ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国

登録日 :2010/11/23(火) 18:47:49
更新日 : 2017/05/29 Mon 14:27:17
所要時間 :約 6 分で読めます





の戦い
決着!




2010年12月23日に公開された、ウルトラシリーズ劇場版にしてシリーズ45周年記念作品。

『大怪獣バトル』シリーズから始まったスペースオペラ路線を引き継ぎ、前作映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』で初登場したウルトラマンゼロウルトラマンベリアルが再び激突する。

今作では複数の宇宙が存在するという「多次元宇宙(マルチバース)」の理論が設定として組み込まれた。

今までウルトラの中心だったM78の世界を飛び出し、別次元の「アナザースペース」と呼ばれる宇宙で繰り広げる冒険がメインとなる。

又、昭和当時にウルトラ以外の円谷特撮の世界観を統一しようとした「銀河連邦」というボツ案があり、今作ではその設定を意識した新キャラクターが登場する。

前日談として、OV作品『ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ』が発売中。
翌年に『ウルトラマン列伝』で5週に分けて放送された。



【ストーリー】

光の国が突如謎の敵「ダークロプス」の襲撃を受け、ウルトラマンゼロが迎撃。
ウルトラセブンとともに3体のダークロプスを撃破したゼロは、ダークロプスを送り出した敵の正体を探るために単身、別宇宙へと旅立つ。 *1

辿り着いた別次元の宇宙で様々な仲間と出会うゼロ。
そして明らかになる敵の正体、それは倒されたはずのウルトラマンベリアルだった。



【主要人物】

●ラン
演:小柳友
開拓惑星アヌーの青年。
ベリアル軍によりキャラバンが襲撃され、大怪我をした状態で弟を救うため無茶をして死にかけるが駆け付けたゼロと出会い、彼と融合することになる。ゼロと一体化中は彼の意識はなく、分離後意識を取り戻す。これは初代ウルトラマンのハヤタのリスペクトである。
アイテム「 ウルトラ ゼロ アイ 」を使用してゼロに変身し戦う。

●ナオ
演:濱田龍臣
ランの弟。父親から貰った「バラージの盾のかけら」を持つ。
戦闘ではジャンボットに搭乗して戦うことになる。
心の中にもう一人の自分をカッてはいない。
名前は『ジャンボーグA』の主人公.立花直樹から。

濱田氏は後にベリアルの息子「ウルトラマンジード」の変身者「朝倉リク」を演じる。

エメラナ・ルルド・エスメラルダ
演:土屋太鳳
惑星エスメラルダの第二王女、通称エメラナ姫。
星がベリアル帝国軍の襲撃に遭い、ミラーナイトの助けによって一人難を逃れた。

後に土屋氏は女優としてブレイクするが、2017年のセブン50周年ではウルフェスサポーターに就任するなど、ウルトラシリーズとの縁は途切れていない。


ベリアル帝国軍打倒のために集った4人の戦士達。
ゼロ以外の3人は往年の円谷プロの特撮ヒーローのリメイクキャラクターであり、登場時にはそれぞれの主題歌のアレンジBGMが流れる。
そして、 声が全員とある機動戦士の主人公達

ウルトラマンゼロ
(CV:宮野真守
光の国の勇者。
旅立ちにあたり、父であるセブンから万能アイテム「ウルトラゼロブレスレット」を譲り受ける。
今回はブレスレットが本体…と思われたが、別にそんなことはなかった。
心強い仲間を見つけ、再びベリアル打倒に奮闘する。


これがっ!俺達の光だッ!!


ミラーナイト
(CV:緑川光
円谷ヒーロー「ミラーマン」をモチーフに作られたキャラクター。

エスメラルダ王家を守護する「鏡の騎士」であり、二次元の「鏡の星」の父と三次元の「惑星エスメラルダ」の母を持った 2.5次元人
「二次元世界の英雄」というある意味アニヲタの憧れ。
PVでは目立っていなかったが今作一番のネタキャラ。


鏡を使うのは得意でね。知らなかったかい?


グレンファイヤー
(CV:関智一
円谷ヒーロー「 ファイヤーマン 」をモチーフに作られたキャラクター。

宇宙海賊用心棒をしている炎の戦士。
炎を自在に操る熱血漢。「俺のこの手」どころか、全身がガンガン燃えてます。
予告編映像からいきなり死亡フラグをおっ立てる。


仲間ってのは、いいもんだよな…


ジャンバード/ジャンボット
(CV:神谷浩史
円谷ヒーロー「ジャンボーグA」をモチーフに作られたキャラクター。

エスメラルダ王家に伝わる宇宙船で、『鋼鉄の武人 ジャンボット』へと変形する。
ナオの「ジャンファイト!」の掛け声とともに起動し、ナオの動きをトレースして戦う。


叫べナオ、ジャンファイトと!




ラン達の宇宙で猛威を振るう軍勢。要塞マレブランデスを拠点にしている。


●銀河皇帝 カイザーベリアル
(CV:宮迫博之)
ベリアル帝国広報担当……ではなく巨大なマントを羽織った皇帝閣下。
前作に登場したウルトラマンベリアル本人。
ランたちの宇宙を足掛かりにして、全宇宙を支配しようとする。
片目にはゼロとの戦いで刻まれた巨大な傷がある。

全て の宇宙は、 俺のもの だッ!」


●暗黒参謀 ダークゴーネ
(CV:川下大洋)
ベリアル帝国参謀。影を自在に移動したり、腕を武器に変化させる能力を持つ。
因みに中の人は前作でやたら目立ったシャプレー星人と同じ。
名前は『ジャンボーグA』に登場したグロース星人の幹部につく「○○ゴーネ」が由来になっている。
『ジャンボーグA』でキャラクターデザインを担当した米谷佳晃は、未登場に終わった正式名称のない五番目の幹部を独自に「ダークゴーネ」と呼称しており、本作品での偶然の一致に驚いたという。

我が軍に逆らうとは、愚かな者達です


●鋼鉄将軍 アイアロン
(CV:若本規夫
ベリアル帝国将軍。
凄まじい強度の体を持ち、敵の攻撃を反射することも可能。

「ミラーマン」の序盤に登場した怪獣、鋼鉄竜アイアンがモチーフ。
こちらはダークゴーネと異なり、特に幹部とかではない普通の怪獣がモデル。

この他にもう1人、「ファイヤーマン」のキングザウラをモチーフにした幹部を出す案もあったが、ボツになっている。


●帝国猟兵 ダークロプス
(CV:宮野真守)
ベリアル帝国量産メカ。ゼロを模した姿をしており、ゼロは度々こいつと間違われる。
OV登場のダークロプスゼロは実験中に行方不明となっていた試作型で、量産型は色々な部分で劣っている。
それでも、3体いれば連携でゼロを追い詰めるほどの性能を誇る。


ウルトラマンゼロヲ確認、破壊スル!


●帝国機兵 レギオノイド
ベリアル帝国量産メカ。エスメラルダから奪った資源で造られている。
陸戦型と宇宙戦型の2タイプが存在する。
「ファイヤーマン」のロボット怪獣バランダーVに似ている気がするが無関係らしい。


……



【光の国】

序盤、ダークロプスの襲撃を受け、それが今回の騒動の発端となる。
前作に引き続きモブ戦士も描かれたが、相変わらずあまり活躍はしない。
ダークロプスのパーツから検出されたマイナスエネルギーを分析する会議のシーンが印象的。その後、総出でゼロを送り出す。
終盤は100万体のダークロプス軍団を迎え撃った。

ウルトラセブン
ゼロからの呼ばれ方は今作以降「親父」で定着する。
序盤からゼロとの共闘を見せ、ブレスレットを託して送り出すなど、なかなか親バカで微笑ましい。
光の国サイドでは一番セリフが多い。

ウルトラマン80
(CV:長谷川初範)
会議でマイナスエネルギーについて説明をしていた。
30周年記念につき、オリジナルキャストたる長谷川氏がボイスを担当した。

●ユリアン
(CV:萩原佐代子)
前作で叶わなかった80との初共演が見られる。
共に会議に出席していて、ダークロプス軍団でも果敢に前線へ向かった。銀十字軍とは一体…
80と同じく、オリジナルキャストでの音声収録が行われた。

●ウルトラの父
相変わらず貫禄たっぷりな大隊長。ゼロにアナザースペースの調査を命じた。

●ウルトラの母
会議に(ry
目立った活躍は無い。

ゾフィー
●ウルトラマン
●ウルトラマンジャック
●ウルトラマンエース
ウルトラマンタロウ
●ウルトラマンレオ
●アストラ
ウルトラマンメビウス
●ウルトラマンヒカリ
精鋭・ウルトラ兄弟のメンバー。会議(ry
組織の中核を担う立場は意識されており、光の国のシーンでは基本的にセンターを占める。
光線の溜めポーズ等もしっかりと再現されている。

ウルトラマンキング
ゼロに対してベリアル曰く、「いくらウルトラ戦士でも、この数(100万体)は無理だなぁ?!」とのことだったが…
次に光の国が映った時にはすでに戦闘は終わっており、そこには他のウルトラ戦士と共に颯爽と凱旋するキングの姿が。
直接的な戦闘描写無しに光の国の勝利を視聴者に納得させるのは流石と言ったところか。
こうして伝説の超人にまた一つ伝説が増えた。

ウルトラマンマックス
●ウルトラマンゼノン
前作での不遇っぷりから海外組共々フェードアウトしたと思われたが、ウルトラ戦士が凱旋するシーンにこっそりと映っていた。
直後にキングがドアップで映って気づきにくいが…



【楽曲】

OP
ボイジャー/すすめ!ウルトラマンゼロ

主題歌
GIRL NEXT DOOR/運命のしずく〜Destiny's star〜



7月にOVとともに情報が解禁された後、数ヶ月に渡ってマトモな本編映像が公開されない状況が続いた。
11月にようやくPVや予告編が公開されたが、実は2月の時点での白紙状態からかなり切迫したスケジュールで制作を続けていた。


エメラナ役の土屋太鳳によると、1ヶ月半の間に1000カット近いCG処理を行っており、実は公開すら危ぶまれていたらしい。
そこで ある奇跡 が起き、映像が完成出来たのだとか。

その分、マルチバースの描写や宇宙空間での戦い、ジャンボットの変形シーン等が和製のヒーロー特撮と思えない高クオリティに仕上がっている。
スタッフ乙です。



また、今作では配給がワーナーから松竹へ復活。
映画『ULTRAMAN』以降、ウルトラ映画に懐疑的かつ『いい映画は映画館でやってるだけで客が入る』といわんばかりにの宣伝の手抜きぶりが目立つ松竹だが、
『釣りバカ日誌』シリーズ終了に伴い、ウルトラが年末興行の鍵となっていた。
おそらく、天下のウルトラのブランド頼りに家族揃ってやって来るだろうとみなしたはずだったが……

興行は前作より落ちてました。



今作も『ウルトラ銀河伝説』同様に、中国全土での公開が決定。
上映館数も約1000館(約3500スクリーン)と、前作から更に拡大した。
邦画のシリーズが2年連続公開されるのは、中国でも史上初との事。



2012年3月、45周年記念作品の第2弾『ウルトラマンサーガ』が公開された。




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