ジャミ

登録日 :2012/10/14(日) 13:38:23
更新日 : 2017/09/26 Tue 12:34:33
所要時間 :約 5 分で読めます





そう死にいそぐこともあるまい……愛する妻に別れの言葉でもかけてあげることだな


ドラゴンクエストⅤ 天空の花嫁に登場する魔物の一体。
ケンタラウスやラムポーンの色違いで白色っぽい体色に紫の鬣がついた馬である。
(SFCではまんまラムポーンと同じ色、というかラムポーンがジャミの使い回し)。

CV:高木渉(ドラマCD)


※以下青年期前半までのストーリーのネタバレを含みます。





初登場は主人公の少年期のラスト。
主人公の父であるパパスが子守りを頼まれたラインハット国のヘンリー王子が、
彼の存在を快く思わないラインハットの大后の指示により悪漢達に拉致られてしまう。

主人公とパパスは王子の行方を追っていき、無事救出に成功する。
その帰路の途中に突如現れた強力な力を持つ魔物、ゲマの部下の魔物としてもう一人の部下であるゴンズ共々ゲマに呼び出され登場する。

ゴンズと二人でパパスに襲いかかるのだが、
まさにパパスの敵ではないと言わんばかりに最初はあっさり撃破される。

しかしゲマの手によって主人公を人質にとられてしまい、パパスは迂闊に手を出せなくなってしまう。
こうして無抵抗な状態であるパパスを二人がかりで少しずつリンチしていくのである。

「へっへっへ、さっきはよくもやってくれたな」

ジャミの 攻撃!
パパスは 12の ダメージをうけた

パパスは ただジッと 耐えている

この時の戦闘BGMは重苦しいものになっており、
あれほど強かったパパスが成す術なくやられていくこともありインパクトは大きい。

無抵抗なパパスに何故か無駄にラリホーマをかけようとするのは時折ネタにされるが

こうしてボロボロになってしまったパパスはゲマの手によってぬわーーっっ!!されてしまう。


そしての10年の月日が流れた……。


すっかり青年になった主人公は色々あった末に結婚する。
その後、父パパスが実はグランバニア国の国王であったことと、自身も王位継承権の持ち主ということを知る。

王位継承の試練を突破して無事に即位し、ついでに子供(王子&王女)も産まれて国を上げてお祭り騒ぎの中事件が起こる。

祭りで出された料理の中には眠り薬が仕込まれており、皆が寝静まった中、主人公の嫁が魔物の手によって拉致られてしまうのだ。

魔物達は北に向かったという証言の元たどり着いた先があのみんなのトラウマデモンズタワー

長く苦しい道中に今回の事件の主犯ともいえる大臣とも出会い、
この事件は魔物の手引きであるということを知る。そして彼はぐふっしてしまう。

タワー最上層で脳筋なオークLv20と複数回攻撃の強敵のキメーラLv35を撃破したのちについに姿を現す。

この時傍らには主人公の嫁がおり、先にジャミに話しかけると冒頭のセリフを述べ、
戦闘には突入しないので肩透かしを食らったプレーヤーもいただろう。
あれ……!? もしかして意外といい奴?

※以下嫁はビアンカverでいくのでご了承下さい。

トンヌラ! やっぱり来てくれたのね。でも来ないほうがよかったかも。
大臣を利用して私をさらったのはトンヌラを誘き出すため。そしてあなたを亡き者にしたあと自分が王になりすまして」

「あ!」 (電撃)

「さてムダ話はもういいだろう。国王たるもの身内のことよりまず国のことを考えなければならぬはず! 
なのにお前はここに来てしまった。それだけで十分に死に値するぞ! わっはっは。さあ! 二人仲良く死ぬがよい!」

……と主人公にお説教をしてくださる。言ってること自体は結構正論だったりする。
だが権力者になりすまし、国を牛耳るのが目的というのは、実はやってる事は偽大后と大して変わりなかったりする。

かくして戦闘に突入するが……。

トンヌラの攻撃!
ジャミに 1のダメージを 与えた!


まさかのチートバリアを展開しており、会心の一撃以外は一切効かない。
そんな都合のいいバリアならゲマとかミルなんとかも使っておけばいい気もするが他のボスは一切使わない。

チートバリアで余裕のジャミは、

「わっはっは! 俺は不死身だ! 誰もこの俺様を傷つけることはできまい! トンヌラ! 死ねっ!」

とか上機嫌で言っちゃうのだが……、

「やめてーっ!!」

なんと ビアンカが 戦闘におどり出た!

「やめなさい、ジャミ!」

ビアンカの身体が ふしぎなひかりに つつまれている!

「こ、このひかりは……」

ひかりが ジャミのバリアを 消し去っていく……、

「さあ、トンヌラ今よ!」


……と嫁が天空の血筋の力でバリアを破砕、ついでに主人公を回復させる。

だがジャミもバリアを破壊されても十分に手強くバギクロスや凍える吹雪といった高威力技でこちらを追い詰める。
だが勢いで一気に押しきれば割りとすんなり勝てたりしてしまう。
この時期のボスにしてはHPが低めなのと、1回行動なのが理由か。
人によっては前座のキメーラLv35の方が手強いと感じるかも。


戦闘後には

「勇者の子孫がまだ生きていたとは……」

「えっ? 私が勇者の子孫?」

「やがてお前の血筋から伝説の勇者が蘇るだろう。しかしそれだけはなんとしても止めなければならぬ。これでもくらえ!」

なんとトンヌラは石になった!
なんとビアンカは石になった!

「わっはっはっは! その身体で世界の終わりを見るといい!!」

……と二人を石にして死亡する。
こうして青年期前半は終わりを迎えるのだ。

リメイク版だと上記の台詞を喋ったり、二人を石にするのはジャミではなくゲマであり、
当のジャミは最後の力でゲマを呼び出していたに留まっている。
ジャミェ……。

だがパパスの仇で青年期前半のトリを務めるボスであり、
演出などにも恵まれているので、他のボスと比べると優遇されているともいえる。

まあ相方のゴンズの扱いが酷すぎたっていうのもあるけどね!

※参考までにゴンズの扱い。

ゲマの前座。
ストーリー終盤のボスなのに単体物理攻撃オンリー。
1ターン休み系の効果がよく効くので対策が楽。
戦闘前の台詞も少ない、倒しても何も言わず消える。

どうしてこうなった……。


◆小説版「ドラゴンクエスト5」
そんなジャミだが、小説版では青年期の節目ということもあり大きく描写されている。

部下の扱いは荒く、失敗したり口答えした場合は鞭で打つという暴君ぶり。
腕を失った部下に「アームライオンの腕を一つ分けてもらえ!」などと無茶なことまで言い出す始末。

しかしそれ以上に衝撃的なのは、なんとさらってきたビアンカを気に入り、
自分の食事のニンジンを勧めようとしたり、さらには誰にも乗られたことのない自分の背中に、
彼女を乗せてもいいかもしれない、などと考えるようになっているのだ。
だが当のビアンカはジャミの暴君ぶりに呆れ、かつ彼はパパスの仇でもあるので心を許すわけがなかった。

リュカとの決戦時、凍える吹雪で砕け散り死んだスミスの死に涙を流す彼女を見たことにより、
「俺は腐った死体以下なのか」と自身のプライドを大きく傷つけられ、可愛さ余って憎さ百倍。
とうとうビアンカまで手にかけようとするが、その隙を突いた怒れるリュカによって致命傷を負わされる。

もはやこれまでと思った彼は、せめてリュカとビアンカだけでも道連れにしようと、
死の呪文(明確にはされていないが恐らくザラキか?)を唱えるも、失敗。二人は死には至らず、石にするに留まってしまった。
だが、意識のある石のまま生きることの方が辛いだろうと最後まで嘲笑い、死亡した。

グランバニア誘拐事件~デモンズタワーの決戦までは多くの犠牲者を出し、リュカたちパーティは文字通り死力を尽くすこととなった。
ゲーム再現とはいえ、その無情な結末と相まって小説版屈指の名バトルとも言われている。


ちなみに一方のゴンズはピエールの養父の敵という大役であったが、ジャミに比べるとけっこうあっさりとやられてしまった。


◆二次創作界隈では
馬の魔物、人妻を拉致ということからなのか、
同人誌をはじめとして竿役としてよく起用されている。
特に、ビアンカを拉致してその竿でズッコンバッコンしNTRするというのはお約束。

なお、それは決して荒唐無稽な展開ではなく、
ゲーム中で 主人公を連れずに (仲間モンスターのみで)デモンズタワーのジャミの所に行くと、
未来の妻にあいさつしておけ
などと言い、主人公の嫁も、
私の事は忘れて……
と、まるで調教されたかのような台詞を口にしたりするので、ある意味原作準拠と言えるかもしれない……。



「建て主たるもの身内のことよりまず項目のことを考えなければならぬはず! 
なのにお前はここに来てしまった。それだけで十分に追記・修正に値するぞ! わっはっは。さあ! 二人仲良く建てた記事を編集されるがよい!」

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