スッパマン

登録日:2012/10/08 Mon 14:02:21
更新日:2023/03/14 Tue 02:20:31
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オカメコオロギよりも速く!
トノサマバッタよりも強く!
高いカズノコなどひとっ飛び!




スッパマンとは、漫画Dr.スランプ』やそれを基にしたアニメ作品の登場人物である。
オカカウメ星からやってきた、自称「正義の味方」。決め台詞は「梅干し食べて スッパマン!
この項目では彼に関係するキャラクターも紹介する。


★概要

普段はPCB(ペンギン村文化放送局)のテレビアナウンサーである暗悪健太(くらあく けんた)として活動し、正体がばれないように村のパトロールをしている。
村人からは完全にばれているが。
事件を察知すると電話ボックスに飛び込み、胸に「す」と書かれたスッパマンの衣装にいそいそと着替えて出動する。

正義の味方を自称しているが、その行動はといえば

  • 浜辺に打ち上げられた魚に心臓マッサージをする
  • 怪獣が出たと言われてビビるが、その怪獣が弱い子供の怪獣だと知るやボコボコにする(その後激怒した怪獣の母親に散々追い回された)
  • 気に食わない事があると相手に手榴弾を投げつけたり、毛虫で脅したりする
  • 敵の方が強そうだと判断すると「これからは悪の時代だ」と言って敵の側に寝返る
  • ある事情で地球を脱出しなければいけない事態になった時、他の皆を追い出して一人だけロケットで逃亡した事も(罰は当然当たったが)

…等、正義とは程遠い状況である。
戦闘力もミスター・サタンだって14枚は割れる瓦を1枚割るのが関の山。他には「勇気の人差し指」と称したウンチつつきや給食の早食いぐらいしか自慢できないという悲しさ。
当然ながら空も飛べず、スケートボードの上に腹ばいになって空を飛ぶ格好をするのが精一杯である。
(ただし、モブキャラとして登場した際は堂々と空を飛んでいる)

当然ながら村人からの評判は最悪で、アニメ一作目では「スッパマンフアン(不安)の会」まで設立されるほど。
彼が登場する度に罵声が飛び交い、母親は子供を遠ざけようとする。しかもそれを彼は全く気にしないからタチが悪い。
しかし、則巻アラレガッちゃんは何故かスッパマンの大ファンであり度々彼を助けている。
ただ当のスッパマンは、得意技の「勇気の人差し指」をあっさり破られたりと散々な目に遭った為に迷惑がっている様子。
(とは言え、アニメ一作目では初めてサインを書けた事を喜んでいた)

ただし、稀にまとも(?)な価値観を見せる事もあり、アニメ一作目では賞金目当てで芸を仕込み始めたゴキブリと次第に友情を育み始め、
うっかりレストランで芸当を見せてしまい店員に叩き潰された時には烈火のごとく怒った。
レストランでそんなの引っ張り出す方が悪いのだが。

昔は一軒家に住んでいたが、留守にしている間に空き家と勘違いしたオボッチャマン家ごと奪われてしまう。
その後は「すっぱまんせいぎのやかた」と名付けたテントでの生活を余儀なくされている。

なお、最初はアラレのライバルとして設定していたのだが諸事情で弱くなったらしい。
ただし、映画版では何故か超サイヤ人的なものに変身した事もあった。まぁ弱いのは変わらなかったが。

声優は一作目(Dr.スランプアラレちゃん)では玄田哲章氏、一作目劇場版(90年代)と二作目(ドクタースランプ)では古谷徹氏。
一作目と二作目を跨いで同じ声優が演じる数少ないケースである。

単行本にはスッパマンの誕生秘話が1頁マンガで掲載されており、
アラレのライバルとして登場する予定で考えていたが、すっぱいウメボシが憎たらしかったために思いっきり弱くしてやったと描かれている。
後に作者は『Dr.スランプ』の連載開始前にスッパマンを主役にした漫画を描いたが没にされ、ふびんに思い『Dr.スランプ』に登場させたと語っている。
また、連載終了前にスッパマンは「次は私を主人公にしろ」と作者に提案したが即却下される。
類似したキャラクターはDr.スランプの連載開始前からも他作品(『ギャル刑事トマト』など)で登場しており、
『貯金戦士キャッシュマン』や『ネコマジン』にも同じ顔の人物が登場するなど、鳥山明の作品を代表するキャラクターの1人となっている。

モデル及び元ネタは言うまでもなく『スーパーマン』のクラーク・ケント


★関連キャラクター

  • しょっぱまん
スッパマンの弟で、決め台詞は「シオカラなめてショッパマン!」

土星の平和を守る任務を受け、地球を守っているという兄を参考にする為にペンギン村にやってきた。性格は兄とは真逆の真面目なもの。
原作やアニメ一作目では色々あって兄の活躍に感銘を受ける結果となったのだが二作目では大いに馬鹿にしており、村人達すらスッパマンの味方をするほどだった。

なお、スッパマンは故郷のオカカウメ星等の知り合いに「地球のヒーローとなった」と言っているとか。

  • アンマン、カレーマン
本編未登場のスッパマンの両親。特に父親がどこかで聞いた名前だが関係ない。

  • ブビビンマン
スッパマンより前に登場した宇宙人で、蝿のような着ぐるみを身にまとっている。
地球のヒーローになろうとしていたのだが、むちゃんこつおいアラレ達との遭遇で断念する結果になった。その後はもっぱらモブキャラとして登場している。
さすがにアニメでは描写されていないが、原作では地球人の排泄物を美味しく食べてしまう。

  • パーザン
ペンギン村のジャングルに住む、自称「ジャングルの王者」。
スッパマンとは非常に仲が悪く、互いに「バカのスッパマン」「アホのパーザン」と言いあっているが、どっちもどっちなのは言うまでも無い。
スッパマンと顔が非常に似ており、間違われるのを嫌って普段は腰布一丁の姿でいる。
ただ、アニメ一作目では逆にそれを利用してスッパマンになり済まし、彼が当てた景品を奪おうとした事も。
登場時は相棒にチーター(という名前のゴリラ)がいたが色々あって見放されてしまう。
その後デカいカエルに新しく「チーター」と名付けたものの全然言う事を聞いてもらえなかった。当然ながら森の動物達からの信用は限りなく薄い。

アニメ2作目には登場せず、代わりに美熟女のバーサンと言うキャラが登場。
こちらは動物たちを纏めるまともなキャラで、パンツを見られたことがきっかけで千兵衛のじいちゃんと結婚(じいちゃんにとっては再婚)した。











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最終更新:2023年03月14日 02:20