アメモース

登録日:2010/04/25 Sun 22:44:23
更新日:2023/11/06 Mon 00:24:04
所要時間:約 6 分で読めます




しょっかくの めだま もようで てきを いかく。
4まいの はねを つかい ヘリコプターの ように くうちゅうで ぜんごさゆう じゆうに すすめる。



アメモースとは、『ポケットモンスター』シリーズのポケモンの一種である。

■データ


全国図鑑No.0284
分類:めだまポケモン
英語名:Masquerain
高さ:0.8m
重さ:3.6kg
タマゴグループ:水中1/虫
性別比率:♂50♀50

タイプ:むし/ひこう
特性:いかく(場に出た時に相手の攻撃を1段階下げる。先頭にすると自分よりレベルが5以上低いポケモンの出現率が半分になる)
隠れ特性:きんちょうかん(相手は木の実を食べられなくなる)

種族値
HP:70
攻撃:60
防御:62
特攻:80→100(SMから)
特防:82
素早:60→80(SMから)
合計:454

努力値:特攻+1、特防+1

アメタマがLv.22で進化する。


■概要


ルビー・サファイア』で初登場した種。
進化前の可愛いアメンボとは打って変わって(ちょっと)恐ろしい姿になった。
進化に伴いタイプも虫水→虫飛、特性もすいすい→いかくと様々な点が変更された。
なぜタイプを変更した。


■ゲームでのアメモース系


進化前のアメタマはストーリー開始後比較的早く捕まえられる所に居るのだが、僅かにケムッソの方が先に登場する上、
そもそも大量発生しないと滅多にお目にかかることができない。
その為「虫はもう居るしいいかー」と見捨てられることが多かった。
さらにそのケムッソ系のアゲハントドクケイルは後に四天王御用達にまでなった。許すまじケムッソ。一瞬でリストラされたけどね
しかもきちんと育ててくれた子供も……

(●\ /●) 〈ギャギャギャギャ
おめでとう! アメタマは(ry
チビッ子「え……キモ……」


と、アメモースになった途端に見捨てられることもしばしばだった。


第六世代ではXY、ORAS双方に登場。
どっちでもアメタマが人によっては印象に残る。
まずXYでは最初のジムのビオラが使うが、言うまでもなく「みず+むし」なので炎等倍。
そこに「みずあそび」で炎半減。
更に「あわ」で逆にほのおタイプを倒しに来る。
安全に行くならひこうタイプで戦おう。

ORASは第三世代のリメイクなので当然出現。
出現率は「忍び足」の方で大幅に上がったのでマイナー系レアポケではなくなった。
そして今作の忍び足ポケモンはランダムでタマゴ技を持っている。
「とどめばり」等のしょうもない技の場合も多いが、アメタマには「ハイドロポンプ」がある。
つまり、場合によっては最序盤でタイプ一致のハイドロポンプをぶっ放すアメタマと遭遇することになる。
捕まえられれば強力ではあるが、初期技がハイドロポンプに置き換わっている都合容赦なくドロポンが飛んでくる。
いくらレベルが上がりやすい第六世代とはいえど、流石にこのタイミングではがくしゅうそうちが無いのでレベルもインフレしておらず、アチャモが受けようものなら即死確実。

なお、どっちの作品でもアメモースの方は完全に空気である。どうしてこうなった。

■対戦でのアメモース


このように散々な目に遭ったアメモースだが、対戦面でも全体的に酷い性能であった。
当時はタイプ毎に技の物理・特殊が決定し、虫と飛行はどちらも物理だったので、比較的マシ(80)な特攻をうまく活かせなかった。
虫技も低威力の「ぎんいろのかぜ」くらいで、「いかく」持ちが唯一の救いという文句なしの弱ポケであった………
しかし、第四世代からアメモースは生まれ変わった!!
物理特殊の仕様変更により特攻を活かせるようになり、さらに強力なタイプ一致技が追加。
「エアスラッシュ」&「むしのさざめき」でガンガン攻められるガチポケになったのである!


…………と言いたいが、依然強い部類とは言い難い。
4倍、他にも等メジャーな弱点、微妙すぎる素早さ……数を挙げればキリが無い欠点。
ホントになんでタイプを変更したし。

それでも長所を上手く生かし、愛情を注げば意外と戦えるかもしれない……?


主な特徴

●不一致ハイドロポンプ
何も知らず虫退治に来た岩タイプに一撃お見舞いしてやろう。素早さ60で。
何気に虫タイプで水技を使いこなすのはアギルダー等ごく少数である。

●技の多彩さ
タイプ一致技は上述の「むしのさざめき」「エアスラッシュ」以外に退却技「とんぼがえり」が使用可能。
サブウェポンも「ハイドロポンプ」「れいとうビーム」「シャドーボール」「エナジーボール」とそれなり。
また意外な事に「サイケこうせん」や「マッドショット」等変わった技や、先制技「アクアジェット」まで覚えられる。
「たつじんのおび」「いのちのたま」があると良い仕事をするかもしれない。
めざめるパワー」のタイプはを突破するための炎や地面等がオススメ。

補助技も麻痺の効果が強力で「エアスラッシュ」とのまひるみコンボもできる「しびれごな」、後続補助の「おいかぜ」「ねばねばネット」、
回復技「はねやすめ」、微妙な速さを補う「こうそくいどう」、積み技や「みがわり」を後続に引き継げる「バトンタッチ」等を覚える。
「ねむりごな」を覚えない点が残念ではあるが。

格闘に強い
特性も相俟って物理の格闘なら威力は1/6。「インファイト」が「あわ」並の威力になるぞ!!…格闘タイプの大半は岩技持ちなのは禁句な!


アメモースは全体的に性能が低め……と思われるが実は、種族値の合計が全ポケ中

ド 真 ん 中

であった(第四世代当時)。これではかえってネタにしにくい。そこら辺の進化前も含めての順位なので実際は印象通りに超貧弱である。


2匹のアメモースで「とんぼがえり」連発すれば実用性はともかく「いかく」がウザい。


さりげなく書いてあるが、アメモースの頭の(●\ /●)は羽ではない


そんなこんなで長い間一部でネタにされてきたが、ゲーフリはアメモースを見捨ててはいなかった。
第五世代では強力な積み技「ちょうのまい」を習得。アタッカー型は勿論、バトン型も大幅に強化された。
さらに第七世代では特攻が+20,素早さが+20も種族値が上昇。今作では他にも種族値が伸びたポケモンがいるが合計で+40も伸びたのはアメモースのみである。
特攻は大台の100に到達、素早さは性格補正を掛けて「ちょうのまい」を積めば最速145族まで抜ける80とまさに破格の救済措置が講じられた。
恐らくグズマの手持ちに入っているからであろう。

こうなれば前述の長所や差別化要素もネタでは済まされない。
なおここまでしてもそれほど高い能力とは言えないがやっとこのポケモンにも大きな個性や採用理由というものができたのではないだろうか。

ちなみに同時期にアメタマと同じタイプのオニシズクモグソクムシャが登場している。
特に後者はアメモースと同じくグズマに使われている。

レーティングバトルSMリーグWCSルール(アローラダブル)では一時期ウインディとの「いかく」2枚体制とするパーティで一定数使われていた。


■アニポケでのアメモース系


劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション 裂空の訪問者デオキシス』で登場。
リュウ妹である双子キャサリン(CV:山本麻里安)とオードリー(CV:水樹奈々)が、それぞれアメタマとアメモースを手持ちにしている。
アメタマ「ア・ア・ア・ア…」シャカシャカグルグル
やたらと鳴き声がエロい。
また、XY編ではビオラがアメタマを手持ちに入れている。なんと、サトシピカチュウに完勝する大活躍を見せる。

ポケットモンスターSPECIALでのアメモース系


野生やナギ(アメモース)・ビオラ(アメタマ)の手持ちとして登場しているが、ポケスペの中で目立つのは第6章ラスボスガイルの相棒であろう。
最初はアメタマでの登場。
「サイケこうせん」という名のご都合主義ビームで、ジラーチを捕らえつつあったエメラルドゴージャスボールを妨害。
さらに図鑑データにある「水飴のような甘い液体」を大量に分泌して、即席の粘着トラップを作り出した。
戦闘面でも、ガイルを抑えつけたポケモン5匹を一気に吹き飛ばす等、進化前とは思えないスペックを誇っていた。

最終決戦でのゴールドレッドのニョたろう・ニョロの連携攻撃に逆ギレした際、突撃と同時にアメモースへと進化するが…、
ニョたろうにあっさりあしらわれてしまう。
進化して3コマ目には放り投げられている、あまりに格好悪過ぎる進化であった。

一応、最後の最後まで抵抗する等、ガイルに対しての忠誠心は評価できる。

因みにガイルがニセモノの鎧を被ったシーンで一緒に慌てる姿は可愛いので一見の価値あり。
本物。本物。本物。」 


追記・修正はタイプを変更してお願いします。

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最終更新:2023年11月06日 00:24