しビームバズーカもあるのでGP系では一番使いやすい。
GジェネNEOではソロモン宙域にてクワトロの乗る百式と交戦。
地の利と卓越した操縦技術によってクワトロを翻弄し、追撃を振り切った。
まぁGPシリーズは機体性能がぶっ飛んでるから分からない気がしないでもない。

◆ガンダムオンライン
ジオン軍高コスト機のひとつ。原作とは違いシールドで普通にビームサーベルや射撃をガードできるため、最高クラスの耐久を誇る。
また火力も機動力も高いのだが、被弾面積が大きすぎる、基地に帰投するのに20秒前後もかかってしまう、攻撃中は基本的にシールドは発動しないなど、扱いにくいため人気は低い。
アトミックバズーカは補給不可の高威力撃ち切り武器なのだが、弾頭を見てからかわせてしまうほど弾の速度が遅いためMS戦での実用性は低い。
敵本拠点に撃ち込むのが主な使い道か。
デメリットは多いながらも高い潜在能力を秘めているので、工夫して使えば輝く機体といえるだろう。

◆ガンダムVSシリーズ
ガンダムVSガンダムに登場。強力な格闘とアトミックバズーカが武器。反面射撃においてはバルカンとアシストしかない。
特格の「急上昇」は逃げるのに便利で、ブースト速度も早い。故にガン逃げされるとお手上げとなる可能性があり、厨機体とされる。
NEXTで弱体化され厨機体ではなくなったがアシストは強化された。


EXTREME VS
カット耐性・威力・ダウン能力など、全機体トップクラスの格闘能力を持つ格闘機。
ザメルとドムトローペンを召還出来るが、遠距離戦は相変わらず苦手。


ギレンの野望シリーズ
核がとにかく凶悪であり、射程内の敵機、戦艦に大打撃を与えられる。さらに生産制限が無い作品なら量産化も可能。
地球連邦でのガンダム開発計画を実行すればプランが回ってくる。他の連邦勢力でも悪に走れば凍結させたプランを復活させる事もできる。
ジオン系勢力でも原作イベントで強奪、作品によっては開発プランまで手に入る。連邦に南極条約を教えてやろう。

…と、言えば聞こえがいいが、南極条約違反なのであらゆる点でデメリットが重くのしかかる。
国際世論や外交相手からの評価がだだ下がりとなり、下手すると暴動に発展しかねない。
撃つ前でも開発した時点で大きく評価が下がり、せっかくロールアウトしてもガトーに強奪される事も。


◆ガンダム戦記(PS3)
DLC機体&ミッションで登場。400円で購入後ゲーム内のポイントを消費して購入。
劇中仕様では無くMRLS装備で解禁当初はサーベルの色がピンクという有るまじきミスがあった。
高性能だが機体と共に購入できる武装が微妙な為人気は今一つ。


なお、上記クロスオーバー作品群で本機が『機動戦士ガンダムSEED』と共演すると、Mk82の構造故に「ニュートロンジャマーを無視して核攻撃を行う試作2号機」という奇妙な画が完成する。




君、バズーカに弾頭の装備と項目の追記・修正は済んでいるのかね?
そうか…。では試してみるとしよう…!

この項目が面白かったなら……\ポチッと/