スーパーマン(人物)

登録日 :2011/01/02 (日) 09:45:10
更新日 : 2017/07/01 Sat 14:09:11
所要時間 :約 7 分で読めます





「空を見ろ!」


「鳥だ!」


「飛行機だ!」


「いや、スーパーマンだ!!」



「スーパーマン(SUPER MAN)」は、1938年に新聞連載から初のコミックブック『アクションコミックス』のヒーローとして登場を果たしたDCコミックスを代表するキャラクター。
元祖「スーパーヒーロー」である。
それ以前にもパルプ誌等で探偵やスパイが活躍するヒーロー物は存在していたが、
明るい色で表現されたコミックに登場した「超人」の姿は、瞬く間に多くの大衆の支持を集める事になったと云う。
…非常に歴史が古く、幾度かリニューアルもされている為、ここでは最も基本的な情報(主に86年以降の新版の設定)を記す。



【概要】

鋼鉄の肉体に加え、怪力、飛行能力、透視能力、ヒートヴィジョン(熱光線)等の超能力を持つ不死身の超人。
青と赤のコスチュームに身を包むが、これはアメリカ合衆国の国旗をモチーフとする(アメリカの自由意思と力の象徴)。
胸の「S」の字は当初は「スーパーマン」の頭文字だったが、エル家の紋章で「希望」の意だと設定変更された。

劇中(DCコミックス)で米国最大の都市として設定されているメトロポリスの平和を守る超人である(尚、メトロポリスの対岸にゴッサムシティが位置する。アメリカって狭い)。
そのパワー設定は、数あるスーパーヒーローの中でも最高レベルで、寧ろ後代のヒーローはスーパーマンの能力設定を基本として設定を決められたのだと言って良い。
後には、リアリティのある設定やスーパーパワーがあっても弱点のあるヒーローが多く生まれたが、それも「無敵」のスーパーマンの存在があればこそである。

【人物】

  • 本名クラーク・ケント
カンザスの田舎町スモールビルの出身。
ジョナサンとマーサのケント夫妻の一人息子である。
普段は米国最大の新聞誌であるデイリー・プラネットの記者として働いている(多くのパロディを生んでいるのは周知の事実)。
高校時代はアメフトで輝かしい成績を残したらしいが、巨体の持ち主にも関わらず普段は猫背で性格もおとなしい。

…無論、これは自らがスーパーマンであると悟られない為の演技で、旧版やかつての映画シリーズでは、特にこうした部分がコミカルに強調されていた。
超人スーパーマンが傲慢さを捨て、普通の人間として生きる=ヒーローとして生きるまでの過程は、近年のスーパーマンでは特に大事にされている部分でもある。
眼鏡をかけているだけで顔を隠しているわけではないのに「なぜ正体がばれないのか」と言われるが、これは眼鏡から微弱な電波が出ており、周囲にスーパーマンとの類似性を悟られないためである。

劇中のロイス・レーンはクラークはデカイくせに自信なさげでぼそぼそ喋る、事件が起きたら真っ先にどっかいなくなる。そんな小心者がスーパーマンなわけないじゃん」と言われている。
現代の基本となっているジョン・バーンの手掛けたリメイク版では、さすがにこうした部分の描写はリアリティのある自然な物に改められており、クラークからスーパーマンへの切り替えは本人の任意により瞬時に行われる。

【出自】





実は地球人では無く、地殻異変により滅び去った惑星クリプトンの最後の生き残りである(今更だが…)。
クリプトン人としての名前は「カル=エル」。
滅び行くクリプトンから旧版では隕石で、新版では実父ジョー・エルの手でロケットにより脱出させられた。
クリプトンは肥大した赤色太陽系の惑星であり、クリプトン人は赤色太陽の光の下では普通の人間と変わらないが、地球の様な黄色太陽の光を受ける事で細胞にエネルギーが蓄えられる。
…つまりは、これがスーパーパワーの正体である。

この設定故にか、旧版では従姉妹にあたるスーパーガールや、ペットのクリプト等が存在し、生き残りのクリプトン人の犯罪者がスーパーパワーを持ち暴れ回った事もあったが、設定変更に伴い多くが黒歴史化した(アメコミでは珍しい事では無い上に忘れた頃に復活…再度黒歴史…と云う事すらある)。
尚、現在では能力にある程度の上限が設けられているが、
旧版では地球を吹っ飛ばしたり、自転を戻す事で時間を戻したりと何でもありの描写があった。


【関連人物】

  • ロイス・レーン
永遠の恋人。
デイリー・プラネットの花形記者でクラークの憧れ。
歴史の中では結婚もしている。
スーパーマン開始当時には仕事を持ち自立したロイスの姿は先鋭的な物だった。

  • ジミー・オルセン
クラークとロイスの同僚。
歳が若く、編集部のマスコット的存在で蝶ネクタイがトレードマーク。

  • ペリー・ホワイト
クラークやロイスの直属の上司。
デイリー・プラネット紙の編集長。

  • ジョナサン・ケント
  • マーサ・ケント
地球での両親。
旧版では故人だが、新版では生存しており、旧版の完璧超人から設定変更されたクラークの傲慢さを諫め導く等、存在感が増している。
実写版などではスーパーマンとしての成長を促すために、ジョナサンが故人になる事が多い。

  • ジョー・エル
  • ラーラ・エル
クリプトンの実父と実母。
旧版ではクリプトンの指導者的立場にあったが、新版ではクリプトンが無機質な進化を遂げた管理社会へと設定変更された為にその印象は大きく異なる。
…が、ジョー・エルはその中に在って人間らしい感覚の持ち主として描かれている。

  • ラナ・ラング
クラークの幼馴染みで、ロイスと並ぶ恋人候補。


【JLA】

本名ブルース・ウェイン
ゴッサムの守護者たる闇の騎士。
スーパーマン最大のライバルにして親友。
クロスオーバー大作においては、盟友にして最大の敵として立ち塞がる事が多い。
旧シリーズから互いに立ち位置を変化させつつも「ワールド・ファイネスト(世界最高のコンビ)」は未だにDCコミックスの看板であり続けている。

  • ワンダー・ウーマン
元祖スーパーヒロイン。
クラークとは盟友であり、シリーズによっては恋人。

  • フラッシュ
2代目のバリー・アレンが有名。
光速で走る事ができる地上最速の男。
設定的(能力の由来)には元祖クロックアップを採用したスーパーヒーロー。

  • グリーン・ランタン
宇宙の平和を守るガーディアン・オブ・ユニバースからスーパーパワーを与えられた宇宙の警備員。
2代目のハル・ジョーダンが有名。
あらゆる願いを叶える(思考を具現化する)ランタンが武器。
能力の根源の関係で、フラッシュとは天敵同士。
シリーズによってはスーパーマンより強いが、バットマンの手駒。

※スーパーヒーローチーム「JLA(ジャスティスリーグ・オブ・アメリカ)」の中核メンバー達だが新版以降はスーパーマン、バットマン共に距離を置いている。


【宿敵】

  • レックス・ルーサー
最大の宿敵。
世界征服を夢見る悪の天才。
旧版では悪の天才科学者だったが、新版ではメトロポリスを経済で支配する実業家。
尚、新版の設定は世界観からしてが『スパイダーマン』のパ(rya…として有名だったり…。

  • ブレイニアック
宇宙の片隅で生まれた邪悪なコンピューター人間。
機械に取り憑く能力を持つ。
スーパーマンの宿敵の中でも最凶の部類に入る存在。
ネットワーク社会では無限の力を持つと言っても過言では無い。
ビンの中に都市を縮小して閉じ込め、コレクションするのが趣味。

  • ドゥームズ・デイ
かつてスーパーマンを殺した最強の怪物。
アマルガムコミックでは、名前が似ている為かDr.ドゥームと合体した。
…嫌がらせか!(最高の頭脳+最強の力)

  • ダークサイド
宇宙の支配を目論む、ヒーローみんなの敵。
スペースオペラが流行らない為か近年はおとなしい。
マーベルのサノスはこのキャラクターのパ(rya…だが、ゲームの関係で少なくとも日本人にはサノスの方が馴染み深いだろう。

  • ゾッド
クリプトン星でクーデターを起こし幽閉されていた将軍。
失われた故郷の再興のため地球を侵略しようと画策する。
マン・オブ・スティール」では故郷を救おうとした彼がスーパーマンにひたすらボコボコにされるため、ロキと並ぶアメコミ映画不憫悪役の代表格としてよく挙げられる。

【弱点】

  • クリプトナイト
破壊された惑星クリプトンの欠片。
クリプトン人にとっては有害で(特殊な放射線を放つ)、スーパーマンの力を奪い、僅か数時間で死に至らしめる。
天然では、スーパーマンが地球にやって来た際の隕石かロケットに付着し地球にやって来た分しか存在しないが、バットマンは何度か自ら作り上げている(地球人にも有害なのだが…)。

鉛が苦手…と云う訳では無く、唯一透視出来ない物質。
定番のネタの一つ。

  • 太陽
前述の様に黄色太陽の光が力の源である為、暗闇では力を失って行く。
逆に太陽がある限りは、延々と力が回復するチートっぷりを発揮する。






【余談】

一時期、普通の人間になるのに失敗してエネルギー生命体に変貌していたが、浮きまくっていた為か元に戻された。

所謂「力バカ」の為に悪人に利用されたりと単純な所もある。

藤子・F・不二雄は『パーマン』内に「スーパーマン」を出し、『中年スーパーマン左江内氏』という作品も書いていたが、
『パーマン』の「スーパーマン」はテレビ朝日版アニメ及び同時期の復活連載にて「バードマン」と改名され、『左江内氏』もドラマ版タイトルは『スーパーサラリーマン左江内氏』とされている。
これは恐らく「DCコミックスのスーパーマン」との被りによる著作権的な何かを恐れての自主規制と思われる。









「PCを見ろ!」


「追記だ!」


「修正だ!」


「いや、アニヲタWikiだ!!」

この項目が面白かったなら……\ポチッと/